RIZIN TRIGGER 4.16 武蔵野の森総合スポーツプラザ：元大相撲の貴賢神、MMA初戦は元警官・関根“シュレック”秀樹と。渡部修斗×須藤拓真、征矢貴×中務修良、雑賀“ヤン坊”達也×江藤公洋も決定

　RIZIN TRIGGER 3rd（4月16日(土) 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ）の追第2弾決定カードが3月23日の東京での記者会見で発表された。

MMAルール　無差別級　5分3R
関根“シュレック”秀樹（ボンサイブルテリア）※上写真左
貴賢神［たかけんしん］（フリー）※上写真右

　貴賢神は大相撲の元幕内力士・貴源治で24歳。先に相撲からMMAに転向したスダリオ剛の双子の弟。昨年7月に大麻の陽性反応が出て、本人も使用を認め、日本相撲協会から懲戒解雇された。12月にMMA転向を表明し、大晦日にRIZIN参戦を表明していた。関根は元静岡県警の刑事で、大晦日にシビサイ頌真に2R TKO勝ちして以来の試合となる48歳。

　関根は「大晦日に勝って、やり残したことの無い気分にもなりましたが、これからの自分にどんな使命があるのかを考えました。プロレスラーの強さをMMAで証明し、そして、昭和生まれのオッサンがどこまでリングに立ち続けられるか証明したいです」と抱負。貴賢神の印象について聞かれると「彼の突進力は怖いですけど、MMA初戦で彼も怖いと思います」と語った。

　貴賢神は「昨年、大相撲で不祥事を起してしまい、元々力士のときからMMAに興味があり、大きな怪我をせずに辞めることがあれば、やっていきたい気持ちがありました。今まで喧嘩で本気で殴ったことがなくて、兄弟子との喧嘩ではフルで殴っていたのですが、やっと人前で自分の力を解放できる場所を与えていただけたので、そこを楽しんでいきたいです」と、MMA転向の動機や心境を語った。現在、髙阪剛代表が主催する東京・赤坂のALLIANCEを練習拠点とし「スタミナが一番の課題で、毎日追い込んでいます。楽しんで毎日練習しています」とのこと。どういった形で勝ちたいですか？との質問には「顔面の骨、折ってあげようと思います」と豪語した。

MMAルール　バンタム級（61kg）　5分3R
渡部修斗（ストライプル新百合ヶ丘／元Fighting NEXUSバンタム級王者）※上写真左
須藤拓真（X-TREME EBINA）※上写真右

　渡部は昨年からRIZINに上がり2勝1敗。6月のバンタム級日本GP一回戦では朝倉海に1R TKO負けしたが、10月のLANDMARKでは急きょ出場の内藤頌貴に一本勝ちしている。
　須藤は20年にMMAデビュー以来、5戦とも足関節技で一本勝ちしている寝業師。2月にFighting NEXUSで渡部の後のバンタム級王者の河村泰博に挑戦する予定だったが、河村の新型コロナウイルス感染により試合が中止となっていた。
　渡部は「歴史の浅いNEXUS出身の2人で、日本最高峰のRIZINで戦えることに感謝しています。先日のDEEP JEWELSで彼女（＝青野ひかる）がつまづいたので（＝一本負け）、今回の僕の試合を2人の再出発の道にしたいです」と抱負。須藤の足関対策については「今成正和選手とやるかもと思って準備していたので、その対策を生かしたいです」と話した。須藤は「流行りの殴り合いのKOは無いですが、新しい形のMMAをお見せします」と意気込みを語った。

MMAルール　フライ級（57kg）　5分3R
征矢　貴［そや たかき］（パラエストラ松戸）
中務修良（NO MAD／WARDOG CAGE FIGHTストロー級王者）※N.O.V 改め

　征矢は修斗で活躍した後、クローン病の療養を経て19年6月、2年ぶりの復帰戦でRIZINに上がり川原波輝をKO。続く8月大会でも村元友太郎をKOした。昨年再びクローン病で入院し、今回は村元戦以来の試合となる。中務はRIZIN初参戦の25歳。大阪のWARDOGの王者で、今年1月の大阪のGLADIATORの試合と合わせ2連勝中だ。
　征矢は「怪我や病気で苦しい時期が長かったんですけど、復帰だけを生きる目的に耐えてきました。当日は格闘技に対する執念を見せたいです。RIZINフライ級はまだファン目線だと惹かれる選手がいないので、この選手応援したいと思われる選手になりたいです」と意気込みを語った。（三重県在住の中務は会見を欠席）

MMA　ライト級（71kg）　5分3R
雑賀［さいか］“ヤン坊”達也（DOBUITA／パンクラス・ライト級2位、元暫定王者）※上写真左
江藤公洋（和術慧舟會HEARTS）※上写真右

　雑賀はRIZIN初参戦の21歳。NEXUSで4勝1敗の好戦績を残した後、19年からパンクラスに上がり、小林裕、トム・サントス、林源平相手に3連続1R KO勝ちでライト級暫定王者に。昨年12月の王座統一戦では、RIZINにも上がっている正規王者の久米鷹介を右アッパーでダウンさせ先手を取ったが、2R腕十字で一本負けした。
　江藤は33歳でRIZIN初参戦。13年にMMAデビューし、長年DEEPを主戦場にしてきた。18年からONEのトライアウトに上がり3連勝後、本戦に上がった。20年9月のRoad TO ONEでは青木真也に判定負けした。最近は昨年9月に修斗に初参戦し、グンター・カルンダに判定勝ちしている。
　雑賀は「世界を経験している江藤選手と戦えるのが楽しみです。自分はRIZINにぴったりのファイトスタイルだと思っていますので、しっかりKOして、名前を覚えてもらい、ライト級の新しい風になります」と抱負。江藤は「試合で自分の持っているものを出せれば上位に食い込めると思います。寝技に持ち込んで勝てればと思います」と話した。

　なお、今大会では、翌日行われるRIZIN.35の3階級王座戦の公開計量も大会の中で行われることも発表された。

既報対戦カード

MMA　ライト級（71kg）　5分3R
ルイス・グスタボ（ブラジル／エヴォルサオ・タイ）
矢地祐介（フリー／元修斗環太平洋＆PXCフェザー級王者）

MMA　フェザー級（66kg）　5分3R
金原正徳（リバーサルジム立川ALPHA／元SRCフェザー級王者）
摩嶋一整（毛利道場／元Rebel FCフェザー級王者）

MMA　バンタム級（61kg）　5分3R
金太郎（パンクラス大阪稲垣組）
倉本一真（リバーサルジム新宿Me,We）

概要

大会名　SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd
日時　2022年4月16日(土)　開場・12:30（予定）　開始・14:00（予定）　終了・19:00～20:00頃（予定）
会場　武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ（京王線「飛田給」徒歩5分）
チケット料金　VIP席100,000円　SRS席25,000円　アリーナS席15,000円　スタンドS席15,000円　A席10,000円　※1歳よりチケットが必要　※一般発売3/27(日)10:00～。先行発売はRIZIN公式サイト参照
チケット販売　イープラス　チケットぴあ　ローソンチケット　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　RIZIN FF事務局　03-5772-3223　https://jp.rizinff.com/