K-1ヘビー級で活躍 KOICHI、交通事故で死去。戦友・上原誠「KOICHIさんの分も背負って戦う」
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K-1などで活躍したKOICHI(本名・渡辺浩一)が4月7日午前7時半ごろ、東京・渋谷で大型スクーターを運転中、ワゴン車と衝突し、搬送先の病院で死亡が確認された。37歳だった。(参考記事:元K1選手が事故死=バイクで、車と衝突―東京(時事通信/Yahoo! JAPANニュースに掲載))
KOICHIは新潟県出身、1980年10月26日生まれ。K-1で活躍したニコラス・ペタス氏の指導を受け、コウイチ・ペタスのリングネームで05年4月24日のRISEでのMr.神風戦でプロデビューし、RISE、J-NETWORK、FEG体制のK-1などに参戦。09年1月に高森啓吾を破りM-1ヘビー級王座(上写真)、10年12月に天田ヒロミを破りWPMF日本ヘビー級王座を獲得する(下写真)。その後も日本トップクラスで活躍したが、12年大晦日と13年5月のGLORY日本大会ではジェロム・レ・バンナとも連戦し、いずれも敗れる。16年9月から現体制のK-1に参戦し1勝2敗。昨年11月のK-1 WORLD GP 初代ヘビー級王座決定トーナメント一回戦でイブラヒム・エル・ボウニに1R KO負けした試合が最後の試合となった。
4月7日のK-1の記者会見の冒頭、宮田充プロデューサーがKOICHIの死去を伝え「ご遺族の皆様にはお悔やみ申し上げます。ご冥福を祈らせていただきます。普段試合の話をする時は静かな男でしたが、試合は勇敢に戦うファイターでした。11月の試合を最後に今後は試合をしないと所属先のバンゲリングベイ・スピリットさんから伺っていましたけど、心の中ではまた試合をしてくれないかなという気持ちもありました。これから(トレーナーとして)第二の人生というところで、非常に残念に思っています。先程、バンゲリングベイ・スピリットの新田(明臣・代表)さんとも話をしたんですけど、非常に悲しい様子でした。これからもK-1のヘビー級の戦いは続いていきますが、ファイターたちにはKOICHI選手の分も頑張ってほしいです」と話した。
この会見は6月17日のさいたまスーパーアリーナ大会のカード発表会見で、加藤久輝戦の決まった上原誠も会見に登場し、KOICHIについて語った。上原はKOICHIより4歳下の33歳。日本人のヘビー級選手の練習相手が慢性的に少ないため、近年はKOICHIと一緒に練習していたが、16年9月のK-1で対戦し判定勝ちしている。
上原は「ここに来る車の中で知りました。KOICHI選手とは戦友で、プライベードでも仲良くさせてもらっていたので、本当に残念ですね。KOICHI選手が去年10月のK-1イベントに出た時、みんなが(ハロウィンの)仮装をしている中で、彼だけ私服でしたけど、あの日に赤ちゃんが生まれて、うれしそうに僕に語っていたのを思い出しました。ご家族の皆さん、凄く悲しんでいると思います」と、少し声を震わせながら話し、「この試合(6月の加藤戦)に関しては、KOICHIさんの分も背負って戦いたいと思っています」と次戦に向け決意を表明。「去年11月23日の試合の時も、僕が一回戦でパコム・アッシ選手に勝って、KOICHI選手は負けてしまいまして、KOICHI選手はわざわざ僕のほうに来て、『頑張ってください。負けてすみませんでした』って言ってくれていたのを覚えています」というエピソードも付け加えていた。
今晩、バンゲリングベイ駒沢で、KOICHIの「お別れ会」が行われました。平服での参加、香典なしのカジュアルな会です。集合写真の撮影の後も新旧選手や関係者が多数訪れていました。来場者にはKOICHIの人生訓の書かれたカードが配布されました。 pic.twitter.com/Vjt2dGHfHF
— BOUTREVIEW/バウトレビュー (@boutreview) 2018年4月13日