KNOCK OUT 2.11 大田区総合体育館:山口元気プロデューサーの大会総括「これから自分たちでスターを作っていく過程」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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KNOCK OUT 2月11日 東京・大田区総合体育館大会の終了後、山口元気プロデューサー(クロスポイント代表)がマスコミの取材に応じ、大会を総括した。大会は昼1時スタート、夜9時終了の、8時間という長時間興行に。6時間程度を想定していた山口氏は「KOが少なくて、厳しい大会になりましたけど」と話したが、「今回(20歳の)西岡蓮太選手が(無法島GPのトーナメントで)優勝したように、若い選手は育っているので、これからかなと思います」と、今後への期待感を述べた。
(大会全体を振り返って)KOが少なくて、厳しい大会になりましたけど、今までのように有名選手を使えない中で、新しい選手を育てるのがテーマなので、これからかなと思います。ここから倒せる選手を育てて、選別していきたいです。前のKNOCK OUTとは全く趣旨が違いますし、各団体のトップ選手を集められる状況じゃないです。これから自分たちでKNOCK OUTを代表する選手、スター選手を作っていきましょうという過程での大会なので、苦しみの過程かと思いますけど、今回、西岡蓮太選手が優勝したように、若い選手は育っているので、これからかなと思います。
(トーナメントでは無敗だった古村匡平・与座優貴・鈴木千裕の3選手全員に土がつきました)僕がどうこう言ってはいけないと思いますけど、(一回戦の)古村選手と丹羽圭介選手の試合は(判定勝ちは)丹羽選手じゃないかって声も多かったですし。もし丹羽選手が勝ち上がっていたらどうなっていたかわからなかったので、ここからストーリーが生まれると思います。古村選手は細かいパンチに対応しきれていない若さがあるかなと思います。千裕選手に関しては、キック4戦と考えれば、あの西岡選手相手に頑張ったんじゃないですかね。与座選手も非常に良かったと思います。3人ともいい選手になっていくでしょうし、継続して育てていきたいです。
(西岡の防衛戦は?)9月(12日の次回大田区総合体育館大会)に出てもらいたいですけど、シュートボクシング(SB)から出て欲しい人もいっぱいいるんで。ここで借りるだけじゃなく、お返ししないといけないので。西岡選手を借りるんなら、SBさんに誰を貸すのか。同じく新日本キックさんから誰か借りるなら誰が貸せるか、そこは礼儀としてあるので、話し合いになると思います。
(バズーカ巧樹の決勝進出は大穴的でした)バズーカらしさが出ていて良かったです。丁寧に育てていきたいです。
(ワンマッチの話に入りますと、ぱんちゃん璃奈選手は祥子JSKに連勝しましたが凄く悔しがっていました)ローに絞って、効かせた点は進歩したと思いますね。祥子選手からはお子さんが見ているので倒れるわけにはいかないという意地も感じました。祥子選手はお母さんでありながら、保育所も自分で作って、女性が勇気づけられると思うので、まだまだ頑張って欲しいですし、祥子選手をマッチメイクしたいです。(第1部第1試合で勝利した)高校生の山上都乃ちゃんとかいい子が出て来たので楽しみです。
(ぱんちゃんはタイトルマッチ実現を希望しています)成長は見られたので。ぱんちゃんと戦える選手(の多く)が今RISEさんと契約されているので、難しい状況ですけど、鈴木秀明会長と話し合いながら、外国の強い選手でもいいかなとも思います。(次はタイトルマッチの可能性が高い?)高いですね。
(栗秋祥梧選手が久々のKNOCK OUTでKO勝ちしました)今日は判定の試合が続いていたので、「スタミナが切れて倒れてもいいから行け」と言いました。飛び膝を練習していたので、ああいうところで出るのは才能がありますね。でもあまり期待はせず。練習しないんで(苦笑)
(安本晴翔が強豪タイ人相手に強さを見せました)同じタイ人相手でも強さでいうと、11月に岡山で戦った選手(=プレム・T.C.ムエタイ)のほうが評価が高いです。じゃあなんでダウサヤームが判定まで行ったかというと、日本のファイトスタイルを知っていて、三日月蹴りとかに対応できるから倒れないんです。逆にあのレベルと競い合える安本選手に、フェザー級で誰が勝つの?っていうレベルにはいますよね。
(安本や雅駿介はトーナメントを希望しています)安本選手はシュートボクシングの笠原選手とも見たいですよね。ライト級だとスアレック選手も雅駿介選手も、スパーンという感じ(の快勝)には行かなかったんで、新日本の重森(陽太)選手とかとの試合も見たいですけど、もっと機運が高まってからかなと思います。
(スアレックに負けた良太郎は試合前に言ったとおりREBELSの王座返上ですか?)話し合います。本人は手応えをつかんだようですけど。
(日菜太選手は苦戦したかと思います)日菜太の悪い癖で、一回ローブローの距離が合っちゃうと、そこしか打てなくなっちゃうんですよね。相手のダニエル・マーシャル選手の返しのミドルが強かったので、焦ったんじゃないですか。ただあれは、ローキックが効いているからこその金的アピールも入っているので、半分はダウン、半分はローブローで、ルンピニーやラジャダムナンならダウンになるんじゃないかと思います。日本だから半々ですね。