RIZIN 12.31 さいたまスーパーアリーナ:堀口恭司の負傷で朝倉海との再戦は中止
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
本場のムエタイ、教えます。初心者、ダイエット目的の方も大歓迎!まずは見学・体験を!
RIZIN.20(12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ)で予定されていたRIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ・堀口恭司(アメリカン・トップチーム/王者)vs. 朝倉海(トライフォース赤坂/挑戦者)は、堀口が右前十字靭帯断裂・半月板損傷で全治10か月と診断され中止となった。
堀口と海は8月の名古屋大会で対戦し、海が68秒でKO勝ちし、王者を倒す番狂わせを起こした。10月12日の大阪大会で海が佐々木憂流迦に54秒でKO勝ちした後、観戦していた堀口に対し、大晦日の王座を賭けての再戦を提案し、堀口もその場で承諾していた。
11月14日、東京・目黒の雅叙園での会見で、RIZINの榊原信行CEOは経緯を説明。「堀口選手は練習中に違和感を覚え、急激な痛みに襲われ、病院に向かったところ上記の診断がされました。練習中の不注意ではなく、これまでのダメージの蓄積から、このような状態に陥ったのではないかと思われます。我々がこの事態を知ったのは10月31日です。その後、診断書を取り寄せ、怪我の状況を専門家に確認させるなどして、最終的に試合ができないと判断を下したのは、今大会の(チケット)一斉発売日である11月3日とほぼ同じタイミングでした。堀口選手は11月7日に手術を受けました」と話した。
RIZINから発表された談話(全文は記事末尾掲載)によると、堀口は「去年の終わりから今年に入ったぐらいから少しずつ『おかしいな』と思う部分が出てきたり、春を過ぎた頃から本格的に身体の各所の痛みや違和感を感じていた」という。10月後半の本格的な練習再開後、練習中にじん帯を断裂し、ジムのあるフロリダの病院で手術し、現在はリハビリ中だという。
堀口は海に対し「本当に申し訳ないとしか言葉が見当たりません」と謝罪の意を表明し、ファンに対しても「申し訳ないという言葉だけでは収まらないし、表現のしようが無い」とコメント。チケットの払い戻しは行われないが、堀口応援シート購入者に対しては大会当日、堀口が直筆サイン入りのプレゼントを直接渡すという。
堀口はRIZIN王座の返上を申し出ており、RIZIN側が受けるかどうかは来週発表する。海の反応について榊原氏は「今年のRIZINの主役は間違いなく彼です。彼に今回の事を言った時に、頭が真っ白な様子で、落胆ぶりも大きかったです」と話しており、海の代替カードについては調整中だという。
この発表を受け、海はTwitterを通じ「堀口選手が欠場することになり残念でなりません。ただ、本当に残念で悔しい思いをしているのは堀口選手だと思います。1日も早い回復を祈っています。現時点で大晦日の相手は未定ですが、僕は誰とでも戦う準備ができています。格闘技の素晴らしさが伝わる試合を、誰が相手でも必ずします!」とコメントしている。(※12月29日と31日の追加決定カードは追って別記事でお伝えします)
堀口恭司のコメント
申し訳ございません。膝をケガしてしまい、手術をしました。大晦日の RIZIN.20 には出られません。。。
年末、楽しみにしてくださっていた方々の事を思うと、申し訳ない、と言う言葉だけでは収まらないし、表現のしようが無い、言葉が見つからない申し訳ない気持ちです。
対戦相手の朝倉海選手に対しても、申し訳ない…。「本当に申し訳ない…」としか、言葉が見当たりません…。
高校を卒業してから、プロとして約10年走り続けて来ました。もちろん無傷ではなかったのですが、何とかやって来られました。去年の終わりから今年に入ったくらいから少しずつ「おかしいな」と思う部分が出て来たり、春を過ぎた頃から本格的に身体の各所の痛みや違和感を感じていましたが「まー、大丈夫でしょ!気合で何とかなるでしょ!」と思っていました。甘かったです。10月後半より本格的に練習を再開したのですが、その蓄積に気付かず、先日の練習中についに、ギリギリ首の皮一枚つながっていた靭帯が悲鳴をあげました…。甘かったです…。
繰り返しになりますが、応援してくださる皆様、朝倉海選手には申し訳ないと言う気持ちである一方で、自分の中では「良い機会だからしっかり休んで、またゼロから作り直して行きなさい」と言う事なんだと受け止めています。
これを乗り越えないと、僕のテーマである「日本の格闘技を盛り上げる」と言う事は成し遂げられないと思います。今までやって来た事の延長線上にそれがあるのではなく、またゼロから作り直して行かないと、それは成し遂げられないと思っています。PRIDEを見て育ち、それに憧れて格闘技を始めた自分としては、日本の格闘技をそれと同じか、それ以上に盛り上げて行きたいと思っています。
ようやく、手術後の体調も戻って来て、月曜日からフロリダの病院でリハビリを開始しました。新たな一歩を踏み出したところです。残念で残念で仕方なかったですが、今は決意を新たに前に進もうとしています。と言いながら、まだ一歩も歩けませんが…。
また新たに、強くなった堀口恭司をお見せできるように、また、その強くなった新しい堀口恭司が日本の格闘技を盛り上げる事に貢献できるよう、精進してまいります。 押忍。