RISE 5.11 ポートメッセなごや:大阪軽量級上位勢対決 政所仁「大﨑一貴選手より面白くて印象に残る試合をする」×数島大陸「1階級上で圧勝すれば『もう1回龍心』と思ってもらえる」。チケットは完売
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RISE FireBall NAGOYA(5月11日(日)ポートメッセなごや)で対戦する政所仁と数島大陸のインタビューがRISEクリエーションから届いた。試合順も発表された。なお、大会のチケットは完売している。
第7試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
政所 仁(魁塾/1位、WBKF世界同級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
数島大陸[りく](及川道場/フライ級(51.5kg)1位・元王者)
大阪の軽量級の上位勢同士の一戦が名古屋で組まれた。政所は26歳、23年11月、大﨑一貴のスーパーフライ級王座挑戦権を争う4選手参加のトーナメントで花岡竜に1R KO勝ち、長谷川海翔に判定勝ちして優勝する。昨年の大阪大会で王者の一貴に挑戦したが判定負け。その後、一貴は同級初代“世界”王座挑戦を見据えて無印の王座を返上。政所は12月の王座決定戦でも花岡に判定負けし、王座戦で2連敗を喫している。
数島は22歳。23年10月、第2代RISEフライ級王者決定戦で松本天志に判定勝ちし王者となり、その後も2連勝したが、昨年11月の初防衛戦で那須川龍心に1R KO負けし王座から陥落した。今年2月の再起戦では松本と再戦し2ダウンを奪い判定勝ちし、同級の1位をキープしているが、今回は1階級上のスーパーフライ級の1位の政所と戦う。
数島大陸「僕は何も失うものはないので、1ラウンドからしっかり政所選手を倒しにいく」
―― 今回の政所仁戦のオファーが来た時は、どんな心境でしたか?
数島 はじめは率直に「え?」って思いましたね。
―― やっぱりそうなりますよね。対戦カードが発表された時に私も驚きました。
数島 そこを当ててくるんだなと思いました。
―― 契約体重は最初からスーパーフライ級(-53kg)だったんですか?
数島 そうですね。
―― そこで躊躇する部分はありませんでしたか?
数島 そこは特になかったですね。
―― 今回スーパーフライ級での戦いは初めてですか?
数島 フライ級ができるまで、ずっとスーパーフライ級でやっていたので、デビューしたての時はスーパーフライ級でやっていました。フライ級ができてからはフライ級で戦っていたので、久しぶりですね。
―― 数島選手としては、フライ級とスーパーフライ級の差というのは、体で感じているものなんですか?
数島 そうですね。初めの頃はスーパーフライ級が当たり前だったんですけど、フライ級ができたことによって、スーパーフライ級とフライ級の差は自分で感じる事が多かったです。
―― 具体的に言うとどんな所が違うんですか?
数島 フライ級の中だと、どちらかと言うと子供の成長過程の中にいるイメージなので、みんなに比べたら体も少し大きくてパワーもある方かなと思うんですけど、スーパーフライってなってくると、みんな体も出来上がってるし、パワーの面でも僕がパワーある方ではなくなるので、そういう所は大きな差になってきます。
―― 階級のことを詳しく知らない人から見たら「そんなに違いはないんじゃないか?」って言う人もいるかもしれないですけど、実は相当違うんですね。
数島 1階級違うだけで相当変わってくると思っています。
―― 最近の政所仁選手をどのように見ていますか?
数島 連敗中ですけど僕的には全然弱いと思っていないし、53kgでずっとトップで居続けているので、格上の選手でずっと強いイメージがあります。
―― 格上ですか。
数島 今回の試合は相手が格上だし挑戦する形になるので、すごくワクワクしています。
―― 政所選手も大阪在住ですけど、過去に交流したり練習をしたりしたことはあるんですか?
数島 去年、何回か魁塾に行かせてもらったりとか、チーム吉鷹で試合前に政所選手も来ていたりして何回かはありますね。
―― その時にグローブを交わした感触はいかがでしたか?
数島 やっぱり強いなって思っていました。だけど「いずれは試合をするだろうな」と思いながらやっていたので、手の内は全部出さずにやっていた感じですね。
―― その時点では階級が違いましたけど、隣の階級という事でいずれは戦う予感があったんですね。
数島 僕はいずれ階級を上げるだろうと思いながらやっていました。長い目で見たら、どこかで当たるだろうと思っていたんですけど、こんな早く当たるとは思っていなかったです。
―― 今回のこの1戦を第三者から見たら、数島選手の『スーパーフライ級転向第1戦』と捉えた方がよろしいですか?それともまだ階級的にはフライとスーパーフライを行ったり来たりする感じですか?
数島 自分の中でフライ級でけじめをつけないとダメな試合が残っているので、その試合をしっかりクリアしてから、本格的にスーパーフライ級に行きたいと思っています。だから今の段階では、相手によっては行き来するって感じですね。
―― では今回の1戦は、『スーパーフライ級への挑戦』という風に捉えた方がよろしいですね。
数島 転向というより、スーパーフライ級への挑戦試合だと思って見てもらいたいですね。
―― この1戦は、どんな所に注目したらよろしいですか?
数島 1階級上でもしっかりやり合えるっていう所ですね。そこで圧倒して勝つ事ができれば、この先皆さんの期待も膨らむだろうし、「数島だったらもう1回那須川龍心にリベンジしてもええんちゃうか?」って思ってもらえる1戦だと思うので、そこに注目してほしいです。
―― 対策の方はバッチリですか?
数島 そうですね。今はその完成度を更に高めていっているって感じです。
―― 今回は同門の近藤大晟選手も名古屋大会に出場しますが、試合に向けてお互いに刺激し合っていますか?
数島 ジムから2人が大会に出るという事で、周りのみんなも応援してくれてるし、2人で勝たないといけないなって話もしているので、お互い刺激し合って頑張っています。
―― 数島選手といえばSNSで花言葉をつぶやいていて、最近はかすみ草の花言葉として“感謝”を口にしていましたけれど、今日の花言葉を言っていただく事は可能でしょうか?
数島 練習が終わって「今日も撮ろうか」ってなるんですけど、撮影する直前にいつも考えるので今日のはまだ持ち合わせていないんですよね笑。
―― 最後に数島選手のスーパーフライ級への挑戦を待ち侘びているファンの方々に向けて、熱いメッセージをお願いいたします。
数島 今回の名古屋大会は、相手が格上の選手になるので、僕が挑戦する形の試合になります。僕は何も失うものがないので、1ラウンド目からしっかり政所選手を倒しにいくので、皆さん僕に期待と応援と試合後の花言葉にも注目して待っていてください。応援よろしくお願いします。キックボクサーは泣かないぜ。
政所仁「当たり前に勝って上にいる2人(大﨑一貴・花岡竜)にリベンジしていきたい」
―― 今回は名古屋大会への出場となりますが、名古屋には何か思い出はありますか?
政所 愛知県豊田市に友達が住んでいるので1年に数回遊びに行っています。
―― 2023年は4連勝していて、去年は2連敗とかなり悔しい結果だったと思うんですけど、去年連敗について改めて振り返ってみていかがですか?
政所 メンタル面もそうですし、4連勝していたのもあって自信を持ちすぎていた部分もあって「最悪やられても倒したらいいや」とか、考え方から色々直していきます。
―― それは投げやりという訳ではなくて、「とりあえず行ったろう」みたいな気持ちが強かった?
政所 行けば何とかなるだろうみたいな考えがありました。技術も練習はしていましたけど、それが意味なくなるくらい熱くなったというか、頭が真っ白になったのもあると思うんですよね。
―― 花岡戦後はかなり落ち込んでいたような印象を受けましたが、しばらく落ち込んだ時期は続きましたか?
政所 しっかり落ち込んだのは1週間くらいで、切り替える事はできたんですけど、すぐにやる気が出たかと言われたらそんなにすぐにやる気は出なかったですね。ただ1週間が経ったくらいには「もう前を向かないとな」って感じで、一応前は向いていたけど…って感じです(笑)
―― また次の試合に向けてやろうと思えたきっかけはあったんですか?
政所 周りの人の「まだやるよな?」って言葉だったり、引退を考えたわけではないですけど、自分にがっかりしたり、結局ベルトを取れないのかなって思ったり。自分の中で色々考えたんですけど、勝つまでやるしかないなって思って、最後にベルトを取れればいいかって感じの考えで自分に言い聞かせて、もう負けたくないし失敗したくないですけど、そういう考えでやっていこうと思いました。周りの言葉に助けられたのは大きいです。
―― 1階級下の数島選手との試合が決定しましたけど、オファーが来た時はどんな心境でしたか?
政所 「そこ来たか」って感じましたね。元々次の試合は海外の選手になるかもと、林先生から聞いていたんですけど、まさかの数島選手かって感じですね。
―― 数島選手とは何回か一緒に練習したこともあると聞きました。
政所 去年、何回か練習したことがあって、ガチなスパーリングはしてないんですけど、マススパーくらいはやっています。
―― 手を合わせた印象はどうでしたか?
政所 チャンピオンになって、風格というかチャンピオンらしい自信がある戦い方になっていましたね。映像で見たことがあるような感じというよりは、“RISEチャンピオン”っていうのを練習の中で感じました。
―― 階級も違う事もあって、その時は試合をやることになるとは思っていなかった?
政所 全く思っていなかったですね。
―― 数島選手はやる事もあると思って「手の内はあまり見せないようにしていた」と言っていました。
政所 そうなんですか?僕的には全部見たような気がしましたけど(笑) 僕も全ては見せていないですけどね。
―― 数島選手は「政所選手は格上で、挑戦する気持ちで行く」という話をしていました。
政所 格上とか格下とかは分からないですけど、僕は53kgという階級にこだわってやってきたし、この階級が1番強いと自分は思っているので、他のランキングで上位だからといって53kgですぐ上位になれるかというのはまた違うと思っています。トップのレベルの差を見せないと、周りの53kgの選手にも申し訳ないですしね。
―― スーパーフライ級で積み上げてきた事の差を見せるという事ですね。
政所 僕はずっとこの階級で強い選手たちと削り合ってきましたから。
―― 政所選手は、これまでに錚々たるメンバーと戦ってきています。しかも数多の強豪選手からダウンを奪っていますがその要因は?
政所 去年は倒すことを狙いすぎて良くなかった年だったので、狙わずにやっていても勝手に倒す様な試合になると思います。普通にやれば普通に勝てるので、その中で倒します。
―― この試合に向けて自分に課しているテーマはありますか?
政所 テーマは「勝つだけ」です。やっぱり負けている選手に何の説得力もないと思うので、僕は勝ってから色々発言していきたいです。でかいことを思っているし、僕が1番強いとも思っているので、勝ってからそれをアピールしたいです。
―― リング上のマイクで喋ることを決めているんですか?
政所 何も決めてないですけど、ただ数島選手は階級を上げて一応53kgでやるってだけですよね。別に僕がここで勝って何かになるとかはないと思うし、先を見ているのでここは当たり前に勝って、今僕の上にいる2人(大﨑一貴、花岡竜)にリベンジしていきたいです。
―― メインでは同じ階級の大﨑一貴選手の世界タイトルマッチが決まっていますけど、そこはどのように見ていますか?
政所 もちろん意識はしていますし、チャンピオンの大﨑選手より面白くて印象に残る試合をするっていうのは考えています。もう1回見たいなと思わせられるかどうかで、近づけると思っているので。
―― 確実に積み上げて行って、大﨑選手へのリベンジもやっていきたいという事ですね。
政所 1番勝たないとダメな相手だと思っているので、何としてでもやり返しにいかないとですね。
―― 最後に応援をしてくれているファンの皆さまにメッセージをお願いいたします。
政所 去年はタイトルマッチを2回やって2回とも負けてしまって、応援してくれている人を不安にしたり、僕のことを応援していていいのかなと迷う年にもなったと思うし、僕自身も自分を疑う年になったりもしたので、今回はしっかり勝って実力で皆さんを安心させたいです。今まで応援してくれていた家族もそうですし、周りのジムのみんなもそうですし、そこに「僕はこんなものじゃない」ともう1回ちゃんと示せるような試合をしなければいけないと思っています。5月11日は楽しみに応援をよろしくお願いします。
対戦カード
第10試合 メインイベント 初代RISE世界スーパーフライ級(53kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
大﨑一貴(OISHI GYM/元RISEスーパーフライ級王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC&ルンピニー日本フライ級王者)
コーリー・ニコルソン[Corey Nicholson](オーストラリア/アイアンフィストジム/WBCムエタイ世界バンタム級&スーパーバンタム級王者、ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王者、WKBF世界52.5kg級&54.5kg級王者)
第9試合 セミファイナル RISE QUEENミニフライ級(49kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/王者)※初防衛戦
宮本芽依(KRAZY BEE/1位)
第8試合 バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
大﨑孔稀(OISHI GYM/王者、BOM同級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
門口佳佑(EX ARES/フェザー級(57.5kg)1位・元王者)
第7試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
政所 仁(魁塾/1位、WBKF世界同級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
数島大陸[りく](及川道場/フライ級(51.5kg)1位・元王者)
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
石川泰市(Ten Clover Gym/4位、Stand up King of Rookie 2022 -67.5kg級優勝)
青木洋輔(大和ジム/元WBCムエタイ日本統一&NJKFウェルター級王者)
第5試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/7位)
将太(KSS健生館/13位)
第4試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
髙橋聖人(TRIANGLE/RISE 1位、元NKBフェザー級王者)
金ちゃん(KICK-BOXING K style/元シュートボクシング日本ライト級(62.5kg)5位)
第3試合 72kg契約 3分3R
匡志[まさし]YAMATO(大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者、元NJKF同級王者)
ジェット・MEIBUKAI(タイ/MEIBUKAI/元MAXムエタイ-72kg級王者)※矢場町BASEより所属変更
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
一仁(真樹ジムAICHI/元MA日本&J-NETWORKフェザー級王者)
岩永勝亮[しょうすけ](OISHI GYM)
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
近藤大晟[たいせい](及川道場/12位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)
和斗(大和ジム)
オープニングファイト3 ウェルター級(67.5kg) 3分3R
惺也[せいや](OISHI GYM/第7.9.10.11回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会優勝)
ハル・ミヤノイリ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
オープニングファイト2 スーパーライト級(65kg) 3分3R
久保田有哉(TARGET)
ファクンド・グラマチョウ[Facundo Gramajo](アルゼンチン/サムライジム)
オープニングファイト1 フライ級(51.5kg) 3分3R
正木翔夢(OISHI GYM)
大久保祐(修徳会)
概要
大会名 電工ナビ presents RISE FireBall NAGOYA(ライズ ファイヤーボール ナゴヤ)
日時 2025年5月11日(日)開場・14:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 ポートメッセなごや 第三展示館(愛知県名古屋市港区金城ふ頭2丁目2番地)[HP]
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席 30,000円 SRS席 20,000円 RS席 10,000円 S席 7,000円 A席 5,000円 ※全席種完売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/