修斗 5.18（夜）ニューピアホール：フライ級王座統一戦は約2年ぶりの再戦。前回敗れた暫定王者・関口祐冬「自分がしっかり勝負しに行きます」、正規王者・新井丈「まぎれもなくNo.1のチャレンジャー」

　サステイン主催 プロフェッショナル修斗公式戦 5月18日（日）東京・ニューピアホール大会（2部制）の夜の第2部のメインイベントで、修斗世界フライ級王者の新井丈と暫定王者の関口祐冬による王座統一戦が行われることになった。

修斗世界フライ級王座統一戦　5分5R
新井　丈（和術慧舟會HEARTS／王者、元ストロー級世界王者）
関口祐冬（修斗GYM東京／暫定王者）

　新井は23年11月の第9代フライ級チャンピオン決定戦で山内渉に3R KO勝ち。その後RIZINで2連続TKO負けした。
　プロ修斗のルールの第27条【指名試合】では「チャンピオンはタイトル獲得後、原則として以後1年内毎にランキング1位の者と指名試合（防衛戦）を行わなければならない。1位の者が出場出来ない場合は、ISC、ならびにJSAはランキング上位の者から順次適確者を指名する。チャンピオンが正当な理由なくこれを履行しない場合、タイトルは剥奪され空位となる。正当な理由がある場合、当該階級において暫定王者が認定試合により決定される。その場合、正規王者は暫定王者のタイトル獲得後、原則として以後180日以内に王座統一戦を行わなければならない。正規王者が正当な理由なくこれを履行しない場合、タイトルは剥奪され暫定王者がチャンピオンとなる。王座統一戦でドローの判定が下された場合、正規王者の防衛となる。また、暫定王者の防衛戦は正規王者との統一戦以外認められない。」と王座戦について決められている。
　修斗側は新井の体調を考慮し、防衛戦の猶予を設け、1月19日の後楽園大会で1位の関口と2位安芸柊斗による暫定王者決定戦が組まれた。
　11月の後楽園大会でこの一戦が発表された際、返上しない理由を関口から公開質問された新井は「修斗が暫定王者（決定戦）を組んだってのは、安芸柊斗と関口祐冬じゃまだ荷が重いってことじゃないですか」と両者を皮肉りつつ「もちろん万全の状態でやるので関口君と安芸君には心配しないで戦って欲しいです。俺が戻った時には修斗のお客さんを心を震わせる熱い試合をします」と約束した。
　関口は23年3月、新井に判定負けて以降は4連勝中。今年1月大会では安芸に4R裸絞めで一本勝ちして暫定王者となる。その直後、ケージに登場した新井は「暫定王者おめでとうございます。俺の気持ちを燃やしてくれて本当に感謝しています。前回、新井丈が関口祐冬と戦った時はフィニッシュできず判定勝ちで終わっているんで、明日からチャレンジャーとして関口祐冬からベルトを奪いに行くつもりで（準備して）試合が実現したらKOで必ず仕留めに行きます。皆さん期待してください」と話し、関口と握手した。続けて関口は「前回は新井君と戦った時は打撃が怖くて逃げ回ってしまいました。今日も安芸君の打撃が怖かったですが、これで逃げたら新井君に勝てないと思って戦いました。新井君が自分を大きくしてくれました。恩返しとして新井君をマットに沈めます」と話し、リベンジを誓った。

　そして3月16日の後楽園大会の最中、5.18 ニューピア大会夜の部メインでのフライ級王座統一戦実施が正式発表され、両選手が登場して、関口、新井の順に意気込みを語った。

◆関口
　修斗で声もすごく上がっていて、一番人気ある選手とこうしてやることになって、すごく自分も興奮しています。自分一回負けてるんですけど、判定負けした理由としては、新井君はいつも毎試合、毎試合全部勝負を挑んでいって、やるかやられるかの試合をいつもするんですけど、自分は新井君とやるときに勝負からずっと逃げて、で、判定負けっていう。自分が勝負をしなかったから判定になっただけなんで、次の5月、自分がしっかり勝負しに行きます。前回の試合で新井くんにもちゃんと約束しました。自分逃げないんで、必ず判定にはならないです。一番人気のある新井選手、お客さんいっぱい呼ぶと思うんで、ぜひ会場に来て、自分の覚悟と新井くんの覚悟をしっかり見ただけてほしいです。よろしくお願いします。

◆新井
　こうやって暫定王者が決まるほどに修斗を留守にしてしまってましたけど、やっと5月、このケージの中で戦うことが正式に決まりました。この間にね、関口祐冬がフライ級の目ぼしいランカー全員一掃してくれてるんで、まぎれもなくナンバーワンのチャレンジャーだと思ってます。しっかり納得がいく準備期間を過ごして、試合が終わった頃には、その後の世界の強豪たちに自信を持って挑みにいけるような、そう思えてる自分を想像して、残り2ヶ月やっていきますんで、熱い声援サポート、よろしくお願いします。

※チケット概要は後日発表