K-1 AWARDS 2024 K-1武魂賞 (ファンが選ぶ賞)獲得の朝久泰央「他団体に媚を売るようじゃダメ。K-1を世界の中心に持っていきたい」、与座優貴へのリベンジ戦を熱望
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K-1 GROUPの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」が2月26日、東京都内のホテルで行われた。K-1武魂賞(ファンが選ぶ賞)に選ばれた元K-1ライト級王者の朝久泰央は、現王者の与座優貴との3度目の対戦と王座挑戦を熱望し、「他団体に媚を売るようじゃダメだと思っているんで、俺が世界一の団体に、K-1を世界の中心に持っていきたいと思います」等と話した。
朝久兄弟の弟・泰央は21年7月、地元・K-1福岡大会でゴンナパーに延長判定で勝利し、第5代K-1ライト級王者となる。ここまで7連勝だったが、22年2月の与座優貴とのノンタイトル戦で延長判定負け。この試合での怪我で1年休養し、23年3月の与座とのベルトを懸けての再戦でも判定負けした。さらに1年半のブランクを経て、昨年10月のKrushで復帰し龍華に判定勝ちした。12月14日のK-1代々木大会では、リングに登場した平本蓮の「誰か一緒に(大晦日のRIZINで)素人集団殺しませんか?」との呼びかけに、泰央は名乗りを上げた。RIZIN参戦決定後の会見で泰央は「誰も上がらないとK-1がナメられると思いました。K-1が世界最強を証明するための戦いだと思ってます」とコメント。大晦日のRIZINの雷神番外地でのBreakingDownフェザー級(66kg)王者のYURAとの一戦では、ダウンの応酬の末に判定勝ちし、好勝負を繰り広げたことでRIZINやBreakingDownのファンからも高い評価を獲得した。
K-1 AWARDS 2024で泰央は「K-1武魂賞(ぶこんしょう)(ファンが選ぶ賞)」に選ばれた。プレゼンターを務めたタレントの熊田曜子さんは「K-1愛をRIZINの舞台でも体現し、K-1の宝の選手だと思います」と称え、編集者の箕輪厚介さんは「今は優しそうにしていますが、朝久兄弟揃ってスイッチ入った時の目がクレイジー。K-1に留まらずRIZINでも活躍しましたが、今のK-1に必要なのは枠を超えたクレイジーさ。このまま暴れて突っ走ってください」と激励した。
表彰された泰央は、家族やK-1関係者に感謝の言葉を述べた後、スイッチが入り、毒舌モードに突入する。「あんまりおめでたい場でこういうことを言うのもアレですけど、はっきり言って、このパーティーの中にダラしないファイターがたくさんいます。BreakingDownだったりONEだったり、色んな団体が注目を集めている中、そこにツッコむだけの情けない奴が俺はとても腹立たしく思っています」と、自分のように有言実行までには至らないK-1ファイターたちへの不満を述べた。
続けて泰央は「魔裟斗さん、佐藤嘉洋さん、山本優弥さん、Krushで言うと梶原龍児先生、石川直生先生、たくさんのレジェンドが作ってきたK-1グループだと思っています。そんなグループが他団体に媚を売るようじゃダメだと思っているんで、俺が世界一の団体に、K-1を世界の中心に持っていきたいと思います。これからは誇りをもって、他団体をぶっ潰す、そして俺たちが世界で一番強い、それを宣言したいと思います」とK-1ファイターとしてのビジョンを語った。
さらに泰央は「俺の今年の目標は、まず、この場にいるかわかんないけど、腐ったゴーヤみたいなK-1チャンピオンがいるんで、怪我も治ったことだし、そいつを軽くぶっ飛ばして、K-1チャンピオンになりたいと思います」と、オランダで練習中のため欠席したライト級王者・与座にも矛先を向け、「そして今年7月、地元福岡でK-1があるんで、朝久兄弟の強さを見せたいと思います」と話し、7月13日のK-1マリンメッセ福岡大会をアピールした。
囲み取材で泰央は、与座戦について改めて聞かれ「これは怪我した自分が悪いのでなんとも言えないですけど、怪我があったからあいつが勝っているわけであって、怪我が治っているから、どのタイミングでもやれたら勝つ自信はあります。彼がONEに行くなら(その前に)吹っ飛ばして、吹っ飛ばした先がONEになればいいと思いますし、組まれたらいつでもぶっ飛ばします」と豪語している。