UFC 2.22 シアトル(レポ):ソン・ヤドン、アイポークの反則で5R中3Rで試合終了も元王者セフードに判定勝ち
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UFC Fight Night: Cejudo vs. Song
2025年2月22日(土/現地時間)米国ワシントン州シアトル:クライメット・プレッジ・アリーナ
レポート:井原芳徳
第12試合 メインイベント バンタム級 5分5R
×ヘンリー・セフード(7位、元バンタム級&フライ級王者)
○ソン・ヤドン(8位)
3R 終了時 テクニカル判定0-3 (28-29/28-29/27-30)
セフードは23年5月、アルジャメイン・スターリングのバンタム級王座に挑戦し、判定2-1で敗れ連勝が6でストップ。昨年2月には後に王者になるメラブ・ドバリシビリに判定負けしている。
ヤドンは23年に2連勝したが、昨年3月にピョートル・ヤンに判定負け。2戦連続で元王者と対戦する。

SEATTLE, WASHINGTON – FEBRUARY 22: (L-R) Song Yadong of China punches Henry Cejudo in a bantamweight fight during the UFC Fight Night event at Climate Pledge Arena on February 22, 2025 in Seattle, Washington. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
1R、両者間合いを測り、攻撃の少ない状況が続く。終盤、両者右カーフのヒットが増える。最後、セフードの右ミドルをつかみ、ヤドンが右フックを当て、ようやく強打が見られる。ヤドンのヒット数とプレッシャーが若干ながら目立つラウンドに。記者採点はヤドン。ジャッジ3者もヤドンにつける。
2R、ヤドンが右カーフを当てていると、セフードはダメージが溜まって来たか?サウスポーにスイッチする。セフードはオーソドックスに戻すが、繰り返しタックルを仕掛け展開を変えようとしても、あっさり切られ続ける。終盤、ヤドンが右カーフを当てると、セフードはバランスを崩す。だがセフードがサウスポーに切り替えると、右ジャブが当たり出し、左ストレートにもつながるようになり、少しヤドンが下がり気味に。最後、接近戦でパンチが交錯すると、お互い左を当てるが、ヤドンは鼻血を出して気にするようになる。記者採点は僅差だがセフード。ジャッジは割れ、1者がセフード、2者がヤドンに付ける。

SEATTLE, WASHINGTON – FEBRUARY 22: (R-L) Henry Cejudo punches Song Yadong of China in a bantamweight fight during the UFC Fight Night event at Climate Pledge Arena on February 22, 2025 in Seattle, Washington. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
3R、セフードはサウスポーで固定し、左のストレートを振う。ヤドンが右の三日月蹴りを腹に当てると、やや当たりが低かったせいか、セフードはローブローをアピールし、ジェイソン・ハーゾグ・レフェリーも少し休ませる。中盤、お互いパンチの手数を上げ、ヤドンは右テンカオ、インローも絡める。すると終盤、セフードが左フックを放ちながら前に出るが、ヤドンが突き出した左手の指がセフードの左目に入り、一時中断する。ドクターチェックと回復の時間が、ルール上認められる最大限の5分間設けられてから再開する。この間にヤドンも体力回復することになり、ヤドンが前に出続け、セフードは回り続ける。セフードは目のダメージの影響で距離が測りにくくなっている可能性がある。再開後、結局お互いほとんど攻撃が出ないまま終了する。記者採点はヤドン。ジャッジは1者がセフード、2者がヤドンにつける。
するとインターバル中、セフードに再びドクターチェックが入り、結局ストップがかかる。両者悔しそうにする中、ここまでの3Rの内容で採点が集計され、ヤドンが3者から支持され判定勝ちした。記者採点は28-29でヤドン。

SEATTLE, WASHINGTON – FEBRUARY 22: Song Yadong of China reacts after a technical decision victory against Henry Cejudo in a bantamweight fight during the UFC Fight Night event at Climate Pledge Arena on February 22, 2025 in Seattle, Washington. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
勝利者インタビューでヤドンは「申し訳ない。完全にアクシデントだった。結果は私の望んでいたものではない。もう一度戦いたい。私はこの試合から多くを学んだ。次再戦ではもっといい結果を出せるだろう」と語った。
第11試合 コーメインイベント ミドル級 5分3R
×ブレンダン・アレン(9位)
○アンソニー・ヘルナンデス(12位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第10試合 140ポンド(63.5kg)契約 5分3R
○ロブ・フォント(9位)
×ジェアン・マツモト
判定2-1 (29–28/28–29/29–28)
第9試合 フェザー級 5分3R
○ジェアン・シウバ
×メルシック・バダサリアン
1R 4’15” TKO
第8試合 ライトヘビー級 5分3R
○アロンゾ・メニフィールド(15位)
×ジュリアス・ウォーカー
判定2-1 (29–28/30–27/28–29)
第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○イオン・クテラバ
×イボ・アスラン
1R 2’51” 肩固め
第6試合 フェザー級 5分3R
×アンドレ・フィリ
○メルキザエル・コスタ
1R 4’30” フロントチョーク
第5試合 ミドル級 5分3R
○マンスール・アブドゥル・マリク
×ニック・クライン
2R 3’24” TKO
第4試合 バンタム級 5分3R
○リッキー・シモン
×ジャビッド・バシャラート
1R 3’58” KO
第3試合 175ポンド(79.38kg)契約 5分3R
×ニコライ・ヴェレテンニコフ
○オースティン・ヴァンダーフォート
2R 4’13” TKO
第2試合 ミドル級 5分3R
○ヌルスルトン・ルジボエフ
×エリック・マッコニコ
2R 0’33” TKO
第1試合 ライトヘビー級 5分3R
○モデスタス・ブカウスカス
×ハファエル・セフケイラ
1R 2’12” KO