クンクメール 4.3 カンボジア:KNOCK OUTとの5対5対抗戦第2弾、久井大夢は小笠原瑛作を苦しめたチョムラウンと大将戦。重森陽太、古村光、鈴木万李弥、マサ佐藤も出陣。U-NEXTで日本でも生中継
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4月3日(木/現地時間)にカンボジアにて行われる「Kun Khmer x KNOCK OUT」に、KNOCK OUT推薦で久井大夢[たいむ]、重森陽太、古村光、鈴木万李弥、マサ佐藤の5選手が参戦し、カンボジアのクンクメール推薦選手との対抗戦を行うことになった。大会の模様は日本でもKNOCK OUTの大会同様にU-NEXTを通じて生中継される。
KNOCK OUTは昨年からカンボジアのクンクメールとの交流を促進し、昨年11月、カンボジアでの双方の対抗戦第1弾では、KNOCK OUT勢の2勝3敗の負け越しに終わった。久井を大将に据え、前回対抗戦で勝利した重森が連続出場し、前回負けた古村匡平の弟の古村光も名を連ねる。
久井はKNOCK OUTで通算3本のベルトを獲得し、カンボジアでも日本でもクンクメール勢と度々対戦し、最近ではクンクメールの2月15日にカンボジアでチョット・サレイヴァントンに勝利しクンクメールの世界60kg級王座を獲得した。今回は12月のKNOCK OUT横浜大会で小笠原瑛作と対戦したチョムラウン・クンクメールと対戦する。瑛作戦ではサッカーボールキックを当てる反則を犯し、その後、レフェリーが瑛作にダメージを回復させる時間を与えなかったため、チョムラウンの1R KO勝ちからノーコンテストに裁定が変わっていた。だが試合内容自体はアグレッシブな攻めで瑛作を追い詰め、強さを存分に印象付けていた。
2月26日の東京での記者会見で久井は「クンクメールのチャンピオンになって一発目の試合なんで、インパクト残して最高の試合して勝ちます」と意気込みを語り、チョムラウンについては「小笠原瑛作選手との試合も見て、パワーとか勢いとかあって強いと思います。ただ今の自分はもっと強いので圧倒的に勝ちます」と話した、
KNOCK OUTの山口元気プロデューサーは「久井選手がクンクメールのベルトを取ったことで、カンボジアでは誰が久井を倒すのかみたいなことが話題になってるんですよね。カンボジア国内で狙われる存在になってきた。ただ単に外国から時々来てやってくれるファイターという認識ではなくて、打倒・久井みたいな感じで、マスコミに風刺画というか漫画みたいなのが出てたのもSNSで見受けられました。昔の例ですけど(約50年前に)藤原敏男さんがタイのベルトを取って誰が藤原敏男を倒すのかみたいな感じになったように、今カンボジアで盛り上がっているとようなので、4月にやる相手のカンボジア人も相当気合いを入れてくると思うんですよね」と、久井のカンボジアにおけるポジションを説明した。
クンクメールとの対抗戦の今後の方向性について、山口氏は「カンボジアがいろんな国でクンクメールを広げようとして放送も広げて、今回、クンクメールとの5対5がU-NEXTさんで中継されますし、KNOCK OUTの後楽園の興行もカンボジアの国営放送で放送されることも決まっているので、やはりいろんな世界に向けてやっていく戦略の中の一つかなと思っています」と語り「あとファイター自身が非常に魅力的な選手が多いので、いいなと思う選手は定期的に参戦してもらって、日本人選手と切磋琢磨してスターになってもらいたいなというのはあります。昔の日本のキックボクサーみたいな、技術は粗いけど、とにかく闘志があるというところは、忘れかけてた部分かなと思ってるんで、そういう部分で刺激を受ける存在ではありますね」と、クンクメール自体のポテンシャルについても語った。
会見には佐藤を除く4選手が出席し、試合に向けての意気込みを語った。
◆重森陽太
前回クンクメールに参戦させていただいて、大体雰囲気だったりとか会場の感じだったりとかを知ることができて、今回の2回目の参戦となります。気候や国の感じで何か自分にマイナスになることはないと思っているので、いつも通りしっかりと結果を残して、大将(=久井)につなげれればと思っています。
(12月の横浜大会でのUNLIMITEDルールでの倉本一真戦で得たものは?)本当にUNLIMITEDは私にとって貴重な経験をさせていただいたなっていうのがまず一番の感想です。得たこととしては大体2つか3つくらいあるなと思っていて、一番はやっぱり蹴りをキャッチされないことですね。UNLIMITEDなんでキャッチしてから倒すっていうのが一番自分が警戒しなければいけない点だったので。そういったところをすごく意識しながら練習をすることができました。それによって普段ムエタイのスタイルに戻った時も、蹴りをキャッチされにくいとか、されないようにっていったところは結構染み付いたので、私の蹴りがもっと活かせるようになると思います。あと2点、いろいろあるんですけど、ルールを超えたというか、ギリギリまで攻めに行くところは勉強になったので、アグレッシブな姿とかを今後見せれるのかな、というふうに思います。
(カンボジアで戦う上で他の選手へのアドバイスは?)リカバリー食を持って行った方がいいかも。(ホテルの)近くに丸亀(製麺)があるんですけど、丸亀だけだとちょっと飽きてしまうかもしれないです。近くにうなぎ屋さんもあったらしくて、そんなにカンボジア料理を食べてリカバリしなきゃいけないというわけではないですけど、持っていけば間違いなし、近くに丸亀製麵ありって感じです。
(クンクメール勢の攻略方法は?)クンクメールは確かに強いんですけど、細かい技術はまだ自分の方が分があると思うので、肘膝の細かい展開とかは、しっかりとポイントを押さえて、相手の嫌がる動きをしていこうかなと思ってます。
◆古村光
去年、兄貴がクンクメールで出て、惜しくも負けちゃって。自分も現地に行ってたんですけど、自分もすごい悔しい気持ちだったんで、今回こうやって5対5の対抗戦で呼んでいただいたことに本当に感謝します。兄貴の分もしっかり頑張ります。
階級も今まで55でやってたんですけど、結構体重調整の練習になっていたので、今回57kgでより強い状態で試合できると思うので、そこもすごい楽しみです。
(クンクメール勢との戦いで気を付ける点は?)みんな勢いあってガンガン来るタイプで、自分が丁寧に作ろうとしてもどんどん来ると思うので、逆に自分もグッチャグチャにしに行こうかなって思ってますね。ガツガツいって会場の雰囲気に飲まれないような試合にしたいと思います。
(フェザー級に階級を上げての目標は?)フェザーでいければ一番ベストなんですけど、まだやってみないと分からないんで、フェザーでもやっていけるような体ができれば一番ベストかな、と思います
◆鈴木万李弥
今回、クンクメールの試合に選抜チームとして選んでもらったことに、本当に嬉しく思います。
(どういう試合を見せたい?)今までのクンクメール勢の試合で野性味あふれる強さっていうのを見て、女子は分かんないですけど、おそらく同じようにそういう強さを見せてくるんじゃないかなっていうのはあります。打ち合ってくれれば、もちろん勝機もあると思うし、打ち負けないようにしっかり気合い入れてって感じですね。