RISE 4.19 後楽園ホール:大森隆之介「ずっと追いかけていた」元バンタム級王者・鈴木真彦と対戦。伊東龍也からも対戦要求された鈴木「モテてしゃあない」
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RISE 187(4月19日(土)後楽園ホール)の対戦カード発表記者会見が2月24日、東京で行われ、バンタム級では元王者で1位の鈴木真彦と、昨年王座に挑戦した3位の大森隆之介との一戦が組まれた。さらに同級では5位の伊東龍也[りょうや]と7位の良星[らすた]の一戦も発表された。
会見で大森は「鈴木選手はずっと追いかけていた選手」とコメント。鈴木と大森の会見中には伊東も乱入し、良星に勝った場合は鈴木と対戦したいと要求した。19歳で8位の松下武蔵も、会見前日の18日の試合前のインタビューで鈴木戦を希望している状況で、鈴木は「皇治選手の言葉、借りていいですか。モテてしゃあない」と話して周囲を笑わせた。
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(TEAM 寿/1位・元王者、元WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
大森隆之介(EX ARES/3位、フェザー級(57.5kg)5位)
鈴木は28歳。18年にRISEバンタム級王者となり、21年9月に那須川天心に敗れるも、その後は江幡兄弟、金子晃大ら相手に5連勝。22年12月に志朗に敗れ、23年3月にK-1で玖村将史に判定負けし2連敗。8月にイマッド・サヒを2R KOしたが、12月では大﨑孔稀に判定負けし王座陥落した。昨年3月のRISEではK-1の同階級の王者の金子に判定負け。12月の幕張大会での再起戦ではジェイミー・ゲイマンを1R KOし、「絶対来年ベルト取ります。やられっぱなしは嫌なんで、絶対K-1にも借りを返しにいきます」とアピールしていたが、今回は下位ランカーの大森との試合が組まれた。
大森は25歳。昨年3月のRISE ELDORADOで1年3が月ぶりに復帰すると、シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太を1R右バックハンドブローでKOしインパクトを残す。8月にRISEバンタム級王者の大﨑孔稀に挑戦したが判定負け。今年1月の再起戦ではフェザー級に階級を上げ同級5位の平野凌我に判定勝ち。今回はバンタム級に戻り元王者と対戦する。
大森「RISE 22周年おめでとうございます。22年前はちょうど格闘技を始めた歳で、おかんに言われたんですけど、RISEと僕のスタートが一緒やったって運命を感じますね。鈴木選手はずっと追いかけていた選手で、僕がデビュー戦の頃、良星君とタイトルマッチをやってた選手です。タイトルマッチで負けてベルト取られた後もずっと華を感じてて、やりたいやりたいと言わせてもらって、僕はやっとここまでたどり着いたなという気持ちです。たどり着いただけじゃなくて、しっかり自分の中で一つ形として勝ちたいので、全力で挑戦させてもらいます」
鈴木「RISE 22周年おめでとうございます。これからもRISEを盛り上げていきます。大森選手はずっと僕とやりたいというのは耳にしてたんで、その中の相手の一人と決まったという感じです。この試合が決まったのも、色々僕の中で感情もあるんですけど、それも全部試合で見せて叩き潰してやろうかなと思っています」
―― 対戦相手の印象を聞かせてください。
大森「ベルトがなくなってもRISEを代表する選手です。RISEと言えば一人・二人目に鈴木真彦という名前が出てくる選手だと思います。ファイトスタイルとかもやっぱり僕にはできひん戦い方で超王道を突き進んでるなっていう、RISEやなっていう感じですね」
鈴木「バンタムの中では背も高くて、ちょっとトリッキーな感じなのかなっていう印象ですね」
―― 今までよりも格下の相手と戦う気持ちは?
鈴木「僕は誰と戦う時でも思いは変わらないというか。1個1個特別なんで、全力出すだけなんで。まあ今回もそんな試合になると思いますね」
(すると突然、7位の良星戦が発表済だった5位の伊東龍也が鈴木の隣に現れて何かを話しかける)
鈴木「ホンマに急に何?最近、SNSとかでなんかいてるじゃないですか、『誰々と試合したい』とか。それ決めるのはやっぱりねえ(RISEの代表の)伊藤(隆)さんであって、RISEの皆さんであって。俺に言うのはちゃうけどな」
大森「ちょっと気まずそうにしてるやん(笑)」
伊東「良星ぶっ倒すからね。(鈴木が)良星倒したの4Rでしょ。3R以内で倒せば。さっき1分で倒す言ったけど、3Rラウンド以内に倒せば俺の方が早いからね」
鈴木「まあまあ、それは伊藤代表に任せます。僕はもう誰も逃げも隠れもせえへんし、いつでもやったるから
」
伊東「良星KOしたらお願いします」
鈴木「時間の無駄にはならんようにしてくれよ。俺の」
伊東「そのつもりはないけどな」
鈴木「次の試合、大森選手なんで、はい、ほっといて」
伊東「まずは大森に勝ってよ。大森に勝って、俺は良星倒して、次、倒すわ」
大森「(派手なスーツの伊東を見て)リョウ君、服どこで買ったんですか。どこで売ってるんですか。それ」
伊東「メルカリです」
(場内が笑いに包まれ、司会に促され伊東は退場する)
―― 今のも含めて、松下武蔵選手もそうですけど、最近ものすごいラブコールが多いんですけど、今の立場はどう思いますか?
鈴木「ちょっと皇治選手の言葉、借りていいですか。モテてしゃあない(場内笑)。ほんまにしゃあないです。選手としては嬉しいことですけど、それなりに気合い入れてこいよ、と思いますね」
大森「それは気合入ってるでしょ。でもあれですよね。今、和やかな雰囲気なんで聞けるんですけど、ぶっちゃけ、僕と組まれてること全然納得いってないですよね?」
鈴木「納得いってないとかはないけど、まあそうですね、しっかり結果を残してきてるし、いずれは当たるでしょうけど、もっと試合で見せてほしいなと思う、俺は」
大森「ベルトなくなっても凄い選手ですけど、1位と3位の選手なんですよ。だから、ちょっと言葉悪くなりますけど『いつまで王者ぶってんねん』っていうのはあるんで、今回しっかり勝って、上から物言わせてもらいます」
―― ベルト奪還が目標の今、ラブコールをいっぱい受けることをどう思う?
鈴木「僕がもうちょっと若ければ一人ずつ全員潰していってもいいんですけど、残念ながら、そんな時間もあまりないと思ってるし、選手としてできれば最短でタイトルまで行きたいんで、そうやって言うからには、やっぱり試合で気持ちこもった試合見せろって僕は思いますね。全員に」
―― それで心が動いたらやってもいい?
鈴木「そうですね。上からになってしまいますけど、そんな半端な気持ちで言ってくんなよ、と思いますね。試合に出るじゃないですか。心って。全然魂こもってない試合のやつとかも多いんで、最近。自分はそうならんようにやります」
―― 大森選手は次の試合ではバチバチ心を見せる?
大森「鈴木君はスタミナ尽きるまで打ち続けるみたいなスタイルじゃないですか。僕はそうじゃないんで。ただ自分の中で見せたいものはあるし、それを伝えられるだけの試合は絶対しないとあかんなと思ってるんで。前回勝ったんですけど、自分でも本当に泣いてしまうくらい悔しい内容になったんで、そこはもう今回はしない。最高の相手と組んでもらってるんで、そこは意識したいなと思ってます」
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
伊東龍也[りょうや](HAYATO GYM/5位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
良星[らすた](KSR GYM/7位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)
伊藤は29歳。昨年4戦2勝2敗で、松永隆、福井萌矢に勝利したが、松下武蔵、塚本望夢に敗れる。1月には京谷祐希とのダウンの応酬の末に判定勝ちしている。
良星は28歳。昨年4月に2年ぶりにRISEに上がったが、京谷祐希に判定負け。9月の横浜大会では彪司に判定勝ちした。
◆良星
伊東選手が僕よりランキングが下の時にラブコールもらってたんですけど、無視しちゃってたんで、ランキング上がってから試合すると都合いい奴だなと思われてないかなって心配なんですけど(苦笑)。僕は2年前ぐらいにジムを変えてからめちゃくちゃ調子がいいです。僕が負けてる京谷選手に伊東選手は勝ってて、僕の真価が問われるんじゃないかなと思っているので、しっかりと伊藤選手を倒して、また上位に組み込めるようにしっかりと準備していきます。
(今回の試合のテーマ)僕が格闘技を始めて20年なんですけど、この年にして自分に合ったスタイルが見つかったかな、という感じがしてて。僕は今、KSR GYMにいて、前原兼清会長が凄く僕に合ったトレーニングを用意してくれてるんですよ。毎回行く度に自分の動きがすマッチしている感じがあるので、今後の僕に期待してほしいです。伊藤選手、一発が強いし、左ミドルとか左のストレートはすごい警戒してるんですけど、当たらなきゃ問題がないので、当てさせずで自分の動きをしっかり出せたらなと思っています。
(群雄割拠のバンタム級での目標)ここから自分の強さを見せつけて、タイトルに組み込めるような選手になっていきたいです。
◆伊東
僕は鈴木真彦とやりたかったんですけどね。良星選手に決まったんで1分で倒します
(以前良星にラブコールを送った理由)勝てると思ったからですね。
(群雄割拠のバンタム級での目標)どんどん決まった相手を倒していって、最強のポジションになりたいです。
対戦カード
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(TEAM 寿/1位・元王者、元WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
大森隆之介(EX ARES/3位、フェザー級(57.5kg)5位)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/4位・元王者)
有井渚海[しょあ](team VASILEUS/バンタム級(55kg)14位)※ARROWS GYMから所属変更
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
伊東龍也[りょうや](HAYATO GYM/5位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
良星[らすた](KSR GYM/7位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)
ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/4位)
奥山雅仁(OISHI GYM/CKC -63kgトーナメント2023優勝、S-BATTLEライト級王者)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
京谷祐希(TEAM TEPPEN/6位)
翼(TARGET/11位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
伊藤澄哉(戦ジム/ライト級(63kg)2位)
石田 迅(LEGEND GYM/元DEEP☆KICK −65kg王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/10位、元MA日本スーパーバンタム王者)
久津輪将充(RMC/9+nine plus lab./15位、CKC -57.5kgトーナメント2023優勝)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
門脇碧泉[あおい](TARGET/19位、Stand up King of Rookie 2023 -57.5kg級優勝)※正道会館戸田道場より所属変更
簗 丈一(TEAM Aimhigh/22位、Stand up King of Rookie 2024 -57.5kg級優勝)
スーパーフライ級(53kg) 3分3R
相沢 晟[じょう](TARGET)
紀空[きら](Croire)
概要
大会名 RISE 187
日時 2025年4月19日(土)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 18,000円 RS席 10,000円 S席 6,500円 A席5,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ予定) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料 ※3月1日(土)一般発売
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/