ムエタイ 2.27 ラジャダムナン：福田海斗、ペッティンディー特別興行メインイベント登場。因縁のガオモンコンと6年越し再戦

　昨年11月のサムイ島で試合後、トップ戦線から離れていた純ムエタイファイター・福田海斗（キング・ムエ）が2月27日（木）ラジャダムナンスタジアムで行われる「スック ペッティンデー」のメインイベントに登場、6年前に激闘を繰り広げたガオモンコン・ペッティンディーアカデミー(タイ）と対戦する。（記事提供：MuayThai Super Fight事務局）

　福田海斗は昨年11月27日（水）サムイ島ペットバンチャースタジアムのメインイベントでパーンペットと対戦、その試合中に肋骨を痛め判定負けを喫し長期の療養に入っていた。
　今回対戦するガオモンコンはタイの名門中の名門ペッティンディーアカデミーに所属し、6年前の2019年6月のラジャダムナンスタジアム「スックワンキントーン」セミファイナルで対戦（上写真）、当時ラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級4位にランクインしていた福田が序盤を圧倒するもガオモンコンが怒涛の反撃をみせ僅差の判定で敗れた因縁の相手。しかし、ガオモンコンはこの試合後すぐに病院に運ばれ、肋骨を8箇所骨折、折れた骨が肺を傷つけ肺から空気が漏れた状態で戦っていたという、当時業界でも大きな話題となった試合であった。



　なお、今回福田が出場する木曜日のラジャダムナンスタジアム興行はペッティンディープロモーションの中でも「スック ペッティンディー プレミアム」として、ペッティンディー配下の選手の中でも選りすぐりの選手が出場する特別興行。そして第1試合から第4試合まではタイのTVチャンネル「True4U」で生中継されるが、第5試合からメイン第9試合までは専用のアプリ「PRYDE TV」からしか見ることのできない試合となっている。この為、選りすぐりの選手中でもさらにハイレベルの選手は後半にマッチメイクされることになっており、しかも今回福田はメイン第9試合の赤コーナーに配置されている。

　「ONE」などとは違う”トラディショナルムエタイ”において、この位置で試合できる外国人選手はほとんどおらず、福田海斗の業界における存在感は大きい。復帰戦にして因縁の相手との再戦となった福田、責任重大なメインイベンターとして大いに盛り上げて欲しいものだ。



2月27日（木）ラジャダムナンスタジアム「スック ペッティンディー プレミアム」

メインイベント第9試合　130ポンド契約3分5R
カイト・ルーククロンタン（キング・ムエ/IMSA世界フェザー級王者/元「True4U」スーパーフライ級＆バンタム級王者）
VS
ガオモンコン・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー)