Krush 9.28 後楽園ホール:フェザー級王座決定戦・石田龍大「練習量では絶対に負けない」×橋本雷汰「新しいK-1の顔になる」|ゴンナパー「負けたら後がない」×上野空大「与座戦を思い出させてやりたい」
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Krush.165(9月28日(土)後楽園ホール)のKrushフェザー級王座決定戦・石田龍大 vs. 橋本雷汰、ライト級・ゴンナパー・ウィラサクレック vs. 上野空大の4選手のインタビューがK-1 GROUPから届いた。
第9試合 メインイベント 第9代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R(延長1R)
石田龍大[りょうた](POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg優勝)
橋本雷汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)
篠塚辰樹が3月にK-1 GROUPを離れ返上したKrushフェザー級王座を懸け、4選手参加のトーナメントが6月大会で開幕し、今回は決勝が行われる。
石田は9戦8勝(4KO)1敗の21歳。プロ2戦目で髙橋直輝に判定負けしたが以降は7連勝で、2月大会では5冠王の竹内将生を2R右フックでKO。6月のフェザー級王座決定トーナメント準決勝では“狂拳”迅を1R右フックでKO。PODの先輩の江川優生の巻いていたベルトまであと1勝となった。
橋本は22年のK-1甲子園で優勝し、同年末にデビュー以来9戦7勝(3KO)2分負けなしの18歳。昨年10月にYU-KI、今年1月に水津空良を相手に2連続KO勝ち。今年春高校を卒業し、三重から上京して卜部功也率いるALONZAに移籍。6月のトーナメント準決勝では優勝候補と目されていた稲垣澪から2度ダウンを奪って判定勝ちしている。石田も橋本も構えはサウスポーだ。
第8試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
ゴンナパーは31歳。16年からK-1 GROUPに参戦し、山崎秀晃、卜部功也、佐々木大蔵、安保瑠輝也らに勝利。20年12月、林健太を下しK-1ライト級王座を獲得。21年7月の初防衛戦で朝久泰央に敗れ王座陥落したが、その後は5連勝。22年6月のTHE MATCHではRISEの白鳥大珠を、8月のK-1では岩崎悠斗をKOした。以降はタイに戻り休養していたが、4月のKrushで復帰し、塚本拓真に判定勝ち。だが7月のK-1ではK-1ライト級王者の与座優貴に圧倒され1R KO負けしている。復帰戦の塚本戦は65kg、前回の与座戦は63.5kg、今回は本来の62.5kgのライト級で戦う。
上野はプロ4戦4勝(2KO)の20歳。フルコンタクト空手をベースに、K-1アマチュアで16戦全勝し、昨年3月のデビューから今年7月まで、4連続でK-1のプレリミナリーで勝利を重ね、今回初のKrushと後楽園での試合で、元王者との一戦に抜てきされた。
石田龍大「練習量では絶対に負けない」
―― このカード自体は6月の準決勝が終わった時点で決定していましたが、8月20日には記者会見で改めて橋本雷汰選手と顔を合わせました。石田選手はポケモンボール持参でしたが、あの会見の“手応え”はいかがですか?
石田 知り合いとか、周りからは「面白かった」という声が多かったですね。やってよかったと思います。
―― それによって、石田選手ご自身も試合への意気込みが増した部分もあるのでは?
石田 そうですね。自分の子供たちもあの会見をメッチャ見てくれたので、頑張ろうという気持ちは強くなりました。
―― あの会見では、橋本選手の自信満々な発言も目立ちましたが、そこについては?
石田 いいんじゃないですかね、自信満々でいてもらえれば(笑)。練習量では絶対に負けない自信があるので、それを持って試合に臨もうと思います。
―― やはりPOWER OF DREAMでガッチリ練習しているから、という自信が強い?
石田 そうですね。相手への対策も細かくやってますし、それ以外のトレーニングも、毎回死ぬぐらいキツいことをやっているので。勝つか負けるかは正直分からないですけど、練習量は絶対に結果に繋がってくると思うし、これをやっていた期間というのはすごく大事だと思います。
―― その練習の中で、一番伸びている手応えがあるのは、どの部分ですか?
石田 対策は毎試合やるんですけど、体の強さは試合をやるたびに強くなってるなという実感がありますね。
―― POWER OF DREAMでフィジカルといえば、朝練が有名ですよね。
石田 朝練はキツいですね(笑)。1種目だけでも他だったらそれで終わるぐらい疲れるんですけど、そこからまた別の練習が始まるんですよ。例えば中距離ダッシュをガッツリやった後に自転車で坂道ダッシュとか。ジムに帰ってもハンマーを叩いたりタイヤを使ったりとかが続くので。1日だけだったらみんなできると思うんですけど、それを毎日続けるのがどれだけ難しいかという感じですね。あれを続けていると、本当に自信がつきます。
―― 技術面に関して、伸びていると思う部分は?
石田 試合ごとにやることが違うんですよ。その試合の積み重ねで技術をいろいろ身につけている感じなので、今回、橋本選手と戦うことで、また新しい技術が身についてるという感覚ですね。
―― 逆に、今回の試合で相手にこうさせたくないということは?
石田 それは特にないですけど、「こうやってきたらこう」という対策は、すごくいろいろ考えています。いろいろな試合展開を考えながら、場面場面の対応は練ってきました。
―― ここで勝てば、いよいよチャンピオンということになります。そこについては?
石田 いつもの試合と、案外そんなに感覚が変わらなくて。でもやっぱり、ベルトが欲しいという気持ちはメッチャあるので、そのためにしっかり頑張ってます。
―― 同時に、この試合は後楽園ホール大会のメインでもあります。その点はいかがでしょう?
石田 メインだからしっかり締めなきゃなというのはあるんですけど、まずはしっかり、会長に言われていることを意識して、試合で出せれば必ずKO決着で終わるかなと思っています。やることをやれば、3R以内には絶対に倒せるという自信があるので。
―― ベルトを巻いている自分の姿を想像したりは?
石田 毎日してます(笑)。試合の流れをいろいろ想像しながら、最後の最後でベルトを巻いてるのが俺、というところまで想像していますね。
―― チャンピオンになって、その先のビジョンは?
石田 Krushチャンピオンになったら、すぐにK-1チャンピオンに対戦要求したいですね。ケンカを売るというと言葉が悪いですけど、すぐにでも戦いたいので。
―― K-1のタイトルマッチが翌日に行われるし、フェザー級は活発に動いている階級でもあります。その中での自信は?
石田 まずはこのKrushのベルトをしっかり獲れば、自然とK-1も見えてくると思うし、K-1のベルトもそう遠くはないかなと思います。チャンピオンをナメてるわけではないですけど、毎日しっかりと格闘技に向き合って生活しているので、自信はあります。
―― では今は、早く試合がしたくて仕方ない状況?
石田 そういうわけでもなくて(笑)。けっこういつも、試合が近づくにつれて冷静になってくる方なので。緊張するとか盛り上がるというより、集中モードに入ってくる感じです。環境もいいし、状態もいいので。
―― Krushフェザー級は江川優生選手が巻いたベルトでもありますし、他にも多くの実績を残した先輩たちがたくさんいますよね。そこに追い着き、追い越したいという気持ちも?
石田 もちろんそれは強いですね。Krushは偉大な先輩方が最初に獲ったベルトなので、俺もしっかり獲らないといけないと思っています。
―― では最後に、改めてこの試合に向けての“決意”を教えていただけますか?
石田 格闘技の才能では、橋本選手の方が全然あるというのは自分でもよく分かってるんですけど、だからこそ、練習量では絶対負けられないと思っています。しっかりここで勝って、自分が最強ということを証明したいです。そして、今までやってきた練習、過ごしてきた時間を後悔はしていないので、それがいい結果に繋がるといいなと思っています。
―― 分かりました。ありがとうございました!
橋本雷汰「新しいK-1の顔になる」
―― 8月20日の記者会見では、橋本選手がライチュウのぬいぐるみ、石田選手がポケモンボールを持参するという展開になりました。あの会見で感じたことは?
橋本 相手が思ったよりいいキャラしてるなと思いましたね。真面目な選手だと思ってて、あんなにいい感じで言ってくると思ってなかったので、ちょっと意外でしたね。
―― あの会見があって、試合への気持ちが高まった部分もありましたか?
橋本 そうですね。「試合前」って感じがして、楽しくなってきました。
―― そして試合まで2週間となった9月14日のXでは、「改めてアピールします…/〝メインイベンター〟を務める橋本雷汰です」とポストしていましたね。やはりメインというのは大きい?
橋本 はい。試合の2週間前になって追い込みも終盤になってきて、自分、メッチャ仕上がってんなあと思って。メインとしてメッチャオモロい試合ができるなと思ったんで、ポストしました。盛り上がる試合はいつもできてると思うんですけど、それをメインイベントでできるというのがすごくうれしいですね。
―― これまでもメインイベンターへの憧れはあったんですか?
橋本 ありました。後楽園のメインを張るということをずっと目標にしていたので、今回はうれしかったです。
―― 今回は初のタイトルが懸かった試合、そして初のメイン。全てが波に乗せてくれている感じなのでは?
橋本 ホントにそうですね。流れとして完璧やし、今のところ全部思い通りです。あとは勝つだけなので。
―― その「勝つ予定」についてですが、勝ち方のイメージは何パターンぐらい作っていますか?
橋本 どんな展開でも勝てるようにはしてます。ただ石田選手はパンチがメッチャ強いし、普通なら蹴りでいこうと考えると思うんですけど、俺はパンチでも勝てるし、と思って。蹴りでも勝てるし、身長は相手が高いけど近い距離でも勝てるし、どの場面でも倒せますね。
―― ただ、相手の出方に合わせるつもりではないんですよね?
橋本 はい、1Rからいこうと思ってます。メインなので、面白い試合をしないといけないので。最後にどう倒すかは別に決めてなくて、いつも通り、戦ってる中で「あ、これで倒れるんじゃね?」と思った時に出た技で倒すという感じです。普段も試合前の練習から「この技で倒す」とかは決めてなくて。試合直前に決めることはたまにありますけど。
―― これまで試合を重ねてきて、得意と思っている技や攻撃はありますよね?
橋本 それで言うとやっぱり左ストレートですね。みんな僕の左ストレートの対策はメッチャしてきてると思うんですけど、結局みんな左で倒れちゃうんで。全然対策してきてくれてもいいよって感じです。何でも倒せるんですけど、結局最後はいつも左になっちゃうので。
―― でも、他の技で倒すところも実は見せたい?
橋本 それは思いますね。僕って、けっこう1Rとか試合の最初の方でダウンを取っちゃうんですよ。そこで左で決まっちゃうので、他の技を出すヒマがなくて。でも今回は、他の技もいろいろ出していきたいですね。右でも蹴りでも、何でも倒せるので。
―― 逆に、相手にこうさせたくないと思うことは?
橋本 乗せたくないですね。相手の雰囲気の試合にさせたくないです。常に自分の雰囲気の試合にしていたいです。
―― ペースを握らせたくない?
橋本 はい。でも僕からペースを握るのは難しいと思いますけど。特に今回は気持ちの部分でも先手を取るつもりで、最初からいくので。最初から最後まで全部、僕の展開にします。
―― できれば早く倒したい?
橋本 そうですね。周りからは「勝つことを意識しろ」とかって言われるんですけど、やっぱりベルトが懸かってるので、できれば早く倒したいですよね。倒した方が盛り上がるし、長いことおもんない試合やってたらお客さんが帰っちゃうので。そこはやっぱりメインイベントですからね。時間も遅くなってるだろうし、さっさと倒したいです。
―― いよいよ、あと一つ勝てばチャンピオンです。タイトル、チャンピオンということについては?
橋本 予定どおり過ぎるなあと思って。今年の1月に勝った後「ベルトを獲る」って言って、そこからトーナメントが組まれて準決勝もしっかり勝って、年内にチャンピオンになれるので、僕が獲るべきやなと思いますね。今は試合前なので特に、早くベルトを巻きたいと思います。早く試合がしたいです。
―― ALONZA ABLAZEの卜部功也会長から、試合に向けて言われていることはありますか?
橋本 「とりあえず勝とう」と言われています。功也さんはK-1のベルトは獲ったけどKrushのベルトは獲ったことないらしくて、「ジムにベルトを持ってきてほしい」って言われました。今、ジムでは松谷綺ちゃんが唯一のチャンピオンなんですけど、男子のチャンピオンは初になるので。
―― 今、ALONZAはプロ選手が増えてきて、しかもみんな若くて勢いがありますよね。
橋本 最高な環境ですね。若いだけじゃなくて、若くて強い選手が多いので、刺激がたくさんあります。同じ舞台で、同じ世代でやっているので、仲間なんですけど、その中でも競争し合っているので、その刺激はすごくあります。ここで僕がチャンピオンになって、ジムにもいい流れを持ってきたいです。
―― これから試合までの期間で、チャンピオンになるために一番大事なこととは?
橋本 最後まで「勝つ」ということを忘れないことと、ちょっとでも不安になったら絶対に試合に出るので、コンディションも含めて、勝つための準備に徹することですかね。今のところはものすごく順調なので、ラストもっと追い込んで、その後の調整もしっかりして試合を待つだけです。
―― では最後に、この試合に向けての“決意”を改めて教えていただけますか?
橋本 僕が10代でチャンピオンになって、新しいK-1の顔になろうと思っています。翌日、K-1でもフェザー級のタイトルマッチがありますけど、そこに絶対負けないような試合をするので、待っていてください。
―― 分かりました。ありがとうございました!
ゴンナパー・ウィラサクレック「負けたら後がない」
―― 4月の塚本拓真戦で復帰して今回が3試合目ですが、以前と比べて調子は戻っていますか?
ゴンナパー 正直、今がどうなのかはよく分かりません(笑)。ただ、最初の試合は試合間隔が開いてしまっていたので、動きも遅かったと思います。それに比べれば、戻ってきているのかなとは思いますね。
―― 前回の試合は7月の与座優貴戦で1RKO負けでした。今、あの試合を振り返ると?
ゴンナパー 自分の戦いをする前に倒されてしまって、悔しいです。ただ、それで今やっていることが間違っていたというわけではないので、あの負けで何かを変えたということはありません。淡々と、いつもやっている練習をしています。
―― 今回はプロ5戦目の上野空大選手との対戦です。最初に聞いた時はどう思いましたか?
ゴンナパー いつも相手の選手を選ぶということはしていないので、相手のキャリアについて特別何かを思うということもありません。今回はプロでの試合がまだ少ない相手ということですが、だからといって特に気にすることはありません。
―― 上野選手の試合を見ての印象は?
ゴンナパー いかにも空手選手だなと思いました。
―― 上野選手も与座選手と同じく、空手の実績が多い選手です。空手出身の選手に対して何か特に思うことはありますか?
ゴンナパー 特にないです。自分とはスタイルが違うなとは思いますが、だからやりづらいということもないですし、自分の試合をするだけです。
―― 今回はどういう試合をして、どう勝ちたいですか?
ゴンナパー 前回はKO負けしてしまったので必ず勝ちたいと思っています。負けたら後がないですしね。
―― では最後に、この試合に向けての“決意”を改めて教えていただけますか?
ゴンナパー きっちり勝って「ゴンナパーはまだいけるんだ」というところをファンの方に見てもらいたいです。応援よろしくお願いいたします。
上野空大「与座戦を思い出させてやりたい」
―― 今回、ゴンナパー戦が発表されてから、反響がすごいのでは?
上野 そうですね。今までプロで4戦やってきて、今回が5戦目なんですけど、間違いなく相手の実績とかネームバリューも含めて、たくさんの反響をもらっています。ただ正直、カードが発表されたら「絶対負ける」とか「壊される」という声ばっかりになるだろうと予想してたんですけど、意外と「ワンチャンスあるぞ」とか、期待を込めて応援してくださる方が多くて、うれしかったです。
―― ご自分としては、早く上の選手と当たりたいという気持ちも大きかったのでは?
上野 それはありましたね。今までK-1のプレリミナリーファイトで4戦して、前回(7月7日、河北“KONG”光生戦)も1RKOできたので、試合後にリング上から宮田充プロデューサーに「次は上位陣と組んでほしいです」と言わせてもらったんです。それが届いたのかどうかは分からないですけど、今回このカードが実現できたので、チャンスを与えてもらったし、自ら掴み取ったという思いもあります。
―― そもそもですが、これまでの格闘技歴は?
上野 空手を3歳から始めて、18歳まで試合に出ていました。今も空手の練習は続けています。高校3年の夏からキックの練習も始めていて、その年にK-1アマチュアBクラスに初出場しました。その時は空手で戦っていたようなもので、キックを本格的にやるようになったのは、高校を卒業して大宮に住んでからですね。
―― 空手時代から、いずれはプロで活躍したいと思っていた?
上野 ずっとTVで見ていて、憧れの舞台ではありました。自宅で弟とグローブを着けて真似事みたいなこともしていたんですが、実際、空手とはルールも戦い方も違うので、本当にやるとは考えていなかったんです。そのきっかけをくれたのが、K-1ジム大宮の姜宗憲代表でした。
―― デビュー時点ではK-1ジム大宮所属でしたよね。
上野 K-1ジム大宮では、いつか北海道に戻るという前提で修行させてもらっていました。いずれは北海道を背負って戦うつもりで、その思いを代表にお話しした上で受け入れていただいて、キックの基礎を叩き込んでいただき、プロ2戦目まで育てていただきました。
―― そういうことだったんですね。ちなみに、プロデビューまでに空手とキックのアマチュアでは何試合ぐらいしたんですか?
上野 空手では1年に30~40試合やっていたので、だいたい300試合ぐらいかなと思います。その中で勝率は7~8割ですかね。ただ、中学まではトーナメント決勝で負けたりということも多くて、結果が出てきたのは高校からですね。キックのアマチュアは16戦全勝です。
―― プロデビューは昨年3月で、ここまで4戦全勝。アマチュア時代との違いを感じることはありましたか?
上野 3歳の時から常に戦ってきたので、相手に対してどうというところは変わってないですが、プロになって見てくれる人もたくさん増えたし、自分の試合のために会場に来て応援してくれる人も多くなったので、「絶対に負けられないな」という思いは強くなっています。
―― その4試合、自分では自分の戦いぶりについてどう感じていますか?
上野 まだまだ自分が目指している完成形にはほど遠いです。でも毎試合毎試合、課題をクリアしていると思いますし、応援してくださっている方たちからも「成長度がすごい」と言ってもらえるので、少しずつ完成に近づいているのかなとは思います。まだまだですけどね。
―― そうやって積み上げてきた今の実力を、今回ゴンナパー選手にぶつけるわけですが、改めて自信のほどは?
上野 本当に、自分がずっと見てた選手なんですよね。それこそ「THE MATCH 2022」の時も、僕はまだアマチュアだったんですけど、ゴンナパー選手の試合が見たくてチケットを買って現地観戦したぐらいで。そんな選手とやれるということで、試合が決まってから毎日ワクワクしていて、今まででも一番の練習量で来れています。自分がどれだけやれるのかというのもありますし、自分の実力を全て出し切れれば勝てると思っています。やってみなければ分からない部分もあると思いますけど、今は本当に勝てると思っています。
―― 勝ったらかなり大きなことですよ。
上野 はい。僕が勝って場内が沸く様子をリング上から見るところをずっとイメージしていて、それを実現させたいです。それに、勝てば自分が目指すところに大きく近づけると思いますし。
―― 記者会見では、倒せる武器がすでにあると話していましたが、倒すイメージはすでにできている?
上野 何パターンか用意しています。それが試合の中でどうハマるかという感じですが、積み上げてきたものはたくさんあるので、リング上で向かい合ってみて何が思い浮かぶか、そこは自分の直感を信じたいと思います。前回のKO勝ちもそうだったので。
―― ゴンナパー選手について、一番警戒するところは?
上野 「ムエタイ」をやらせたくないですね。そこに付き合ったら勝てないと思うので。構図としては「ムエタイvs空手」で、ゴンナパー選手にとっては前回の与座優貴戦もそうだったと思うんですが、もう一度それを思い出させてやりたいですね。
―― そこは「空手で勝つ」と。
上野 そうですね。父さんとかと作り上げてきた空手でやっていきたいと思います。
―― プロ3戦目から、新たに立ち上がった「kickboxing gym SHINYUUKI+」の所属として戦っていて、その強さも見せたいところですね。
上野 はい。北海道を拠点として、全国区で活躍している選手って他にいなくて、「不可能」と言われてきたと思うんですが、「そんな不可能はない」ということをプロ3戦目、4戦目で自分も見せてきたと思うので、北海道にいても強くなれるんだぞということを、下の世代の子供たちにも見せられる試合にしたいと思います。
―― では最後に、この試合に向けての“決意”を、改めて教えていただけますか?
上野 KrushでもK-1でもここ数年、これだけ実績に開きのある対戦はあまりなかったと思います。自分は「ジャイアント・キリングする」とかけっこう大きなことを言っているんですが、それを実現させて、自分の夢にも近づきたいですし、自分に憧れてくれる次の世代の子たちにもアピールしたいと思っています。ゴンナパー選手との試合に懸ける気持ちの強さで、最後は勝ちたいと思っているので、皆さんには本当に期待していただきたいです。
―― 分かりました。ありがとうございました!
対戦カード
第9試合 メインイベント 第9代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R(延長1R)
石田龍大[りょうた](POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg優勝)
橋本雷汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)
第8試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
第7試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
“狂拳”竹内裕二(GORI GYM/元WMAF世界&MA日本スーパーフェザー級王者)※菅原道場から所属変更
弘輝(WORLD TREE GYM)
~休憩~
~第7代Krushフェザー級王者 森坂陸 引退記念セレモニー~
第6試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2022 -55kg優勝)
山浦力也(北斗会館/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
斎藤祐斗(JK TRIBE)
目黒翔大(優弥道場/Bigbangライト級王者)
第4試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
岩﨑悠斗(サイガジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者、元S-BATTLE KICKライト級王者)※ARROWS GYMから所属変更
蓮實 光(パラエストラ栃木)
第3試合 68kg契約 3分3R(延長1R)
哲志(K-1ジム五反田チームキングス)
KO-TA BRAVELY(BRAVELY GYM/KPKBウェルター級王者)
第2試合 女子55kg契約 3分3R(延長1R)
麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)
小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元KPKB女子バンタム級王者)
第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
板橋武留(健成會/Bigbangバンタム級王者)
坂本寿希(リーブルロア/元KROSS×OVERスーパーバンタム級王者)
プレリミナリーファイト第2試合 フライ級(51kg) 3分3R
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/元KPKBバンタム級王者)
菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R
加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)
末松 晄(K.I.K team BLADE) ※Weed GYMから所属変更
概要
大会名 Krush.165
日時 2024年9月28日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/








