RWS 4.14 TIPSTAR DOME CHIBA:吉成名高、ラジャダムナン3階級の先は?「今年は変化の年になる」|パヤーフォンと戦う伊藤紗弥「私はK-1の選手たちとは戦い方が違う」
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RWS JAPAN(4月14日(日)TIPSTAR DOME CHIBA)に出場する名高・エイワスポーツジム[吉成名高]、伊藤紗弥のインタビューが大会主催者から届いた。
吉成名高、ラジャダムナン3階級の先は?「今年は変化の年になる」
セミファイナル 117ポンド(53.07kg)契約 3分3R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者・フライ級王者・元ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)
ケビン・マルティネス[Kevin Martinez](スペイン/T-DED 99/元WMC欧州バンタム級王者)
名高は23歳。昨年7月のBOM渋谷大会で王者・ウェウワーに判定勝ちし、ラジャダムナン認定フライ級王座を獲得。8月のRWSではルンヴィッタヤーに4R TKO勝ちし同王座を初防衛した。その後も3連続KO勝ちし、12月のRWSではスーパーフライ級10位のシューサップに2R KO勝ちし同級暫定王者となった。1月のTOP BRIGHTSではジャオクントーンを1R KO。2月12日のRWS後楽園大会ではスーパーフライ級正規王者のプレーオプラーオと対戦し、1Rから左ローでダウンを奪い、反撃を封じ判定勝ちし、正規王者となった。現在29連勝中だ。
今回の相手・マルティネスは半年前からバンコクに在住しRWSを主戦場としている選手。戦績は76戦52勝24敗。
―― 前回2月のRWS JAPAN旗揚げ戦でラジャダムナンスタジアム3階級を制覇し、燃え尽き症候群はなかったですか?
名高 それは全くなく(笑)試合が終わった後はホッとしたというのが一番で、ちょっと休みたいなとは思っていたんですけど、試合が終わって1週間経ったらすぐ練習もしましたし、常に向上心を持って練習できています。練習を再開をした時は、普段の試合前の練習ではできないようなフォームの確認や、頭を使ってやるような練習を重ねていき、あまり疲労が溜まるような追い込みのトレーニングはしなかったので、やりたい練習ができたかなと思います。
―― 休んでいた1週間は何をしていたんですか。
名高 家族で熱海旅行した以外は、ジムでキッズたちを指導したり、何だかんだいってジムにいたことが多かったかもしれないですね(苦笑)。
―― 前回のプレーオプラーオ戦の映像は何度も見返しました?
名高 結構見返したところ、いくつか反省点があったかなと。反省点としては、細かい話になるのですが、相手が来た時に自分の出せる技術や引き出しがもっと出せたかなというところと、あとは自分が攻め込む時にもう少し技を選ぶことができたなといった反省があり、もう少しやり方次第ではKOも狙えたのかなとは思いました。プレーオプラーオ選手は、あの階級で一番のヒジ打ちの名手だと思いますし、そういう選手を相手に、被弾もかなり少なく最後まで戦い切れたというのは良かったと思います。
―― プレーオプラーオ選手の攻撃でクリーンヒットはありましたか?
名高 2Rにヒジと左ストレートを一発ずつもらいましたね。ヒジ打ちを顎にもらったのですが、あんなに綺麗にもらったのは初めてでした。
―― それは死角をつかれたタイミングで打たれたもの?
名高 そうですね。まさか打たれるとは思っていなかったタイミングと距離で打たれたので、一発もらっちゃいました(苦笑)。そこからはこういうタイミングで打ってくるというデータがあることで警戒するようになったので、もらわなくなりました。あと、相手の疲労感とかでキレが鈍ってきたのかなと。パンチに関しても、顎にもらってしまい、次に打ってきたらこういうふうに動こうと頭の中で考えられました。そういうところの対応力は自分の中でもある方なんじゃないかなと思います。小さい頃からいろんなシチュエーションでいろんな相手と経験させてもらっているんで、経験から学ぶことは多いですね。
―― タイ人選手は再戦が好きですが、その後、プレーオプラーオ陣営から再戦の話はないですか?
名高 再戦の話はないですね。このまま一生来ないでほしいです(笑)。僕の勝ち逃げということで。
―― 今回、対戦するスペインのケビン・マルティネス選手に対してはどのような印象がありますか。
名高 YouTubeで何試合か見たんですけど、とにかくヨーロッパ人の選手特有の頑丈さとフィジカルを活かして、どんどん前に出てくる選手でした。KOで負けた試合は一つもなく、負けた試合というのは、ミドルで封じられる展開が多かったので、技術の面では本場のタイ人選手の方があると思うんですけど、タフネスさに関してはプレーオプラーオ選手とは違った体の強さを使ってきそうな選手だなと。僕もミドルを使いつつ戦うことになると思います。スピード面では僕の方が優れてるかなと思うので、そのスピードを活かして捕まらないように試合をしようと思います。
―― プレーオプラーオ戦の前は6連続KO勝ちでしたが、今回KOは狙ってますか?
名高 重い階級の試合となると、なかなか倒せなかったことも今までの経験ではあり、無理に倒しに行こうとしすぎると逆に空回りしちゃうので、自分の技のキレを見せる試合をしようかなと思います。今回はメインではなく僕はセミファイナルになりましたが、あまり試合順にこだわりはなく、セミでもメインでも自分のやるべきことは同じかなと。僕がしっかりいい試合を見せて、その後の大将の(石井)一成君にいい結果でつなげていきたいという気持ちです。
―― 今回、石井選手と対戦する松田龍聖選手は記者会見で「名高選手はこの先に倒さないといけない相手」ということでした。
名高 自分よりも若い選手がどんどん出て来て、そういった選手に戦いたい相手として名前が出るというのはすごく光栄なことです。もちろん、ムエタイでやる以上は一成君も絶対負けられないという気持ちでいるでしょうし、キックの松田選手を相手にムエタイの強さを見せてほしいですね。
―― 今回53.07kg契約になりますが、ラジャダムナンスタジアムのバンタム級タイトルを視野に入れてのものになりますか?
名高 僕的には3階級を取れたので、今後、強豪選手を倒していく中でそういう話が来たら是非という感じではあるんですけど、僕は世界の舞台で試合をしたいという気持ちがあります。
―― 4月の試合後、次の試合はもう決まっているんですか?
名高 まだ決まっていません。中川(夏生)会長とも今後について話をしているんですけど、すごく面白い展開になるんじゃないかなと思っています。今年は変化の年になると思うので、自分でもすごくワクワクしています。皆さんも僕の今後を楽しみにしていてください。
パヤーフォンと戦う伊藤紗弥「私はK-1の選手たちとは戦い方が違う」
女子アトム級 2分3R
伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、BOM女子ライトフライ級王者、IPCC世界女子アトム級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
パヤーフォン・バンチャメーク[Phayahong](タイ/元WPMF世界女子ピン級王者、元K-1女子アトム級(45kg)王者)※パヤーフォン・SWタワン 改め
伊藤は昨年9月のRWS初戦ではモンクットペットに判定負けしたが、12月のラジャダムナンでの試合ではペットプライフォンに判定勝ち。1月のTOP BRIGHTSではサネーガームに判定勝ちし、2月のRWS後楽園大会ではノンミンを2R右膝蹴りでKOしている。
パヤーフォンは21歳。19年2月にWPMF世界ピン級王者となり、同年10月にKrushに初参戦し、高梨knuckle美穂のKrush女子アトム級王座に挑戦し、延長判定負けしたものの、蹴りで高梨を手こずらせた。22年6月の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントではMIO、菅原美優を下し初代王者となる。昨年3月の初防衛戦で菅原に判定負けし、7月には松谷綺に延長判定負けした。
―― 1月の『TOP BRIGHTS』ではサネーガームとの再戦で返り討ちにし、2月のRWS JAPANではノンミンを2RでKOでした。
伊藤 RWSではパンチで攻めることがポイントになってくるので、パンチを入れつつキックも入れてうまくバランスよく打てたら自分のペースになっていくのかなと。パンチを多めに練習してその成果が出せたのは良かったかなと思います。
―― RWS仕様にパンチを強化していることで強くなっているという手応えは感じていますか?
伊藤 以前よりも、蹴りの威力も上がったし、それプラス、パンチも結構出せるようになったので、バランス的には今のところ、いい感じかなとは思っています。初めてRWSに出た時は、日本チームで私だけ負けてしまいました。今までフィームな感じで戦ってきましたが、そういう負けたことも糧になってRWSの戦い方を理解し、前に出るようなスタイルになってことで負けなしで来ています。
―― 早い段階からパンチを強化した方が良かったと思うことはありますか。
伊藤 通常のムエタイの5Rの試合だと、蹴りが多く、近づいたら首相撲の展開が多くなり、パンチのポイントが取られないのでパンチはあまり必要ないかなと思っていたので、特にそう思ったことはないです。4月はRWSなのでRWS用の戦い方をするんですけど、5月に出場が決まっているムエロークは5Rあるので、RWSとはまた違う戦い方もしたいので、両方に向けて頑張っています。今回の相手、パヤーフォンはめちゃめちゃ強く、ムエタイの試合は久しぶりだと思うので、どんな戦い方をするのか全く分からないのですが、様子を見ながらパンチとキックで攻めたいと思います。
―― パヤーフォン選手はK-1に出ている選手ですが、いつか対戦するのではと意識していました?
伊藤 パヤーフォンがK-1のチャンピオンになる前から向こう陣営には戦いたいことをずっと伝えていたのですが、K-1との契約があるので日本人選手とはできないということでした。今回ようやく対戦できるようになって、すごく嬉しいですね。やっとできるのかと。
―― 選手としてはどういった印象がありますか。
伊藤 軽量級のムエタイの選手の中でもめちゃ強いですし、トップクラスの選手だなと思います、もちろんK-1でもチャンピオンになっていて、それにヒジとヒザが加わったらさらに強いんだろうなと。試合展開としては、僅差になり、どっちが勝つか分からないと思われる試合になるのかなと思います。
―― 具体的にどのあたりが強いと感じますか。
伊藤 やはり蹴りですね。キックの威力が強く、蹴った時に体幹が全然ブレていないので、映像を見ているだけでも強い蹴りだと分かります。
―― 過去最強の相手と感じますか?
伊藤 そうですね。今までに身長が大きい相手にムエタイスタイルでやられちゃうことはあったんですけど、同じぐらいの身長でバチバチにやり合うスタイルの選手の中では過去最強の相手だと思います。
―― 今までパヤーフォン選手は日本人選手と多くやってきたことで、日本のファイトスタイルにも慣れていると思いますか?
伊藤 日本人選手の特徴は結構あるので、そういうのは慣れているんじゃないかなと思います。でも、私はK-1の選手たちとは戦い方が違うので、向こうにとってもやりづらいかなと思います。
―― 伊藤選手が完勝するようなことがあれば、K-1ファイターよりも強いというアピールになるかと思うんですけど、意識してますか?
伊藤 もちろん私はKOを狙って練習してるので、圧倒するつもりでやります。向こうが蹴りで来るならパンチで行こうかなと思っていて、もしパンチで来るんだったら蹴ろうと逆パターンで行こうかなと。
―― ここで勝って、今年はどういう目標がありますか。
伊藤 やはりラジャダムナンスタジアムのベルトを狙いたいので、トップ選手に勝ち続けたいと思います.
―― 最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
伊藤 RWS 1回目の大会も盛り上がって2回目もいい選手がたくさん出るので、本場のムエタイを感じてもらいたいです。応援はもちろんですけど、他の応援していない選手の試合も見て、ムエタイを楽しんでもらえたら嬉しいです。
対戦カード
メインイベント バンタム級 3分3R
イッセイ・ウォーワンチャイ[石井一成](ウォーワンチャイプロモーション/BOM・WBCムエタイ・WPMF世界スーパーフライ級王者、IBFムエタイ世界フライ級王者、元WPMF世界・True4U・KNOCK OUT同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
松田龍聖[りゅうき](大原道場/HOOST CUP日本スーパーフライ級(53kg)王者)
セミファイナル 117ポンド(53.07kg)契約 3分3R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者・フライ級王者・元ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)
ケビン・マルティネス[Kevin Martinez](スペイン/T-DED 99)
110ポンド(49.9kg)契約 3分3R
竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定フライ級10位、プロムエタイ協会同級王者、WPMF世界・IBFムエタイ世界・ムエサイアムイサーン・ミニフライ王者、元ラジャダムナン同級王者、元WMC世界ピン級王者)
ゴチャシット・ターセヤーサット[Kotchasit](タイ/元ラジャダムナン認定ライトフライ級王者)
フェザー級 3分3R
士門・エイワスポーツジム[吉成士門](エイワスポーツジム/プロムエタイ協会フェザー級王者、元WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者)
イサンヌア・チョーパンセン[Isannua Chotbangsaen](タイ)
スーパーウェルター級 3分3R
サジャド・ヴェナムムエタイ[Sajad Sattari](イラン/ヴェナム・トレーニング・キャンプ/元ラジャダムナン認定ウェルター級王者、WBCムエタイ世界同級王者)
モトヤスック(治政館/WMOインターナショナル・スーパーウェルター級王者、元ジャパンキック・ウェルター級王者、RISEミドル級(70kg)3位)
女子アトム級 2分3R
伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、BOM女子ライトフライ級王者、IPCC世界女子アトム級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
パヤーフォン・バンチャメーク[Phayahong](タイ/元WPMF世界女子ピン級王者、元K-1女子アトム級(45kg)王者)※パヤーフォン・SWタワン 改め
ミドル級 3分3R
ガリップ・セリック[Galip Celik](トルコ/ジッティジム)
MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/WPMFインターナショナル&WMCインターコンチネンタル・ミドル級王者、元Bigbangスーパーウェルター級王者)
スーパーフェザー級 3分3R
ジャイペット・シットパーボン[Jaipetch](タイ)
パルコ・レンジャージム(レンジャージム)
女子スーパーフライ級 2分3R
カノックワン・ルークノーンセーン[Kanokwan](タイ)
YAYA・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/RISE QUEENフライ級(52kg)4位、元J-GIRLSスーパーフライ級王者)
【プレリミナリーファイト】
64.5kg契約 3分3R
アントニオ・アピアット・ラブリック(ドイツ)
KJヒロシ(Y’ZD沖縄)
63kg契約 3分3R
羅向(ZERO/NJKF&WMC日本ライト級王者)
力也(ウィラサクレック湖北)
スーパーライト級 3分3R
中尾 満(エイワスポーツジム/元新日本ライト級暫定王者)
林 京平(湘南格闘クラブ)
スーパーライト級 3分3R
小野寺楓珂(BOM SPORTS GYM八戸)
桜華(小浜道場絆)
63kg契約 3分3R
渡部 隼(尚武会)
GANG-G(ゴリラジム)
概要
大会名 RWS JAPAN(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)
日時 2024年4月14日(日)開始・13:00 プレリミナリーファイト開始・13:30 本戦開始・16:10
中継 U-NEXT
会場 TIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム/千葉市中央区弁天4-1-1/JR千葉駅からモノレール「千葉公園」徒歩2分)[HP]
チケット料金 VIP¥50,000 SRS¥30,000 RS¥15,000 ARN¥13,000 P¥10,000 A¥8,500 B¥6,500 車いす¥10,000
チケット販売 イープラス K-TEAM JAPAN 出場選手・所属ジム
お問い合わせ K-TEAM JAPAN 03-6890-1767 https://rwsjapan.com/ https://twitter.com/RWSMUAYTHAIJP