RISE 5.19 後楽園ホール:大﨑孔稀、一貴と戦ったラマーと対戦「お兄ちゃんより早く倒してベストKOを狙います」。女王対決はOFGマッチ、階級下の小林愛理奈「負けると予想される試合をやっていきたい」×小林愛三「大きなものを得るには大きいリスクを取らなければいけない」
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RISE 178(5月19日(日) 後楽園ホール)の出場選手の記者会見が4月5日、東京で行われた。
大﨑孔稀、一貴と戦ったラマーと対戦「お兄ちゃんより早く倒してベストKOを狙います」
バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
大﨑孔稀[こうき](OISHI GYM/RISEバンタム級王者、BOM同級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
アイマン・ラマー(スペイン/アーバンマルチボクシング/WFCフランス&XFCバンタム級王者)
大﨑兄弟の弟・孔稀は22年10月に志朗に延長判定負け。12月の両国大会ではSBルールでSB同級王者の植山征紀に判定勝ち。昨年2月の寺山遼冴戦は負傷判定ドローに終わったが、5月の再戦では2Rに右膝蹴りでKO勝ちした。8月のバンタム級王座挑戦者決定戦で加藤有吾に判定勝ちすると、12月の後楽園大会で鈴木真彦に判定勝ちし、同級王座を獲得した。3月に名古屋医専鍼灸学科を卒業し、国家試験もあったため、5カ月間隔の試合となる。
ラマーは18歳。昨年7月の大阪大会で孔稀の兄・一貴と対戦し2R 1’41” 右カーフキックで3ダウンを喫しKO負けしたが、1R開始早々のパンチの連打で一貴を少しフラつかせる場面を作っていた。前回はフレッド・コルデイロの代役として試合9日前に出場が発表されたため、今回は万全の状態で日本に戻ってきそうだ。
孔稀は「相手はお兄ちゃんと対戦をしている選手ですが、お兄ちゃんより早く倒してベストKOを狙います」とのコメントを発表している。
女王対決はOFGマッチ、階級下の小林愛理奈「負けると予想される試合をやっていきたい」×小林愛三「大きなものを得るには大きいリスクを取らなければいけない」
オープンフィンガーグローブマッチ 女子50kg契約 3分3R
小林愛理奈[ありな](FASCINATE FIGHT TEAM/RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者、アトム級(46kg)1位)
小林愛三[まなぞう](NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級(52kg)1位・元王者、WPMF女子世界&ムエタイオープン・同級王者)
愛理奈は22年10月、平岡琴戦でオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチを経験済で、激しい打ち合いの末に判定勝ちしている。その試合含め6連勝中で、昨年11月にはerika♡を2R KOしてRISE QUEENミニフライ級王座を獲得すると、1月の後楽園大会でもワン・チンロンを2R KOし、ボクシングベースのパンチ技術に磨きをかけている。その試合後のマイクで、愛三にOFGマッチを提案したところ、愛三も「私もオープンフィンガーでやりたいと言いに来たので、是非このカード決めていただきたいと思います」と快諾していた。
愛三はOFGマッチ初挑戦。22年12月の両国大会でテッサ・デ・コムにダウンを奪われ判定負けし、昨年5月、RISE QUEENフライ級王座を懸けての再戦でも判定負け。その3カ月後の再起戦ではMelty輝に判定勝ちし、9か月ぶりの試合となる。
3月17日に開催されたRISE ELDORADOの中で発表済だった一戦で、改めて会見で両選手が意気込みを語った。
◆愛理奈
OFGはまだ2回目になるんですけど、練習でも結構いい感じになってきているのですごく楽しみです。
(愛三の印象)パンチも蹴りも強くて、すごくバランスがいい選手、体力もあって気持ちも強い選手っていう印象ですかね。
(相手より上回る部分)パンチの強さと倒せるキレの良さ。あとはスピード。体の強さはやってみないとわからないですけど、打たれ強さも勝ってると思います。
(体格差について)階級を上げてからそういう質問は結構されるんですけど、やっぱり同じ人間やし、同じ女子なんで、体重はどうでもいいかなって感じです。
(愛三は上の階級だが、どういう存在として見ていた?)私がデビューした時からずっとチャンピオンあたりで戦っていた選手なので、本当にこのカードを今見返しても十分成長したなと思います。愛三選手とはずっとやりたかったし、デビューした頃から3階級制覇はしたいと思っていたし、そこに行けると思っていたので、全然やるなと思っていました。
(今回の試合の先の展望)自分はずっと言っているんですけど、ONEのチャンピオンのペッディージャー選手を、オープンフィンガーでもキックボクシングでも、どのルールでも倒したいと思っています。
(上の階級やOFGマッチに挑戦する意義)チャンピオンになってからの方が、いろんなことに挑戦できると思います。守るのも大事ですけど、挑戦し続けていって、強くなって、勝手にベルトもついてくるみたいな形で、ずっと守っていきたいです。自分はベルトを取った時から常に挑戦し続けたいという気持ちなので、これからもこの試合も勝って、自分が負けるとか予想されている試合をやっていきたいですね。
◆愛三
(愛理奈の印象)至近距離が特に強くて、しっかり攻撃を当てて倒すことができる選手だと思っています。
(相手より上回る部分)いろんな面で勝ってるかなとは思っているんですけど、愛理奈選手もいいところもたくさんあるので、やってみないとわからない部分もありますが、全局面で圧倒したいなとは思っています。
(OFGをつけてみた感想)手が小さい方なので、しっかり握れてしっかり的確に当てやすいなというのは、練習していてすごく思いました。デビュー戦のときから肘有りでやっていたんですけど、肘有りの感覚とすごく似ているな、というのも新しい発見でした。
(OFGマッチに挑戦する意義)OFGをつけて強い小林愛理奈選手を見ていたので、小林愛理奈選手の一番強い状態で自分が勝っていきたいなという気持ちと、あとは自分自身もOFGがしっくり来ていたので、強い選手に自分の強さを試してみたいというか、どんどんチャレンジしていきたいなという気持ちが強いです。
(今回の試合の先の展望)まずは52kgのRISE QUEENのベルトをもう一度巻き直して、順序もいろいろあるとは思うんですけど、自分も世界で今52kgの強いところと戦っていきたいという気持ちがあります。
(愛理奈が戦いたいと言ったペッディージャーに16年2月のムエタイオープンで判定勝ちしているが、今のペッディージャーをどう思う?)前にやった時とは確実に全然違う形にはなっていると思うんですけど、ボクシングもムエタイも上手で、自分が理想としていた形を体現している選手なので、自分のスタイルを確立してからどんどん挑みたいという気持ちはあります。
(テッサ・デ・コム戦での連敗、その後の再起戦での勝利で得たことは?)言葉で言うとシンプルなんですけど、あきらめない気持ちというのが本当にリングだけじゃなくて、日常からすごく大事なんだなというのを、一戦一戦を積み重ねることで学んでいます。(RISEの)伊藤代表に辞めたら終わり、あきらめるな、と言われ、そうだなと思い、色んなことに励んでいます。
(階級下の王者と戦うことはリスクも大きいが?)大きなものを得るには大きいリスクを取らなければいけないと思うので、今は地獄を見て、リングでしっかり笑いたいと思います。
麗也×酒井柚樹、夫人もキックボクサー対決
フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
麗也(team AKATSUKI/5位、元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
麗也は19年9月に風音に3R KO負けし、一度引退したが、21年2月のNO KICK NO LIFEで復帰。昨年のNO KICK NO LIFEバンタム級トーナメントでは5月の準決勝でHIROYUKIに判定負け。11月に治政館を離れ、team AKATSUKIに移籍すると、今年2月のRISEではフライ級に階級を下げ、末國龍汰(空龍改め)と延長に及ぶ接戦を繰り広げ判定負けした。末國は当時RISEフライ級3位で、この内容が評価され、RISEのランキングに入っている。
酒井はKNOCK OUTで4戦2勝2敗の結果を残した後、昨年10月大会で1年3か月ぶりにRISEに登場し、塚本望夢に判定負けした。
なお、麗也は佐藤レイナ(伶南)、酒井は西原朱花と結婚し、元キックボクサーと結婚した点でも共通する。会見には西原も同席し、なれそめなどについても語っている。西原は結婚に伴い引退したことを明かしている。
實方拓海は階級下げたタダヨニと
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
實方拓海(TSKjapan/3位、WMC日本・ルンピニー日本・J-NETWORKスーパーライト級王者、ルンピニー日本スーパーウェルター級王者)
サーシャ・タダヨニ(イラン/TEAM OTA/RISEミドル級(70kg)11位)
實方(さねかた)は昨年3月のK-1で寧仁太・アリに判定負けし、7月のRISEでは稲井良弥に延長判定負け。稲井戦の前後にはKROSS×OVERに参戦し、森本一陽に1R KO勝ちし、11月にはオーガニック菊﨑に判定勝ちしている。
タダヨニは昨年RISEに2度参戦し、リカルド・ブラボにKO負けしたが、7月に宮城寛克に1R KO勝ち。これまで2戦より下のウェルター級で出場する。
寺山遼冴、フェザー級に階級上げ初戦
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
寺山遼冴[りょうが](フリー/RISEバンタム級(55kg)2位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
牧野騎士[ないと](FASCINATE FIGHT TEAM/RISEフェザー級16位、RKSスーパーバンタム級王者)
寺山は20歳。21~22年は有井渚海、京介ら相手に6連勝。昨年2月、大﨑孔稀と対戦し、ローブローにより続行不能となり負傷判定でドローで終わり、5月の再戦では孔稀が2R KO勝ちした。それから1年経ち、1階級上げてリングに戻る。
牧野も20歳。兵庫出身でDEEP☆KICKやRKS等の関西の大会で経験を積み、昨年後半からRISEに上がり、7月大会で指田烈に判定勝ちし、12月に清水俊貴に2R KO勝ちしている。
チャッピー吉沼×フランクちゃん、MAX吉田×チャンも決定。RISE伊藤代表「おもちゃ箱みたいな大会になる」
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
チャッピー吉沼(TANG TANG FIGHT CLUB/9位)
フランクちゃん(タイ/TRY HARD GYM/ラジャダムナン認定ボクシング・スーパーフェザー級&ライト級王者)
吉沼はRISE参戦当初は北井智大、森香津眞、麻火佑太郎に3連敗したが、22年は5月に稲石竜弥、11月に小川悠太に判定勝ちし2連勝。今年1月の約1年ぶりの試合では、木村“ケルベロス”颯太にダウンを奪われ判定負けしている。
フランクはTRY HARD GYMのトレーナーで、ムエタイで100戦以上のキャリアがあるほか、プロボクシングでラジャダムナンの王者になった実績がある。昨年12月のRISE後楽園大会で日本デビューし、ミドル級(70kg)上位陣の一人・憂也に判定負けした。普段は大雅のスパーリングパートナーも務める。今回ボクシング時代に近い65kgまで絞るため持ち味を発揮しそうだ。
ヘビー級 3分3R
MAX吉田(TEAM岡見)※池袋BLUE DOG GYMから所属変更
チャン(MONSTAR GYM/DBSヘビー級王者)
吉田は36歳。MMAも並行しつつ、立ち技は3戦3敗で、坂本優起、カリュ・ギブレイン、ミヤギンに敗れている。チャンは44歳。キック戦績9戦4勝5敗(1KO)で、近年はSBで坂本優起に、KROSS×OVERで坂本英則に、RISEで針谷耕に判定負けしている。
なお、4月5日の会見には吉沼、フランク、吉田、チャンの4人が揃って登壇し、「キャラ濃選手祭!」とのくくりでスポットが当てられている。対戦相手は未定だが、ねぎ魔神も出場予定で、RISEの伊藤代表も「5月19日の大会は本当におもちゃ箱みたいな大会になるんではないかと思っております」と話している。
スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
細越竜之介(team AKATSUKI)
髙岩 拓(TRY HARD GYM)
スーパーフライ級(53kg) 3分3R
田中恒星(FASCINATE FIGHT TEEM/RKSバンタム級王者)
横山大翔(拳心會館/Stand Up King of Rookie 2023 -53kg優勝)
ライト級(63kg) 3分3R
窪山 昂[のぼる](リアルディール)
鳰 陽斗[にお はると](KSR GYM)
ライト級(63kg) 3分3R
嵐舞[らんま](TEAM TEPPEN)
鳰 翼[にお つばさ](KSR GYM)
出場予定選手
ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/RISEミドル級16位)
概要
大会名 RISE 178(ライズ ハンドレッドセブンティエイト)
日時 2024年5月19日(日)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 18,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円 A席4,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ予定) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料 ※一般発売4月13日(土)
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/