RISE 3.17 東京体育館:白鳥大珠、ソンヒョン戦は「ただ勝つだけじゃなくて世界にアピールできる戦い方を目指す」|松本天志×那須川龍心、YURAの談話も
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RISE ELDORADO 2024(3月17日(日)に出場する白鳥大珠、松本天志、那須川龍心、YURAのインタビュー(公開練習でのコメント)がRISEクリエーションから届いた。
第13試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/1位、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISEミドル級(70kg)1位・元王者、元同ライト級(63kg)王者、RISE KOREAウェルター級(67.5kg)王者、KTK −70kg級王者)
RISEでは年末にGLORYと共同で65kgの1DAYトーナメントを開催予定で、白鳥とソンヒョンの一戦はその査定試合となる。
白鳥は昨年3月のRISE ELDORADOでK-1の佐々木大蔵に完勝。6月のパリでのアレクシス・ソートロン戦では、2R終盤にKOされたが、ラウンド終了後だったと判明し、ノーコンテストに裁定が変わった。12月のRISE両国大会では、SBとGLORYでかつて活躍したザカリア・ゾウガリーに3R左膝蹴りでKO勝ちしている。
ソンヒョンも昨年3月のRISE ELDORADOに出場したが、海人に判定負けし、RISEミドル級(70kg)のベルトを失った。それから1カ月後の韓国での試合でKO勝ちし、7月のRISE大阪大会ではウェルター級(67.5kg)に階級を下げて同級王者の中野椋太と対戦したが、中野が右ハイを空振りさせてからの左のバックハンドブローをクリーンヒットし、ソンヒョンはKO負けしている。今回はさらに2.5kg体重を絞っての戦いとなる。
第5試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
松本天志(TARGET SHIBUYA/2位、RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント2023優勝)※HAWK GYMから所属変更
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN/4位)
松本は10戦8勝(4KO)2敗の19歳。昨年2月のRISE NEW WARRIORSフライ級トーナメントでは空龍と塚本望夢を下し優勝。10月の第2代RISEフライ級王者決定戦では数島大陸に判定負けした。今回から故郷の石川県の金沢にあるHAWK GYMを離れ、東京のTARGET SHIBUYAの所属となる。
那須川天心の弟・龍心は17歳。22年4月に高校進学と共にプロデビューし9戦7勝(2KO)2敗。昨年は2月のNEW WARRIORSフライ級トーナメント一回戦で塚本に判定負けしたが、6月に相沢晟に、8月にJINに判定勝ちし、12月の両国大会では龍太郎に3R TKO勝ち。大晦日のRIZINではMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンに2R TKO勝ちした。
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
KENTA(HAYATO GYM/8位、元DEEP☆KICK -63kg王者)
YURA[ゆうら](ダイアタイガージム/ミドル級(70kg)15位、元RKS&ジャパンカップキック・ウェルター級王者)
KENTAは宮崎県出身の31歳。18年からRISEに上がり続け、昨年は3月に安彦考真、4月に山畑雄摩に判定勝ちしたが、8月に麻火佑太郎に判定負けした。
YURAも宮崎県出身の20歳。小学生の時に空手を始め、16歳でキックデビューし12戦12勝(5KO)。21年のK-1甲子園 -65kg級で準優勝(本名の甲野裕瀬で出場)。12月の福岡大会でRISEに初参戦すると、ねぎ魔神に判定勝ちし、RISEのミドル級のランキング15位に入った。昨年5月のBreakingDownではベストKO賞を受賞し、2月18日のBreakingDownでは朝倉未来の弟子の西谷大成をKOしている。
白鳥大珠『ただ勝つだけじゃなくて世界にアピールできる戦い方を目指したい』
―― 公開練習の動きを見ると仕上がっているように見えました。(※3月4日に実施)
白鳥 仕上がってはいるんですけど、毎回試合前の1週間で完璧に仕上がるのでまだまだ上がりますね。
―― まだまだ上がるんですか。
白鳥 今の時期ってすごいキツい時期なんですけど、キツ過ぎて逆にハイになって動けちゃうって感じなので、最後の土曜日にいつもミットを持ってくれている人が、毎回良いと最後に言ってくれるのでまだ上がります。
―― キックボクサーズハイというような感じですね。
白鳥 数年前はこの時期辛くて嫌だなっていう気持ちだったんですけど、ここ最近は逆にこの時期がすごく気持ちが良いなって感じてきました。
―― 最高の流れの中で28歳になりましたね。
白鳥 より頭を使えるようになって、試合までの過程を自分の中で色々工夫したりとか、食事や過ごし方もそうだし、今28歳になって結構充実してきてまだまだいけるなっていう実感もありますね。
―― まだまだ自分の伸び代を感じているという事ですね。
白鳥 まだいけますね。30歳になって衰えてくるという話も聞くんですけど、僕はそんな事はない気がしていて、あと5年くらいは成長し続けられるんじゃないかと思ってます。
―― 今回対戦するイ・ソンヒョン選手とはスーパーライト級で戦う事になりましたが、65kgのイ・ソンヒョンはどんなイメージですか?
白鳥 元々63kgでチャンピオンだったじゃないですか。そこから70kgに上げていったので、普段の体重は結構あると聞いたけど体重は落ちると思うんですよね。前回はウェルター級でやっていたのでコンディションはソンヒョン的にもベストだとは思うので、良いコンディションで来てほしいです。
―― 現時点ではどんな試合をイメージしていますか?
白鳥 上の階級で戦っていた相手なのでタフな試合になると思ってはいるんですけど、理想は前回のようにスパッと倒し切るような試合を心がけていきたいです。でもいろんな試合展開を予想していて、3ラウンド戦ってもしかしたら延長まで行くかもしれないし、僕の中ではキツ試合になるイメージをしています。
―― 今回の舞台はRISE ELDORADOですが、ELDORADOにはレギュラー参戦していますよね。
白鳥 もう4回目になりますね。
―― ELDORADOでは何か思い出はありますか?
白鳥 RISEの年間最大のビッグマッチという事ですけど、その年のビッグマッチの初戦じゃないですか。特別な感情ではないですけど、自分の中で今年1発目をどういう形で飾れるかっていうのは1年の流れとしても重要な1戦です。初めてのELDORADOの時は負けてしまったので、そこから勝ってはいるけどKOがないので、ELDORADOでバチっときめたいです。
―― 今までのソンヒョン選手の試合を見てきて、サウスポーに対してはどのような印象がありますか?
白鳥 ここ最近はオーソドックスとの試合が多いですけど、カーフだったりパンチでボディを散らしてきたり、一気に詰めてくる時は上手いですよね。1回練習にソンヒョン選手が来たことがあって、マスでしたけど強いなという印象でした。ただ対サウスポーという事については僕があまり映像を見ていないので、結局自分がどう空間を支配できるかという戦いになると思っていて、超接近戦だったら相手の方が体も強いだろうし慣れているだろうから、その距離の戦いになるかと思っています。
―― ちなみにソンヒョン選手が練習に来たのは何年くらい前ですか?
白鳥 たぶん3、4年くらい前ですね。ソンヒョン選手が腕を1回骨折していた時期があって、その治りかけくらいに来ていたと思います。昔からRISEのトップでやっていた選手なので、強敵と戦えることが今すごく楽しいです。だから前回のザカリア選手もそうですけど、昔からRISEで活躍している外国人選手だったので、今回もRISEでずっと活躍している外国人選手ということで、こういう試合を1個ずつクリアしていく中で自分の成長を感じられています。
―― 28歳を迎えたことでファイターとして思った事はありますか?
白鳥 28っていう数字を見ると自分も歳をとったなと思いましたが、まだ20代前半くらいの気持ちでいるので気持ち自体は変わらないですね。けど若い選手が増えてきて、自分がベテランという域に入ってきたのかと思うと、まだまだ負けたくないですね。自分の中ではあと5年くらいはやり切りたいので、まだこれからが全盛期だと思っています。
―― 自分が思い描いていた28歳の理想には到達されていますか?
白鳥 そこには到達していないですね。キックボクシングといえば那須川天心だったと思うんですけど、その天心が引退して今キックボクシングやRISEで誰ってなった時の1番は自分じゃないし、国内のキックボクシング界で誰だっていう名前をあげていった時に自分が出るような存在を思い描いていました。そこにまだ届いていないけど、まだまだ全然いけるし自分に期待しています。
―― その意味では28歳のこの1年間はどこまでいきたいと考えていますか?
白鳥 今この階級だと世界の競合達が目立つので、年末にでかいトーナメントも発表されているので、確実にそこに出るためには今回も絶対に落とせないし、ただ勝つだけじゃなくて世界にアピールできる戦い方を目指したいです。そのトーナメントに出れたとして、どうせ負けるだろうっていう立場ではなくて、このトーナメントも優勝するんじゃないかという存在に年末までに辿り着きたいです。
―― WORLD SERIESを制した時の白鳥大珠が復活っていう感じですね。
白鳥 あの時は期待感が結構あったと思うので、それ以上のものを自分でこの1年間をかけて作り上げていきたいです。去年は3試合しましたが、今年は4試合やりたいです。
―― 以前は近い距離での攻防に苦手意識があったかと思うのですが、最近のYA-MAN戦やザカリア戦では相手によって対処が変わってきている感じがします。その辺りに関してご自身ではどのように感じていますか?
白鳥 今でもゴンナパーの名前を言われるんですけど、あの様な試合はやっぱ見えてないんですよね。見えてないパンチに対して打ち返そうとしてもらっちゃって倒れるっていうのがあったので、自分の意識の中で変わっているのはよく相手を見るっていう事だけなんですよね。見えている、見えていないっていうだけで攻撃をもらってもダメージが違うので、自分の戦い方が最近になって分かってきました。こう戦えば相手は嫌だし入りづらいっていう戦いが前回とかはできていました。
―― そもそも入られないところにいるのか、入られたとしてもですか?
白鳥 なるべく入らない、入らせないで自分が出るっていう距離をキープしたいですけど、どうしてもまだそこまでは行ききっていないので、ただしっかり相手のパンチや動きを見るという意識だけですね。
―― それは練習の中で意識して取り組んでいますか?
白鳥 練習というかシャドーからですね。それを始めてから集中力が上がりました。
―― ソンヒョン選手も前に出てきてパンチやローキックが得意なタイプですが、その相手に対する対処に自信はありますか?
白鳥 全然勝てると思っているので自信はあります。ただどれだけパワーがあるとか体の強さは、いざ対面してみないと分からない部分があります。ここ最近は相手がどうこうではなくて、自分とやる相手は大体入ってくる相手ばかりなので、自分の戦い方を突き詰めれば誰が相手でもやる事は変わらないです。だからこそ今回のソンヒョン選手はめちゃくちゃ強い相手ですけど、ここでつまずいていたら前回の勝ちも意味がないし着実に1つずつクリアしていって世界最強まで絶対いけると自分は思っています。だから誰が相手でもやる事は一緒ですね。
―― 勝ち方や見せ方が問われる部分もありますが、その意味では今回の試合内容にテーマはありますか?
白鳥 ソンヒョン選手は前回倒されて負けているんですけど、本来はタフであまり倒れているイメージがないので、無難に勝ちたくはないです。前回のザカリア選手との試合も絶対に負けたくないっていう気持ちが1番だったんですけど、やっぱりそれだけじゃだめで勝ち方で印象は全然違いますよね。勝つ事はもちろん大事だけど、無難にポイントを取って勝つだけだと記憶に残らないので、人の記憶に残るような試合展開を今後目指したいです。
―― 最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
白鳥 今年初戦ということで、タイトルマッチや対抗戦という豪華なカードが並ぶんですけど、今盛り上がってきているスーパーライト級が今年1年で1番盛り上がる階級なので、今年1発目にインパクトがある試合をするので、皆さん応援してください。よろしくお願いします。
那須川龍心『技術で圧倒して相手を手詰まり状態にさせたい』
―― ABEMAの番組の『今日、好きになりました。』に出演していますが、反響はいかがですか?
那須川 最初はめちゃめちゃ叩かれると思っていたけど、思ったより良い声ばかりでそこまでマイナスなことを言う人は少ないんだなと安心しました。
―― 出演することによって変わった部分はありますか?
那須川 今放送中なので負けてしまったら「番組に出ていたからだろ。練習しろ。」みたいなことを言われるじゃないですか。だから良い意味で自分にプレッシャーをかけられています。
―― いつもとは違うプレッシャーを感じながらの一戦になるわけですね。
那須川 プレッシャーというよりも自分を鼓舞できていますね。
―― 昨年の大晦日ではRIZINでMMAに挑戦したり、番組に出演したりと新しいことに挑戦している姿が見えますね。
那須川 挑戦していきたい性格なのでこれに出る、出ないっていうのを限らずにいろんなことに挑戦していきたいです。
―― 公開練習では後ろ回し蹴りなどの動きも見せていましたが、試合でも出そうですか?
那須川 普段のミットでやっているので試合で出ることもあります。
―― 今回の対戦相手の松本天志選手は、越えなければいけない壁だと思いますがいかがでしょうか?
那須川 去年と同様に年の初めに良いチャンスをもらえているので、去年はチャンスを逃してしまったので今回は自分にとって試練だと思っています。
―― 松本選手ですが、去年龍心選手に勝っている塚本望夢選手に勝っているという部分に関しては意識していますか?
那須川 格闘技って三段論法的な事が言われるじゃないですか。俺は松本選手に勝てば良いだけなので、そこについては特に意識していないです。
―― 決戦まで2週間を切りましたが最終調整はどの様に進めていきますか?
那須川 この2週間は疲労が溜まっていくので、自分の中で良い動きができなかったり試合でやろうとしているイメージのすり合わせができなかったりとかがあるんですけど、そこで自分の動きを崩すっていう事はないようにしています。いつも疲労が溜まった中で良い動きってなかなかできないので、それで自分の動きを崩すっていう事がありました。この2週間は追い込む時期ですけど、今回は自分の動きや会長に教えてもらったことを信じてやっています。
―― 松本選手の強さはどういう所にあると思いますか?
那須川 スピードも速いですし、爆発力があることが1番警戒する部分ですね。
―― その部分については松本選手と比べて自分が劣っていると思いますか?
那須川 そこは松本選手の持ち味なので、そこで対抗しようという気持ちはないです。
―― それとは違う自分の強みで勝負するということですね。
那須川 そうですね。だけど向こうも前回の試合では数島選手に負けているので、そこを修正してくると思います。
―― 年末のMMAを経て、今キックボクシングに活かせている部分はありますか?
那須川 組み際が成長しました。組んだら終わりではなくて、その後にサイドを取ったり後ろに回ったりと器用にできる様になりました。
―― パワーや体幹の強さの成長はありますか?
那須川 体が強くなった気がします。
―― ちなみに今はMMAの練習はしていないですよね?
那須川 この試合が近くなってからはやっていないですけど、最近までは週3でやっていました。
―― それはどういう意図でやっていたんですか?
那須川 普段からやっておいた方がMMAも上手くなるし、キックにも良い影響があるのでキックボクシングを強くするためにやっています。
―― 大晦日前と後ではご自身でも変化を感じられているんですね。
那須川 MMAも上手くなりました。
―― 今後のスケジュールとしてはキックとMMAを両立していく予定ですか?
那須川 鈴木千裕選手がやっているように二刀流はすごいと思うけど、自分としてはやるなら一本に絞ってやる方がかっこいいと思うんですよね。だから本格的にMMAをやるならキックを辞めますし、キックをやるならMMAを辞めます。今はそこの選択肢を捨てたくないので、あまり考えてはいないけど大晦日にもらったMMAに挑戦という出来事は中々得られないと思うので、今年の1年はMMAの練習もやっていきたいです。
―― 今年の目標を教えてください。
那須川 今回勝てばランキングが1位になってチャンピオンに挑戦できるようになるので、チャンピオンになるっていうのが今年の目標です。
―― 兄の天心選手の存在が大きいことで以前から自分の色を出すと仰っていましたが、番組出演などを経験して自分のキャラクターが世間に浸透してきていると感じますか?
那須川 自分のキャラクターがあまり分かっていなくて、どうしても天心に似てきていると言われちゃうので、似せているつもりはないですけど喋り方まで似ていると言われてしまうので難しいですね。兄の方が先に生まれているので、俺が先に生まれていれば逆だったかもしれないです。
―― MMAのデビュー戦も勝ち方が似ていると騒がれていましたが、ご自身ではどうでしたか?
那須川 そこに関しては本当に似ていると思ってしまいました。技をかけられた時も天心が腕十字を極められた映像がフラッシュバックして、一瞬マジでタップしようか悩んだんですよ。でもここでタップしたら超えられないと思って踏ん張れたので、そこは自分に良い方向に働きました。
―― 勝ち方という面で天心選手はバックスピンキックでのKOなど色々話題になりましたが、龍心選手として準備していることや手応えを感じている事はありますか?
那須川 狙っている技は言えないけど、当日の試合を楽しみにしてもらいたいです。
―― 理想とする倒し方や試合の運び方はどういうものですか?
那須川 理想は自分がプレッシャーをかけて何もさせないって感じですけど、相手も強いので中々そういう展開には行かないと思っています。その中でも技術で圧倒して相手を手詰まり状態にさせたいです。
―― 松本選手より上回っているところはテクニックになりますか?
那須川 相手は1発の爆発力があって、僕が勝っている部分はテクニックです。格闘技って勢いも大事だけど、テクニックで圧倒していってラストはしっかり倒すっていうのが理想ですね。
―― 最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
那須川 去年と同様に年初めにおいしいチャンスを頂きました。今回勝てば格闘家としての人生が変わってくると思うので、しっかり勝ってチャンピオンになります。3月17日はよろしくお願いします。
松本天志『難しい試合だけど、ここをクリアしてとタイトルマッチに近づきたい』
―― 常陸コーチの指導はいかがですか?
松本 いつもお世話になっているので嬉しいです。
―― かなりハンドスピードが速くなったように見えたのですが変化はありますか?
松本 今ですか?まだまだ上がるって感じですね。まだちょっと寝起きな感じなので。
―― 今回は2023年10月29日に行われた数島大陸選手との試合から5ヶ月ぶりになりますが、この5ヶ月でどんなところが成長しましたか?
松本 2月から上京して東京で練習をしているのですが、新しいことをたくさん吸収しているので、前回の試合までのスタイルにプラスアルファされたような動きができます。
―― 石川県の方から東京に来ることを決意したのはいつ頃だったんですか?
松本 決意というかずっと前から来たいなとは思っていて、しっかり決めたのはタイトルマッチの後ですね。
―― 初めての東京生活は慣れましたか?
松本 もう1ヶ月くらい経っているのでだいぶ慣れてきました。
―― 東京での生活で1番良いところはどんなところですか?
松本 練習環境がすごい良いですね。自分の足りないところとか新しく学ぶ技術が沢山あるので、そこが1番です。
―― 逆に東京での生活で嫌な部分はありますか?
松本 ここはちょっとなっていうのは、やっぱりパン屋さんが多いのでそこを寄り道しちゃうところですかね。
―― 匂いに釣られちゃいますか?
松本 匂いとか看板とかを見たらすぐ曲がっちゃいます。
―― 減量時期には大敵ですね。
松本 誘惑に負けそうなところもあるんですけど、もし食べちゃってもその分動けば大丈夫です。
―― 地元が恋しくなる時はありますか?
松本 それはありますね。家に帰っても誰もいないので、ちょっと寂しくなったりします。
―― 上京してきてから、改めて2024年の目標は立てたのでしょうか?
松本 RISEのタイトルを取りたいので、そこは変わらないです。
―― 再起戦の1戦目として、那須川龍心選手との1戦が決まりましたが、この試合についてはどのように捉えていますか?
松本 僕自身は難しい試合だと考えているんですけど、ここをクリアしていかないとタイトルマッチにも近づけないので、しっかりクリアしていきたいです。
―― 難しいと発言がありましたが、具体的にはその難しさはどんなところに感じていますか?
松本 相手は本当に強い選手なので、そこをどう勝っていけるかというのが僕の中で難しいと感じています。
―― 昨年2月のNEW WARRIORSフライ級のトーナメントで、お互いトーナメントにエントリーした時に那須川選手と戦うシミュレーションをしたことはありましたか?
松本 1回戦の選手の事しか僕は考えていませんでした。
―― 今回はどんな試合になると予想しますか?
松本 戦ってみないと分からないので、自分でも楽しみです。
―― そんなに作戦や戦略は立てていないですか?
松本 龍心くん対策というか、戦い方は相手がやりにくい戦い方とか相手の癖を意識して戦っています。
―― 今回はRISE ELDORADOという舞台になりましたが、出場するのは初めてですよね?
松本 こんなに大きな舞台で戦えることは本当に感謝しています。
―― RISEのビッグマッチ自体も初めてですよね。
松本 ビッグマッチは初めてです。
―― 東京体育館の大きな会場のリングに立つというのはいかがですか?
松本 内心すごく緊張するんですけど、大きいところに立てる数少ない1人に選んでいただいたので、しっかり楽しんでいきます。
―― こういったシチュエーションではプレッシャーがかかる方ですか、それとも伸び伸びと戦える方ですか?
松本 でかい会場でやったことがないので分からないですね。(笑)
―― 日々の練習で、常陸選手やYA-MAN選手から刺激を受けることはありますか?
松本 毎回練習では圧倒されるし、練習に対しての姿勢も自分もやらなければいけない姿勢でやっています。先輩って感じの2人で色々なことも教えてくれますし、プラスにしかなっていないです。
―― その姿勢を1番感じるのは集中力とかですか?
松本 K-1側の対抗戦で試合が決まっている飛雄馬さんは、対戦相手の動きをしっかり意識して毎回シャドーしているので、そういうのは僕も考えてやっていきたいです。
―― 練習中のYA-MAN選手は松本選手から見てどういう風に映りますか?
松本 僕が練習で戦っている時もじっと見てくれて、僕や選手全員の足りない部分を見つけて、それを克服するための練習をしてみんなで強くなっていこうという感じで、YA-MANさんがしっかり先頭に立ってやってくれています。
―― かなり優しい先輩ですね。見た目とは違いますね。
松本 見た目はちょっと怖そうなんですけど、練習熱心でめっちゃ優しいです。
―― 今回の移籍後、1回目となる試合ではコスチュームや入場曲など変更はありますか?
松本 コスチュームを変える予定はないです。入場曲は変えようと思っています。
―― 最後に松本選手の復帰を待ち侘びていたファン、RISEのファンの皆様にメッセージをお願いします。
松本 今回はTARGET SHIBUYAに移籍して1発目の試合なんですけど、前の自分にプラスアルファされたような試合を見せるので応援をよろしくお願いいたします。
YURAインタビュー『KO勝ちして、実力もちゃんとあるっていうところを証明したい』
―― 昨年12月にRISE WESTでねぎ魔神選手との壮絶な倒し合いの末、勝ったことで試合が評価されて今回ELDORADOに大抜擢されたと思いますが、オファーが来たときはどんな気持ちでしたか?
YURA RISEでも1番でかい大会なのでびっくりして、まさかオファーが来るとは思わなかったです。
―― 過去のELDORADOでの試合映像は見たことがありますか?
YURA あまりないです。
―― 自分が1万人規模の会場でリングに立っているイメージはどんな感じですか?
YURA つまらない試合をしたくないです。面白い試合をしたいです。
―― 面白い試合=倒す試合ということになりますか?
YURA そうですね。絶対KOを狙っていきます。
―― 今回ELDORADOに出るということで、周りの反応や反響はありますか?
YURA ついにここまで来たのかと、皆んなびっくりしています。
―― 若干プレッシャーも感じていますか?
YURA プレッシャーしかないですね。
―― 楽しみよりプレッシャーですか?
YURA 試合はほとんどそうなんですけど、今までで1番です。
―― そのプレッシャーにどうやって打ち勝ってリングに上がろうと思っていますか?
YURA セコンドとかの支えやみんなからの応援で頑張っていきます。
―― 試合が間近に迫ってきましたが、対戦相手のKENTA選手の分析は済んでいますか?
YURA もちろん大丈夫です。
―― どのくらい倒す作戦は立ててありますか?
YURA 色々とやっています(笑)
―― 会見で会った時のKENTA選手はどんな印象でしたか?
YURA 思ったより大きかったです。
―― 最近はミドルやウェルター級での戦いが多かったですが、今回はスーパーライト級になります。この-65kgでの体を作る調整は大丈夫ですか?
YURA はい。なんとか大丈夫です。
―― ちなみにあと何キロくらいですか?
YURA あと8kgくらいですね。
―― 大丈夫ですか?
YURA 前回65kgに落とした時もこのくらいだったので、なんとか頑張って落とします。
―― ウェルター級の時の戦いに比べて、スーパーライト級の戦いというのは体の変化の部分でどのように感じますか?
YURA プロで65kgをやるのが初めてなので、楽しみな部分があります。
―― YURA選手がスーパーライト級で戦うということに関しては、ジムのトレーナーの方々は何と言ってますか?
YURA 本来はこれぐらいの体重が適正だと言っているので、試合を見るのが楽しみと言っています。
―― 自分でも楽しみですか?
YURA 70kgの時とどれくらい動きが変わるのか楽しみです。
―― 会見でYURA選手と初対面したKENTA選手は「いい子なのでびっくりした」と発言していましたが、そのコメントを聞いて感じる事はありましたか?
YURA BreakingDownに出ているので、いい子じゃないって思われてもしょうがないと思うんですけど、喧嘩もした事がないので悪い子ではないと思います(笑)
―― 会見の時のYURA選手が素に近いんですかね?
YURA あのままです。
―― BreakingDownに出たのは知名度的に良かったんですね。
YURA もちろん大正解だと思っています。
―― 反響は今でもすごいですか?
YURA 街を歩けば声をかけられますし、写真撮ってくださいっていう声も多いのでめっちゃ嬉しいです。
―― ELDORADOに出てどんな反響を期待しますか?
YURA これでしっかりKO勝ちして、実力もちゃんとあるっていうところを証明したいです。
―― プロでは12戦全勝5KOで十分に実力を今までのレコードでも見せていると思いますが、負けなしで今まで来ているのはいかがですか?
YURA 絶対に負けられないっていう気持ちが1番あるので、その中でもプレッシャーがすごくて負けない戦い方もしたいけど倒しにいかないと面白くないので難しい所ではあります。
―― 対戦相手のKENTA選手も宮崎県出身という事で、宮崎県の-65kgナンバーワン決定戦という見方をする人もいますが、この辺りに関してはどう思いますか?
YURA まさかの宮崎県出身でびっくりしましたが、宮崎で1番は僕だっていうことを見せないといけないので絶対に勝たないといけないですね。
―― 試合が決まってからKENTA選手の噂などを地元で耳にすることはありますか?
YURA 年が近くないのであまり分からないです。
―― 現時点では最終的にどんな勝ち方をするかイメージしていますか?
YURA パンチでKOしている姿しか浮かんでいないですね。
―― それはねぎ魔神選手を倒したストレートと同じですか?
YURA ストレートかもしれないですし、フックかもしれないです。
―― ねぎ魔神選手との試合から3ヶ月が経ちましたが、そこから成長や進化している自負はありますか?
YURA いろんな技も覚えましたし単調な攻撃だけでは勝てないと思うので、色々な攻撃を練習しています。
―― 今後の活動方針に関しては、プロでのキックボクシングの活動になりますか?それともBreakingDownとの二刀流でいきますか?
YURA まだ決定ではないですが、メインはプロキックボクサーでやって行くのでBreakingDownも呼ばれたら出たいなと思っています。
―― あと8kgはどういう風に落としていきますか?
YURA 食事を極端に減らして動いて、最後は水抜きをします。
―― まだ若いから体にダメージはなさそうですね。
YURA しんどいですけどやるしかないので。
―― 最後にYURA選手の登場を待ち侘びているファンの方々にメッセージをお願いします。
YURA BreakingDownで知ってくれた方とかもいると思いますが、僕のことを知らない人でも今回のRISEから知っていただいて、こんな選手がいるんだなっていうのを見て頂けたら嬉しいです。あとはKOして勝つので応援をよろしくお願いします。
対戦カード
第15試合 メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/挑戦者、RISEスーパーフライ級(53kg)2位、元同級&フライ級(51.5kg)王者、RISE -54kgトーナメント2023優勝)
第14試合 セミファイナル スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/RISE世界スーパーライト級(65kg)王者、WMC&WBCムエタイ世界同級王者)
ミゲール・トリンダーデ[Miguel Trindade](ポルトガル/マンバ・ファイトクラブ/ISKA欧州スーパーライト級王者、MFC -65kg級王者)
第13試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/1位、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISEミドル級(70kg)1位・元王者、元同ライト級(63kg)王者、RISE KOREAウェルター級(67.5kg)王者、KTK −70kg級王者)
第12試合 ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)タイトルマッチ 3分5R
大﨑一貴(OISHI GYM/王者、RISEスーパーフライ級(53kg)王者、元WMC日本&LPNJフライ級王者)※初防衛戦
ジラリー・キャルービー(フランス/Carcharias gym/挑戦者、IFMAアマチュアムエタイ世界大会3位)
※肘無し、つかんでからの攻撃の連打が可能
第11試合 RISE vs. K-1対抗戦 ライト級(63kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg級王者)
与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)
第10試合 RISE vs. K-1対抗戦 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(フリー/元RISEバンタム級(55kg)王者、WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
第9試合 RISE vs. K-1対抗戦 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級(53kg)5位、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級(53kg)王者)
第8試合 RISE vs. K-1対抗戦 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
陽勇[ひゅう](TEAM 3K/RISEライト級11位、Stand Up King of Rookie 2022 -65kg優勝)
龍華[りゅうか](ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019 2020 -65kg優勝)
第7試合 RISE vs. K-1対抗戦 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
田中佑樹(HAWK GYM/RISEライト級10位、Stand Up King of Rookie 2021 -63kg優勝)
齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
山田虎矢太(シーザージム/8位、シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
大森隆之介(EX ARES/4位)
第5試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
松本天志(TARGET SHIBUYA/2位、RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント2023優勝)※HAWK GYMから所属変更
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN/4位)
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
加藤有吾(RIKIX/3位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(タイ/ブーンラナームエタイジム/True4uバンタム級王者)
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
KENTA(HAYATO GYM/8位、元DEEP☆KICK -63kg王者)
YURA[ゆうら](ダイアタイガージム/ミドル級(70kg)15位、元RKS&ジャパンカップキック・ウェルター級王者)
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/10位)
伊東龍也(HAYATO GYM/13位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山科直史(極真会館/11位)
横山典雄(不死鳥道場/元聖域統一ライト級王者)
オープニングファイト第3試合 ライト級(63kg) 3分3R
TAKU(TARGET/Stand up King of Rookie 2023 -63kg優勝)
武 裕太(誠真会館所沢道場)
オープニングファイト第2試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
登島優音[としま ゆん](NEXT LEVEL渋谷)
紗彩[さあや](ドージョー☆シャカリキ)
オープニングファイト第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
所 風雅(Refre’K)
奥村将真(TEAM TEPPEN/東アジアユース競技大会2023ボクシング男子60kg級優勝)
概要
大会名 ABEMA presents RISE ELDORADO 2024
日時 2024年3月17日(日)開場・12:00 オープニングファイト開始・12:30 本戦開始・13:30
会場 東京体育館 [HP]
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席80,000円 SRS席30,000円 RS席15,000円 S席9,000円 2階席9,000円 3階席6,000円 小中高生シート1,000円(当日のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/