RISE 1.14 後楽園ホール:王者チャンヒョンに挑む大雅「必ずチャンピオンになってその続きを見せていく」|ボクシング23年東アジアユース優勝の奥村将真がプロデビュー。一馬引退セレモニーも
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RISE 175(1月14日(日)後楽園ホール)でRISEスーパーフェザー級王者・チャンヒョン・リー[イ・チャンヒョンに挑戦する大雅の公開練習のレポートがRISEクリエーションから届いた。なお、9月に引退表明していた一馬(MONSTAR GYM/元RISEスーパーフェザー級暫定王者)の引退セレモニーが今大会で行われることも発表された。
また、新たにバンタム級(55kg)・堀本祐惺[ゆうせい](TRY HARD GYM/Stand upアマチュア全日本選手権大会2023 Aクラス-55kg優勝)vs. 奥村将真(TEAM TEPPEN/第2回(2023年)東アジアユース競技大会 ボクシング男子60kg級優勝)が追加された。奥村は高校3年生。大阪の興国高校のボクシング部に在籍し、上記のとおり8月の東アジアユース競技大会で優勝。TEPPEN GYM 大阪でキックを習い、NEXT☆LEVEL等のアマ大会で3戦3勝し、早速プロデビューする。
大雅「今が1番強いので、それを試合で証明して盛り上げる」
チャンヒョンは17年に野辺広大を破りRISEスーパーフェザー級王者に。19年の-61kgトーナメントでは裕樹に勝利し、準決勝で梅野源治に敗れた。コロナ禍の影響で2年間試合から遠ざかっていたが、22年7月のRISEで復帰し、暫定王者の一馬をKOし、王座統一と初防衛を果たす。22年10月には中村寛に2R TKO勝ち。23年1月、常陸飛雄馬に延長判定勝ちし王座2度目の防衛に成功すると「これからは1個上の階級に挑戦したいです」とコメントした。7月にはライト級(63kg)でのOFGマッチで山口侑馬を71秒でKOしたが、8月のライト級での秀樹戦ではパンチの空振りが多く2R目から失速し判定負け。今回はスーパーフェザー級に戻って3度目の王座防衛を目指す。
大雅は元K-1同級王者。19年からRISEに上がり、21年11月以降、梅野源治ら相手に3勝1分負け無しだったが、23年3月のRISEの一馬戦の前日、減量苦の影響で肺の破ける縦隔気腫となり欠場した。6月には武尊の出場したパリの大会に参戦し、ポール・カーポウィッツに判定勝ち。8月のRISEでは当時スーパーフェザー級2位の常陸と接戦の末に延長判定勝ちすると、「タイトルマッチやりたいです」とマイクアピールしていた。11月のカード発表会見で、RISEの伊藤隆代表は「チャンヒョンはサウスポーが苦手で、原口(健飛)と秀樹に苦戦しています。大雅の戦い方次第では色々変わるのでは」と分析していた。
–試合まで3週間となりましたが体の仕上がり具合はどうですか?
大雅 いつ試合をしても良いという自信があるので早く試合をしたいです。
–世の中はちょうどクリスマスですが、チキンやケーキは食べましたか?
大雅 チキンは毎日食べているんですけど。(笑) 試合前なので試合が終わってからゆっくりします。
–世の中の人が食べているチキンとは別のチキンですね。
大雅 脂の少ないチキンです。(笑)
–町田付近はだんだんと年末年始の雰囲気になってきたと思いますが、その中で追い込みをかけるのはどうですか?
大雅 特にいつもと変わらないですけど、街がクリスマスモードなので僕も幸せな気持ちになっています。
–人の幸せでハッピーになれるタイプですね。
大雅 そうですね。
–大雅選手の2023年はどういう1年でしたか?
大雅 2023年で自分の人生が変わったというか良い方向に変わってきていて、縦隔気種になって試合ができなかったこともありましたけど、今考えてみたらそれがすごい意味があったと思っています。そこからフランスで試合をして、次のランキング戦も勝ってタイトルマッチまで来れたので良い一年になりました。
–TRY HARD GYMの選手たちが絶好調じゃないですか。先日行われた(RUF presents RISE WORLD SERIES Final Round)両国大会でも、田丸選手や宮﨑選手が良い勝ち方をしましたけど刺激は受けましたか?
大雅 刺激をもらえたというのと、みんなでやっていることが間違いではないということを見せてもらえたので、僕も年始からTRY HARD GYMの強さを見せていきます。
–今TRY HARD GYMが絶好調な要因はどの様に分析されていますか?
大雅 今年に入ってからジムが大きくなって、新しいトレーナーも3人増えて、1年かけてみんなでチームワークを組んでここまで作れました。本当にトレーナーにはすごい感謝しています。
–では大雅選手もそのトレーナーの方々と相性バッチリで調整しているわけですね。
大雅 休みとか関係なく勝たせようという気持ちで練習を見てくれているので、タイトルマッチはみんなでかましにいきます。
–現時点でチャンヒョン・リー選手の対策はばっちりですか?
大雅 そこまで細かく見ていないですけど、大体のパターンは分かっているのでどんな展開になるかは想定しています。
–短期決戦と長期決戦ではどちらになりそうですか?
大雅 どっちも考えていて、最初のラウンドでいいのが入ったら倒れる可能性もあるし、ドロドロの5ラウンドの試合をしても負けないので、自信を持って試合に臨みます。
–過去の試合を見るとチャンピオンのチャンヒョン・リーは長期決戦に強く、尻上がりにピッチをあげてくる印象がありますが、その辺はどう考えていますか?
大雅 チャンヒョンもスピードとか落ちる時は落ちていて、みんなペース配分を分かっていなくて、失速しているところでやられているので、自分はそうならない自信があるのでそこが違いますね。
–8月の秀樹戦も含めてチャンヒョン選手はサウスポーが苦手な説があります。
大雅 苦手だと思います。
–大雅選手もサウスポーですが、その苦手な部分を突いていく考えはありますか?
大雅 もちろん僕もサウスポーなので、サウスポーの良さを使いつつ試合を進めていきます。
–延長の6ラウンド以降になったら大雅選手にとっても未知の領域になりますか?
大雅 でも僕1日で9ラウンド試合をした事があるので、そこら辺は全然大丈夫です。
–その9ラウンドはトーナメントだと思いますが、心境的にはどんな感じですか?
大雅 トーナメントの方は1回試合が終わるので、それを3回しないといけないのでそっちの方がきついです。
–今回のタイトルマッチで延長ラウンドになっても乗り切る覚悟があるわけですね。
大雅 どんな展開になっても絶対勝つって決めています。
–大雅選手の戴冠に期待しているファンの方々にはどんなところに注目してほしいですか?
大雅 一時期負けが続いていた時もありましたが今が1番強いので、それを試合で証明して盛り上がる試合をするのでぜひ会場まで見にきてください。
–今回のタイトルマッチでタイトルを奪取したら、来年はどんな1年にしたいですか?
大雅 チャンピオンになったら色々言えるので、そこから僕が何を言い出すか分からないですけどガンガン突っ走ります。
–TRY HARD GYMや周りの仲間からはどんな風に檄を入れられていますか?
大雅 「絶対いけますよ!」っていう風に言われています。タイトルマッチだからっていう風にはあまり考えていないです。負ける気がしないので。
–最後に今回のタイトルマッチ挑戦にかけるメッセージをお願いします。
大雅 ずっと勝てない時期もあってようやくチャンピオンに挑戦できるところまで来ました。来年必ずチャンピオンになってその続きを見せていくので、今後の自分に注目してください。
対戦カード
RISEスーパーフェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
チャンヒョン・リー[イ・チャンヒョン](韓国/RAON GYM/王者)※3度目の防衛戦
大雅(TRY HARD GYM/2位、元K-1同級王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
女子49.5kg契約 3分3R(延長1R)
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者)
ワン・チンロン(台湾/TKBA/PUNCH UP)
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/ライト級9位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
チャッピー吉沼(TANG TANG FIGHT CLUB/スーパーライト級8位)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/6位)
翔[かける](REVOLT/11位)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
久津輪将充(TBF/9+ nine plus lab./CKC 2023 -57.5kgトーナメント優勝)
大島広也(TANG TANG FIGHT CLUB)
スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
藤橋 光(TEAM LIBERTAD/KT)※フリーから所属変更
愛翔(Kickboxing Academy Sapporo)
スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
戸田龍将(TRY HARD GYM)
原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)
バンタム級(55kg) 3分3R
松山和弘(ReBORN経堂)
若原 聖(TEAM TEPPEN)
女子アトム級(46kg) 3分3R
菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)
岩永唯伽(OISHI GYM)
女子バンタム級(55kg) 3分3R
山本“魂武羅”知美(FAITH)
RINA(TEAM TEPPEN)※Crazy Gorilla Gymから所属変更
バンタム級(55kg) 3分3R
堀本祐惺(TRY HARD GYM)
奥村将真(TEAM TEPPEN/第2回(2023年)東アジアユース競技大会 ボクシング男子60kg級優勝)
※一馬(MONSTAR GYM/元RISEスーパーフェザー級暫定王者)引退セレモニーも実施
概要
大会名 RISE 175(ライズ ハンドレッドセブンティファイブ)
日時 2024年1月14日(日)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円 A席4,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com