RISE 12.16 両国国技館:クマンドーイとメインで54kgT決勝、田丸辰「スターになるためにここで倒す」。志朗「クマンドーイほどスピードとパワーがある選手はタイになかなかいない」。大﨑一貴「田丸選手に負けて毎日のように泣いてました」。松下武蔵×池田幸司談話も
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RISE WORLD SERIES 2023 Final Round(12月16日(土)両国国技館)に出場する選手のインタビュー(公開練習でのコメント)がRISEクリエーションから届いた。
今回の記事ではメインイベントの-54kgトーナメント決勝に登場する田丸辰、同トーナメントで敗退し今回はタイ人選手と戦う志朗、大﨑一貴、そして新鋭の松下武蔵およびその対戦相手となるKrush王者・池田幸司の軽量級5選手のコメントをお届けする。
第16試合 メインイベント RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament 決勝 3分3R(最大延長2R)
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナン&True4Uスーパーフライ級王者、オムノーイ認定フライ級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/元RISEフライ級(51.5kg)&スーパーフライ級(53kg)王者)
前回のRISE WORLD SERIESは8月に大田区総合体育館で開催され、7月からスタートした「RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント」の準決勝2試合が行われ、クマンドーイが志朗に、田丸辰が大﨑一貴に勝利し、今回の決勝に進んだ。
今大会は田丸だけでなく志朗、大﨑一貴、宮﨑小雪の軽量級4王者が、タイの名門・ペッティンディーアカデミー推薦選手と対戦する。また、GLORYとの交流戦が8試合、K-1との交流戦が1試合組まれ、2023年最後のRISEは交流戦主体のラインナップとなった。
第7試合 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級(55kg)王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
ブンロン・ペッティンディーアカデミー[Boonlhong Petchyindee Academy](タイ/ペッティンディーアカデミー/元True4uスーパーバンタム級・バンタム級・スーパーフライ級王者)
志朗は8月の-54kgトーナメント準決勝でタイの強豪・クマンドーイと対戦したが、左ミドルをもらい続け、2Rには右ストレートでダウンを奪われ判定負けし、決勝進出とならなかった。今回も左ミドルが得意だというタイ人のブンロンとの試合となる。ブンロンは100戦75勝20敗5分の27歳。
第6試合 54kg契約 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC日本&LPNJ同級王者)
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ[Jarernsuk Boonlannna Muaythai](タイ/ブーンラナームエタイジム/True4uバンタム級王者)
大﨑兄弟の兄・一貴は7月の-54kgトーナメント一回戦でアイマン・ラマーをKOし、19連勝、RISE 13連勝としたが、8月の準決勝では田丸辰に判定0-2で敗れ、連勝がストップすると共に決勝進出を逃した。対するジャルンスックは53戦44勝6敗3分の17歳。
第4試合 54kg契約 3分3R(延長1R)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/RISEバンタム級(55kg)10位)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級(53kg)王者)
松下は10戦8勝(3KO)1敗1分の18歳。RISE、スック・ワンキントーン、Bigbang等、様々な大会に上がり、最近はKNOCK OUTを主戦場とし、3月に古木誠也を、6月に小倉尚也を1R KOした。8月に古木のベルトに挑戦予定だったが、所属ジムのWIVERNを退会したことを理由に欠場し、GOD SIDE GYMに移籍。10月にRISEに2年ぶりに上がると、彪司に判定勝ちしバンタム級のランキングに入った。
池田は昨年12月の初代K-1バンタム級王座決定トーナメント準決勝で石井一成に判定負けしたが、今年2月のKrushでは松谷桐をKOしてKrush王座の2度目の防衛に成功。6月の横浜武道館大会では元ラジャダムナン認定バンタム級王者のペットモンコンに延長判定2-1で勝利。9月のK-1では元KNOCK OUT王者の心直を2R右膝蹴りでKO。試合後のマイクでは12月のK-1大阪大会での黒田斗真のK-1バンタム級王座挑戦を希望したが、石井が挑戦者に選ばれ、池田はRISEに送り込まれた。
田丸辰『誰かが作った道を行くんじゃなくて、自分にしかないストーリーをみんなに知ってもらいたい』
–トーナメント決勝戦が近づいて来ましたが体調はいかがですか?
田丸 体調はめちゃくちゃ良い感じですけど、免疫力下がってきてるのでしっかり最後まで体調管理します。
–公開練習では力強いワンツーを見せていただきましたけどパンチはかなり強化してますか?
田丸 風音戦からボクシングのパーソナルに行っていてパンチの修正をやってもらっているので、パンチ力が上がってきていますね。
–今回決勝戦でもう一方のブロックから勝ち上がってきたのはクマンドーイ選手です。こんなこと言ったら失礼かもしれないですけどお互いにトーナメントで全く周囲の予想とは違うという方々が多いと思いますが、改めてこの組み合わせはどのように捉えてますか?
田丸 僕はずっとこの試合をやりたいと言ってきたので、みんないい感じに掌を返してきてるので「クマンドーイやっぱめちゃくちゃ強い」とか「田丸行くと思ってた」とか言ってるので、僕は「でしょうね」って感じです。
–今回勝敗予想でクマンドーイに分があるんじゃないかと言う人がいたら、試合終わった時に手の平返しをさせたい?
田丸 風音戦からずっとそうですけど、相手が勝つって言われた試合を勝ってきてるので、今回もクマンドーイ選手が勝つと言われてる声が多い気がしますが、全然何も感じてないです。
–対戦相手が有利じゃないかという声は、逆に自分のエネルギーになりますか?
田丸 自分が勝つって言われてる方が僕はやりにくいので、見てろよというのはあります。
–「田丸今回はやばいんじゃないか」という声が大きくなる方が逆に嬉しいくらい?
田丸 そっちの方が勝った時に認めてくれると思うので、相手がしっかり強い方が自分は嬉しいです。
–そのクマンドーイ選手なんですが、初戦・準決勝とボクシングのスキルが違うと言うか戦術を変えてきましたけど、その辺はどのように捉えてらっしゃいますか?
田丸 単純に1回戦の相手がやりにくかっただけなんじゃないかな。元々ボクシングの技術は上手いですし、1回戦の相手がやりにくかったからそう見えるのだと思います。
–今立ててる戦術は明かせないと思いますが、クマンドーイ選手が志朗戦同様に高いボクシングのスキルで挑んできたらどう対応しますか?
田丸 ボクシングの技術だったら100%負けないので、パンチで来てくれた方がありがたいです。
–100%負けない?
田丸 負けないです。
–自信満々ですね。
田丸 パンチだけの技術で、練習とかでもそうですけど、この人に勝てないなと感じたことはあまりないので。ボクサー相手でも技術で戦えるので。
–ボクシングに転向しても全然俺いけるんじゃないかと思う?
田丸 色々違うのでそれはまた別ですけど、ボクサーと3ラウンドで戦っても勝てるかは分からないけど戦える気はします。でもボクシングをやるとなったら世界のトップレベルは小さい頃からやっているのでそんな簡単にはいかないです。
–今回のトーナメントは契約体重が54kgですが54kgの戦いは慣れてきましたか?
田丸 何回かやってるので減量とかもこういう感じでやれば調子いいなっていうがあるし、51.5kgの時よりは全然楽に調整ができています。
–このトーナメントが終わったら田丸は何kgでやるんだ?って声もあると思うのですが。
田丸 難しいですよね。全然何も考えてないですけど、個人的に51.5も53もベルト1回獲ってるので、そのベルトっていうよりは53kgの誰とやるのか55kgの誰とやるのかとかそういう感じでやっていきたいのはあります。
–来年以降は55kgも視野に入れていく?
田丸 鈴木選手に負けているので、ベルトを目指すとなると55kgになってくるのかなと思います。
–クマンドーイ選手はみんなが予想外という話でしたが、クマンドーイ選手が上がってくるのを田丸選手は予測していましたか?
田丸 正直志朗選手が勝つかなと予想してたんですけど、みんなが思ってるほど志朗選手の事は過大評価だと思ってるので、どっちが勝つかなっていうのはありました。
–クマンドーイ選手の強さはどこにあると考えますか?
田丸 攻撃力じゃないですかね。パンチも蹴りも強いし、気持ちも強いし思い切りがいいので全部強そうだなって思います。
–クマンドーイ選手のボクシングの試合は見ました?
田丸 この間やってた試合はちょっと見ました。
–それを踏まえて、さらに上がっているなと感じましたか?
田丸 特に何も感じていません(笑)。
–今回はクマンドーイ戦に向けてどのような練習をしてきましたか?
田丸 攻撃力がある選手なので出来るだけ貰わないように攻撃をさばいたり、思いっきり振ってくるのでこっちのカウンターが当たれば倒れるし、現にクマンドーイ選手ってダウン取ったりKOしたりしますけど自分がやられてる試合も結構あるので、それは狙っていけきます。
–田丸選手はデビューの頃から技術とスピードがすごいという感じですけど、最近では攻撃力を増したようにも感じているんですけど、どういうところで自分が強くなってきた理由があると思いますか?
田丸 デビューしたてからベルトを獲って拳を痛めるまでは今と同じような感じでダウンを取ったり、KOはなかったですけどほぼ全試合ダウンを取ったり効かせたりしてたんですけど、拳を痛めてからディフェンシブというか当てて逃げるスタイルになって、なかなか相手に怖さを伝えられなくて。拳が治ってからは相手にもこれを貰ったらやばいなっていうのが伝わっていると思うので、それが今の結果につながっているのかなっていうのはあります。
–むしろスタイルは戻ってきたという感じなんですね。
田丸 今までのスタイルにプラス若い頃にはなかった経験値や技術が詰まってきて、今一番いい状態です。
–クマンドーイ選手というと日本の選手が大きく知ったのはRIZINの那須川天心戦ですが、ご自分が以前「天心2世」と言われてたこともあってあの試合を超えるということは意識してますか?
田丸 全然意識してなくて、あの試合を超えたいって比較されるのが僕は嫌なんで、自分の道でしか切り開いて行けないので、誰かが作った道を行くんじゃなくて、ここで衝撃的な勝ち方をして天心2世としてじゃなくて自分の名前を覚えてもらって、10代の頃からチャンピオンになって、勝てなくなって、また今回世界チャンピオンになってというのは自分にしかないストーリーなので、それをみんなに知ってもらえたらなと思っています。
–自分の中のパフォーマンスを突き詰めるという意味で勝ち方はKOを狙いますか?
田丸 自分的にはここで倒して勝つのと判定ギリギリで勝つのでは評価が変わってくると思うので、負けるのは最悪だし勝つことが一番ですけど、スターになるためにはここで倒さなきゃいけないので、それは意識しています。
–この試合が大一番なのは重々承知してますが、他のRISE選手も他団体の選手を意識した発言がありますが田丸選手はそういうのはありますか?
田丸 多団体はあまり興味なくて、軽量級だと日本だったらRISEが一番レベルが高いと個人的には思うので、RISEのトップを証明しつつ注目されているONEとかにRISE代表としていけたらいいなと思います。
–最後にファンの方々にメッセージをお願いします。
田丸 調子めちゃくちゃいいので12月16日の決勝戦はめちゃくちゃ期待してください。必ず勝って世界一になって、応援しててよかったなと思えるような選手になるので、期待してください。
志朗『負けたままでは終われないですし、今年を勝ちで終わりたい』
–公開練習では奥足へのローキックが目立っていましたね。
志朗 作戦というかそこを決めれば攻略しやすいというパターンも入れつつ、どうしようかなと考えています。あえてRISEルールの中でムエタイのテクニックで勝負してみるとか色んなパターンがあるので、今回のローキックは作戦の中の一つという感じです。
–作戦は全部決まっていますか?
志朗 何パターンかは決まっているけど、相手は蹴りが強いのでその蹴り次第とか色々と考えています。ミドルで相手を倒すくらい強いので、腕とスネを鍛えています。
–どういう風に鍛えていますか?
志朗 腕は蹴られたり棒で叩いてスネも同様にして、あざになっているんですけどタイ人より硬くしなければならないというのを今回のテーマにしています。
–先日までタイで練習されていましたが、それも全てブンロン戦のために行かれてたのですか?
志朗 タイにいると練習にだけ専念できるじゃないですか。そういう環境にもう1回行ってみて精神的に強くなろうというのと、ブンロンがタイ人というのと、あとPKセンチャイムエタイジムに行ってみたいという考えもあって今回タイに行ってきました。
–タイでは何日から何日までどこを拠点に練習していましたか?
志朗 11月の頭から中旬くらいまでの2週間ちょっと、PKセンチャイムエタイジムで練習していました。
–良い練習はできましたか?
志朗 相手がタイ人ということもあってトレーナーや選手もみんな知っていましたし、やっぱりみんなが「あの左ミドルはヤバいぞ。絶対もらうなよ。」とアドバイスをくれて、逆に攻撃の方法も積極的にトレーナー陣が教えてくれたので、そこは良かったです。
–だからこそ腕やスネを鍛えているわけですね。
志朗 ボディとかローはメンタルですけど、腕って折れたら終わりじゃないですか。だから少しでも折れない確率を上げるためにやっています。
–今まで同じタイプのタイ人と戦ったことはありますか?
志朗 RISEではルンキット、昔だとバカイペットとかのサウスポーとはやった事があります。だけどここまで左のミドルとか蹴りだけで勝ち上がっている選手とはあまりやった事がないので、そこは脅威というか相手の武器だなと思っています。
–ブンロン選手はSNSにクマンドーイ選手とのスパーリング映像もあげていますね。
志朗 あげているみたいですね。強気な感じのタイ人で調子に乗せたら面倒くさいタイプなので試合中も気をつけたいです。
–今回の一戦は志朗選手にとって再起戦となりますが、そこは意識していますか?
志朗 決勝まで行けなかったという思いもありますし、今年の締めでもあるので勝ち方にこだわりたいです。
–タイの遠征中には現地のムエタイ専門誌「ムエ・サヤーム」のインタビューも受けたそうですが、ブンロン選手との試合の事も聞かれましたか?
志朗 ブンロン選手の事もですが、タイでは評価の高いPKジムになぜいるのかというのも聞かれました。タイがONEの中心に入っているので、そういった意味も含めてなんでPKにしたのか聞かれました。
–トレーナーともルンピニースタジアムのONE Championshipを観戦に行ったみたいですね。
志朗 行きました。あんなに長いとは思わなかったです。
–試合終了は何時でしたか?
志朗 23時とか23時半です。毎朝5時半起きなので次から断ります。(笑)
–今回のトーナメントの決勝戦、クマンドーイvs田丸辰はどういう風に見ていますか?
志朗 -53kgのトーナメントの風音選手の時もそうでしたけど勢いって大事じゃないですか。トーナメント参戦前と比べると参戦中の田丸君の勢いは凄いと思うので、その勢いのまま行く可能性も十分にありえるんですけど、自分はクマンドーイと戦ってタイ人には感じた事がないパワーを感じました。タイ人の中でも特殊というかスピードとパワーがある選手は中々いないと思うので、そう言った意味でクマンドーイを攻略するとしたら、遠い距離でひたすらアウトボクシングをするしかないですけど、蹴りが早くて強いので自分はクマンドーイが勝つと思っていますし自分は負けた立場なので勝ってほしいです。
–ブンロン選手に勝って2024年は新たなスタートを切りたいという気持ちは強いですか?
志朗 負けたままでは終われないですし、今年を勝ちで終わりたいというのもありますし、新たなスタートを切りたいです。
–ブンロン戦ではファンにはどこに注目してほしいですか?
志朗 チャンスがあれば積極的にKOを狙っていきたいと思っていますし、試合の組み立てとかを含めた技術の攻防と、自分にしか見せれない自分の戦い方をしっかり見てもらいたいので、そこはぜひ楽しみにしてほしいです。
–最後に志朗ファン、RISEファンの皆さまに今回の試合への決意をお願いします。
志朗 12月16日は再起戦になるんですけど、今回何が何でもKOで勝ちます。タイで調整して強くなった志朗を見せるので、応援よろしくお願いいたします。
大﨑一貴『防衛戦が政所選手とあるので防衛して、RISEの世界ベルトを目指したいです』
–寒くなってきましたけど調整は順調ですか?
大﨑 今のところ順調にやれています。
–田丸辰戦から4ヶ月経ちましたが、今回の復帰戦が決まった心境を教えてください。
大﨑 前回負けてしまって連勝の記録も終わっちゃってまたゼロからなので、ここはしっかり勝ちたいです。
–ご自身で連勝記録はなんとなく意識してた部分はあったんですか?
大﨑 1試合1試合集中して勝っていったのがあの記録だと思うので、そこまで試合前は意識してなかったですけど、終わってまた1勝できたなっていうような感じで、それがなくなってしまったのでまた積み上げていかないといけないですね。
–今回同じ両国大会でワールドシリーズの決勝戦がありますが同じ舞台で決勝に立てなかったっていう悔しい気持ちはかなりありますか?
大﨑 同じ日に試合ではあるんですけどまた全然違う試合なので、自分がそこにいないっていうのはすごい悔しいです。
–決勝戦はどのような予想をしてますか?
大﨑 結構難しいですかね。田丸選手上手いけど、前回の試合の感じだとクマンドーイ選手もすごいRISEルールに合わせてきて強かったので、予想は難しいですけど田丸選手に勝ってもらって僕も早くリベンジしたいです。
–今回このトーナメントでは実現しませんでしたが、多くの方が見たいと言っていたvs志朗戦は今後やりたい思いはありますか?
大﨑 何回かやるっていうタイミングもあったんですけど結局流れちゃったし、今回はお互い準決勝で負けちゃったので、これから二人とも勝って勝ち続けてもっと上のところで、またみんなが見たいと思ってもらえるような時にやれればなと思っています。
–早い時期に実現をさせるっていうよりはまたお互いに高い位置に上り詰めてやりたい?
大﨑 そうですね。
–今回復帰戦の相手となるジャルンスック選手の試合映像を見てどんな印象でしたか?
大﨑 気持ちが強くてガンガン前に出てくる選手で、サウスポーなので前回と同じように対策はしてるんですけど、すごい強い選手という印象です。
–vsタイ人選手という部分ではムエタイのリングにも上がってきてるので苦手意識はないと思いますが、今回の試合ではどんな対策を練っていますか?
大﨑 復帰戦なので倒して勝ちたいっという思いがあって今そういう練習をしていて、タイ人のトレーナーにミットを持ってもらって、相手の攻撃に合わせて自分がしっかり攻撃を当てて倒すイメージを持って練習してます。
–パンチで倒すイメージですか?
大﨑 蹴りも1個練習してる技があるんですけどパンチの方が倒せる種類が多いですね。
–先日開催されたNEW WARRIORSトーナメントを一貴選手も会場で見ていましたが、あのトーナメントはどういう気持ちで見ていましたか?
大﨑 単純に誰が上がってくるんだろうっていう感じで最初見ていました。
–優勝者が政所選手になりましたが、そこは予想通りでしたか?
大﨑 準決勝の花岡選手と政所選手は政所選手が勝つんじゃないかなと予想してて、反対ブロックはHIROYUKI選手が行くかなと思ってました。でも政所選手が上がってきて、1回やってるんですけどその時よりも全然強くなってました。
–前回やった時よりもかなり強くなってると思いますが実際にご自分が対峙するとしたら勝つ自信はありますか?
大﨑 前回政所選手と試合してから僕もたくさん試合してますし、トップの選手といい経験をさせてもらってるので負けられないですね。
–今回年末に両国大会でジャルンスック選手と試合をして、その先2024年はどんな1年を過ごしたいと思ってますか?
大﨑 今年は負けちゃったのでまず来年は負けないっていうのと、防衛戦が政所選手とあると思うのでしっかり防衛して、RISEの世界のベルトをずっと狙ってるのでそこを目指したいです。
–試合が終わった後ってその試合での課題とかを見つけて次の練習に入ると思うんですが、これだけ連勝してきてそれがストップして次の練習となると今までの試合後の練習と変わってくるんですか?
大﨑 今回はメンタル的にもきつかったっていうか、優勝すると思ってやってきたのが負けてしまって、最初はあまり練習もできなかったけど、徐々に落ち着いてきて試合映像も見返してどこが悪かったかっていうのを確かめて、負けた方がより練習に熱は入るというかもうあんな思いをしないためにもっていうの思いがあるので、より良い練習はできたと思います。
–メンタルにかなりきた感じだった?
大﨑 本当にだいぶ来ましたね、あの負けは。もう毎日のように泣いてました。
–泣いてた?
大﨑 そうですね。色んな人から「良かったよ」とかメッセージもらったり声かけてもらったりするんですけど、本当に申し訳なくて。勝ったところを見せてあげられなかったのが本当にすごい申し訳なかったので、そういった思いもあって、我慢ができなかったというか泣いちゃうところもありました。
–そこから立ち直ったきっかけみたいなことはありましたか?
大﨑 皆から声かけてもらったりする中で勝ったところを見せたいし、このまま終わるわけにはいかないと思ったし、田丸選手にもやり返さないといけないし、次やったら絶対負けないっていう思いもあったのが大きいです。
–周りからのvs田丸戦の評価はどう受けました?
大﨑 僕の周りなんであれかもしれないですけど、結構勝ってたからあの一発の印象が大きかったかなっていうような感じですかね。
–そこからの再起戦という形になりますが、やっぱり再起戦を迎えるとなると前回よりも絶対に強い自分を見せなきゃいけないという気持ちはありますか?
大﨑 そういう思いで練習もしてきてますしここは倒して勝って、復活したところを見せたです。
–前よりメンタルがすごい強くなりました?
大﨑 試合中はメンタル強い方だと思うんですけど、それでも結構前回の負けはメンタルがやられたので、より強くなったんじゃないですかね。
–ジャルンスック選手は強いという評価がありましたがタイプ的にはやりやすそう?やりにくそう?
大﨑 タイプ的には僕はやりやすいかなと。自分の攻撃がしっかり当てられるような相手ではあるし、相手も前に来るような選手なので噛み合う試合になります。
–これからvs世界ということを考えるとおそらくムエタイが中心になってくると思いますが、タイ人の強さはどういう風に考えてますか?
大﨑 やっぱり練習量も多くて小さい時からずっとやってる選手が多いので、身体の強さやテクニックの部分はすごいですよね。
–志朗選手はペッティンディーが本格的にキックボクシングというものに対して取り組んでいくんじゃないかみたいな危機感を持っていたのですが、ムエタイのジムがRISEルールに合わせて選手を作ってきて出してくるとなったら、どういう展開になると思いますか?
大﨑 でもキックボクシングのルールで言うと僕の方がやっぱりやってるので、そういった経験の差では有利だと思うし、パンチ力はある方なのでそういったパンチとか蹴りとかを食らったら相手はびっくりすると思います。
–ムエタイにはRISEを侵略させないぞという気持ちですね。
大﨑 53kgは僕がいるのでそこは大丈夫です。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
大﨑 12月16日にタイ人と復帰戦が決まったんですけど、しっかり倒してまたみんなに勝った姿を見せれるように勝つので楽しみにしていてください。
池田幸司『この試合を勝って来年はRISEのベルトも獲りに行く。考えるだけでワクワクする』
–試合が目前に迫ってきましたが調子はいかがですか?
池田 調子はバッチリです。すぐに試合がしたいくらい元気で絶好調です。
–このままバッチリな体調を維持するだけですね。
池田 試合まで気を抜かずに1日1日集中していけば120%の出来でリングに上がれます。
–先日RISEの会見にも出席されていましたが、やはりK-1の会見とは雰囲気が違いましたか?
池田 完全にアウェーでちょっと居づらかったですけど、RISEは会見場からすごい華やかでテンションが上がりました。逆にやってやろうという気持ちになりました。
–その中で堂々とスピーチをしているように見えましたが、ご自分のトークの出来はどうでしたか?
池田 今回K-1から1人で乗り込むという事で、全員敵だと思ってRISEをぶちのめしてやろうぐらいの気持ちでやります。
–アウェーの会場の雰囲気はどんな予想ですか?
池田 最高ですね。全部持っていきますよ。
–持って行く気満々ですね。
池田 もちろんです。
–対戦相手については横浜のヤンキーだから軽く悶絶させたいと言っていましたね。
池田 これからやっていったらRISEのチャンピオンになれるような選手だと思いますけど、まだ若くて彼に足りない部分も見えているので、そこを突いて甘くねぇぞってところを見せたいです。ここで僕が勝って、気を引き締めてRISEのチャンピオンを目指してもらえたらと思います。
–直近の試合のようにボディーで悶絶させますか?
池田 ボディーは効かせたいですね。お腹弱そうじゃないですか。彼が苦しむところを見たいですね。
–今からそれを言ってて相手がボディーをガードや警戒してきたらどうしますか?
池田 そしたらこっちのもんじゃないですか。顎でも脚でもなんでも倒せますよ。
–スタイルやルール的にK-1とRISEの違いは感じますか?
池田 ワンキャッチあるかないか、組みがあるかないかで大分変わるので、そこを意識してやられた時にどうするかを含めて練習しています。新しい事をやっている感じで楽しく練習できています。
–初めて池田選手を見るRISEファンの方がいると思うので、なぜ格闘技を始めたのかを簡単に教えてください。
池田 魔裟斗選手の頃から見る事が好きでしたし、ずっと空手をやっていた事もあって自分の好きな事が何かを考えた時に出た答えが格闘技でした。そもそも好きな事で食っていきたいというのが僕の人生の目標なので、そういう意味でも格闘技を始めて全力で頑張っています。
–4年前にはK-1アマチュアのチャンピオンになっていて、着実に上がってきていますね。
池田 アマチュアから10戦10勝でプロデビューしてKrushのベルトも獲って、今は他団体にも出場できるということで自分自身が楽しみだし、どんどん広がって行く感じがたまらないです。
–今回の松下戦を制してこれからどんどん対抗戦に挑んでいく気持ちはありますか?
池田 もちろんK-1の世界ベルトを獲るという目標は変わらないですけど、K-1だけに留まらず他団体にも出て池田幸司の強さとK-1の強さをどんどん広めていきたいです。この試合を勝って来年はRISEのベルトも獲りに行きますよ。
–階級的にはどこを目指しますか?
池田 53kgがずっとやってきた階級なので、強い選手も多いからそこを目指していきたいです。考えるだけでワクワクしますね。
–今回の契約体重は両者の間をとって-54kgになりましたが、このプラス1kgについてはどう考えていますか?
池田 プラス1kgはありがたいですね。いつも通りの減量できつさは変わらないですけど、最後の水抜き1キロが減るのでそこはメンタル的にも楽です。
–いつもよりメンタル的にもパワー的にもレベルアップしてリングに上がれそうですね。
池田 おっしゃる通りで爆発力を見せられかと思います。
–今回の対抗戦に自分が抜擢された理由はどうしてだと思いますか?
池田 K-1が開国して他団体の選手と戦う機会が増えて行く中で、正直負け越していると思うんでよね。「あれ、K-1そんなに強くないじゃん?」って。その中で自分を選んだというのは、実力主義でちゃんと勝ちに行くところを期待されているって意味だと思っています。その期待に絶対応えたいのでK-1ファンの皆さま注目してください。
–個人の能力や相性の問題もありますが、K-1はなぜ負け越しているのか分析していますか?
池田 正直K-1はキャッチが無かったり、組みができなかったりとルールが縛られているんですよ。ボクシングの選手はボクシングをやったら強いですけど、総合格闘技をやったら全然話が違うじゃないですか。そういう感じでK-1はK-1の中でやればルールが縛られているから強いですけど、ちょっとでも幅広いルールになると技術の差がつくのかなと分析します。だから僕は幅広いルールでも対応できるマルチな池田幸司を見せたいです。
–先ほどワンキャッチの部分を楽しく練習していると話していましたが、ワンキャッチや首相撲は池田選手のスタイルに合っていると思いますか?
池田 教えてくれている先生がタイ人の方なので豊富な技術を教えてもらっていますし、それが試合で実践できるのが楽しみです。
–新たな池田選手の強さが見られそうですね。
池田 これで噛み合ったら今後もRISEで闘っていきたいと思っているのでお願いします。
–池田選手といえば”倒せる軽量級”というのを売りにしていますが、その部分を今回のRISEでも見せていきたいですか?
池田 初参戦のRISEで倒せるバンタム級を見せつけます。
–試合に向けて研究した松下選手の印象と警戒すべき点を教えてください。
池田 攻撃力に特化している選手でパワフルでアグレッシブに倒しています。今後も上に行くような素晴らしい選手という印象です。警戒するところはパンチですね。今回はパンチだけでは難しいと相手もわかっていると思うので、他の技も出してくるだろうと警戒しながら戦います。
–そのパンチの技術というのは池田選手も得意な印象がありますが、それでも警戒しなければいけないということですか?
池田 僕は蹴り主体で戦う選手なので、その蹴りに鋭いパンチを合わせてくるというところも考えながら練習しています。でも今の池田は穴がないので何でもしてこいよって感じです。
–公開練習でも好調な印象でしたが、実際今年は非常に調子が良いと思います。この進化は自分自身でどのように感じていますか?
池田 試合をするごとに自分が強くなっている事を実感しますし、今後も試合を重ねてこのペースで強くなっていったら自分自身すごく楽しみです。来年はK-1のベルト、RISEのベルト、そして世界にも挑戦して日本を代表する格闘家になりたいです。
–冒頭でも今の時点で調子が良くて120%出せると仰っていましたが、言葉通りさらに進化した姿を見せることができそうですね。
池田 プロとして見せないとダメ。プロとして期待以上の試合をする。それだけです。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
池田 RISE初参戦めちゃくちゃ楽しみです。最高のRISEという舞台で池田幸司の強さを見せるので、皆さん池田幸司に注目してください。
松下武蔵『結局強いやつが一番上だと思ってるので実力で証明していく』
–松下選手18歳ということですが年齢的には3年生の年ですか?
松下 高校3年生の年です。
–高校には通っているんですか?
松下 通ってるって言うほどでもないんですけど、通信制の高校に在学しています。
–じゃあ結構格闘技に集中できる環境?
松下 格闘技に集中するために通信にしました。
–格闘技自体は何歳から始めたんですか?
松下 空手を4歳に始めてキックボクシングを本格的に始めたのは中学生ぐらいの時ですね。
–空手を始めたきっかけは親御さんの影響ですか?
松下 影響というか気づいたら始めてたっていう形で(笑)。
–物心ついたらすでにやってた感じなんですね。
松下 そうですね。
–インスタとかSNSを見てるとご自宅にサンドバッグがあったり自主練されてるのを拝見するんですけど。
松下 結構家とかでも練習してます。
–その場合はお父さんと一緒に練習してるんですか?
松下 1人でやるときもあればお父さんと一緒にやるときもあります。
–お父さんは空手をやってた方なんですか?
松下 昔ちょっとやってたらしくてキックボクシングのこととかもお父さんなりに研究してくれたりしてアドバイスしてもらってます。
–子供の頃からそのあたりはお父さんに教えてもらったりしてたんですね。
松下 そうです。
–今はGOD SIDE GYMに所属という形になりましたけど練習環境的にはどんな感じですか?
松下 うちのジムはトレーナーの勝岡さんと二人きりで練習を見てもらって、他のジムに出げいこへ行いったりスパーリングなどもさせていただいてます。
–練習は1日2部練とか3部練って感じでやってるんですか?
松下 大体は一日2部練って感じです。
–前回(RISE172)の彪司戦を振り返っていただきたいんですがあの試合はいかがでしたか?
松下 やっぱり自分の中で意識していたっていうか直さなきゃいけないなっていうところがすごい見えた試合だと思ってるので、次の試合にそれを見せられたらなと思ってます。
–具体的にはどの辺りを修正しているところですか?
松下 攻めすぎちゃうというか気持ちが前に出過ぎるって所が前回の反省点かなので、今回はより落ち着いて戦えるように練習しています。
–試合となるとかなり熱くなっちゃうのでその分周りが見えなくなる部分というのもあった?
松下 すごい気持ちが出ちゃうんでいつも。
–RISE参戦は約2年ぶりぐらいですが久々のRISEのリングはいかがでしたか?
松下 なんていうかすごい「RISE」を感じましたね(笑)。
–RISEに出てない間も様々な団体さんに参戦されていましたがRISEに出てみてどんな部分が違ったと思いますか?
松下 やっぱりファンの方というか見る景色というかリング登った感じもそうですし、1番はグローブ。結構「RISE」っていう文字が自分好きなんで(笑)、つけた感じとかも懐かしいというか戻ってきたなっていう感じですごい良かったです。
–その前回の彪司戦のインパクトがあって今回の池田選手との試合に抜擢された部分があると思うんですが、今コンディションはどうですか?
松下 バッチリです。体重の方もどんどん落ちてきてますし動きの方もしっかり動けてきてるので。
–対抗戦に抜擢されたという部分では普段の試合とモチベーションは違いますか?
松下 特に回対抗戦とかそういう意識はなくて「RISEだから強い」とかじゃなく「RISEの松下武蔵が強い」ってところを証明できたらなと思ってます。
–記者会見の時に池田選手に「横浜のヤンキーなんて軽く悶絶させたい」って言われてましたけど、あれを言われた時はどのような気持ちでした?
松下 トークで争うつもりはなかったので試合で結果を見せられたらなって感じです。
–会見で「RISEっは甘くない」ということもおっしゃってましたが具体的にどんな部分でRISEは甘くないっていうイメージを持ってますか?
松下 個人的にはRISEの方が熱い団体だと思ってるんで。
–今回の池田戦に向けて強化した部分で教えられるところがあったら教えていただけますか?
松下 全体的にスピードだったりパワーとか技術もそうですけどポテンシャルを上げてるので、それを試合で見せます。
–トータル的にレベルが上がっているような状況ですか?
松下 そうですね。
–今回池田戦が終わったとして今後RISEでの目標を教えてもらいますか?
松下 もちろん上のランカーの人たちを倒していくのもそうですし、来年再来年にはベルトを巻けるように頑張ります。
–もう少し詳しく池田選手のファイターとしての印象を聞きたいんですけど、例えばテクニック面に関してはどのように評価しますか?
松下 K-1の試合とか見ててもRISE向きな選手なのかなと思ってて、ワンキャッチとか。今回の試合でどう戦ってくるのか、戦うのは自分なんですけど個人的に楽しみです。
–テクニックが高いという部分は認めてる?
松下 テクニックはすごい高いと思ってます。
–最近の試合だと倒せる、KO出来るという部分を池田選手は見せてますけどその部分に関してはいかがですか?
松下 自分はまだKO負けしたことないのでどうするのか?というところです。
–相手がKrushのベルトを持っていてK-1にも参戦していますが、K-1にはどんな印象がありますか?
松下 まだRISEでもベルトを持ってるわけでもないのでK-1がとか言えないですけど、近い将来しっかり自分がRISEのベルトを巻いて、本当の対抗戦というかチャンピオン同士で戦えることを一番楽しみに頑張っていきます。
–ご自分もK-1を目指したということはないですか?
松下 自分が小さい時というか空手を始めた当初はK-1を見ていたりしてて、K-1かっこいいとか。それがキックボクシングに行く理由ってのもあったかもしれないですけど、小学生か中学生ぐらいかな?ある選手の試合を見に行って、その時にRISEすげー!かっこいい!って将来この団体を目指したいなと思ってこの団体に来ました。
–ちなみにそのある選手っていうのは名前を言えないですか?
松下 あんまり言えないですけど(笑)。でも同階級の選手ですね。
–K-1の方が上だとか実力者が多いとかそういう意識は全くないですか?
松下 結局強いやつが一番上だと思ってるので実力で証明していけたらなと思ってます。
–池田選手は「倒せる軽量級」というキャッチフレーズを売りにしてるんですが、松下選手も同じような意識ですか?
松下 倒せる倒せないじゃなくて魅せる試合をしていこうと思ってます。
–松下選手の1番のプライオリティは「魅せる試合をする」ということなんですね。
松下 結構自分の試合って毎回激闘というか盛り上がる試合にはなると思うんで、どう盛り上げていくかも自分の課題なのかなって思ってます。
–そういう考えになったのは何故ですか?
松下 難しいな(笑)。
–例えばお父さんからそうしなさいって言われたとかもしくはその憧れてた選手がそうだったとか?
松下 そういうわけではないですけど、やっぱり結構自分目立つのも好きなんで、みんなの印象に残るような目立つような試合もしたいなっていうのはあります。
–今回もそうなると思いますか?
松下 もちろんなると思います。
–相手はKrushのチャンピオンですがKrushのチャンピオンにまだベルトっていう実績のない松下選手が勝つというのはすごく注目を浴びることだと思うんですが、そういう部分で食ってやるって気持ちがいつもより大きいとかはありますか?
松下 相手が誰だろうといつもそういう気持ちでやってきてるんで今回も変わりはないです。
–じゃあ全然相手が格上だっていう意識はない?
松下 あんまりないですね。自分の中はどっちかというと自分が上だと思うくらいでやっとこうと思ってるんで。
–今回の試合で松下選手の実力というものをRISEファンだけじゃなくてK-1ファンにも一気に示せるような試合だと思うんですが、そこでやっぱり自分の強さをみんなに知らせたい気持ちはありますか?
松下 格闘技ファン全体に自分の名前を知れ渡るぐらいの気持ちでやっていきたいと思ってます。
–先ほどベルトが目標だと言ってましたが、例えば向こう側に乗り込んでいってKrushとかK-1のベルトも獲るみたいな気持ちはありますか?
松下 機会があればって感じです。
–ちなみにいつもそんなに冷静なんですか?年齢の割には落ち着いてるように見えますが。
松下 正直結構緊張してますよ(笑)。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
松下 今回の試合はRISEvs.K-1というよりは「松下武蔵」を見せていこうと思ってるんで、皆さん期待お願いします。
対戦カード
第16試合 メインイベント RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament 決勝 3分3R(最大延長2R)
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナン&True4Uスーパーフライ級王者、オムノーイ認定フライ級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/元RISEフライ級(51.5kg)&スーパーフライ級(53kg)王者)
第15試合 RISE世界スーパーライト級(65kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/王者、GLORY世界フェザー級(65kg)王者)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/挑戦者、RISEスーパーライト級2位、WMC&WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
第14試合 RISE×GLORY スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級(65kg)王者、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -63kgトーナメント2020優勝)
エイブラハム・ヴィダレス[Abraham Vidales](メキシコ/リヴィング・レガシー/GLORYフェザー級(65kg)1位)
第13試合 RISE×GLORY スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/1位、元RISEライト級王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/アウデ・ウェステンジム/GLORYフェザー級(65kg)5位、S-cup -65kg世界トーナメント2016優勝)
第12試合 シュートボクシング提供試合 RISE×GLORY 72kg契約 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、シュートボクシング世界&KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ジェームズ・コンデ[James Conde](フランス/SBCサルセル/ISKA欧州ライトミドル級(72.5kg)王者)
第11試合 RISE×GLORY ライト級(63kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/RISEライト級王者、元DEEP☆KICK -60kg級王者)
アフマド・アコーダッド[Ahmed Akoudad](モロッコ/ブルータルジム)
第10試合 RISE×GLORY ライトヘビー級(90kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
南原健太(極真会館/RISEライトヘビー級王者)
ビクター・デ・コニング[Victor De Koning](オランダ/キックボクシング・フェアレス)
第9試合 RISE×GLORY 女子54kg契約 3分3R(延長1R)
聖愛[せいな](魁塾/RISE QUEENバンタム級(55kg)王者、WMC女子日本スーパーフライ級王者)
テッサ・デ・コム(オランダ/ファイトチーム・フラールディンゲン/RISE QUEENフライ級(52kg)王者、Enfusion女子ストロー級(52kg)王者)
第8試合 RISE×GLORY ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級王者、S1世界ウェルター級王者)
ペトル・モラリ[Petur Morari](モルドバ/キックボクシング・フェアレス/WKU世界-65kg級王者)
~風音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)引退セレモニー~
第7試合 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級(55kg)王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
ブンロン・ペッティンディーアカデミー[Boonlhong Petchyindee Academy](タイ/ペッティンディーアカデミー/元True4uスーパーバンタム級・バンタム級・スーパーフライ級王者)
第6試合 54kg契約 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC日本&LPNJ同級王者)
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ[Jarernsuk Boonlannna Muaythai](タイ/ブーンラナームエタイジム/True4uバンタム級王者)
第5試合 女子アトム級(46kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
宮﨑小雪(日本/TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級王者)
モンクットペット[モンクッペット]・カオラックムエタイ[Mongkutpetch Khaolak Muaythai](タイ/カオラックムエタイジム/IFMA Youth World Muaythai 2023 45kg王者)
第4試合 54kg契約 3分3R(延長1R)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/RISEバンタム級(55kg)10位)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級(53kg)王者)
第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/3位)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)※藤本ジムから所属変更
第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R延長1R
岩郷泰成(EX ARES/8位、AJKNスーパーフェザー級王者)
奥平将太(フリー/11位)
第1試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
那須川龍心(TEAM TEPPEN/4位)
龍太郎(VALIENTE/元NKBバンタム級3位)※真門ジムから所属変更
オープニングファイト第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
山科直史(極真会館/12位)
近藤大晟[たいせい](及川道場/13位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)
オープニングファイト第2試合 女子バンタム級(55kg) 3分3R
モンタナ・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
加藤乃々夏(全真会館)
オープニングファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
杉山豪基(TARGET SHIBUYA)
永松進之介(FJ KICK ASS)
概要
大会名 RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round
日時 2023年12月16日(土)開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・13:30 終了・21:00(予定)
会場 両国国技館 https://ryogoku-kokugikan.jp/#access
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席50,000円 SRS席 20,000円 RS席12,000円 マスS席9,000円(完売) マスA席7,000円 2階S席7,000円 2階A席5,000円 小中高生シート2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/