シュートボクシング 2.14 後楽園ホール(レポ):笠原三兄弟揃って勝利。次男・友希、タリソン・フェレイラをKO。原口健飛戦控える長男・弘希、韓国の選手を2R KO。三男・直希、内藤啓人との接戦制し日本スーパーバンタム級王者に

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SHOOT BOXING 2026 act.1
2026年2月14日(土)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
笠原友希、タリソン・フェレイラをKO
第9試合 メインイベント 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
○笠原友希(シーザージム/元SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者・元同フェザー級(57.5kg)王者)
×タリソン・フェレイラ[Thalisson Ferreira](ブラジル/チャンピオンズ・ファクトリー)
2R 1’09” KO (左膝蹴り)
昨年11月の両国国技館でのSB 40周年大会のメインイベントで勝利した海人は「来年から世界最強が証明できる場所で挑戦します。SBのエースの座を次の時代の若い選手に譲りたいです。来年以降のシュートボクサーたち、シュートボクシング、そして僕自身が世界最強を証明する姿を期待して楽しみにしてください」とマイクアピールし、SB離脱を表明した。
年が明けての記者会見でSB協会の緒形健一代表は「海人が次の世代にバトンタッチしたいと言ったように、41年目からSBは新しい世代が主役の時代が始まります。今日ここに集まってくれた選手が新章のSBの中心になります」と、今後のSBのテーマを語った。その開幕戦となる今大会のメインイベントに登場するのが、SB日本2階級制覇王者の笠原友希だ。
友希は24歳。SBの主力・笠原三兄弟の次男。昨年、RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメントに参戦し、3月の一回戦ではパヌワット・TGTに2RKO勝ちしたが、6月の準決勝では中村寛に延長Rに左ハイでKO負けした。11月のSB両国大会ではONEフライデーファイツで5戦3勝2敗のタイ人・マンモスに判定勝ち。トーナメント、マンモス戦に続き、61.5kg契約で戦うにあたり、SB日本スーパーフェザー級(60kg)王座を返上した。
フェレイラは30歳。RISE・RIZINに参戦し、スアキムにKO負けしたが2度ダウンを奪って追い詰め、大雅、森本“狂犬”義久に勝利。23年3月の山口裕人との65kg契約でのOFGマッチではバックハンドブローでKO負け。24年6月には63kgで中村寛に3R左ハイでKO負けしている。中村戦では奇しくも友希と同じ負け方をしており、両者とも勝って中村へのリベンジに少しでもつなげたい一戦だ。
1R、サウスポーで体格で勝る弘希が、左ミドル、ローを的確に当てる。中盤から接近戦が増えると、フェレイラも右フックや膝を返すが、友希も左フック、ボディを返し、トータルの手数で上回る状態を維持する。記者採点はイーブンだが友希につく可能性もある。ジャッジ2者は友希、1者はイーブンとする。
2R、友希が前に出て、左ボディを当ててコーナーに詰め、左ハイを当て、さらに左ボディを当てて追い詰める。フェレイラが追撃を封じようと組んで来ると、友希は逆に首相撲で捕まえ、左膝蹴りをフェレイラーのボディに突き刺し、ダウンを奪う。フェレイラは腹を押さえてのたうち回り、ダメージが大きく、茂木レフェリーがストップし、友希のKO勝ちとなった。
マイクを持った友希は「海人選手が新しい舞台に挑戦することになり、僕がメインをやらせていただきましたが、どうでしょうか、良かったですか。なかなかタイミングが合わず、僕はメインができなかったり、試合順で前にされたりして、いつも悔しくて見返してやろうと思っていました。こういう結果で、ちょっと見返せて良かったと思います。兄貴が次、RISEで原口(健飛)選手とやるんで、シュートボクシングを守れるのは俺しかいないでしょ。シーザージムも後輩もまだまだ強い選手いるんで、応援お願いします」とアピールした。
その後は直前の試合で勝利した長男の弘希、SB日本スーパーバンタム級王座を獲得した三男の直希もリングに上がり、弘希は「次、俺も原口選手に勝ってシュートボクシングを守ります」と、友希に負けじとアピールした。
原口健飛戦控える笠原弘希、韓国の選手を2R KO
第8試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
○笠原弘希(シーザージム/元SB日本ライト級(62.5kg)・スーパーフェザー級(60kg)・フェザー級(57.5kg)王者)
×ヒョン・イジュン[Hyun Yijun](韓国/Kookje University/韓国キックボクシングスーパーライト級王者)
2R 1’19” TKO (3ダウン:右ストレート)
笠原三兄弟の長男・弘希は26歳。昨年6月のRISEでのGLORY×RISE 65kgトーナメント一回戦ではロンペットに判定勝ち。8月のSBでのSB日本スーパーライト級タイトルマッチでは王者イモト・ボルケーノに挑むが、イモトの左ジャブによる額のカットで3R終了時にTKO負け。11月のRISEでの65kgトーナメント二回戦では白鳥大珠に延長判定勝ち。3月28日のRISE両国国技館大会でのトーナメント準々決勝の原口健飛との対戦を控えているが、海人離脱後のSBの「今のシーン(=格闘技業界での地位)を変えていく」べく、約1か月半前のRISEにも出場した。
SB初参戦のイジュンは19歳。韓国の国際大学で武道を専攻し、45戦のキャリアがあるといい、韓国の国内タイトルも獲得している。
試合は大方の予想通り弘希の完勝に。1R、弘希がプレッシャーをかけ、イジュンが前蹴りを出せば蹴り足をつかみ、パンチを返す。イジュンが攻撃を当てると、弘希は手を振って挑発する。すると中盤過ぎ、弘希が左三日月蹴りを当てると、イジュンは苦しそうな顔を見せる。そして残り30秒を切り、弘希が圧力を強め、左ボディをクリーンヒットし、コーナーに詰めると、終了間際、右ボディと左フックの連打でダウンを奪う。
2Rも流れは変わらず、弘希が左ボディと右フックの連打で再びダウンを奪う。弘希はパンチの打ち合いに応じて余裕を見せつつ、右ストレートでまたもダウンを奪う。イジュンはダメージが大きく、最後も弘希が打ち合いに応じつつ右ストレートを当て、3ダウン目を奪ってKO勝ちした。
マイクを持った弘希は「試合前にも言った通り、SBをどう広めるか考え、こういう勝ち方ができて良かったです。今日の勝ちは3月の原口選手に勝つための一つのストーリーでもあるので、皆さん応援お願いします」とアピールした。
笠原直希、内藤啓人との接戦制し日本スーパーバンタム級王者に
第7試合 シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
○笠原直希(シーザージム/1位)
×内藤啓人(GSB大須MACS/3位)
判定3-0 (和田49-48/神谷50-48/茂木49-48)
※笠原が王者に
笠原三兄弟の三男・直希は19歳。昨年2月に2R KO勝ちした相手である内藤啓人と初のタイトルを争う。その後も直希はSBで佐野佑馬、オートー・ノーナクシン、中田史斗に勝利し5連勝中だ。
内藤三兄弟の三男・啓人は27歳。敗れはしたが吉成名高、HIROYUKIら強豪とも対戦経験がある。1年前に直希にKO負けした後は、SBで濱田海、野村勇人に判定勝ちしたが、野村戦から19日後の10月のGOATではSTRIKE NEXUSスーパーバンタム級王者の堀本祐惺とRISEルールで対戦し判定負けしている。
1R、直希が前に出て、啓人が右に回って距離を取る構図が続く。直希が右ストレート、ロー、ミドル、啓人が右ロー、左ミドルを随所で当てる。残り10秒、啓人の右ストレートで一瞬直希が後ろにふらつく。直樹もすぐに左ジャブを当て返すが、啓人は組み付いて首投げで倒す。意外にもシュートポイント1はつかなかったが、若干好印象で終える。記者採点はイーブンだが啓人の可能性もある。ジャッジ1者が啓人につけ、2者はイーブンとする。
2R、啓人が回って右ローを当て続けていると、直希の圧力が落ち、両者ステップを止めての攻防主体に切り替わる。直希は左右のボディを当てるが、啓人の右ローをもらうと、足が流れがちに。終盤、直希が右ストレートのヒットを増やしやや優位になるが、啓人は執拗に右ローを当て、最後は左右のフックも当てて、パンチでも印象を作って持ち直す。記者採点はイーブン。ジャッジは2者が直希につけ、1者はイーブンとする。
3Rも足を止めての攻防主体となり、啓人は序盤から右フックを当て先手を取る。中盤にも打ち合いの展開で啓人が左フックを当てて印象を作る。直希も顔面にパンチを当てるが、啓人はブロックしたり顔をそらしたりして、強打を許さない。啓人が執拗に右ローを当てていると、終盤、左ローと右の奥足狙いのインローの連打で、直希はスリップする。その後の右ローでも直希の足は流れ、下がり気味で終わる。記者採点は啓人だがイーブンもありうる。ジャッジは2者が意外にも直希につけ、1者のみイーブンとする。
4R、啓人が序盤から右フック、左ボディを的確に当てる。中盤も啓人が右ストレート、ローを的確に当てる。だが直希も右ストレート、ローを返し、はっきりした差を付けさせない。終盤、啓人は右ミドル、ローを当て、直希も右アッパー、フックを返す。お互いパンチを当てる状況が続くが、最後、啓人が直希を押してロープ際まで詰めると、右テンカオから左右のストレートのコンビネーションを決め、やや好印象で終える。記者採点は啓人だがイーブンもありうる。
5R、直希は序盤から右ストレート等のパンチのヒットを増やし、やや優位に。中盤、内藤もパンチの打ち合いで返して持ち直すが、強打では差がつけられる。終盤はお互い空振りが続き、決定打は打てず終わる。記者採点は直希。合計48-49で啓人。ジャッジは僅差だが3者とも直希を支持し、直希の判定勝ちとなった。
プロ初のベルトを巻きマイクを持った直希は「内藤選手、気持ちが強くてくじけそうになったんですけど内藤選手のおかげでいい試合ができました。まだまだチャンピオンとしては不甲斐ないですが、もっと強くなって、他団体のチャンピオンに負けないぐらい全力で頑張ります」とアピールし、「ここまで育ててくれたお父さんお母さんおばあちゃん、シーザー会長、ありがとうございます。あと2試合、兄がしっかり占めてくれると思いますので応援お願いします」と話した。
第6試合 シュートボクシング日本ライト級(62.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
―手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/1位)
―基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM/3位)
中止
※手塚が重度の蜂窩織炎により40度の発熱があり緊急入院。4月11日の後楽園大会にスライド予定
魁斗、内藤凌太との接戦制す
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
○魁斗(立志會館/SB日本3位、HOOST CUP日本フェザー級王者)
×内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本5位)
判定2-0 (神谷30-28/茂木29-29/北尻29-28)
1R、魁斗が伸びのある左ジャブ、左ボディ、左飛び膝を中盤から当て続けつつ、終盤には接近戦でコンビネーションから右ストレート等の顔面へのパンチのヒットを増やし、優位に進める。凌太は鼻血を少し出し、攻撃が返せない。記者採点は魁斗。
2R、魁斗が左ジャブ、右ストレート、左右のボディを的確に当てる。凌太は執拗に右ローを当て、次第に魁斗のプレッシャーは低下するものの、凌太もその先に持ち込めず、最後は魁斗がパンチをまとめて、やや優位を維持する。記者採点は魁斗だがイーブンもありうる。
3R、凌太が右ローを当て続けていると、魁斗はさらに勢いが落ちる。凌太が前に出て、ロープ際に詰めて右ストレートを当てて、魁斗を少しひるませ好印象を作る。だが魁斗もその先の猛攻は許さず、膝を随所で返して耐える。記者採点は凌太だがイーブンもありうる。合計29-28で魁斗。ジャッジは1者が29-29のイーブンとしたが、2者は1~2点差で魁斗を支持し、魁斗が判定勝ちした。だが3者目のポイントが発表された後、魁斗は首をひねり、不本意だった様子を示した。
マイクを持った魁斗は「内容は最悪やったんですけど、次もフェザーで強い相手とやらせてもらって、勝ち上がって上行きます」とアピールした。
村田聖明、初のOFGマッチは2R KO勝ち
第4試合 オープンフィンガーグローブマッチ 66kg契約 3分3R(無制限延長R)
○村田聖明(シーザージム/SB日本スーパーライト級(65kg)2位、元SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者)
×木村亮彦(KNOCK OUTクロスポイント大泉)
2R 2’57” TKO (3ダウン:右ストレート)
村田は初のOFGマッチ。1R、パンチ主体の攻防で、村田がプレッシャーをかけ続け、終盤、右ストレート等のヒットを増やすと、コーナーに詰め、左ストレートでダウンを奪う。最後、木村は耐えたがダメージが溜まっている。
2R、村田はやや勢いが落ちると、木村が右のフック主体で前に出て挽回し、村田は鼻血を出し、1Rから切れていた左まぶたの出血が激しくなり、ドクターチェックを受ける。木村も続いて耳のカットのドクターチェックを受けるが再開する。すると村田が、離れた距離から右アッパーをクリーンヒットしダウンを奪う。さらに村田は右ストレートでダウンを奪うと、最後も右ストレートで倒しKO勝ちした。
死闘を制した村田は「OFG、めちゃく楽しかったです。OFGも普通のグローブも両方やっていきます」とアピールした。
風間大輝、荒尾祐太とのスーパーウェルター級ランカー対決制し王者・都木航佑との再戦へ
第3試合 スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
○風間大輝(橋本道場/SB日本1位)
×荒尾祐太(チーム吉鷹/SB日本5位)
判定2-0 (北尻30-28/大沢29-29/和田30-29)
風間は23年からSBにレギュラー参戦し、24年10月、後に王者となる都木航佑と対戦し、風間が転倒した際に肩を負傷し、2R TKO負けしたが、その後は4連勝中。今年2月の今村滉とのOFGマッチでは2R KO勝ち。4月の竜也戦で判定勝ちし、投げ・関節技の応酬で盛り上げ「ベストアート賞」に選出され賞金100万円を獲得した。8月には高橋幸光に延長判定勝ち。11月のタイ人のネットパヤックとのOFGマッチでは3R TKO勝ちした。
荒尾は昨年8月、都木航佑とのノンタイトル戦で、お互い攻めあぐね、再延長におよび判定負け。その後は9月から12月まで、大阪でのGLADIATOR、沖縄のMATURI BOM-BA-YEで3連勝し、12月には宮城寛克に判定勝ちしている。
1R、風間がサウスポー、荒尾がオーソドックスで構え、風間がプレッシャーをかけ続けるが、お互い攻撃が少ない。終盤になり、ようやく両者のパンチが交錯するようになるが、まだ差は乏しい。記者採点はイーブン。
2R、風間が変わらず前に出て、パンチをまとめる場面もあるが、荒尾はブロックしており、逆に荒尾は随所で右ストレートとミドルを的確に当てて印象を作る。とはいえまだ差は乏しい。記者採点はイーブンだが荒尾につく可能性もある。
3R、風間が接近戦で左インローを当て、膝蹴り、右アッパーも当てる。荒尾も右ストレート、ミドルを随所で返すが、やや手数で劣る。記者採点はイーブンだが風間につく可能性もある。合計30-30でイーブン。ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者は1~2ポイント差で風間を支持し、風間が判定勝ちした。
マイクを持った風間は「都木チャンプいますか?都木チャンプに負けてから5連勝、因縁に蹴りをつけましょうよ」とアピールし、「俺の挑戦受けてください」 「いつでもやりましょう」「11月に不甲斐ない試合をして自分的にもモヤモヤしているので、次ばっちりタイトルマッチやって圧勝して勝って、チャンピオンは都木だと言い続けます
片山魁、1R KO勝ちしバンタム級王座戦熱望
第2試合 バンタム級(52.5kg) 3分3R(無制限延長R)
○片山 魁(TEAM FOREST/SB日本フライ級1位)
×イ・インス[Lee Insoo](韓国)
1R 2’58” KO (左飛び膝蹴り)
17歳同士の一戦。1R、両者サウスポーで構え、片山がプレッシャーをかけ続ける。中盤過ぎ、片山が左ローを立て続けに当てて効かせると、コーナー際まで追い詰め、左ストレートをクリーンヒットする。その後も片山は左ストレートを当て、膝蹴りを連打し、背後に回って抱え上げて倒して印象を作ると、最後は終了間際、左の飛び膝蹴りをクリーンヒットし、インスをKOした。
マイクを持った片山は「フライ級、相手いないですし、バンタム級も盛り上がっていません。佐藤執斗選手、相手いないと思うんで、年内タイトルマッチお願いします。海人選手がSB卒業して、SB盛り上がりが少ないんで、シュートボクサーの片山魁がこれから盛り上げます」とアピールした。
第1試合 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
○長谷川平蔵(シーザージム)
×佐々木健吾(マッハ道場巣鴨)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)
オープニングファイト フェザー級(57.5kg) 2分3R(延長1R)
○杉本 健(龍生塾ファントム道場)
×ウルフ慶(翔拳道)
1R 0’36” フロントチョーク
























