極真会館 10.27-28 武蔵野の森総合スポーツプラザ:第50回全日本大会記者会見。トップ2が互いを強く意識 高橋佑汰「過去4回鎌田選手と戦って勝ったと思った瞬間は一度も無い」、鎌田翔平「高橋選手は他の選手と殺気が違う」
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国際空手道連盟 極真会館(館長/松井章奎)「第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」(10月27日(土)28日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)の記者会見が3日、本部直轄代官山道場で行われた。128選手が参加し、2日間に渡り行われ、優勝まで7試合勝たないといけない毎年秋恒例の体重無差別トーナメント。毎年開催している千駄ヶ谷の東京体育館が2年後の東京五輪に向けて改修中のため、東京・調布の味の素スタジアムの近隣に昨年11月オープンした会場で初開催される。(16人参加の「2018全日本女子空手道選手権大会」も同時開催される。)(※編集部からのお知らせ:記事末尾にチケットプレゼントの告知を掲載しています。締切は10/8(月)朝10時です)
昨年の全日本大会のベスト8が今年も全員エントリーし、春の全日本ウェイト制大会の重量級・軽重量級を制したロシア勢も参戦し、激戦必至に。来年秋に開催される4年に一度の全世界空手道選手権大会の日本代表選抜も兼ねているが、世界大会の前哨戦としても注目される。
全日本大会は昨年も一昨年も決勝戦は鎌田翔平(東京城西)と高橋佑汰(東京城北)の争いとなった。一昨年は鎌田が左ハイで技有りを奪い本戦判定勝ちし優勝したが、昨年は再延長にまでもつれ込む接戦に。終了間際、鎌田が胴廻し蹴りを出したが、高橋が右の前蹴りで迎撃すると、鎌田は尻餅をつき、高橋がすぐさま残心を決める。5人の審判のうち過半数の3人が有効と判断し、これが決め手となり高橋の勝利となった。(上写真左は昨年大会決勝。左が鎌田、右が高橋)
鎌田がゼッケン1番、高橋がゼッケン128番で、今年も決勝まで上がらないと2人が当たらない組み合わせに。鎌田は「昨年の決勝はラスト1秒で技有りを取られて負け、このルールの恐ろしさを身に染みて感じることになりました。今年はそういうことの無いよう、日常生活から心・技・体を磨いてきました。優勝し来年の世界大会優勝に弾みをつけたいです」と抱負。6歳下の高橋については「もし今年もやるなら5度目の対戦になるんですかね。1回1回戦うごとに高橋選手が強くなっているのがわかります。他の選手と殺気の部分が違って、一瞬でも気を抜くと、こっちがやられてしまいます。緊張感のある組手になりますので、彼のことは意識しています」と話す。
高橋も「去年の大会は実力を伴った優勝ではありませんでした。今年は圧倒的な強さで勝ち上がりたいです。全日本空手道連盟様のナショナルチームの合宿に参加した経験を今回につなげたいです」と語り、鎌田を意識するか尋ねると「とても意識しています。勝ち方が勝ち方でしたし、過去4回戦って、勝ったと思った瞬間は一度もありません。決勝で戦うことになれば圧倒的な力で勝ちたいです」と答えた。
「トーナメントの最初の山場となりそうな相手は?」という質問に、鎌田は四回戦で当たる可能性のあるアショット・ザリヤン(ロシア/2017全日本5位、2017世界ウェイト制中量級3位)、高橋は1回戦で対戦するローマン・メシチェリアコフ(ロシア)の名前を挙げた。高橋は「ローマン選手とは高校時代に2度戦って1勝1敗です。ローマン選手は全ロシア選手権の重量級王者にもなっていて、向こうも食ってかかろうという気で来ると思いますから、一回戦から真価が問われると思います」と警戒した。
高橋と鎌田を追う位置にいるのが、荒田昇毅(上写真左端)と上田幹雄(右端)。荒田は一昨年が4位、昨年が3位、上田は一昨年が3位、昨年が4位。荒田は高橋に、上田は鎌田に、2年連続で決勝進出を阻まれている。
荒田は「19歳の時に全日本大会に初出場して今年で31歳です。2位、3位、4位、5位は取っていますが、まだ優勝は取っていません。何が何でも優勝します」、上田は「(決勝で)鎌田選手にリベンジしたいです」「高橋選手とは全日本空手道連盟様の合宿でも一緒の部屋でした。まだ高橋選手が実績も実力も上ですが、今回の全日本で変えたいです」と、2強越えに意欲。さらに上田は「帝京大学の空手道部で週2回稽古し、ロシアでも1か月間武者修行しました」とも明かしており、23歳での初制覇なるか、今年の成長ぶりに注目だ。
◆南原健太(東京城北/2017全日本7位、2018全日本ウェイト制重量級2位)
一戦一戦しっかり技有りを狙い 新ルールに合わせた華麗な空手を見せて勝ち上がりたいです。4回戦でオレクサンダー・イエロメンコ(ロシア/2017全日本8位)選手、準々決勝で鎌田選手と当たる可能性がありますが、戦うことになれば全力で立ち向かいたいです。
◆竹岡拓哉(東京城西/2018全日本ウェイト制中量級4位、同2017優勝)
ベスト8に入り世界大会の代表権を必ず獲得し、その勢いで優勝をもぎ取りたいです。3回戦で当たる可能性のあるアレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2018オールアメリカンオープン優勝)選手が山場になると思います。数年前にナヴァロ選手に負けているのでしっかり研究したいです。新ルールも浸透して、何が出るかわからないことを想定しつつ、戦術を練って戦いたいです。
◆与座優貴(茨城県常総/2018全日本ウェイト制中量級2位、2017世界ウェイト制軽量級優勝)
全日本大会は120パーセントの力を出して、最低限でもベスト8に入り、来年の世界大会の代表権を獲得したいです。お客さんが盛り上がる試合をして、4強(高橋・鎌田・荒田・上田)だけじゃないんだぞとアピールしたいです。去年はザリヤン選手に負けてベスト16に入れませんでした。今年はどんな勝ち方をしてでもベスト16の壁を超えたいです。
◆大澤佳心(城西世田谷東/2018全日本ウェイト制軽重量級3位、2017世界ウェイト制中量級優勝)
セミコンタクトルールに2試合挑戦した成果を発揮したいです。4強が注目されていますが、自分もいるんだぞと示せるぐらいの活躍がしたいです。4回戦で当たる可能性のあるキリル・コチェネフ(ロシア/2018ロシアンカップ軽重量級2位、2015世界4位)選手にはロシア大会でも世界大会でも負けているので、3度目の正直で勝って、そのまま勝ち上がって優勝したいです。
◆星龍之介(本部直轄浅草/2018全日本ウェイト制重量級3位)
はるか格上の選手ばかり出場しますが、誰も思わない番狂わせを起こし、優勝して、世界大会に初出場できるよう頑張ります。3回戦で当たる可能性のあるコンスタンディン・コバレンコ(ロシア/2018ヨーロッパウェイト制重量級優勝、2017ヨーロッパ無差別優勝)選手を警戒していますが、一回戦から決勝まで全力で戦いたいです。
主な出場予定選手
[Aブロック]
鎌田翔平(東京城西/2017全日本2位、2016同優勝、2017世界ウェイト制重量級優勝)
徳田寛大(大阪南/2018全日本ウェイト制重量級4位、2018オールアメリカンオープン3位)
アショット・ザリヤン(ロシア/2017全日本5位、2017世界ウェイト制中量級3位)
南原健太(東京城北/2017全日本7位、2018全日本ウェイト制重量級2位)
オレクサンダー・イエロメンコ(ロシア/2017全日本8位、2017全日本ウェイト制重量級2位、2017世界ウェイト制重量級2位)
[Bブロック]
アントン・グリアエフ(ロシア/2018全日本ウェイト制重量級優勝、2018ロシアンカップ重量級優勝)
与座優貴(茨城県常総/2018全日本ウェイト制中量級2位、2017世界ウェイト制軽量級優勝)
アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2018オールアメリカンオープン優勝、2016ヨーロッパ無差別優勝)
竹岡拓哉(東京城西/2018全日本ウェイト制中量級4位、同2017優勝)
荒田昇毅(千葉県中央/2017全日本3位、2016同4位、2017世界ウェイト制重量級3位、2015世界7位)
[Cブロック]
上田幹雄(横浜北/2017全日本4位、2016同3位、2017世界ウェイト制軽重量級3位、2015世界6位)
ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア/2017全日本6位、2017全日本ウェイト制重量級優勝)
安島喬平(茨城県常総支部/2018全日本ウェイト制軽重量級2位、2013全日本優勝)
アンドレイ・ルジン(ロシア/2018全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017世界ウェイト制軽重量級優勝)
[Dブロック]
キリル・コチェネフ(ロシア/2018ロシアンカップ軽重量級2位、2015世界4位)
大澤佳心(城西世田谷東/2018全日本ウェイト制軽重量級3位、2017世界ウェイト制中量級優勝)
コンスタンディン・コバレンコ(ロシア/2018ヨーロッパウェイト制重量級優勝、2017ヨーロッパ無差別優勝)
星龍之介(本部直轄浅草/2018全日本ウェイト制重量級3位)
高橋佑汰(東京城北/2017全日本優勝、2016同2位、2017世界ウェイト制軽重量級2位)
※第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会 トーナメント表(極真会館公式HP PDFファイル)
[女子]
アナスタシア・カサノワ(ロシア/2017全日本優勝、2018世界ウェイト制重量級3位)
島田慧巳(本部直轄浅草/2017全日本2位、2018世界ウェイト制軽量級3位)
本村愛花(城東北千住/2017全日本3位、2018世界ウェイト制軽量級4位)
小田幸奈(広島/2017全日本4位、2016同3位、2017全日本ウェイト制重量級優勝)
佐藤七海(城西国分寺支部/2018世界ウェイト制軽量級優勝、2017全日本女子ウェイト制軽量級優勝)
佐藤 凛(城西国分寺支部/2018世界ウェイト制軽量級2位)
※2018全日本女子空手道選手権大会 トーナメント表(極真会館公式HP PDFファイル)
概要
大会名 日本赤十字社 東日本大震災・平成28年熊本地震災害 義援金チャリティー 第50回オープントーナメント全日本空手道選手権大会(同時開催 2018全日本女子空手道選手権大会)
日時 2018年10月27日(土)・28日(日) 開場・AM 10:00予定(2日間とも)
会場 武蔵野の森 総合スポーツプラザ(東京都調布市西町290-11) ※京王線飛田給駅より徒歩5分、西武多摩川線多磨駅より徒歩20分
チケット料金 RS席 14,000円(アリーナ) S席 8,000円(1階) A席 6,000円(3階席) ※両日別々のチケットです ※当日1000円増し ※二日間通し券 RRS席 50,000円、SRS席 35,000円 も前売り限定で販売
チケット販売所 チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、極真会館各支部・道場
お問い合わせ 極真会館 http://www.kyokushinkaikan.org/ja/
極真会館(館長/松井章奎)全日本大会 10.28(日)決勝日のA席チケットを抽選でペア5組10名様にプレゼント!応募は@boutreviewをフォローしこのツイートをリツイートするだけ。締切10/8(月)朝10時。当選者には締切日にDMで通知しますので送付先をお返事下さい。大会詳細 https://t.co/2eH2pSe5ck pic.twitter.com/m8Wizcs2Zg
— BOUTREVIEW/バウトレビュー (@boutreview) 2018年10月4日