BoutReview
記事検索 by Google

[PRIDE武士道] 7.17 名古屋:地元の杉江“アマゾン”大輔が緊急参戦

DSE "PRIDE武士道 -其の八-" 2005年7月17日(日) 名古屋レインボーホール 【→カード&チケット】 【→掲示板】


  [PR] スカパー!ならPRIDEノーカット完全独占生中継。今ならアンテナ、チューナー、工事費等が0円!

(7/14 up) 杉江“アマゾン”大輔 vs. ジョシュ・トムソンが第1試合に追加された。他のカードは1試合ずつ後にずれている。
 アマゾンは今大会の開催される名古屋のALIVEに所属する24歳。修斗ウェルター級環太平洋8位で、柔術では黒帯を持つ。7/3の修斗名古屋大会でカルター・ギル(カナダ)を1分42秒、三角絞めで倒している。中京地区のエースシューターだ。
 トムソンは26歳のアメリカ人。04年1月のUFC46では、強豪エルメス・フランカを判定2-0で下している。

五味、80kgまで増やし目指すは桜庭戦

(7/11 up) 五味隆典が10日、東京・町田の木口ワークアウトスタジオで練習を公開した。日曜の午前ということもあり、五味は子供達や学生を指導しながら自身も練習。60歳とは思えない鋼の肉体を持つ、師匠の木口宣昭氏の厳しい補強特訓で、好調ぶりをアピールした。
 最近は移動の時間もトレーニングに費やすために出稽古を減らし、ウェイトトレーニングと走り込みを強化。これまでに増してゴツくなった印象があり、「少しずつ増やしていけば、80kgぐらいまでいけるんじゃないか」と語る。
 元々五味は修斗ウェルター級(70kg)の選手。だが6月16日のカード発表会見では「GPで優勝すれば73kg(武士道ライト級)で戦うのは最後にしたい」と話し、2階級も上のヴァンダレイ・シウバとの対戦を将来の目標に掲げていた。
 さらにこの日の公開練習の後には、「桜庭選手が調子のいいうちにやりたい。桜庭選手がいたから今のPRIDEがある」とも発言。桜庭は猛練習直後は85kgまで落ちることもあるといい、来年〜再来年に五味が80kgまで増量に成功すれば、夢の対戦も現実味を帯びてくる。(井原芳徳)

U-FILE大久保×吉田道場・村田決定

(7/8 up) DSEは8日、大久保一樹(U-FILE CAMP) vs. 村田龍一(吉田道場)を発表した。このカードは6/26のPRIDEミドル級GP大会での田村潔司の、両ジムの対抗戦の提案を受けて組まれたもの。会見には両選手に田村、吉田秀彦も同席。両大将とも今後につながる戦いとなることを大久保と村田に期待し、大久保は「団体戦の先鋒として勝ちにいきたい」、総合デビュー戦の村田は「勝って田村選手との戦いに挑ませてもらいたい」と意気込みを語った。(関連記事:[PRIDE] 柔道強豪の小見川道大、村田龍一が吉田道場入り(5/3))
 これで全11カードが決定。試合順は下記一覧参照。なお、当初出場予定だった“ZSTのエース”小谷直行は、相手が決まらなかったこと、大会の試合数が多いことが理由で今回の出場は見送られた。(井原芳徳)

美濃輪×キモ、戦闘竜×トンプソン他決定

(6/29 up) DSEは29日、美濃輪育久 vs. キモ、戦闘竜 vs. ジェームス・トンプソン(イギリス)、アンドレイ・シメノフ(ロシア/レッドデビル) vs. デニス・カーン(カナダ/スピリットMC)の3試合を発表した。これで9試合が決まり、残り1試合を予定。さらにウェルター級(-83kg)、ライト級(-73kg)の武士道GPの出場枠が各8ずつとなることも発表された。

 美濃輪×キモ、戦闘竜×トンプソンは無差別級の戦い。武士道は前大会からウェルター級以下に特化したイベントにリニューアルしたが、4/6の「新生発表記者会見」では「ヘビー級(無差別)・ミドル級(-93kg)の試合も数試合組み込まれるが、ヒョードル、ミルコ、シウバらトップ勢の出場は無くなる」との説明がなされていた。佐伯繁広報は、美濃輪と戦闘竜の試合が「大会の起爆剤」となることを期待している。美濃輪は岐阜生まれで、今大会唯一の中京地区出身者。知名度のあるキモとのカードで、幅広いファン層を会場に呼び込む狙いもありそうだ。

 キモのPRIDE参戦はなんとあの97年の第1回大会のスバーン戦以来。近年はUFCやK-1に出場し、5月のランブル・オン・ザ・ロックでは前腕チョークで一本勝ちをおさめたばかりだ。
 キモについて「UFCの初期から出ていて、戦いたい相手の一人だった」とコメントする美濃輪。前回武士道のバローニ戦のKO負けを「2R目に賭けに出てしまった」と反省し、「確実に勝てるようにしたい」と語る。ところがそのための対策は「自然の中でのトレーニングを増やす」こと。「普通なら1+1=2にしかならないものが、自然の中でのトレーニングで、それ以上になる」と持論を展開していた。ちなみに今回の試合のテーマは「熱風」とのこと。

 戦闘竜は大みそかの男祭りの滝本誠戦以来の試合。以降ウェイトトレーニングやサーキットトレーニング等で肉体改造に取り組んだ。体重は120kgから117kgに減った程度だが、体脂肪率は20%から16%まで落ちた。さらにパンチに頼る戦法を反省し、ニコラス・ペタスの「ザ・スピリット・ジム」で蹴りを含めたトータルな打撃テクニックを強化。ペタスや練習仲間の美濃輪たちからも「スピードが上がった」と評価され、自信がついたという。
 今回の相手、トンプソンは昨年10月のPRIDE.28に初参戦し、エメリヤーエンコ・アレキサンダーに12秒KO負けした選手。ほとんどの試合が1R決着の突進型ファイターで、相撲出身の戦闘竜は「逆に突進してきてくれる選手のほうがありがたい」と評する。名古屋という土地も相撲時代から相性が良いという。ちょうど今回の試合の日は名古屋場所の中日。違う舞台で、相撲の強さをアピールしたい考えだ。

 シメノフはPRIDE初参戦。02年にUFCで1勝1敗の戦績を残し、最近はロシアのM-1を主戦場としていた。カーンはフランス&韓国系のカナダ人で、4月の武士道では大場貴弘を寝技で圧倒し、腕十字で一本勝ちをおさめている。シメノフとは03年12月のM-1で対戦しドローに終わっている。両者ともPRIDEウェルター級の体格で、GP出場に向け両者ともきっちり結果を残したいところだろう。(井原芳徳)

五味と川尻、会見でピリピリ対面

(6/18 up) DSEは16日、五味隆典 vs. ジーン・シウバ、川尻達也 vs. ルイス・ブスカペの2試合を発表した。チケットは6/19(日) 10時〜 一斉発売がスタートする。

 五味戦はメインイベント。ジーンはシュートボクセから初参戦の選手。ブラジル人だがイギリスに在住し、イギリスの金網総合格闘技大会「Cage Rage」のライト級王座を保持している。総合戦績は11勝2敗3分。10歳から柔道をはじめ、ブラジリアン柔術とカポエイラをバックグラウンドとする。ニックネームは「ウルソーブランコ(白熊)。ホームページも持っている。
 五味は5月の武士道でシュートボクセのルイス・アゼレードをKO。試合終了後も相手に殴り掛かろうとし、シュートボクセ勢から猛抗議を受けた。五味は謝罪したが、DSEの榊原信行代表によると、彼らはまだ怒りがおさまらないといい、ジーンは復讐のために送り込む刺客と言える。
 五味は相手のCage Rageでの試合のビデオをチェック済み。「シュートボクセらしくなく、下からの寝技がうまい選手ですけど、相手にならないです」と一蹴した。だが、それは相手が弱いという意味ではなく、今の五味自体が非常に充実していることの現れだ。
 「今、凄い強いですねぇ」。五味は囲み取材中、こみ上げる充実感を押さえきれず、突然このようにポツリとつぶやき、ニヤリと笑った。有名になったことで、夜遊びの誘いも増え、「一生懸命やることが恥ずかしく思う時期もあった」という。しかしなるべく誘いを断り、「夜遊びするのなら、1Rでも多くスパーリングをする」姿勢を貫くようになった。練習仲間を同年代の選手で再編成し、デビュー間もない20歳ぐらいの選手たちと間近に接するようになり、戦いの初期衝動を思い出した。高校時代から通っているボクシングの相模原ヨネクラジムの久保田和樹が13日、日本ライト級王座を奪取したことにも刺激を受けた。「ジムに行けば必ず、コミュニケーションも取れない位、黙々とサンドバッグを打っているストイックな選手」と久保田を評し、「口であれこれ言うんじゃなく、ああいう人の姿勢や感性を見習わないと」と五味は語る。
 「前回は“ロック”というテーマ通り、半年ぶりの試合までに溜まっていたうやむやした気分をぶち壊せた」という五味。今回の試合のテーマを聞かれ 「ラブです」と照れ笑いを浮かべながら答えた。「今回は武士道ラブ、PRIDEラブ、お客さんラブで行きたい」といい、どういう試合を見せるかが楽しみだ。

 さらに五味は「GPで優勝すれば73kg(ライト級)で戦うのは最後にしたい」とも発言。将来的には2階級も上のヴァンダレイ・シウバとの対戦も視野に入れ、興味を持った選手の体重に合わせて試合をしたい考えだ。
 それを聞いた川尻達也は「僕もモタモタしているつもりはない。僕の階級から離れられる前に捕まえて勝ちたい」と話した。会見ではパンチが届く距離まで五味と接近。「あんなに近づいたことは無かったので、モチベーションが上がった」という。アゼレード戦も提案されたが、五味に負けた相手ということから拒否し、過去に阿部兄今成に勝利しているブスカペを選んだのも、意地の現れだ。「イメージはシャオリン戦」と、昨年12月の修斗世界タイトルマッチのような試合展開を想定。「相手の心を折り、2度と戦いたいと思わせないような試合をしたい」と意気込みを語った。次戦までは今まで自己流でやっていた技術を本格的に学び直し、「より正確性を増す」ことに力を入れるつもりだという。(井原芳徳)

長南×バローニ、今成×ハンセン他決定

(6/15 up) DSEは15日会見し、ウェルター級(83kg)・長南亮 vs. フィル・バローニ、三崎和雄 vs. ダニエル・アカーシオ、ライト級(73kg)・今成正和 vs. ヨアキム・ハンセン、中尾受太郎 vs. マーカス・アウレリロの4カードを発表した。DSEは今大会を9月からの武士道GPの最終査定大会と位置づけ、日本人×外国人にこだわらないカードを編成する。チケットの一斉発売は6/19(日)10時よりスタートする。
 長南は前回の武士道のニーノ戦が不完全燃焼に終わったことを反省しつつも、「恥じることはない」と毅然とした態度。「ファイターとしての誇りを持って、ガチンコの試合をバローニとやりたい」と意気込みを語った。「ガチンコの試合」というと、前回のバローニ×美濃輪のような派手な殴り合いをイメージさせるが、長南は「同じ分野で争う気はない。試合は根性比べじゃない。心も大事だけど、技術も大事。好勝負といいながら、ちゃんと技術もある試合をしたい」と語り、美濃輪との違いをほのめかした。ちなみに前回から所属名を「チームM・A・D」に変更。「マーシャルアーツ・デビルズ」の略で、滑川康仁もメンバーの一人だ。
 1年前のマカコ戦以来の武士道参戦となる三崎は「いつも言っていることですが、日本人の代表として、日本人の魂を持ってリングに上がります。アカーシオは打撃が優れているので、拳と拳の殴り合いになる。倒すか倒されるかの試合をしたいです」と抱負を語った。アカーシオは4月の武士道で高瀬を粉砕したシュートボクセの新鋭。
 今成×ハンセンは「足」が勝負となりそうな一戦。2年前のルミナ×ハンセンのように、今成が不用意に足関にいけば顔面蹴りかパンチを浴びる危険性もある。寡黙な今成はハンセンについて「凶暴なハゲって感じ」と見た目の印象しか語らなかったが、ハンセンのうるさい足への対処法をどうイメージしているのか、今から楽しみである。
 中尾は「武士道に参戦することで満足せず、圧倒的な強さを見せてトーナメントにつなげたい」と意気込みを語った。アウレリロについては「手足が長く、極めが強いので、逆に極め返せたら」と話し、「73kgに落とすことができれば、パワーで押せる」と、ナチュラルな体格の優位をアピールした。(井原芳徳)

ハンセン参戦。-73kgに修斗新旧王者4人

(5/23 up) 元修斗世界ウェルター級(70kg)王者で現在2位のヨアキム・ハンセンのPRIDE武士道参戦が決まった。
 ハンセンは03年8月10日、吉田秀彦 vs. 田村潔司の行われたPRIDEミドル級GP開幕戦と同じ日に、修斗のリングで五味隆典が保持していた同王座を奪取。今年3月のHERO'Sで元同級王者・宇野薫をKOし、強烈なインパクトを残したノルウェーの強豪だ。
 HERO'Sが7月6日代々木大会から開幕する70kgトーナメントに参戦するものと思われていただけに、衝撃は大きい。22日の武士道・其の七の第3試合の三島★ド根性ノ助戦終了後、ハンセンの参戦が発表されると、場内は大いに湧いた。ハンセンはこの日のためにわざわざノルウェーから来日。既に武士道参戦を表明している“ZSTのエース”小谷直之と共にリングインすると、7月17日(日)名古屋レインボーホールで開催される武士道・其の八への参戦を表明し、「アメリカ人、ブラジル人、日本人。誰とでも戦う。長い間、PRIDEで戦うことを夢に見てきた」とアピールした。
 この日のメインで五味は、ハンセン、小谷、さらに現修斗世界ウェルター級王者・川尻達也の目の前で、シュートボクセのルイス・アゼレードを左右のフックでKO。試合後、五味はハンセンについて聞かれると「もう1試合ぐらい挿んで、ワンマッチでやりたい。今後はアゼレードみたいになるんじゃないですか」と言い放った。これを聞いたハンセンは「試合前は何とでも言える。試合は何が起こるかわからない。いつでも対戦する」と闘志を燃え上がらせた。
 これでPRIDEライト級(73kg)戦線には、五味、ハンセン、川尻、桜井“マッハ”速人の新旧修斗王者4人がそろい踏みすることに。4選手とも9月末から都内会場で開幕予定の武士道グランプリの優勝戦線に絡む事は確実で、改めて修斗の選手層の厚さを印象づけられた。
 武士道・其の八・7月17日(日)名古屋レインボーホール大会のチケットは6/5(日)に特別電話先行予約を実施。6/19(日)一斉発売がスタートする。(井原芳徳)

 

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE武士道 -其の八-"
2005年7月17日(日) 愛知・名古屋市総合体育館レインボーホール
開場・15:00 開始・16:00(スカイパーフェクTV! Ch.180 PPV完全独占生中継)


第11試合 1R10分・2R5分
五味隆典(日本/木口道場レスリング教室)
ジーン・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)

第10試合 1R10分・2R5分
長南 亮(日本/チームM・A・D)
フィル・バローニ(アメリカ/ハンマーハウス)

第9試合 1R10分・2R5分
美濃輪育久(日本/フリー)
キモ(アメリカ/フリー)

第8試合 1R10分・2R5分
川尻達也(日本/チームTOPS/修斗ウェルター級(70kg)世界王者)
ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)

 〜休憩〜

第7試合 1R10分・2R5分
三崎和雄(日本/GRABAKA)
ダニエル・アカーシオ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

第6試合 1R10分・2R5分
今成正和(日本/チームROKEN)
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/チーム・スカンジナビア)

第5試合 1R10分・2R5分
戦闘竜(アメリカ/チーム・ファイティング・ドラゴン)
ジェームス・トンプソン(イギリス/チームMMAユニバース)

第4試合 1R10分・2R5分
村田龍一(日本/吉田道場)
大久保一樹(日本/U-FILE CAMP)

第3試合 1R10分・2R5分
中尾受太郎(日本/フリー/DEEPウェルター級(76kg)王者)
マーカス・アウレリロ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)

第2試合 1R10分・2R5分
デニス・カーン(カナダ/スピリットMC)
アンドレイ・シメノフ(ロシア/レッドデビル)

第1試合 1R10分・2R5分
杉江“アマゾン”大輔(日本/ALIVE)
ジョシュ・トムソン(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
VIP(ビップ 専用入場ゲート、グッズ付き)50,000円
RRS(ロイヤルリングサイド)23,000円
スタンドS 13,000円
スタンドA 6,000円

◆チケット発売日程
6月4日(土) 10時〜24時:携帯端末PRIDEオフィシャルサイト先行
6月5日(日) 10時〜18時:特別先行電話予約(TEL:03-5749-9909)
6月5日(日) 18時〜6日(月)12時:PRIDE オフィシャルサイト先行
6/19(日) 10時〜:一斉発売

◆チケット発売所
ドリームステージエンターテインメント 03-5464-1531  
PRIDE オフィシャルサイト / 携帯端末オフィシャルサイト
イープラス eee.eplus.co.jp
チケットぴあ 0570-02-9999 0570-02-9966 (Pコード=594-700) スポーツ専用:0570-02-9977
ローソンチケット 0570-06-3003 (Lコード=47184) 0570-00-0403
CNプレイガイド 03-5802-9999  
楽天チケット
サンクス    
公武堂 052-241-2511
新日本プロモーション
ときめきドットコム

◆お問い合わせ:ドリームステージエンターテインメント TEL:03-5464-1531

Last Update : 07/14 13:37

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2005 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。