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(レポ&写真) [PRIDE武士道5] 10.14 大阪:長南、ニュートン下す

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE武士道 -其の伍-"
2004年10月14日(木) 大阪・大阪城ホール

  レポート:井原芳徳、井田英登  写真:井田英登  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

「殺戮ピラニア、元UFC王者を骨までしゃぶる」

第6試合 1R10分・2R5分
○長南 亮(日本/フリー)
×カーロス・ニュートン(カナダ/ウォリアー・マーシャルアーツ・センター)
判定3-0


 過去の不良ぶりと妥協を許さないファイトスタイルで(そして三白眼の強烈な目つきも含めて)「殺戮ピラニア」なるPRIDEニックネームを頂戴した長南。メインに登場した五味が「天下無双の火の玉ボーイ」とされたのと同様、地味めの実力派というこれまでイメージからの脱皮を意図した、PRIDE一流のネーミング戦略だ。しかし、五味、マッハに続く試合順で、元UFCウェルター王者との対戦という扱いは、彼に寄せられる期待への現れと見るべきだろう。武士道初戦のヒカルド・アルメイダ戦を落として、今回の大会前の会見では「二連敗は自分の中で許せない。そんなやつは出ない方がまし」とまで宣言。On the edgeの心意気はファイターとして逆に心強い。「“武士道とは死ぬ事と見つけたり”と言うなら死んでもらう。ぶっ殺す」とニュートンを挑発する言葉も、プロ意識の発露と言うより、むしろ彼の気性から出たナチュラルな台詞であろう。その意味では、このニックネームもむべなるかな、というところか。

 先に上を取ったニュートンはパスガードに成功すると、マウントパンチで一気に攻勢。これは返されるも、今度は下からオモプラッタ気味に長南を捕まえる。上になっても下になっても“ドラゴンボール柔術”を駆使。長南に攻め入る隙を与えない。
 さらに再びマウントを取ると、長南にあえてリバースさせ、カウンターの腕十字。長南の腕は伸びきり、勝負は決まったように思われた。しかし長南はポイントをずらし防御すると、なんと両腕をフックした状態に戻してしまう。普通では考えられない脱出に、会場は大いに沸く。
 長南はここから反攻を開始。今度は上になりパウンドでニュートンを痛めつけると、マウントを奪取。すると今度はニュートンにやられたのと同じカウンターを駆使し、腕十字を狙ってみせる。極まりは浅くニュートンに逃げられるが、同じ攻めで反撃するあたりに、ファイターとして良い意味でのイヤらしさが感じられる。

 1Rはニュートンのラウンドだった。しかし2Rは完全に長南のラウンドに。開始早々、パンチで突進してきたニュートンに左ミドルを当てると、ニュートンは後退。長南はパンチと膝のラッシュで一気に“殺”しにかかる。ニュートンはかろうじて逃れ、グラウンドに持ち込んでバックを奪うが、ダメージのせいか攻めに緻密さが無くなり、膠着状態に突入。ブレイクがかかる。
 スタンドに戻ると、再び長南はパンチと膝でニュートンを痛めつける。さらに倒して上四方の体勢から膝蹴りを放ち、マウントに移ってパンチを連打と、完全にワンサイドゲームに。
 判定は文句無しで長南に。元UFCウェルター級王者から勝利を奪った選手は他にも最近では高瀬大樹がいるが、試合の面白さと勝ちっぷりでは圧倒的に長南の方が上だ。この日のベストバウトだったのではないだろうか。
 試合を終えてリングを降りようとしたところ、運営側からマイクを渡され、アピールをもとめられる。この時の一言が、実に長南の人柄を現していて、痛快だった。

「僕はファイターで、喋りに来たわけじゃありません。ありがとうございます。皆さんのおかげで勝ちました」

 彼はピンチを実力で凌ぎ、チャンスをものにし、相手をコテンパンに痛めつけ、勝った。そしてお客さんも喜んだ。ファイターとしてやるべき仕事をやった。あとは何もいらない。ファイターとして正しい。全く正しい。




第8試合 メインイベント 1R10分・2R5分
○五味隆典(日本/木口道場レスリング教室)
×チャールズ・“クレイジーホース”・ベネット(アメリカ/フリー)
1R 5'52" アームロック


 五味はタックルでテイクダウンに成功すると、あっさりとマウントポジションを奪取。ベネットはほとんど寝技の防御できない選手のようだが、バックを奪われると、クレイジーホースの異名通り強引に暴れて五味を振りほどき、スタンドに戻してしまう。五味はその後2回同じようにバックを取るが、いずれもべネットは脱出。スタンドに戻ると左フックを当てたり、ランペイジばりに豪快に持ち上げてマットに叩き付けたりと、意外にも五味を手こずらせる。
 4度目のテイクダウンの後マウントを奪った五味は、セコンドに時間を確認。今度はバックマウントに行かず、サイドポジションでガッチリと押さえ込み、慎重なファイトに。そしてべネットの顔面に膝を叩き込んで痛めつけ、アームロックで絞り上げる。べネットは動いて防御するが、数秒間五味が絞り上げてべネットの動きが止まると、野口レフェリーは試合をストップした。
 ベネットはタップしていないと抗議したが当然聞き入れられず。しかし第6試合のニュートンが長南に極めた腕十字は止められなかったことを考えれば、レフェリングにばらつきがあると指摘されても仕方ないだろう。
 五味はマイクを持つと「大みそか、ブスカペ選手と第1試合でやらせて下さい」とアピール。榊原社長も大会後の総括で、五味の起用を示唆したものの、ブスカベとの対戦が「一般に届くものになるかどうか検討したい」としており、この対戦の実現には含みを残した。

【関連記事】[PRIDE男祭り] 12.31:榊原社長、今年の開催を示唆

◆五味「ちょっと情けないですね。納得が行ってないです。打ち合ったほうがお客さんもそれを望んでると思ったんですけど、生き延びるためにああいうフィニッシュになりました。まあいろんな面が見せられて結果的にはよかったんじゃないですか? マウント取ったのに笑われちゃいましたからね。まあ変わった選手だったということで。場慣れした喧嘩屋でしたね。結局、それでカリカリした気分になってるってことは、相手の術中にハマってるんでしょう。
(ベネットはタップしてないと言っていたが?)見込み一本って事でいいと思います。でもあんな寝技やってたらブスカペに殺されますね。年末までには作り直してきます。正直、昨日K-1が凄く盛り上がってたので負けたく無いと思ってました。勝ち続ける事が、生き残るって思って、でも正直生き残るのは大変ですね。負けたら消えちゃうんで。昨日K-1のメインで勝った(須藤)元気くんが応援に来たいっていってくれてて、怪我で来れないことになったんだけど。さっき見たらもうメールが来てて、メールを返そうと思います。いい奴です(笑)大晦日にはこれがPRIDEの軽量級だっていうのを見せたいんで、またきちんと作り直してきます。よろしくお願いします」

◆ベネット「五味は思ったより実力もあったし、いままでの結果もフロックじゃないと分かったけど、だから何?って感じだ。バンチも効いてないし、(極められた)腕だって上がる。だからあのまま行ったら五味は困った事になったんじゃないか? 俺は24才でいままで怪我もしたことがないし、コンディションもよかったんで、止められる必要は全然なかったけどね。まあそれでもホテルの部屋には日本人の可愛い子チャンが待っててくれると思ってるよ(笑)俺の金歯?これは動く標的さ。ずっと動いてると、狙いが定まらない。五味もそれを狙ってダメだったから、寝技にしたんだろ」

第7試合 1R10分・2R5分
×桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
○クラウスレイ・グレイシー(ブラジル/ハウフ・グレイシー柔術アカデミー)
2R 1'02" 腕ひしぎ十字固め


 リーチを活かしてストレートを放つクラウスレイに対し、マッハはワンツーと右ローを的確に当て、序々にプレッシャーをかけるように。そして組み付いて足を引っ掛けテイクダウン。先に上を取ることに成功する。しかしクラウスレイのガードポジションからの攻めに阻まれ、その先の攻めができない。クラウスレイも上になるが、同様に攻めあぐねる。
 その後マッハはスタンドで膝蹴り、クラウスレイはグラウンドでパスガードとチャンスとつかむが、相手を追い込むまでには至らず。五分五分のまま2Rに突入する。
 しかし均衡はあっけなく崩れる。マッハは1R同様、組み付いての膝蹴りを狙う。だがクラウスレイは足を引っ掛けテイクダウン。そのままサイド、マウントと、あっさりと優位なポジションを奪う。マッハは下から密着し、ブリッジも使って脱出を試みるが、クラウスレイのポジショニングは手堅い。パンチで痛めつけ、バックマウントを奪うと、暴れるマッハの腕をすくい上げ、一気に腕十字へ。腕のフックをあっさり切られたマッハは、すぐタップ。その時間わずか62秒。1Rの10分間が嘘のようなクラウスレイの速攻、マッハの失速だった。

第5試合 1R10分・2R5分
×藤井軍鶏侍(日本/フリー)
○イゴール・ボブチャンチン(ウクライナ/フリー)
1R 4'02" KO (右フック)


 すっかり“ハッスル”小川の弟分の役割が板につき、プロレスラーとしての認知が広がった藤井だが、元は修斗のヘビー選手としてプロデビュー、UFC-J初代王者決定トーナメント準優勝の実績もある格闘家。この舞台に立つことに違和感のある選手ではない。

 藤井のタックルを潰したボブチャンチンは頭に膝連打。タックルでテイクダウンすると、ロシアンフックの雨を降らす。藤井は防戦一方となり、レッドカードをもらい、ブレイク。スタンドに戻ってもボブチャンチンの優位は変わらず、右フック、左ミドルで痛めつけると、最後も右フック。これでマットに崩れ落ちた藤井にさらにサッカーボールキックを放ったところで、レフェリーが試合を止めた。

 97kgまで絞ったボブチャンチンはよくシェイプされた体と、シャープな動きを披露。一時期のスランプぶりはすっかり脱したようだ。あと4kg落として、来年のミドル級GPに出場も可能ではないかと思わせるベテランの復活だった。

第4試合 1R10分・2R5分
○美濃輪育久(日本/フリー)
×上山龍紀(日本/U-FILE CAMP.com)
判定2-1


 77.6kgの上山に対し、85.5kgの美濃輪がパワーで優勢。上を取ってパンチでコツコツと攻める。だが美濃輪はハイアン戦同様、そこからの攻めパターンが無い。対する上山も、美濃輪のタックルに合わせギロチンを狙うのだが、美濃輪にあっさりと振りほどかれてしまう等、度々チャンスを逃してしまう。2Rは互いに上やバックを取り、何度も攻守が入れ替わるのだが、どういう攻めに持っていって試合を決めたいのかが伝わって来ないまま試合終了。

 美濃輪と上山。二人はスタイルこそ違えど、UWF系プロレスの価値観にこわり続けている点で共通している。柔術的なポジショニング重視でもない、ボクシング的な打撃重視でもない、UWF的な技術を現代のMMAに昇華させたいようなのだが、糸口が見つからず迷っている点でも、皮肉にも共通してしまっている。
 特に今回の試合は上山が「最近テンションが上がりません。熱くさせてくれる相手とやりたいです」と言って美濃輪に対戦要求し、実現したものだった。その上山から熱さを感じた観客はいたのだろうか? 何のための対戦要求だったのか、釈然としないものが残った。

 一方、上山のセコンドに付いた田村潔司は、美濃輪の再戦アピールを見越して、そそくさとバックステージへ。片手を突き出して所在な気に田村の背中を見つめる美濃輪は、結局アピールなくリングを降りた。試合後、「すぐでなくてもいい、もう一回田村さんとは闘いたい」という言葉を残した美濃輪。一方、上山も「次やれば一本を極められる」と美濃輪との再戦を要求するようなコメントを残している。U-file師弟とはぐれパンクラシスト。この三人を巡る奇妙な三角関係は、次回に続くといったところなのかもしれない。

第3試合 1R10分・2R5分
×今成正和 (日本/チームROKEN)
○ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
判定0-3


 トップチーム一押しの若手であり、軽量級の外人エース候補としてPRIDE期待のスタ−候補生ブスカベと、インディ団体を転々としながらも腕一本ならぬ足関節一本で存在を印象づけてきた今成。ZST離脱以降、再びホームグラウンドを失った形の今成は、この前後に修斗参戦の噂もあった。ブスカベも修斗を経由してこの舞台に登場した選手であり、この両者のマッチングがPRIDEで実現している構図には、奇妙な運命の交差を感じさせなくも無い。

 とはいうものの、両者のマッチメイクで心配されたのは体重差。前回の阿部戦でもそうだったが、ブスカペが71.7kgなのに対し、今成は67.7kg。修斗でなら、70キロに設定されたウェルターとミドルの壁で両者の対戦は実現しない。ただ、実際にリングに並んでみると、見た目それほどの差は感じられない。そして、幕をあけた試合は、なんともジャッジ泣かせの大接戦となってしまった。

 ゴング早々、ニックネームの“ネズミ花火(ブスカベ)”どおり飛び膝で奇襲を仕掛けたブスカペに対し、“足関十段”今成はこれをしゃがんでかわし、スライディングで潜りこみ早速の足関狙いへ。ZSTでも矢野卓見とのチーム・イリホリの妙技として何度も披露していた戦法だ。直線的な打撃で突っ込んで来るリングス・リトアニア勢には面白いように決まったこの奇襲も、さすがにBTTの新星には容易には通じない。危機を察知したブスカペは、更に先手をとって今成のバックに回り込む。だが、今成は更に下に潜り込んで腕を取りに行き、序盤の攻防でのペースを握ってみせた。

 だが、この速攻でブスカペは、今成の戦術に警戒心を高めることになる。その後今成が下から足関や腕十字を狙う度に、ブスカペは離れてアリ猪木状態で凌ぐようになる。何度か両者スタンドに戻るが、今成はたまにローを放って距離をキープするのみで、ひたすら下からの攻めに徹する。ブスカペも機敏に反応し、今成の術中にハマってくれない。サイドポジションからの肩固めを仕掛けたブスカペ側の攻めもまた、今成の堅い守備でキャッチまでには至らなかった。

 2Rも同じ攻防が続いたが、ブスカペはサイドを取ると関節技に固執せず、いきなり立ち上がってサッカーボールキックを放つ等、攻めパターンをアグレッシブに軌道修正。しかし決定打はないまま。今成も、執拗な“寝”からの攻めをくり返したが、ようやくつかんだヒールホールドのチャンスは足を抜かれて終わり。互いに決め手のないまま試合終了を迎えた。

 ドロー裁定のあるルールなら、おそらくドローが妥当な試合だったはず。しかしPRIDEルールは、ジャッジは必ずどちらかに優劣を付けるマストシステムを採用している。

 ちなみにジャッジの優先基準の順位は、

1. KO、ギブアップを狙う姿勢
2. 相手に与えたダメージ
3. 打撃のコンビネーション&グラウンドコントロール
4. テイクダウン&ディフェンス
5. アグレッシブさ
6. ウェイト(10kg以上の体重差があった場合)

 となっており、第一項の基準に照らすなら、今成優位の判定が下ってもおかしくない流れ。だが、柔道やレスリングにおける“掛け逃げ”の概念で見れば、フィニッシュを意図しない印象判定狙いの攻めと見て、ネガティブな判断をくだす考え方もあるだろう。結局、ジャッジは3者ともブスカペを支持。有効なポジションを確保した第三項でのポイントと、今成の仕掛けを適確にさばききった第四項での評価を重視したようだ。

 だが試合後のブスカペの表情に笑顔は無し。“リトル柔術マジシャン”というニックネームが付けられ、『軽量級のノゲイラ』として、五味隆典のライバルとして、主催者から期待されたブスカペだが、逆に今成の足関マジックに翻弄され、スター街道一直線という絵は描き切れなかった。

 一方、敗者となった今成は試合終了後のコメントも言葉少なに「もう少し選手でいられるように頑張ります」と述べたのみ。逆に今成を庇うセコンドが「足に何か塗ってたんじゃないか?」と激高する一幕もあった。しかし、この試合をリングサイドの放送席で見守った高田延彦PRIDE統括本部長は「必ず(PRIDEに)帰って来てもらって、試合を見たい」と今成を高く評価。観客も今成の、殺気とこんにゃくのような脱力感の交差するトリッキーな佇まいに、まずまずの反応を見せており、武士道の常連選手への道が開けたと見ていいのではあるまいか。

第2試合 1R10分・2R5分
○戦闘竜(日本/フリー)
×マル・“ザ・ツインタイガー”(ニュージーランド/シンドージム)
1R 0'21" KO (右フック)


 15kg以上重い戦闘竜が、前に出てストレートを連打。相撲出身だけに突進力はある。減量の成果もあり、デビュー戦に比べてもスピードが増している。そしてマルが後ろに下がりながら膝を放った直後、右フック一撃。こめかみにクリーンヒットし、マルはマットに沈んだ。
 総合初白星を奪った戦闘竜は「滅茶苦茶うれしいです。相撲は強いんだよ〜!」とマイクを持ち絶叫。ファンの歓声を浴びた。大会後、榊原社長は戦闘竜の戦いを評価。大みそかの男祭りの出場候補選手の一人にあげている。

第1試合 1R10分・2R5分
×滑川康仁(日本/フリー)
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
1R 6'02" KO (グラウンドパンチ)


 ゴングと同時に、ショーグンは滑川のボディに飛び膝を突き刺し先制。事実上、このファーストコンタクトで決着は確定したと言っても過言ではない。ショーグンは滑川をコーナーに押し込むと膝蹴りをボディに連打。さらにさば折りで滑川の体勢を崩すと、顔面に膝を叩き込む。あとは倒れた滑川に、サッカーボールキック、踏み付けの波状攻撃。滑川も打たれ強さを発揮し、足を捕まえ関節技を狙うが、ダメージの影響で力が出ず、簡単にショーグンに逃げられてしまう。最後はコーナーを背中に倒れた滑川の頭にショーグンがサッカーボールキック2発をお見舞いし、パンチを落としたところでレフェリーがようやくストップした。

Last Update : 10/16

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