Krush 5.28 GENスポーツパレス(レポ):松本和樹、デビュー2連続1R KO勝ち「次は後楽園ホール」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
サイクリー PRESENTS Krush-EX 2022 vol.4
2022年5月28日(土)東京・GENスポーツパレス
レポート:井原芳徳 写真:(C)K-1
第7試合 スーパー・フェザー級 3分3R
×佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2017 -65kg優勝)
○松本和樹(T-GYM)
1R 2’49” KO (左膝蹴り)
松本は前回4月29日のKrush-EX vol.3でプロデビューし、翁長正吾に1R KO勝ち。1か月間隔で2戦目が組まれ、今回はメインイベントに抜擢された。プロ13戦のキャリアのある佐野が相手だったが、今回も素質の高さを印象付ける。
1R、松本はサウスポーで構えて回って距離を取りながら、オーソドックスの佐野の左の前足に右ローを集中し、時折左ミドルも織り交ぜる。佐野は前に出続けるがなかなか攻撃を当てさせてもらえない。
すると終盤、松本が左ストレートをヒット。佐野は圧を強めるが、松本が左フックを当てると、佐野はひるんで足が止まる。その隙を逃さず、松本は左のテンカオをボディに突き刺しダウンを奪う。佐野はなんとか立ち上がるがレフェリーに背を向けファイティングポーズを取れず、松本のKO勝ちに。すぐに佐野はうずくまった。
今回も1R KO勝ちの松本はリング上で踊り大喜び。「本日の主役」と書かれたタスキを肩にかけ、マイクを持つと「次は後楽園ホールよろしくお願いします」とアピールした。
第6試合 バンタム級 3分3R
○松本 陸(TAD)
×臣龍[しんりゅう](KIZUNA田川本部道場/九州プロキックボクシング(KPKB)バンタム級王者)
2R 1’36” 反則
松本はこれまで3戦ともEXでの試合で2勝1分。臣龍は2月の地元福岡のKPKBのバンタム級王者決定ワンデートーナメントで優勝し、Krush初参戦。1R、序盤は静かだったが、中盤に松本が右フックを当てると、激しいパンチの打ち合いとなり、松本が被弾しながらも前進し右フックでダウンを奪う。その後も松本がボディにパンチと左膝を当て優位を維持する。
2R、パンチの打ち合いで臣龍も左フックをお返し。少しお見合いが続いた後、またもパンチの打ち合いとなるが、臣龍が松本の額に左膝を当て切り裂く。松本もすぐに左ストレート、左ハイを返したが、ドクターチェックが入るとストップがかかり、臣龍のTKO勝ちとなった。
当初の裁定は2R 1’36” TKOだったが、大会後、松本陣営が「試合終了の要因となった臣龍選手の膝蹴りは、反則として規定されている、相手を掴んでの攻撃ではないか」と提訴し、審判部と主催者の検証の結果、反則と認められ、臣龍の反則負けに裁定が変更となっている。K-1の裁定変更発表に関する記事はこちら。
第5試合 ライト級 3分3R
×新太(K-1ジム心斎橋チームレパード)
○川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定0-2 (30-30/29-30/29-30)
第4試合 バンタム級 3分3R
×紀空[きら](K-1ジム五反田チームキングス)
○黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 (24-28/24-28/24-28)
※1R黒川に右ハイキックで1ダウン。紀空に左ストレートで1ダウン。2R紀空に右フックで2ダウン
第3試合 スーパー・バンタム級 3分3R
○浩志(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
×龍生(ALONZA ABLAZE)※長野龍生 改め。武勇会から所属変更
1R 2’05” KO (左フック)
1R、浩志がサウスポーの龍生に圧をかけ、右ストレートを随所でヒット。中盤、龍生も左ストレートをお返しすると、そのままパンチを振り回して前に出てきたが、浩志は下がりながらも龍生に左ストレートを当ててダウンを奪う。その後の打ち合いで浩志も被弾したが、前に出続け、カウンターの左フックで2ダウン目を奪ったところでレフェリーがストップした。
第2試合 63kg契約 3分3R
×遠藤健太郎(KICK-DIET吉野町)
○力斗(SHINE SPORTS CLUB/大和フェザー級王者)
2R 1’45” KO (パンチ連打)
両者ともKrush初参戦。1R、大分から参戦の力斗が右ローを着実に当てヒット。元プロボクサーの遠藤はカットできず、終盤はフラつくように。2Rも力斗がローを当て続け、遠藤の足が止まると、力斗はパンチを連打しダウンを奪う。遠藤は立ったが、力斗が遠藤をロープに詰め、パンチの連打と右ローを当て続け、遠藤が防戦一方となったところでレフェリーがストップした。
第1試合 フェザー級 3分3R
○サガエ・ルーカス(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
×明世流[あくせる](TEAM SHIMONOSEKI)
1R 1’29” KO (パンチ連打)
1R、ルーカスがガードを固めてプレッシャーをかけ、明世流をコーナーに詰めると、わずか20秒過ぎ、右ストレート一発でダウンを奪取する。さらにパンチの連打からの右テンカオでダウンを奪取。明世流は鼻血も出し、この時点で止めていいぐらいのダメージを負っていたが、レフェリーは続行。最後はパンチの連打で明世流が防戦一方になったところでレフェリーがストップした。