ONE Championship 11.26放送 シンガポール(レポ):ジャレッド・ブルックス、ONE初戦でストロー級ランカーのアディワンに完勝
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ONE Championship「ONE: NEXTGEN III」
2021年10月29日(金)収録 11月26日(金)放送 シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)ONE Championship
第6試合 メインイベント MMA ストロー級 5分3R
×リト・アディワン(5位)
○ジャレッド・ブルックス
2R 3’07” 肩固め
パンクラス、UFC、RIZINに出場していたブルックスがONE初参戦。試合は19年末のベラトール日本大会で越智晴雄に判定勝ちして以来約2年ぶりだ。対するアディワンはONEで仙三、川原波輝に勝利し、箕輪ひろばに敗れている選手。
1R、開始すぐからブルックスがアディワンのパンチに合わせ、片足タックルでテイクダウンに成功する。ブルックスはケージ中央からアディワンを抱え上げ、金網際まで歩いて運び、アディワンを金網に押さえつけながら、左右の肘を当てる。終盤、アディワンはスタンドに戻し、パンチの打ち合いもあるが、両者まだひるまない。
2Rも序盤からブルックスが両足タックルでテイクダウンを奪い、金網際で押さえる。中盤、ブルックスが腰を上げてパウンドを当てると、アディワンが立ち上がってタックルを仕掛ける。ブルックスはギロチンチョークを狙い、極まらないと判断すると組み付いて押し込む。膝の応酬でアディワンの膝がローブローとなり一時中断する。同じポジションから再開すると、ブルックスは両足タックルを仕掛け、抱え上げて倒す。両足でアディワンの両足を挟んでから、登ってマウントポジションを取ることに成功すると、さらに登って左手を枕にして右サイドに移って肩固めを極めタップアウト。アディワンの持ち味を封じ、ブルックスがレベルの違いを見せつける試合だった。現在のストロー級ランキングは王者・ジョシュア・パシオ、1位・猿田洋祐、2位・ボカン・マスンヤネ、3位・箕輪ひろば、4位・アレックス・シウバで、今後の彼らとの戦いが楽しみだ。
第5試合 コーメインイベント ムエタイ バンタム級 3分3R
○アラヴァディ・ラマザノフ(5位、元キック王者)
×ポンシリ・PKセンチャイムエタイジム
1R 2’39” KO (右アッパー)
1R、プレッシャーをかけるポンシリに対し、リーチで勝るラマザノフが、時折スイッチしつつ、離れた位置から左右の前蹴りや右ストレートを放つ。ポンシリは対応できず、少しずつパンチをもらう頻度が上がる。すると終盤、ラマザノフは下がりつつも、サウスポーでのワンツーからの右アッパーをクリーンヒットしダウンを奪う。ポンシリは立とうとしたがすぐ倒れ、ラマザノフのKO勝ちとなった。
第4試合 MMA ストロー級 5分3R
○アレックス・シウバ(4位、元王者)
×レネ・カタラン
1R 3’35” 腕ひしぎ十字固め
1R、序盤からシウバが片足タックルでテイクダウンに成功し、ハーフで押さえる。中盤にはパスガードに成功。上四方に動いてノースサウスチョークを狙う。カタランはブリッジしてリバースに成功し、サイドで押さえようとする。だがシウバは対処してガードの中にカタランを入れ、足を登らせ腕十字を狙い、下でも主導権を握ると、腕十字をしっかり極めタップを奪った。
第3試合 キックボクシング フライ級 3分3R
○パンパヤック・ジットムアンノン
×ダニエル・ピュータス[プエルタス]
判定3-0
第2試合 MMA ライト級 5分3R
×ピーター・バウシュト
○ルスラン・エミベック・ウフール
判定0-3
第1試合 キックボクシング バンタム級 3分3R
○フィリップ・ロボ
×ロートレック[ロドレック]・PKセンチャイムエタイジム
判定3-0