K-1 12.4 エディオンアリーナ大阪:林健太「落ち着いて試合を運んで最終的にKOする」×不可思「楽しさばかりに持っていかれないように気を付けたい」
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K-1 12月4日(土) エディオンアリーナ大阪第1競技場大会で対戦するスーパー・ライト級の林健太(FLYSKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者)、不可思(クロスポイント吉祥寺)がそれぞれの所属ジムで公開練習を行った。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いてる。(公開練習写真:(C)K-1)
林健太、タイ人トレーナーと二人三脚で復活の勝利を掴む!「落ち着いて試合を運んで、最終的にKOする」
前戦となった9月20日の横浜アリーナ大会ではスーパーファイトで佐々木大蔵と対戦し、激しい打ち合いを繰り広げた末に惜しくも敗れる結果となった林。「最近は綺麗に戦おうとし過ぎて昔の荒々しい部分が少なくなっていた。技術がスキルアップしていく中で、試合ではちゃんとしたキックボクシングの試合を組み立てつつ、最終的に強打で沈められるようにしたいと思って練習しています」と、この日の公開練習ではタイ人のキヨソンセントレーナーが持つドラムミットに向けて一発一発を確認するように強打のパンチを打ち込んだ。
再起戦は地元・兵庫に近い大阪での地となり、林は「応援してくれる地元の人たちは僕が首都圏で試合をするとなると来るのに大変なので、やはり地元で1年に一回は試合をしたいと思っていました」。関西での試合への想いを語りつつ「9月に戦った時に一瞬、なぜか落ち着いて全力で殴らない時間があったんです。こんな感じで戦ってもいいのかな?という変な感覚があり、そういう感覚を忘れないうちに試合がしたいと思ったので、僕から『試合がしたい』と言ってお願いしました。ただ殴り合って勝つのではなく、今後につながるような何か得るものがあるような試合をしていかないと変わっていかないと思いました」と佐々木戦で得た特別な感覚で確かめるためにも、今回の試合は願ってもないチャンスだという。
その佐々木戦の映像を何度も見返したという林は「相変わらず変えないといけない思っている部分が全く変わってないなと(苦笑)。試合に夢中になり過ぎるというか、周りが見えていなく、相手も見ていない、何も考えずにただガムシャラに突っ込んでいる試合をやっていて、相変わらず自分は馬鹿やなと思いました。やりたかったことの1%もできていない。もっと落ち着いて相手の表情を見てどう思っているか、今はこういうコンビネーションで攻めるのがいいとか、考えて戦えるようにならないとこの先はないなと思いましたね」と猛省。
キヨソンセントレーナーから「手と足のしっかり4つの武器を使って、もっと落ち着いて、もっとよく見て戦って」と言われていることから、今は落ち着いて戦うことを意識した練習を続け、特別にキヨソンセントレーナーとマンツーマンの練習時間を設けている。
「うちのジムにはプロのコースがなくて、ジムも開くのが夕方から。一般会員みんなと一緒に練習していたんです。しかもトレーナーがキヨ(キヨソンセン)しかいないので個人的にアドバイスをもらったりする時間がなかったけど、今は昼間に特別にジムを開けてもらって、キヨとのマンツーマンの時間をたくさん作ってもらっています。今はキヨとたくさんコミュニケーションを取って、間違いなくキックボクサーとして進化していると思います」
今回対戦する不可思については「僕と同じく熱くなるタイプ」といい、「打ち合いやったら負けへんと思いますし、キックボクシングをして落ち着いた試合を組み立てて、最終的にパンチで倒したい。最後にパンチで戦う時に絶対に倒せる自信があります」と冷静に試合をした上で最後に仕留めたいと話す。
現K-1スーパー・ライト級王者の山崎秀晃は1Rで、佐々木は3Rでそれぞれ不可思に勝っている。その結果については「そこはこだわっていません。できるだけ早く倒したいとも思ってないし、僕はしっかりキックボクサーとして3R戦いたい。落ち着いて試合を運び、最終的にKOできたらいいなと」とKOに固執しすぎず、冷静に戦うことを意識して臨みたいと一環した姿勢を見せる。
不可思戦後、2022年に狙うものはやはりK-1 WORLD GP王座への返り咲きだ。「僕は世界チャンピオンを目指しているので、世界チャンピオンに少しでも近づけるような試合をしないといけない」と気合い十分。試合自体がクリスマスの時期に近いことから「この追い込み時期の車の移動中に僕はずっとクリスマスソングをかけているんです。幸せなクリスマスを過ごせるかどうかは、今の練習で自分がどれだけ頑張ることができるか。二人の子供たちがサンタさんに頼むおもちゃを選んでいる姿を見ていると、“絶対にいいクリスマスを過ごすねん!”と心に決めて頑張れています。ここで絶対に勝って幸せなクリスマスを過ごしたい」と目の前の不可思戦に集中し、子供たちのためにも勝利を誓った。
不可思、激しく冷静に殴り倒す!「林選手も絶対に打ち合うだろうし、自分は綺麗な試合をするつもりはない。楽しさばかりに持っていかれないように勝つ」
3月21日「K’FESTA.4 Day.1」東京ガーデンシアター大会で王者・山崎秀晃に挑むも、山崎の剛腕に散った不可思だったが、前戦となった7月17日のK-1九州大会で田村陽典を相手に1RKO勝ちし復活をアピールした。田村戦について不可思は「3月の山崎戦で左肩を痛めてしまって、前回は練習でも全然左が使えない状態でしたが、試合はやりたかったのでやらせてもらいました。色々と試したい、確認したいこともあって試合をしたのですが、それで試合をするのはお客さんに対して申し訳ない気持ちになりました」と反省点もあったという。
しかし、試合間隔がほどよく空いたことで、「内容がどうこうというよりも、あのタイミングで試合ができたことで今はめちゃくちゃいい仕上がりになっています。負傷していた箇所も今は思いっきり動かせているので万全です」と調整はうまくいっているという。その言葉通り、公開練習のミット打ちでは左右ミドル、右ストレート、ヒザ蹴りと様々な強打をミットに打ち込み、ジム内に快音を響かせて好調をアピールした。
今回対戦する林について不可思は「このレベルの選手は自分が万全な状態でないとやれない相手。ガツガツ倒しにいくし、お客さんが分かりやすい試合をする選手で、単純に試合は面白しいし、選手としても好きな選手」。不可思にとって林はスーパー・ライト級に階級を上げてきた当初から戦いたかった相手の一人で「自分としては“(林と)不可思がやったら面白いんじゃないか?”と言ってもらえるように頑張りたいと思っていたので、今回やらせてもらえることになって嬉しい」と語った。
お互いに超攻撃型のファイトスタイルで、2人が掲載された大会ポスターにも“K-1真っ向勝負戦い納め”というキャッチフレーズがつけられた。ファンも激しい打ち合いを期待する一戦で、不可思も「もちろん真っ向勝負を仕掛けて“不可思強かったな”と言ってもらえるような自分の強さを見せたいし、バチバチの打ち合いになるかもしれないし、そうなっても勝てる自信はあります」。
林は自身の公開練習で「冷静に戦うことも意識している」とコメントし、不可思は「僕は普通に打ち合いたいですね。その方が楽しいと思うのでそういうシーンを一緒に作れたら。林選手も絶対に打ち合うだろうし、僕は綺麗な試合をするつもりはない」と激闘を予告しつつ「楽しい試合になることは間違いないけど、楽しさばかりに持っていかれないように気を付けたい」と林同様に勝つための冷静さも必要だとしている。
林との試合後は、当然ながらK-1王座奪取を虎視眈々と狙っている。「あまり先のことは考えていませんが、しっかりここで勝って来年は王座に絡んでいきたい。K-1側が用意してきた相手とやるだけですね」と確実に勝利を積み重ねてベルトにつなげるつもりだ。
「(林は子供たちのために勝っていいクリスマスを過ごしたいと言っていたが?)自分は子供のことは関係なしに、1年最後の試合は超大事。勝って年を越すのか、負けて年を越すのか気持ち的に全然違ってくるので、勝って気持ちよく、クリスマス、年末を過ごしたい」と勝利とともに2022年を迎えると意気込んだ。
対戦カード
【本戦】
第17試合 Martial Arts body Design Presents 木村“フィリップ”ミノル K-1 FINAL K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO/王者、元Krushウェルター級王者)※初防衛戦
和島大海(月心会チーム侍/挑戦者)
第16試合 K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
椿原龍矢(月心会チーム侍/王者、K-1甲子園2017 -55kg優勝)※初防衛戦
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/挑戦者、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
第15試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者、元Bigbangスーパーライト級王者)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
第14試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、K-1甲子園2016 -60kg優勝)
第13試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN/元K-1スーパー・ライト級(65kg)王者)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
~休憩~
第12試合 スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
石井 慧(クロアチア/チーム・クロコップ/2008年北京五輪柔道男子100kg超級金メダル、HEAT MMAヘビー級王者、元IGF同級王者)
RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)
第11試合 サイクリー Presents 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/元Krushスーパー・フェザー級王者)
マキ・チャーチャイ(タイ/真樹ジムAICHI/WMOインターナショナル・スーパーライト級王者、元ISKAムエタイ世界同級王者 元ラジャダムナン認定スーパーバンタム級3位)
第10試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
大和哲也(大和ジム/WMCインターコンチネンタル・ライト級王者、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本&NJKFライト級王者、K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝)
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
森坂 陸(エスジム)
第7試合 女子52.5kg契約 3分3R(延長1R)
☆SAHO☆(闘神塾/S1日本女子バンタム級王者、WMC日本女子スーパーバンタム級王者、元ミネルヴァ・スーパーバンタム級王者)
真優(月心会チーム侍)
~休憩~
第6試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1バンタム級日本最強決定トーナメント2021優勝)
壬生狼一輝(力道場静岡/Krushバンタム級王者)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
弘輝(team ALL-WIN)
第4試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
工藤勇樹(エスジム/KROSS×OVERヘビー級王者、元蹴拳ライトヘビー級王者)
谷川聖哉(K-1 GYM AGAMI-ONO KREST)
第3試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/元Krush女子アトム級(45kg)王者)
美伶(WARRIOR OSAKA)
第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
石田勝希(RKS顕修塾/MA日本&RKSスーパーライト級王者、K-1甲子園2009 -62kg 3位)
第1試合 73kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
EITO(Respect All Fear None)
【プレリミナリーファイト】
第4試合 51kg契約 3分3R
山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg優勝)
大夢(WIZARDキックボクシングジム)
第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2021 -65kg優勝)
セルヒオ・ハノ(ボリビア/ブラジリアン・タイ)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
石田龍大(POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg優勝)※拳心會館から所属変更
小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)
第1試合 ライト級 3分3R
梨緒弥[りおや](若獅子会館MATSUBARA/K-1カレッジ2019 -65kg優勝)
三宅祐弥(team ALL-WIN)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~
日時 2021年12月4日(土) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・13:30 本戦開始・15:00
会場 エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場
中継 ABEMA 格闘チャンネル(生放送)、GAORA(生放送)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円(完売) アリーナS 18,000円(完売) スタンドS 18,000円(完売) スタンドA 10,000円(完売) ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/