ACB Kick Boxing 3.23 ロシア:廣野祐、ロシアの20歳新鋭と対戦。K-1 JAPAN GROUPが選手派遣
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廣野祐(NPO JEFA)がロシア・オリョールで3月23日(金/現地時間)で開催される「ACB(Absolute Championship Berkut)Kick Boxing 14」に参戦し、地元ロシアのブラッド・トゥイノフと対戦することになった。
ACBはBerkut Cupという名前で12年からMMA大会として始まり、14年3月からACBに改称。15年からはキックボクシング部門もスタートし、12年から通算して100大会以上を開催している。うちキックは13大会。MMA部門には日本からも水垣偉弥、田中路教が参戦し、米国・ブラジル等からも元UFC選手が多数上がり、豊富な資金力を元に、UFCが未進出のロシアをはじめとした東欧で力を伸ばしている。
ACBにK-1 JAPAN GROUPが選手を送り込むのは今回が初で、今後のACB勢の日本上陸にも期待が高まる。シンガポールが拠点の大手MMA大会・ONEも4月からキック部門を始めることに、KNOCK OUTの木谷高明オーナーが警戒感を強めていることを23日の会見で話していたが、MMAを含めたユーラシア圏の各団体での勢力図が今年はダイナミックに動く可能性もあるだろう。
廣野は16年、小鉄、秋元和也、松倉信太郎相手に3連勝したが、昨年はジョーダン・ピケオー、サニー・ダルベック、日菜太相手に3連敗。世界の壁にぶち当たるが、次の試合も過酷なものとなりそう。対戦相手のトゥイノフはK-1 JAPAN GROUPから届いた情報によると20歳ながら戦績37戦35勝(11KO)2敗と経験豊富で、マサロ・グランダー、セドリック・マヌーフにも勝っている。
廣野の海外での試合はスイスでの地元選手・シェムシ・ベキリとの試合以来6年ぶり。25日のブログで「今回もアウェイなので倒さねばまず勝てないでしょう 非常に厳しい条件ではあるが、何とか勝って世界のHIRONOにならねばw 今こそあの時の悔しさを晴らす時」と記している。最後に「本場のビーフストロガノフは必ず食うつもり」と付け加えており、その味も試合内容によって違うものとなりそうだ。
ブラッド・トゥイノフ Vlad Tuinov
国籍/ロシア 生年月日/1998年2月10日(20歳) 出身地/ロシア・オリョール
身長/175cm 所属/Chadin’s School
通算戦績/37戦35勝(11KO)2敗
主なタイトル歴
W5 -71kg ヨーロッパ王者
W5 -72.5kg インターコンチネンタル王者
A1 -72kg 世界王者
MTA -70kg ヨーロッパ王者
WKU -71kg ヨーロッパ王者