ONE Championship 6.11放送 シンガポール:内藤大樹、クンルンファイト世界T優勝者を完封「キックルール王者エナッシに挑戦したい」
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ONE Championship「ONE: FULL BLAST II」
2021年6月11日(金)放送(4月29日収録)シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)ONE Championship
第1試合 キックボクシング フライ級(61.2kg) 3分3R
×ワン・ウェンフェン(中国/4位)
○内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM/元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
判定0-3
内藤は17年のRISEのトーナメントで原口健飛、工藤政英、MOMOTAROを破り、1年後のRISEで那須川天心と対戦し1R KO負け。19年10月にONEデビューし、昨年2月のサバス・マイケル戦まで3戦全勝していたが、12月にジョナサン・ハガティーに判定負けを喫した。今回はそれ以来の試合だ。
ウェンフェンは18年の中国クンルンファイトの61.5kg世界トーナメントでイ・チャンヒョン、セルジオ・ヴィールセンらを破り優勝したことのある強豪。19年11月にはONEフライ級キックボクシング世界王者・イリアス・エナッシに挑戦し敗れている。
1R、お互いロー主体の攻防が続き、内藤が右のカーフキックも織り交ぜていると、ウェンフェンは少しバランスを崩すように、だがすぐ持ち直し、内藤も追撃はできず、まだ均衡状態は崩れない。
2Rもなかなか均衡は崩れないものの、内藤は相手の攻撃後や自分のパンチの後に右ロー、左インローを的確に当て続ける。ウェンフェンは左足にダメージが溜まっており、インターバルで戻る最中にバランスを崩す。
3R、内藤は慎重にチャンスを伺いつつ、右ロー、左インローを着実にヒット。ウェンフェンは時折踏ん張りが効かなくなって、バランスを崩す場面が目立ち出し、終盤はサウスポーにスイッチするように。
記者採点は2Rと3Rに内藤につけ28-30で内藤。ジャッジ3名も内藤を支持し、内藤が判定勝ち。ランキング入りを確実にした。内藤は「ウェンフェン選手はランカーですし、タイトルマッチもやっているので、しっかり研究して来ました。本当の武器はパンチなので、次に取っておきたいです」とコメントした。
◆内藤のコメント(公式提供)
―昨年の12月ぶりの試合となりました。今回はONEでは初めてのキックルールでしたね。率直な感想をお聞かせください。
「ONE 5戦目にして初めてのボクシンググローブでの試合でしたが、元々長くやっていたのでやりやすかったです。」
― 実際にサークルでワン選手と対峙してみて、どんな印象を持ちましたか。
「プレッシャーは予想通り力を感じましたが、思ったより前にこなかった印象ですね。」
― どんなゲームプランで挑みましたか。
「ボクシングテクニックで打ち勝つというプランでしたが、今回は蹴りがメインだったので実行できなかったです。」
― 今回の試合でどんなことを発揮できたと思いますか。
「今回はパンチを多く使って闘う作戦でしたが、足への攻撃が効果的だったので切り替えの速さは良かったなと感じます。それでもこだわりすぎてしまったので、もう少しバランスよく攻めることが今後の課題かなと思います。」
― 今後もムエタイとキックボクシングで試合をしていく予定ですか。
「ONEからのオファーに従いたいです。キックボクシング、ムエタイどちらでも強いというところを見せたいですね。」
― キックルールとムエタイと合わせて、次に戦いたい選手はいますか。
「チャンピオンになる為なら誰とでも闘います。今回キックボクシングルールで勝つことができたので、(イリアス)エナッシ選手に挑戦したい。」
― 最後にファンにメッセージをお願いします。
「今回も沢山の応援本当にありがとうございました!皆さんの応援がいつも力になっています。必ずONEの世界チャンピオンになるのでご期待ください。」
第4試合 メインイベント ムエタイ 62.8kg契約 3分3R
○モンコンペット・ペッティンディーアカデミー
×エリアス・マムーディー
判定2-0
※マムーディーがフライ級(61.2kg)リミットを1.6kgオーバーし62.8kg契約に変更
1R、長身のマムーディーが前蹴りを多用するが、モンコンペットは着実に鋭い右ロー、カーフキックを当てて、ダメージを与える。モンコンペットは左ボディも当てるが、終盤、マムーディーも打ち合いで左フックをお返ししてひるませ、首相撲勝負でも元ラジャダムナン王者相手に渡り合う。
2R、モンコンペットは右ロー、ボディと顔面へのパンチをヒットし、着実にダメージを蓄積させる。中盤、首相撲で崩してから、マムーディの足取りが悪くなってきたのを確認すると、右ストレートでダウンを奪う。
3R、モンコンペットは序盤からクリンチを多用し、マムーディーの逆転を封じようとする。マムーディーは右アッパー、左ボディを返すが、クリンチで攻撃が寸断される。ジャッジは1人が1Rと3Rにマムーディーにつけ28-28となった模様だが、2者は3Rのみマムーディーにつけ27-29とした模様で、モンコンペットの判定勝ちとなった。ONEの場合、ラウンド毎に採点しているが、ジャッジの合計ポイントさえも非公開となっている。
第3試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
×ベン・ウィルヘム
○アマルサナ・ツォゴーフ
判定0-3
第2試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
×マー・ジャウェン
○ユン・チャンミン
1R 1’46” 裸絞め