ONE Championship 12.11放送 シンガポール:内藤大樹、元王者ハガティーに2ダウン奪われ判定負け
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ONE Championship「ONE: BIG BANG II」
2020年12月4日(金)収録、11日(金)放送 シンガポール・インドア・スタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)One Championship
第6試合 ムエタイ フライ級 3分3R
×内藤大樹(BELL WOOD FIGHT TEAM/シュートボクシング日本フェザー級(57.5kg)2位、元SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
○ジョナサン・ハガティー(英国/3位、元王者)
判定0-3
内藤はシュートボクシングで活躍後、昨年10月にONEデビューし、今年2月のサバス・マイケル戦まで3戦全勝している。
ハガティーは現在23歳。18年5月にWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフェザー級王座を獲得。昨年1月からONEに参戦し、ジョセフ・ラシリに判定勝ちすると、同年5月にサムエーに判定勝ちしONEのタイトルを獲得。ロッタンとの2度の王座戦ではいずれも敗れたが、現在もスーパーレック、パンパヤックに続く3位の座にいる。内藤にとっては王座挑戦に向け大事な一戦だったが、実力差は歴然としていた。
試合場は円形のケージ。両者オープンフィンガーグローブを着用する。1R、蹴りの応酬の中で、内藤は左右のローをコツコツ当て、ハガティーは右ミドル、左前蹴り、左ハイといった腰より上の蹴り主体で攻める。お互いパンチはほとんど打たなかったが、終盤、内藤の右ローの直後、ハガティーの伸びのある右ストレートがクリーンヒットし、内藤はダウンする。内藤は立つが、左目が見えにくそうで、最後はクリンチでピンチをしのぐ。
2Rも内藤の右ローの後、ハガティーがスイッチを繰り返して詰めながら右フックを当ててダウンを奪う。内藤が立つと、ハガティーは左ハイを放つが、足の指が内藤の目に入り、回復のため一時中断する。内藤はこれでダウンのダメージの回復にもなった様相。再開後はお互い目立った攻撃がなく終了する。
3R、後の無い内藤は圧力を強めるが、勝利が確実のハガティーはリスクを取らず、広いケージの中でステップで内藤をかわし続け、随所でミドル等の蹴りを当て、流す形で終了。判定となり、ハガティーを3者が支持。ハガティーの完勝で終わった。
第5試合 キックボクシング ライト級 3分3R
○ニキー・ホルツケン (1位)
×エリオット・コンプトン(5位)
1R 1’36” KO (左ボディフック)
第4試合 MMA フェザー級 5分3R
×山田哲也(タイガームエタイ)
○キム・ジェウォン(韓国)
2R 4’39” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
山田はタイのタイガームエタイに所属しているが、コロナ禍の影響で4月に帰国し、群馬のINFIGHT JAPANで柔術、ポンムエタイジムでムエタイの練習をしている。試合は1年半ぶりだ。
1R、ジェウォンがサウスポーの山田に右ストレートを当てる。山田は組んで倒そうとするが、ジェウォンは突き放し、右ボディ、バック肘を当てる。中盤、ジェウォンが組んで上になると、鋭い右のパウンドを当て続ける。山田が右まぶたから出血する。山田は立ち、スタンドの状態からアームロックを狙い、グラウンドで腕十字に移行するが、ジェウォンは防御して外す。
2Rも山田がスタンドで右ストレートを当て、山田のタックルを切り続ける。山田は引き込みを繰り返し、下からの勝負を狙うが、その都度パウンドをもらってしまう。すると終盤、ジェウォンが左の鉄槌を連打し、山田の動きが止まったところでレフェリーがストップした。
第3試合 キックボクシング ヘビー級 3分3R
×エロール・ジマーマン
○ラーデ・オパチッチ
2R 1’35” TKO (レフェリーストップ:右上段回転蹴りでダウン後)
第2試合 MMA ウェルター級 5分3R
×アギラン・ターニ
○タイラー・マクガイア
判定0-3
第1試合 MMA バンタム級 5分3R
×アリ・モタメド
○チェン・ルイ
1R 1’56” TKO