UFC 6.27 ラスベガス:佐藤天、波乱乗り越え1年2カ月ぶりに勝利「練習していたことができた」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
UFC on ESPN 12 : Poirier vs. Hooker
2020年6月27日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX(無観客開催)
レポート:井原芳徳
第6試合 ウェルター級 5分3R
○佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/ハードノックス365)
×ジェイソン・ウィット[Jason Witt](米国)
1R 0’48” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
佐藤はパンクラスで活躍後、昨年4月にUFCに初参戦し、ベン・サンダースに2R TKO勝ち。続く9月のベラル・ムハンマド戦で3R裸絞めで一本負け。今年2月、ニュージーランド大会で3戦目を予定し、前日計量もクリアしたが、対戦相手のマキ・ピトロの体重オーバーで試合中止となっていた。
その後、佐藤は日本に一時帰国してから、3月上旬に練習拠点である米国フロリダ州に戻り、サンフォードMMAで練習を再開したが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、まもなくジムが閉鎖した。3月後半からUFCも大会が中止となり、5月9日(現地時間)のフロリダ大会からようやく再開した。ジムも再開し、佐藤はUFCからのオファーを待ちながら練習を続け、6月に入ってから、いくつかのオファーの消滅を経て、ようやく今回の試合が決まった。
試合まで10日を切った段階でラミズ・ブラヒメジとの対戦が発表されたが、ラスベガス入りしたブラヒメジのセコンドが、新型コロナウイルスの2度の検査でいずれも陽性反応が出たため、ブラヒメジも欠場となった。代わって佐藤の相手に用意されたジェイソン・ウィットは米国の選手で、TaplologyのデータによるとMMA戦績17勝利5敗で33歳。身長は180cm。17年3月のベラトールの試合では敗れたが、以降10戦はLFAなどのローカル大会で9勝1敗、4連勝中と好調で、UFCに初参戦する。
相手変更にともない、佐藤の試合はプレリミナリーからメインカードに格上げとなった。1R、佐藤はサウスポーに構え、前に出て来るウィットを回ってかわし続ける。30秒過ぎ、佐藤は右ジャブを当ててから、左ストレートをクリーンヒット。ウィットをダウンさせると、ウィットのタックルを潰し 上からパンチを当てる。ひるんで亀になったウィットを、佐藤が横から押さえ込みながら、左のパウンドを連打すると、ウィットの動きが止まり、レフェリーがストップした。
佐藤天
#UFCVegas4#UFCファイトナイトラスベガス4@satotenten pic.twitter.com/EfagxDv9bS
— UFC Japan (@ufc_jp) June 28, 2020
数々の波乱を経て、1年2カ月ぶりに勝利をもぎ取った佐藤は、雄たけびをあげた後、満面の笑顔。佐藤は英語で「いい気分です。素晴らしいコーチと一緒に練習してきたので、勝ててうれしいです」「(相手変更となったが)いつも練習しているので問題無いです」と話した。最後は日本語で「KO狙っていたので、自分の距離で練習していたことができたと思います」と話した。
第10試合 メインイベント ライト級 5分3R
○ダスティン・ポワリエ
×ダン・フッカー
判定3-0 (48-47/48-47/48-46)
第9試合 セミメインイベント ウェルター級 5分3R
○マイク・ペリー
×ミッキー・ガル
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第8試合 ヘビー級 5分3R
×ジアン・ヴィランテ
○モーリス・グリーン
判定0-3 (28-29/27-29/27-30)
第7試合 ミドル級 5分3R
○ブレンダン・アレン
×カイル・ドーカス
3R 3’44” 肩固め
第5試合 150ポンド契約 5分3R
×ショーン・ウッドソン
○ジュリアン・エローサ
3R 2’44” ダースチョーク
(以下プレリム)
第4試合 ライト級 5分3R
×ルイス・ペーニャ
○カーマ・ワーシー
3R 2’53” フロントチョーク
第3試合 ヘビー級 5分3R
×フィリペ・リンス
○タナー・ボーザー
1R 2’41” KO
第2試合 女子ストロー級 5分3R
○ケイ・ハンセン
×ジン・ユウ・フライ
3R 2’26” 腕ひしぎ十字固め
第1試合 フェザー級 5分3R
×ジョーダン・グリフィン
○ユーセフ・ザラル
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)