極真会館 11.23 武蔵野の森 総合スポーツプラザ:世界大会2日目 鎌田翔平・髙橋佑汰・荒田昇毅・上田幹雄の日本4強が最終日進出
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国際空手道連盟極真会館(館長・松井章奎)「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」
2019年11月23日(土/祝)東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ
レポート&写真:井原芳徳
「全世界空手道選手権大会」は極真会館が4年に一度開催する、体重無差別の世界大会で、世界各国・各地域から選抜された166名が3日間にわたって優勝を争う。
2003年の第8回は現日本代表監督の木山仁が制したが、07年はエヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)、11年はタリエル・ニコラシヴィリ(ロシア)、15年はザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)が優勝し、3大会連続で空手母国・日本が優勝を逃している。前回15年も当時20歳の上田幹雄が6位、エースの荒田昇毅が8位と日本勢が苦戦した。
その翌年、16年の全日本大会では鎌田翔平が高橋佑汰を決勝で破り初優勝。17年の全日本では高橋が鎌田を決勝で破り初優勝。18年の全日本では2強を追う上田と、鎌田の決勝となり、上田が勝ち初優勝を果たした。ロシアなどの各国強豪の多数参戦する全日本大会でも、日本勢が好成績を残せるようになった。
その3人の全日本優勝者と、荒田が日本4強の地位を確立し、今年4月の全日本ウェイト制大会優勝者の大澤佳心、加賀健弘らが追いかける立場。ロシアからは昨年全日本4位のキリル・コチュネフ、5位のアンドレイ・ルジン、7位のアントン・グリアエフ、8位オレクサンダー・イエロメンコも参戦し、ブラジル、フランス、ポーランド、スペインなどからも世界各地の大会を這い上がった精鋭が多数出場する。
初日は1回戦、2日目は2回戦、3回戦が行われ、日本4強は別々のブロックで盤石の強さを見せつけた。鎌田はAブロック3回戦でムンデニ・マガグラ(南アフリカ)から左ハイで技有りを奪い本戦判定5-0のフルマークで勝利。Bブロック3回戦では2015世界4位のコチュネフが、身長210cm・体重145kgの巨漢・イカロ・ナシメント(ブラジル)のパワーに押され敗れる波乱が起きている。荒田はCブロック3回戦でヤシン・ボウシェダ(フランス)相手に延長までもつれ込み苦戦したが、延長戦では突きの連打と左ローをじわじわ増やし5-0で勝利している。
各ブロックの4回戦への勝ち上がり選手は以下の通り。ゼッケン番号順で、鎌田はすぐ下のメシチェリアコフ、安島喬平はザガイノフと4回戦で戦う並びになっている。あと5勝し、世界の頂点に立つのは誰か?
◆Aブロック
鎌田翔平(東京城西支部/2018全日本2位・2017 2位・2016優勝、2017世界ウェイト制重量級優勝)
ローマン・メシチェリアコフ(ロシア)
安島喬平(茨城支部/2019東日本最終選抜戦2位、2018全日本ウェイト制軽重量級2位、2013全日本優勝)
イゴール・ザガイノフ(ロシア)
アントニオ・トゥセウ(フランス/2019オールアメリカン優勝、2017年ヨーロッパウェイト制軽重量級優勝)
山川竜馬(東京城北支部/2019オールアメリカンオープン6位)
髙木 信(東京城西世田谷東支部)
オレクサンダー・イエロメンコ(ロシア/2019ヨーロッパウェイト制重量級優勝、2018全日本8位・2017 8位)
◆Bブロック
髙橋佑汰(東京城北支部/2017全日本6位・2017優勝・2016 2位、2017世界ウェイト制軽重量級2位)
アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2019ヨーロッパウェイト制軽重量級2位、2018ヨーロッパ無差別優勝、2007年世界9位)
大澤佳心(東京城西世田谷東支部/2018全日本ウェイト制軽重量級優勝)
アントン・グリアエフ(ロシア/2019ロシアンカップ重量級3位、2018全日本ウェイト制重量級優勝)
パトリック・シピエン(ポーランド/2019ヨーロッパウェイト制軽重量級4位)
星龍之介(本部直轄浅草道場/2019東日本最終選抜戦優勝)
樋口知春(総本部道場/2019東日本最終選抜戦ベスト8、2018全日本ウェイト制中量級優勝)
イカロ・ナシメント(ブラジル)
◆Cブロック
荒田昇毅(千葉中央支部/2018全日本3位・2017 3位、2017世界ウェイト制重量級3位、2015世界7位)
アレクサンダー・ベドシヴィリ(ロシア)
加賀健弘(東京城西支部/2018全日本ウェイト制中量級優勝)
ダニル・ゴリューシキン(ロシア)
ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア/2019全日本ウェイト制重量級優勝、2011世界3位)
西村界人(東京城北支部/2019オールアメリカンオープン3位)
ソウタ・ナカノ(米国)
アンドレイ・ルジン(ロシア/2019ヨーロッパウェイト制軽重量級優勝、2018全日本5位、2018全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017世界ウェイト制軽重量級優勝)
◆Dブロック
アショット・ザリヤン(ロシア/2015世界5位)
イヴァン・アクセネンコ(ロシア)
清水祐貴(東京城北支部/2019全日本ウェイト制中量級2位)
コンスタンティン・コバレンコ(ロシア/2018ヨーロッパウェイト制重量級優勝)
マクシム・エキモフ(ロシア)
アレクセイ・フェドシーブ(ロシア)
イリヤ・カルペンコ(ロシア/2016全日本ウェイト制軽重量級4位、2011世界8位)
上田幹雄(神奈川横浜北支部/2018全日本優勝、2017世界ウェイト制軽重量級3位、2015世界6位)
「2019世界女子空手道選手権大会」も並行開催され、34選手がエントリー。日本からは6名が参加し、2日目に1回戦から4回戦まで行われた。最終日の準決勝の組み合わせは永吉美優(東京城西世田谷東支部/2019世界女子ウェイト制中量級優勝)vs. シャイネス・エルハイモア(フランス)、アナスタシア・カサノワ(ロシア/2017全日本女子優勝)vs. 佐藤七海(東京城西国分寺支部/2018全日本女子2位)となっている。
※全体の組み合わせは極真会館公式サイト参照
概要
大会名 日本赤十字社 災害義援金チャリティー 第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会(同時開催:2019世界女子空手道選手権大会、2019ワールドエリート空手道選手権大会(22日))
日時 2019年11月22日(金)23日(土/祝)24日(日)
会場 武蔵野の森 総合スポーツプラザ(東京都調布市西町290-11/京王線「飛田給」徒歩5分、西武多摩川線「多磨」徒歩20分)
チケット料金
11月24日(日)
S席 12,000円(当日13,000円/1階指定席)
A席 9,000円(当日10,000円/3階指定席)
B席 5,000円(当日 6,000円/4階自由席)
お問い合わせ 国際空手道連盟極真会館(館長・松井章奎) http://www.kyokushinkaikan.org/
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