ONE Championship 11.22 シンガポール:上久保周哉、今回も“永久寝技地獄”で判定勝ちし4連勝
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ONE Championship「ONE: EDGE OF GREATNESS」
2019年11月22日(金) シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第2試合 MMA バンタム級(65.8kg) 5分3R
×ブルーノ・プッチ(ブラジル)
○上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術)
判定0-3
上久保は日本大学柔道部出身で、在学中の2015年3月、DEEPフューチャーキングトーナメントで優勝。パンクラス、TTFなどの国内での試合を経て、昨年7月からONEに参戦し、スノト、ムハマド・アイマン、キム・デファン相手に3連勝中だ。8月の試合は右目の怪我により直前にドクターストップがかかり、2月のデファン戦以来9カ月ぶりの試合となる。「永久寝技地獄」とも呼ばれる、ねちっこいグラウンドテクニックには定評がある。ONEにはランキングは無いが、AbemaTV中継解説の大沢ケンジ氏監修のランキングでプッチは9位、上久保は10位のため、上位進出の試金石となる。(上久保の事前インタビュー記事はこちら)
試合場はリング。1R、上久保が開始すぐに飛び蹴りで詰め、胴タックルで押し込む。プッチはロープを背にしながら飛びついて三角絞めの奇襲を仕掛けて下になるが、上久保は冷静に対処して外す。すぐプッチが立つと、上久保はコーナーに押し込む。ブルーノがタックルを仕掛けて倒そうとし、バックを取り行くが、これも上久保が対処して上になり、コーナー際で押さえ込む。プッチが脱出しようとすれば、がぶりの状態から頭に膝を連打し、攻勢を印象付ける。最後は上久保が押し込んで倒したところで終える。
2Rも上久保が最初から組み付くと、20秒ほどでテイクダウンに成功し、ハーフガードで押さえつつ、プッチの脇を抱えて半身にさせながら、顔面に肘と膝を連打する。プッチが腰を上げても、上久保が押し込み、1分ほどかけて倒し、「永久寝技地獄」に持ち込む。プッチも脱出してバックを取ろうとするが、上久保はこれも対処し、上になってパウンドを連打する。終盤にはがぶりの状態で頭に膝を当てる。
3Rも上久保が組み付いてコーナーに押し込み、2分ほどはかかったもののテイクダウンに成功する。上久保はハーフで押さえ、バックも狙うが、ハーフに戻る。プッチは体力消耗が激しく防戦一方だ。終盤、上久保はトップキープし、パウンドを随所で当て、最後はがぶりの状態で膝を連打し試合終了。柔術をベースとするプッチを寝技で圧倒し、上久保がONEでの連勝を4に伸ばした。
第3試合 ムエタイ フライ級(61.2kg) 3分3R
○ニューイェン・トラン・デュイ・ニャット[Nguyen Tran Duy Nhat](ベトナム)
×渡辺優太(PKセンチャイムエタイジム/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、元J-NETWORK・WMC日本・MA日本・WPMF日本王者)
2R KO (右ハイキック)
渡辺は3月にONE本戦に出場しルイ・ボテーリョに判定負け。9月のRoad TO ONEでは内藤大樹に1R右ハイでKO負けしている。
グローブはオープンフィンガー。1R、渡辺はサウスポーに構え、圧力をかけるが、ニューイェンのほうが右ミドルを着実に当て、終盤、右ハイでダウンを奪う。渡辺はダメージが大きく、ニューイェンは右ハイで再びダウンを奪う。最後もニューイェンがパンチと膝の連打でTKO寸前まで追い詰めるが、オリヴィエ・コスト・レフェリーは止めず時間いっぱいに。2Rも続行するが、ニューイェンが右ハイで通算3度目のダウンを奪うと、ようやくレフェリーがストップした。
メインイベント ONEムエタイ・バンタム級(65.8kg)チャンピオンシップ 3分5R
○ノンオー・ガイヤーンハーンダオ(タイ/王者)
×セーマペッチ・フェアテックス(タイ/挑戦者)
4R 1’46” KO
※ノンオーが防衛
コー・メインイベント MMA ライト級 5分3R
○アミール・カーン(シンガポール)
×エブ・ティン(マレーシア)
判定2-1