極真会館・真正会 全日本体重別空手道選手権 6.17-18 大阪(レポ):男子重量級はイエロメンコが優勝、コバレンコが準優勝。本村愛花が女子重量級優勝
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極真会館(館長/松井章奎)、真正会「日本赤十字社 災害義援金チャリティー 2023オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会(兼:極真会館第19回全アジアウェイト制大会/極真会館第38回全日本ウェイト制空手道選手権大会)」
2023年6月17日(土)・18日(日) エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
記事提供:ワールド空手
6月17日(土)18(日)、大阪にて昨年に続いて極真会館と真正会の共同開催による「2023オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会」が、極真会館の「第19回全アジアウェイト制空手道選手権大会」と「第38回全日本ウェイト制空手道選手権大会」を兼ねて開催された。
また、今大会は極真会館が11月(17日~19日/東京体育館)に開催する「第13回全世界空手道選手権大会」の日本代表選手選抜戦となっており、日本国内やアジア各国はもとより、それ以外の国々からも全世界大会に向けた前哨戦と位置づけて各階級の強豪選手が出場した。
男女全8階級によるトーナメントで、初日に各階級のベスト8までを選出し、2日目はベスト4を決める予選(準々決勝)から開会式、準決勝、3位決定戦、決勝戦の各試合が行われた。
男子軽軽量級(-60kg)は今年4月の国際親善大会16歳17歳-60kg級で優勝した反町洸太が準決勝で昨年全ロシア大会軽軽量級優勝者のプサレフ・キリルを延長で下し、決勝戦でも昨年真正会全日本軽量級2位の辻隆行に判定勝ちして優勝、華々しい一般部デビューを飾った。
男子軽量級(-70kg)は、昨年3位で優勝候補だった坂田龍星と4位の平沢拓巳が3回戦で敗れる波乱の中で、昨年2位の小林健人が快進撃を続け、2階級制覇を狙った昨年軽軽量級優勝者・金子雄大に優勢勝ち、決勝戦でも昨年全ロシア大会軽量級優勝者のアルテメフ・アスカーを圧倒して体重別(ウェイト制)で悲願の初優勝を遂げた。
男子中量級(-80kg)はトーナメントの四隅に配された優勝候補の4名が順当にベスト4に勝ち上がり、昨年の軽量級優勝者の飯塚翼が準決勝で真正会全日本中量級2連覇の谷川蒼哉、決勝戦で昨年第54回全日本8位の山上大輝にそれぞれ判定勝ちして2階級制覇を達成。奥寺勇輝と谷川蒼哉の3位決定戦は奥寺が電光石火の上段前蹴りを決めて技有り優勢勝ちとなった。
男子軽重量級(-90kg)は昨年2位の徳田寛大、同3位の西村大河、西日本大会3度優勝の大秦零司らの活躍が期待されたが、昨年の全ロシア大会軽重量級で決勝を争ったアヴェルキン・イリヤとフェドシーブ・アレクセイが今大会でも決勝に勝ち上がり、全ロシアと同じく、アヴェルキンが優勢勝ちで優勝した。
男子重量級(+90kg)は下馬評通り、2019年第12回世界大会2位のイエロメンコ・アレクサンダーと2020第52回全日本王者のコバレンコ・コンスタンティンの決勝対決となり、先輩格のイエロメンコが僅差の判定でコバレンコを破り、全日本ウェイト制大会では2013年以来10年ぶり、2度目の優勝となった。
女子軽量級(-50kg)は昨年東日本大会-55kg級優勝者の所羽奈が準決勝で2023国際親善大会18歳~34歳女子-55kg級2位に初入賞して自信を付けた富沢真優を判定で下し、決勝戦ではフセイン・ドゥアの猛攻をしのいで判定で下し、全日本体重別大会初出場初優勝。
女子中量級(-55kg)は昨年軽量級で優勝して階級を上げた小木戸琉奈が昨年全ロシア軽量級優勝者のコノバロバ・ナタリアに敗退して3位。決勝戦はコノバロバと4月の国際親善大会15歳~18歳女子+50kg級で優勝した森岡優海の対戦となり、延長戦で森岡がコノバロバに競り勝って判定勝ち。
女子重量級(+55kg)は各国の海外強豪がエントリーして注目されたが、決勝戦には2021全日本女子で敢闘賞を受賞した宮本神と昨年女子重量級4位のベテラン本村愛花が勝ち上がり、序盤は宮本のパワフルな攻撃に苦しんだ本村が延長で巻き返して判定勝ち。2016年の世界ウェイト制軽量級で優勝実績のある本村は階級を上げて初の栄冠を掴んだ。また、今年3月の全ロシア女子無差別で優勝したザベリナ・エリザベータは準決勝で本村に敗れ3位。2019年世界女子3位で昨年ヨーロッパウェイト制中量級を制したシャイネス・エルハイモアは3回戦で昨年東日本大会+55kg級優勝者の小城みなみに僅差判定で敗れた。
今大会の結果と試合内容、過去の実績等を考慮し、新たな日本代表選手が選抜され後日正式に発表される予定だ。
入賞者
■男子軽軽量級 (-60kg)
優勝/反町洸太(東京城北支部)
準優勝/辻 隆行(真正会)
3位/プサレフ・キリル(ロシア)
4位/加藤竜成(神奈川横浜東支部)
■男子軽量級 (-70kg)
優勝/小林健人 (東京城北支部)
準優勝/アルテメフ・アスカー(ロシア)
3位/金子雄大(東京城西支部)
4位/廣本直也(東京城北支部)
■中量級 (-80kg)
優勝/飯塚 翼(東京城北支部)
準優勝/山上大輝(東京城北支部)
3位/奥寺勇輝(東京城西支部)
4位/谷川蒼哉(総本部道場)
■軽重量級 (-90kg)
優勝/アヴェルキン・イリヤ(ロシア)
準優勝/フェドシーブ・アレクセイ(ロシア)
3位/徳田寛大(大阪南支部)
4位/西村大河(東京城北支部)
■重量級 (+90kg)
優勝/イエロメンコ・アレクサンダー(ロシア)
準優勝/コバレンコ・コンスタンティン (総本部道場)
3位/カパナーゼ・ゴデルジ(ロシア)
4位/山川竜馬 (東京城北支部)
■女子軽量級(-50kg)
優勝/所 羽奈(東京城北支部)
準優勝/フセイン・ドゥア(クウェート)
3位/富沢真優(秋田支部)
■女子中量級(-55kg)
優勝/森岡優海(東京城西国分寺支部)
準優勝/コノバロバ・ナタリア(ロシア)
3位/小木戸琉奈(東京城西支部)
4位/鈴木千凌(東京城南池上支部)
■女子重量級(+55kg)
優勝/本村愛花(東京城東北千住支部)
準優勝/宮本 神(本部直轄浅草道場)
3位/ザベリナ・エリザベータ(ロシア)
4位/小城みなみ(千葉北支部)