ONE Championship 11.8 マニラ:内藤のび太、ポンシリに判定勝ち。鈴木博昭、トゥカタトーンに惜敗
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ONE Championship「ONE: MASTERS OF FATE」
2019年11月8日(金) フィリピン・マニラ:モール・オブ・アジア・アリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第7試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
○内藤のび太(パラエストラ松戸/元王者)
×ポンシリ・ミッサティット[Pongsiri Mitsatit](タイ)
判定3-0
のび太は5月のシンガポール大会で過去1勝1敗のアレックス・シウバに判定勝ちして以来の試合。ポンシリは23歳で、ムエタイのタイ北部の元王者で、MMAは10勝3敗。昨年7月には現ストロー級王者のジョシュア・パシオ、昨年11月には鈴木隼人に、いずれも1Rで一本負けしており、のび太としてはしっかり実力差を示しておきたい試合だ。
今回の試合場はリング。1R、内藤は序盤からいつものように片足タックルを仕掛ける。左脇を差してロープに押し込み倒して上になる。内藤は少しパウンドを当てるが、中盤、スタンドに戻る。再び内藤は押し込み続け、残り40秒に倒し、トップキープする。
2R、内藤は30秒ほどでテイクダウンに成功し、トップをキープする。中盤、ハーフからマウントに移り、細かくパウンドを当てる。ポンシリのブリッジに合わせ、内藤が腕十字を仕掛けるが、ポンシリは防御する。ポンシリは立ち上がるが、内藤はすぐ倒して、終盤にもマウントを奪い、パウンドを連打する。
3R、ポンシリは圧を強め、左ハイ、左ストレートを放つ。内藤がタックルを仕掛けると、ポンシリは内藤の顔面に膝を当てる。それでも内藤は足にしがみついて関節技を狙いながら、すくって倒してトップキープする。残り1分にはマウントを取り、パウンドをコツコツ当て続けて終了する。記者採点は内藤。ジャッジ3者も内藤で、内藤が判定勝ちした。
第4試合 ムエタイ バンタム級(65.8kg) 3分3R
○トゥカタトーン・ペットパヤタイ[Tukkatatong Petpayathai](タイ)
×鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM/元シュートボクシング世界スーパーライト級王者)
判定2-1
鈴木は昨年11月からONEに参戦し2連勝後、今年5月にタイの強豪・ノンオー・ガイヤーンハーダオの持つONEムエタイ・バンタム級王座に挑戦したが、蹴りをもらい続け判定負けした。その後、6月には愛知県豊橋市にBELLWOOD GYMをオープン。今回はノンオー戦から半年ぶりの試合となる(鈴木の事前インタビューはこちら)。
トゥカタトーンはノンオーと同じイヴォルブMMAに在籍し、ムエタイ277戦242勝33敗2分という驚異的な経験がある、元ルンピニー&ラジャダムナンのランカーで、ONEでは2戦2勝している。
試合場はリングで、オープンフィンガーグローブを着用。1R、両者サウスポーに構え、トゥカタトーンは左ミドル、鈴木は左ロー、カーフキックを当て、時折両者パンチを交錯させる。両者クリーンヒットをもらわず避け続ける。終了間際、鈴木がトゥカタトーンの左のミドルをつかんでから、左右のパンチをまとめ、トゥカタトーンをひるませるが、トゥカタトーンはロープの反動でダウンは免れる。記者採点は鈴木。
2Rも鈴木は左のカーフキック、蹴り足をすくってからのパンチとローで巧妙に戦う。中盤にも左フックで少しトゥカタトーンをひるませる。トゥカタトーンも終盤には左ストレートを返すが、鈴木は圧をかけ続け、右ミドル、左のカーフを当てる。記者採点は鈴木だが、トゥカタトーンも終始左ミドルを当て続け、鈴木の背中が赤くなっており、評価が分かれそうなラウンドだ。
3Rも鈴木はトゥカタトーンの左ミドルをすくってからの攻撃を繰り返す。トゥカタトーンの先手の攻撃が多く、右ミドルも強打し、残り1分には左ストレートで少し鈴木をひるませる。終盤には鈴木の左ミドルをトゥカタトーンがすくって、左ミドルを当ててからマットに倒し、場内を沸かせる。記者採点はトゥカタトーン。合計28-29で鈴木。ジャッジは割れ、鈴木は判定負けとなったが、まだ強豪揃いのONEバンタム級上位戦線で戦える可能性を示す内容だった。
第13試合 メインイベント ONE MMA ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
○ジョシュア・パシオ(フィリピン/王者)
×レネ・カタラン(フィリピン/挑戦者)
2R 2’29” 肩固め
※パシオが防衛
第12試合 コー・メインイベント MMA ライト級 5分3R
○エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン/元ライト級王者)
×アマルサナー・ツォゴーフ(モンゴル)
2R 負傷判定3-0
第11試合 ムエタイ 68kg契約 3分3R
○センマニー・サシアンムエタイ(タイ)
×アジズ・ハラリ[Azize Hlali](フランス)
判定3-0
第10試合 MMA フライ級 5分3R
○ゲヘ・ユスタキオ(フィリピン/元フライ級王者)
×トニ・タウル[Toni Tauru](フィンランド)
3R 2’11” KO
第9試合 MMA 女子アトム級 5分3R
○スタンプ・フェアテックス(タイ/ムエタイ&キックボクシング王者)
×ビ・ウィン[Bi Nguyen](米国/ベトナム)
判定3-0
第2試合 MMA フライ級 5分3R
○キム・キュサン[Kim Kyu Sung](韓国)
×藤沢彰博(心技道場)
1R 1’08” KO (右アッパー)