ONE 7.18 ルンピニー(レポ):三浦彩佳、ロープつかみを繰り返すビクトリア・ソウザに手を焼き判定負けし2連敗
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ONE Fight Night 45
2026年7月18日(土)タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 Photos (C)ONE Championship
第2試合 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
○ビクトリア・ソウザ(ブラジル)
×三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)
判定3-0
三浦は35歳。DEEP JEWELS、パンクラスで試合を重ね、19年からONEに参戦。22年1月、ション・ジンナンのMMA女子ストロー級王座に挑戦するが判定負け。24年1月の有明大会ではアトム級に階級を落とし平田樹に判定勝ち。11月、マカレナ・アラゴンに1Rスカーフホールドアームロック(Vクロスアームロック、通称・あやかロック)で一本勝ち。昨年2月、リトゥ・フォガットに1R膝十字で一本勝ち。7月、ジュリアナ・オタロラに1Rあやかロックで一本勝ちし、5連勝とすると、11月の有明大会でMMA女子アトム級王者・デニス・ザンボアンガに挑戦することが発表されたが、ザンボアンガが「メディカル上の理由」で欠場することが8月にONEから発表された。三浦の次戦は今年4月のONE SAMURAIまで延び、澤田千優に1R腕十字で一本負けし、澤田が王座挑戦権を獲得した。王者ザンボアンガは6月、産休のため王座返上を表明している。
ソウザは28歳。ムエタイ、ブラジリアン柔術の試合経験を経て、20年にMMAデビュー。21年からONEに参戦しONE 6戦3勝(1一本)3敗。24年6月に平田樹にギロチンで一本勝ち。最近では今年3月、アナスタシア・ニコラカコスに1R KO負けしている。
三浦のセコンドにはいつもジムの代表の長南亮氏、パートナーの山本アーセンがついているが、長南氏の指導を受けている萩原京平が同日のRIZIN広島大会に出場し、アーセンも同大会に出場するため、三浦の後輩の狩野優とトレーナーの堀江登志幸氏がセコンドにつく。
1R、三浦は開始すぐから前に出て、左の前手を突きつつ、右フック、左ミドルを積極的に放つ。だが三浦のステップは少しぎこちなくも見え、ソウザはしばらくステップで距離を取った後、じりじりと前に出て、中央付近での攻防に戻す。1分過ぎ、三浦が両足へのタックルを仕掛けるが、入りの力強さが乏しく、三浦につかまる前にソウザは離れ、四つん這いになった三浦の背後に回り、数発パウンドを落として印象を作る。三浦はすぐ立って離れる。するとソウザはワンツースリーでの左ストレートをヒット。三浦は頭がのけぞる。その後の三浦のタックルもソウザはかわす。終盤、組みにきた三浦に、ソウザは立て続けに右ストレートをヒットすると、背後に回り込んで崩し、バックを取ろうとする。三浦はソウザに両足を組ませず、得意の袈裟固めを狙うが、ソウザは阻止して終える。ここまでソウザが優勢だ。
2R、三浦はこのラウンドも開始すぐから前に出て、打撃は出さず、すぐに組みに行く。ソウザは押し込む側に回り、両者ロープに引っ掛かり、オリヴィエ・コスト・レフェリーがリング内に両者を戻す。三浦は首投げを狙うが、ソウザはロープをつかみながら潰して上になる。再びロープにもつれるとレフェリーはブレイクし、2度注意をしたにも関わらずロープつかみを繰り返したとして、ソウザにイエローカードを提示する。三浦は右フックをヒット。三浦はまたも組み付き、ロープ際で首投げを狙うが、今度は自ら失敗し、ソウザが上になる。だがソウザも押さえきれず、三浦はスタンドに戻す。その後も三浦が投げを狙った状況で、ソウザが2度ロープに腕を絡め、レフェリーから注意を受ける。三浦が巻き返すラウンドに。
3R、スタンドの展開が続き、お互いパンチを振うがヒットが乏しい。どちらも明確に差を付けないといけないラウンドだが、なかなか打開できないまま時間が過ぎる。ソウザは左インローを時折当て、攻撃数では上回るが、インパクトは弱い。残り10秒近くで、ようやく三浦が組んで押し込むが、その先に持ち込めず終わる。
記者採点は三浦。ソウザが1Rにはっきり攻める場面を作り、3Rの攻撃の手数で上回ったが、ロープつかみの反則を繰り返したことは悪質で、ロープつかみが無ければ三浦がよりはっきり攻める場面を作れた可能性があったと判断した。だがジャッジはロープつかみの反則はそこまで重視しなかった様子で、3者ともソウザを支持し、ソウザが判定勝ち。三浦は2連敗となってしまった。





