修斗 11.16 後楽園ホール(レポ):亮我、関口祐冬に3R一本勝ちし世界フライ級王者に。新井丈、田上こゆるとの打ち合い制し2年ぶり勝利

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2025年11月16日(日)後楽園ホール
レポート:井原芳徳 写真:(C)SUSTAIN / SUSUMU NAGAO 中継:ツイキャス
亮我、関口祐冬に3R一本勝ちし世界フライ級王者に
第8試合 メインイベント 修斗世界フライ級チャンピオンシップ 5分5R
×関口祐冬(修斗GYM東京/王者)※初防衛戦
○亮我(ゴンズジム/世界1位)
3R 4’45” 裸絞め
※亮我が王者に
関口は28歳。5連勝後、23年3月、新井丈に判定負け。その後は4連勝で、昨年5月には石井逸人にTKO勝ちし、今年1月の修斗世界フライ級暫定王者決定戦では安芸柊斗に4R裸絞めで一本勝ちした。5月のニューピア大会では正規王者・新井丈との王座統一戦が行われる予定だったが、大会直前に新井の負傷により中止となり、新井は王座を返上し、関口が第10代の正規王者に認定され、今回初防衛戦を迎える。
亮我は27歳。神戸出身で22年にプロデビューし、MMA 12戦9勝1敗2分。昨年11月、インフィニティリーグ2024フライ級最終戦で須藤晃大に2R判定2-0で惜敗し、プロ9戦目(修斗8戦目)で初黒星を喫したが、今年に入ってからは6月までに3試合こなし、1月に大竹陽に1R KO勝ち、4月に黒石大資に判定勝ち、6月に高岡宏気に高岡の地元香川で判定勝ちし、着々と順位を上げ、今回の王座初挑戦につなげた。
1R、開始すぐから関口はタックルを仕掛け、亮我は金網を背に膝立ちになる。関口はバックを狙うが、亮我は振りほどいて逆に上になって押さえることに成功する。亮我は押さえるので手一杯でパウンドをほとんど打てないが、関口が立てない状態が続くのは確かで印象が悪いまま終わる。記者採点もジャッジ3者も亮我。
2R、亮我が関口を金網に押し込み、両脇を差した状態から倒して上から押さえる。だが中盤、関口は上を取り返すと、立ち際にパンチを連打して印象を作る。さらに関口は倒して上になると、立ち際にボディに膝を連打する。関口はスタンドの展開でバックスピンキックを2度当てる。だが終盤、亮我も右フックを当て、関口を少しひるませる。だが残り1分を切り、関口はタックルでテイクダウンに成功する。亮我は立って押し込むが、離れ際に関口は右バック肘を当て、好印象で終える。記者採点はテイクダウンとヒット数で上回る関口。ジャッジは割れ、2者が関口、1者が右フックを効かせた亮我につける。
3R、亮我は開始すぐからタックルを仕掛け、中央付近でトップキープする。亮我は押さえつつ、時折体を浮かしてパウンドを当てる。とはいえ膠着気味になると、豊永レフェリーはアクションコールを繰り返し、上になってから1分半ほどでブレイクをかける。UFCよりも早く、DEEPに近いブレイクの早さになっている印象だ。スタンドの展開で、亮我が左フックを当てる。関口は両足タックルを仕掛け、切られると、脇を差してから膝蹴りを放つと、空振りして後ろにスリップしてしまい、亮我が上になる。結局この関口のミスが負けにつながることに。終盤、亮我は関口が背中を上げたタイミングで、パスガードを狙い、ハーフから足を抜いてそのままバックに回り込む。残り1分を切り、亮我は両足を関口の胴に入れてコントロールしつつパウンドを当てると、一瞬の隙を突いて裸絞めを極め、タップを奪った。
亮我は第11代世界フライ級王者となり、涙を流して喜んだ。ベルトを巻きマイクを持った亮我は「関口選手、戦ってくださってありがとうございます」と話し、チームメイトや師匠のゴンズイ代表に感謝の言葉を述べ「これからもっと上まで行くんで、皆さん応援よろしくお願いします」とアピールした。
新井丈、ストロー級王者の田上こゆるに判定勝ち
第7試合 フライ級 5分3R
○新井 丈(和術慧舟會HEARTS/世界2位、元同級&ストロー級世界王者)
×田上こゆる(BLOWS/世界ストロー級王者)
判定3-0 (片岡29-28/豊島29-28/豊永30-27)
新井は23年7月、安芸柊斗を1R KOしストロー級王座を初防衛し、11月のフライ級王者決定戦で山内渉に3R KO勝ちし、修斗史上初の同時2階級制覇を成し遂げる。だがその後はRIZINでヒロヤとエンカジムーロ・ズールーにTKO負け。昨年11月、フライ級に専念するためストロー級王座を返上。今年5月のニューピア大会では暫定王者の関口祐冬とのフライ級王座統一戦が組まれたが、新井は負傷欠場し、王座も返上。無冠となって今回修斗のケージに戻ってくる。
田上は昨年12月、新井が返上した世界ストロー級のベルトを懸けて旭那拳と対戦し判定勝ち。今年9月、山上幹臣を1R KOし初防衛。今回はフライ級に上げてのチャレンジとなる。新井のストロー級時代にハードパンチャーの両者の対戦も待望されたが実現せず、フライ級で実現することになった。
1R 新井が開始すぐからプレッシャーをかけ、田上が金網を背負うが、素早く左右に動き続ける。新井が積極的にパンチを振うが、田上はかわしつつ、右ボディストレート、フックを的確に返す。新井は時折押し込んで首相撲の展開に持ち込みつつ、膝蹴りを当てる。残り1分を切り、新井が左フックをヒットする。最後、田上が左ジャブを連続で当てると、新井はあえて受けた様子で、両者笑顔を浮かべる。記者採点は僅差だが積極性で勝った新井。ジャッジは割れ、1者が新井、2者が的確にパンチを当てていた田上につける。
2R 新井は変わらずプレッシャーをかけて田上を追いかけると、胴タックルを仕掛けて押し込む。離れても変わらず新井がプレッシャーをかけ、左右のボディを当てるが、田上も膝や肘を返し、一歩も引かない。その後も新井が押し込む展開を繰り返し、残り1分にはスタンドバックでコントロールする。最後も引き続き押し込んで終える。記者採点は新井。ジャッジ3者も新井。
3R 新井は変わらず前に出る。田上も詰めきられずに前に出てパンチを返し、新井は出血するが、新井は圧力が落ちない。中盤過ぎ、新井は脇を差すと、前に崩し、背後に回ろうとする。終盤、スタンドに戻り、新井は引き続き前に出て、パンチ、膝、右ローを当てる。田上はさすがに疲れが隠せなくなり、新井は手を振って挑発しつつパンチを当て、最後はタックルを仕掛けて押し込んで終わる。記者採点は新井。ジャッジ3者も新井。記者採点合計30-27で新井。ジャッジ3者とも新井を支持し、新井が判定勝ちした。裁定が発表された後、両者は握手し、田上は新井の手を上げ称えた。
マイクを持った新井は「2年ぶりに帰ってきました。この修斗に。お待たせしました。ずっとやりたかった田上こゆるが階級を上げて俺の前に立ってくれたことで、少しはみんなの心の動く気持ちのぶつかり合いが見せられたと思います。今回、未来のある子供達を招待する企画をやったんだけど、新井丈、かっこ良かった?子供達みんなに言いたいのは、格闘技をやってほしいわけじゃなくて、やりたいことが見つかった時、必死にやってほしいんだよね。嫌になることもあっても、続けてほしいです。そうすれば隣にいるお父さんお母さんが喜んでくれる、立派な大人になれると思います。そんな感じで、試合期間開いちゃったんですけど、開いちゃうとダメだとわかったんで、どんどん試合していきます。オファー待ってます」とアピールした。
住村竜市朗、正規王者初戦は2R一本勝ち
第6試合 ウェルター級(ノンタイトル戦) 5分3R
○住村竜市朗(TEAM ONE/王者、元DEEP&パンクラス同級王者)
×森井 翼(light club/パラエストラ東大阪)
2R 3’03” 肩固め
住村は39歳。17年にDEEPで、23年にパンクラスでウェルター級王座を獲得。昨年9月、デビュー当時以来14年ぶりに修斗に帰還し、西條英成に判定勝ち。今年7月、ソーキとの修斗世界ウェルター級暫定王者決定戦で判定勝ち。今回、正規王者のエルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)との王座統一戦が予定されていたが、ペルペトゥオが怪我のため試合を辞退すると共に王座を返上し、住村は正規王者に格上げとなった。今回、大阪のGLADIATORを主戦場とし修斗に初参戦する森井と対戦した。
1R、スタンドで両者時折パンチを振うが、どちらも攻撃が少ない。すると中盤過ぎ、住村がタックルを仕掛け、背後からしがみついて抱え上げると、森井の立ち際にすぐオンブとなる。終盤、住村はその先に持ち込めないでいると、オンブを解除し、タックルを仕掛けて対処し、ハーフで押さえる。森井は下からアームロックを狙ったところで時間切れに。
2R、住村が序盤から右と左のパンチを連続で当て、森井はダウンする。住村はすぐ上になり、ハーフで押さえる。住村は肩パンチとパウンドを時折当てる。すると中盤過ぎ、住村が肩固めを仕掛けると、サイドにはなれないが、上から力強く押し込んで絞め上げ、森井が落ちたところで豊永レフェリーがストップした。
マイクを持った住村は「急なオファーを受けてくれた森井選手、ありがとうございます。ただ選手生活も残り少なくて、引退するまで負けないで、強いチャンピオンで引退するんで、応援お願いします」とアピールした。
轟轟、シャ・ランディとの新鋭対決で判定勝ち
第5試合 フェザー級 5分3R
○轟轟[とどろきごう](コブラ会/世界10位)
×シャ・ランディ[Xie Langdi](TRIBE TOKYO MMA)
判定3-0 (片岡30-27/豊島30-27/鍋久保29-28)
1R ランディがタックル仕掛けるが、轟が潰してマウントポジションを奪うと、パウンドを当ててからバックマウントに移行する。轟はマウントとバックを行き来し、パウンドを当て圧倒する。
2R、サウスポーのランディに、轟はプレッシャーをかけ右フック、インロー、ミドルを当てる。中盤、轟が右の膝蹴りを当てると、ランディはパンチを振いつつ押し倒すが、すぐに轟が立つ。轟のダウンとみなされかねない倒れ方だが、ランディのパンチは当たっていなかった。終盤、ランディは片足タックルで倒すが、すぐ轟はスタンドに戻す。轟は手数は少ないが右ストレートを随所で当て、優位をキープする。ジャッジは2者が轟、1者がランディにつける。
3R、ランディはタックルを仕掛け、下になって足関を狙ってから、バックを取る動きに切り替えるが、轟は対処し、ハーフで押さえる形に持ち込む。終盤もその状態で膠着し、轟も攻めあぐねるが、ランディは寝た状態が続き印象が悪い。すると残り1分を切り、轟はアクションして肩固めを狙ってから、最後はマウントを奪い、肘を連打して追い詰めて終了。点差を広げて轟が判定勝ちした。
インフィニティリーグ・ストロー級は来年1月の黒部和沙<×旭那拳で優勝者決定
第4試合 インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R
○旭那 拳(THE BLACKBELT JAPAN/世界6位/勝ち点9→11)
×マッチョ・ザ・バタフライ(コブラ会/世界5位/勝ち点0)
不戦勝 (マッチョの計量失格)
第3試合 インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R
○黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA/世界4位/勝ち点8→13)
×田口惠大(RISING SUN/勝ち点4)
1R 3’34” 裸絞め
1R、黒部がプレッシャーをかけ、右フックを当ててから組み付いて、金網際で背後に回って足を掛けつつ倒しかけてから、オンブになってグラウンドに引きずり込む。黒部はバックマウントで捕らえ続け、パウンドでダメージを与えてから、裸絞めでタップを奪った。
黒部はこれで勝ち点5を獲得し、13に伸ばし1位となった。来年1月18日のニューピアホール大会で2位の旭那と優勝を争う。黒部は引き分け以上で優勝となる。黒部は「どう見てもストロー級で俺が一番強いっしょ。旭那選手と最高の戦いができると思うんで、1月ニューピア、ぜひ見に来てください」とアピールした。
第2試合 フライ級 5分2R
○岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,we)
×恐山陸奥太郎(TEAM SALT)
判定3-0 (福田20-18/鍋久保20-18/豊永20-18)
第1試合 バンタム級 5分2R
×一條貴洋(ストライプル南相馬Play ground)
○藤田ムネノリ(SUBMIT MMA)
判定0-3 (片岡18-20/豊島18-20/福田18-20)
オープニングファイト第2試合 2025年度新人王決定トーナメント フェザー級 準決勝 5分2R
×垂水稔朗(FORCE GYM)
○辻 純也(ISHITSUNA MMA)
判定0-3 (鍋久保18-20/福田18-20/豊永18-20)
オープニングファイト第1試合 2025年度新人王決定トーナメント フェザー級 準決勝 5分2R
○飯野雄斗(THE BLACKBELT JAPAN)
×本松 要(MASTER JAPAN YAMAGUCHI)
判定2-0 (鍋久保19-19/福田20-18/豊永20-18)

















