修斗 10.11 新宿フェイス(レポ):川北晏生、ジェイクムラタに判定勝ちし環太平洋バンタム級王者ダイキ・ライトイヤー戦熱望。平川智也、青井心二との接戦制す。後藤亮、ライト級ランカーの結城大樹に判定勝ち
GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
パラエストラ八戸
青森からプロMMA・キック選手を輩出!女性率9割のフィットネスクラスで格闘技の動きを使ってストレス解消!
SHOOTO GIG TOKYO Vol.39
2025年10月11日(土)東京・新宿フェイス
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)SUSTAIN/SUSUMU NAGAO 中継:ツイキャス
川北晏生、ジェイクムラタに判定勝ちし環太平洋バンタム級王者ダイキ・ライトイヤー戦熱望
第10試合 メインイベント バンタム級 5分3R
×ジェイクムラタ(ZEEKジム/世界6位、環太平洋1位、元ZSTバンタム級王者)
○川北晏生[はるき](TRIBE TOKYO MMA/世界3位、環太平洋5位)
判定0-3
(鍋久保28-29/内田27-30/石川28-29)
ムラタはZST、パンクラス、NEXUS等を経て、昨年11月、7年ぶりに修斗に復帰し、野尻定由に判定勝ちし、今年3月には新井拓巳に1R一本勝ち。バンタム級の世界ランキングでは川北より下位だが、環太平洋では上位の1位にいる。
川北は昨年の環太平洋王座決定トーナメントにエントリーしたが、直前に皮膚疾患を患い欠場していた。今年3月の復帰戦では杉野光星に判定負けしている。
会場はケージの設置が困難な新宿フェイスのため、試合場はリングが採用される。コーナー際の攻防が長時間続く試合に。
1R、ムラタが川北をコーナーに押し込む。だが中盤、川北は半身の状態で足を掛けて倒しながら、そのままバックを取り、コーナー際の位置で4の字ロックで捕獲する。終盤も川北がポジションキープして終える。記者採点は川北。ジャッジ3者とも川北につける。
2R、川北がムラタをコーナーに押し込み、中盤にタックルで倒す。すぐにムラタは立ち、コーナーに押し返すが、こちらも倒せず。川北が押し返してまたも倒すが、またもすぐムラタは立ち、どちらも譲らぬ展開に。終盤、村田が押し込み続け、川北は押し返せず終わる。記者採点は2度テイクダウンを奪った川北。ジャッジは割れ、2者がムラタ、1者が川北につける。
3R、川北がムラタをコーナーに押し込み続け、倒せないが随所で離れて右ストレートを当てて印象を作る。ムラタは防戦が続き印象が悪い。膠着状態が続き、残り2分を切り、片岡レフェリーがブレイクをかける。終盤、川北はまたも押し込むが、ムラタはすぐに押し返す。しかし倒せずにいると、川北が押し返し、ボディと顔面にパンチを当てる。残り10秒を切り、離れると、ムラタはUFCのマックス・ホロウェイのようにマットを指差してパンチの打合いを要求するが、逆に川北が右ストレートを立て続けに当て、ムラタを下がらせて好印象で終える。記者採点は川北。ジャッジ3者とも川北につける。記者採点合計27-30で川北。ジャッジ3者も川北を支持し、川北が判定勝ちした。
マイクを持った川北は「ジェイク選手、あなたの試合を見て、戦ってみたいと思っていました。ありがとうございます」とムラタに感謝の言葉を述べた後「去年、自分が試合飛ばしちゃって、一個貸しを作った男がいます。環太平洋王者のダイキ選手、去年の借り、いつでも返させてください」とアピールした。
川北は昨年9月の環太平洋王座決定トーナメント一回戦でダイキ・ライトイヤーと戦う予定だったが欠場し、ダイキは12月のトーナメント決勝で野瀬翔平に判定勝ちし王者となった。今年5月の世界暫定王者決定戦でダイキは川北の同門の永井奏多に1R KO負けしたが、環太平洋王座は保持している。川北は環太平洋1位のムラタに勝ったため、1位になりそうで、挑戦権を獲得しそうな状況だ。
平川智也、青井心二との接戦制す
第9試合 バンタム級 5分3R
○平川智也(マスタージャパン東京/環太平洋8位)
×青井心二(心技舘)
判定2-1 (石川28-29/渡辺29-28/片岡29-28)
38歳のベテラン・平川は、昨年11月に杉野光星に判定負けして以来の修斗で、今年2月にはオーストラリアでのエターナルに参戦したが、体重オーバーの相手に1R TKO負け。23年9月にライダーHIROに勝って以降、勝ち星から遠ざかっている。
23歳の青井は8月31日の修斗新潟大会のメインで一條貴洋に1R KO勝ちし2連続KO勝ち中だ。
1R、平川がサウスポー、青井がオーソドックスで構え、離れた距離から両者フェイントをかけ合って見合う状況が続く。平川は左インロー、フックを当てるが、長身の青井の中になかなか入れない。中盤過ぎにようやく詰めて右フックを当てるが、その先には続かない。青井も攻撃が少ないが、伸びのある右ハイ、前蹴り、テンカオで印象を作る。最後は青井が右三日月蹴り、ストレートを当て、いい形で終える。記者採点は青井。ジャッジは割れ、1者が平川、2者が青井につける。
2R、スタンドの攻防が続き、変わらず均衡状態が続く。平川は左ボディ、顔面へのフックと攻撃を散らす場面もあるが、その先には続かない。青井も左ジャブ、右ストレート、ミドルを当てるが、攻撃が少ない。中盤過ぎ、青井が右ストレートを空振りすると、平川はタックルを仕掛け、コーナーに押し込む。青井は耐えながら肘と鉄槌を連打するが、平川は構わず倒す。終盤、平川はハーフで押さえるが、鼻血を出す。平川はパスガードを狙うが失敗し、青井が上を取り返す。そのまま上が押さえて終える。記者採点は青井。ジャッジは割れ、1者が平川、2者が青井につける。
3R、青井が上になり、平川に立たれてもコーナーに押し込むが、攻めあぐねブレイクがかかる。中盤過ぎ、平川は前に出ながら積極的にパンチを振う。ガードの上からにもなりがちだが、積極性を印象付ける。終盤、平川はタックルで倒してハーフで押さえる。残り10秒、立たれてもタックルを仕掛けて押し込んで終える。記者採点は平川。ジャッジは3者とも平川につける。記者採点合計は28-29で青井。ジャッジは割れ、1者は青井を支持したが、2者は平川を支持し、平川が判定勝ちした。
後藤亮、ライト級ランカーの結城大樹に判定勝ち
第8試合 ライト級 5分3R
×結城大樹(マスタージャパン福岡/世界7位、環太平洋6位)
○後藤 亮(TRIBE TOKYO MMA)
判定0-2 (石川28-28/渡辺28-29/片岡27-29)
結城は昨年3月、椿飛鳥に判定負け。10月のBLOOM FCでは韓国のソ・ジェファンに1R裸絞めで一本勝ち。5月の修斗福岡大会ではライト級に階級を上げ、安海健人と2R戦い引き分けている。
後藤はDEEP、パンクラスにも上がりつつ、修斗2戦2勝で、最近では3月の修斗後楽園大会で手島響に判定勝ちしている。
1R、後藤がサウスポーからの左フックを当てるが、結城は下がりながらもタックルを仕掛け、すぐに倒す。中盤、結城はトップキープする。終盤、結城は攻撃は少ないものの随所で肘と鉄槌を当て、主導権を維持する。ジャッジは3者とも結城につける。
2R、結城が右ミドル、インロー、後藤が右ジャブを当てるが、お互い慎重な攻防が続く。中盤、結城が後藤をコーナーに押し込むが、倒せず膠着ブレイクがかかる。終盤、後藤が左フックを当てると、結城がタックルを仕掛けるが、これは後藤が潰して上になる。結城は下から密着し、お互い攻めあぐねるが、後藤がトップキープしやや好印象か。記者採点は後藤。ジャッジは割れ、2者が結城、1者が後藤につける。
3R、後藤は序盤からテイクダウンを奪い、ハーフで押さえる。中盤以降、結城はマウントを奪うと、バックと行き来しつつ、パウンド、肘、裸絞めで追い詰める展開を繰り返す。最後はパウンドを当て続けるが、まとめきれずフィニッシュできず終わる。記者採点は8-10で後藤。。ジャッジは3者とも後藤につけ、2者は8-10とする。記者採点合計は27-29で後藤。ジャッジの合計では1者がイーブンとなったが、2者が後藤を支持し、後藤の判定勝ちとなった。
第7試合 フェザー級 5分3R
×島村 裕(パラエストラ小岩)
○ネイン・デイネッシュ[Nain Dinesh](インド/MMA RANGERS GYM)
2R 2’35” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第6試合 ストロー級 5分2R
×金内サイダー雄哉(THE BLACKBELT JAPAN)
○友利幸汰(パラエストラ小岩)
1R 1’18” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第5試合 2025年度新人王決定トーナメント一回戦 ミドル級 5分2R
×松宮陸生(パラエストラ小岩)
○高橋宙斗(MMA空手道場鷹)
判定0-3 (鍋久保18-20/内田18-20/渡辺18-20)
第4試合 2025年度新人王決定トーナメント準決勝 バンタム級 5分2R
×有松朋晃(MMA RANGERS GYM)
○福元大貴(リバーサルジム立川ALPHA)
1R 3’46” 裸絞め
第3試合 2025年度新人王決定トーナメント準決勝 ストロー級 5分2R
△加藤皓己(ROOTS)
△緑 真作(マスタージャパン福岡)
判定0-0 (片岡19-19/内田19-19/石川19-19)
※優勢ポイント1-2により緑がトーナメント決勝に進出。公式記録はドロー
第2試合 バンタム級 5分2R
○松下祐介(パラエストラTB)
×菊西拓馬(URUSHI DOJO)
2R 4’44” 肩固め
第1試合 ライト級 5分2R
×井口雅仁(AACC)
○澤江優侍(フリー)
2R 4’11” KO (右ストレート)














