Bigbang 3.10 後楽園ホール(レポ):高木覚清、大輝に判定勝ちしミドル級王者に。目黒翔大、石田勝希に判定勝ちしライト級王者に。竹添翔太、久保一馬に判定勝ちしフェザー級王者に
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Bigbang 統一への道 其の48
2024年3月10日(日)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
高木覚清、大輝に判定勝ちしミドル級王者に
第12試合 メインイベント2 初代Bigbangミドル級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×大輝(ハリケーンジム/Bigbang&AJKNウェルター級王者)
○高木覚清[かくし](RIKIX)
判定0-3 (和田28-29/椎名28-30/松田28-30)
※高木が王者に
大輝は昨年4月に野村太一に判定勝ちしウェルター級王者に。7月大会でもプライチュンポンに判定勝ち。9月にKrushに乗り込んだが、海斗に1R KO負けし8戦目で初黒星を喫した。12月のSuper Bigbangではウェルター級リミットを1.4kgオーバーし、畠山隼人に判定負けした。今回、2階級上のミドル級に階級を上げ、早速タイトルマッチの機会がBigbangから用意された。
高木は岡山ジムからRIKIXに移籍し、小野寺力代表がプロデュースするNO KICK NO LIFEを主戦場とし、敗れはしたが緑川創やRYOTAROとも対戦経験がある。12月のSuper BigbangでBigbangに初参戦すると、Bigbangスーパーウェルター級王者の藤村大輔と対戦し、負傷判定で高木が勝利し、今回の王座戦につなげた。
1R、サウスポーの大輝に対し、本来階級上の高木がプレッシャーをかけ続ける構図。高木が左右のカーフを当て、大輝が左ストレート、ボディ、膝を返す。高木のヒットがやや目立つものの、まだ大輝を追い詰めるほどにはならない。記者採点はイーブン。
2R、変わらず高木が前に出続けると、中盤過ぎからパンチが効き目を発揮し、大輝が苦しそうに距離を取るように。大輝も持ち直し、テンカオやパンチを返すが、高木を下がらせるほどにはならない。記者採点は高木。
3R、高木は前に出て、雄たけびを上げながら右のフック、ストレート、ミドルを当て続け、主導権を維持する。大輝も耐えてパンチや膝を返すが、結局流れを変えられず終わる。記者採点は高木。合計28-30で高木。ジャッジ3者も高木を支持し、高木が判定勝ちし、ベルトを獲得した。
ベルトを巻いた高木は母親をリングに上げてベルトを母に巻き、「お母さん、チャンピオンになれるぐらい立派に産んでくれてありがとう」と話し、最後は「他団体に乗り込んで、このベルトの価値を上げたいです」と宣言した。
目黒翔大、石田勝希に判定勝ちしライト級王者に
第11試合 メインイベント1 Bigbangライト級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×石田勝希(RKS顕修塾/RKSスーパーライト級王者、元MA日本同級王者、元RKS&ACCELライト級王者)
○目黒翔大(優弥道場)
判定0-2 (和田29-29/西村28-30/松田28-29)
※目黒が王者に
石田はK-1 GROUPで篠原悠人、横山朋哉に敗れているが、22年11月のSuper BigbangでBigbangに初参戦し、勝次に判定勝ちしている。
目黒は22年途中まで負けが込んでいたが、22年11月以降1年間、Krushで松本和樹、赤田功輝、新田宗一朗、友尊相手に4連勝し勢いに乗る。
1R、目黒がサウスポーで構えて前に出続けるが、石田はオーソドックスで構えて回ってかわし続けつつ、自分の右ミドル、ロー、テンカオ、ボディストレート等を的確に当て主導権を握る。目黒は蹴りをもらってスリップする場面も。記者採点は石田。
2R、しつこく目黒が前に出続ける構図が続く。だが終盤になると石田は攻撃が減り、目黒の左ストレート、ミドルがやや目立つように。記者採点は目黒だがまだイーブンでも不思議ではない。
3R、目黒が左ミドル、ハイを序盤から当てると、石田はフラつく。その後は目黒が前に出続け、蹴りとパンチを当て続け、ダウン寸前まで石田を追い詰め終了する。記者採点は目黒。合計28-29で目黒。ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者が目黒を支持し、目黒が判定勝ちした。
ベルトを巻いた目黒は「石田選手は昔から強いのを知っていた選手で、生きた心地がしなかったです。でもそのおかげで強くなりました。高校からキックを始め、格闘エリートではないですけど、一つのことを思って真剣に取り組めばベルトを巻けることを証明出来て良かったです」と話した。最後は師匠の山本優弥氏を肩車して記念撮影した。
竹添翔太、久保一馬に判定勝ちしフェザー級王者に
第10試合 Bigbangフェザー級王座決定戦 3分3R(延長1R)
○竹添翔太(インスパイヤードモーション)
×久保一馬(FIGHT CLUB 428)
判定3-0 (西村30-28/松田30-29/少30-27)
※竹添が王者に
竹添は22歳。2年前にデビューし9戦6勝(2KO)2敗1分。1R、K-1 GROUPを主戦場とする久保は、開始すぐから前に出てパンチを振るう。だが次第に勢いが落ちると、竹添が距離を取って左ミドル、右ロー、組んでの膝、左右のパンチを当てて、手数で差をつける。最後は竹添が右ローで久保をフラつかせる。記者採点は竹添。
2Rも同様で、前に出る久保をかわし、竹添がパンチ、右ロー等を的確に当て、主導権を維持する。記者採点は竹添。
3Rも竹添ペースで、終盤こそ久保のバックスピンキックをもらい少し動きが止まったが、追撃を許さずパンチを当て終了する。記者採点はイーブン。合計30-28で竹添。ジャッジ3者も竹添を支持し、竹添が判定勝ちし、ベルトを巻いた。
第9試合 ウェルター級 3分3R
○山際和希(谷山ジム/元Bigbang&Krushウェルター級王者、Bigbang Explosionウェルター級トーナメント2022優勝)
×松山 翔(菅原道場/MA日本スーパーウェルター級王者)
判定3-0 (椎名30-29/少30-27/松田30-29)
1R、パンチを振り回して前に出る松山に対し、山際は回って距離を取りつつ、右のロー、ミドル、ハイを的確に当て続けて主導権を握る。
2R、松山はパンチを振ってから組み付いて膝を当てる場面が増える。山際も随所で右ローを返し、はっきり差を付けさせない。
3R、山際は変わらず右ロー、ミドル、膝を当て、優位をキープする。松山は変わらず組むが膝につなげる場面が少なく、蹴り足つかみを繰り返し、和田レフェリーから警告を受ける。ジャッジの評価はバラついたが、3者から支持され、山際が判定勝ちした。
第8試合 64kg契約 3分3R
○琢磨(OFA/Bigbangスーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者、元NJKFフェザー級王者)
×昇也(士魂村上塾/MA日本スーパーライト級王者、元Bigbang同級王者)
判定3-0 (椎名29-27/松田30-27/和田30-27)
1R、琢磨が序盤から、サウスポーの昇也に対し、左の前手で距離を作りつつ、右ストレートを当ててダウンを奪う。その後も琢磨が右ストレートを当て続ける。終盤、昇也が左ストレートを当て続けて反撃するが、最後は琢磨が右ストレートで昇也をフラ付かせて終える。
2Rもパンチ主体の攻防が続き、昇也が前に出るが、琢磨が随所でパンチで昇也をフラつかせ、やや優位に進める。
3R、昇也も必死に前に出るが、反撃に持ち込めず終了。琢磨が点差を守り判定勝ちした。マイクを持った琢磨は「12月のスーパービッグバンに出たポッシブルK選手と6月あたりにやりたいです」とアピールした。
第7試合 62kg 契約 3分3R
○林 京平(湘南格闘クラブ/元Bigbangライト級王者)
×弘[こうた]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/INNOVATIONスーパーライト級8位)
1R 0’12” KO (左フック)
津橋雅祥がONEで敗れたため急きょ代役出場した弘が、開始すぐに林を前蹴りで吹き飛ばして先手を取ったが、立った林は前に出て来た弘に左フックをクリーンヒット。弘は目が飛んだままダウンし、すぐさまレフェリーがストップした。
林は「弘選手、急なオファーなのに試合受けてくれてありがとうございます。凄い強い選手と試合するつもりだったんで、めっちゃ練習してきました。去年事故があって試合ができず、久々の試合で、今日は勝てて良かったです」と話した。
第7試合終了後には、第5代Bigbangスーパーウェルター級王者のジョージ(T.G.Y)の引退セレモニーが行われた。
第6試合 フェザー級 3分3R
○宮﨑勇樹(FLY SKY GYM/MA日本フェザー級王者)
×小巻海斗(真樹ジムAICHI)
3R 2’14” KO (右ローキック)
1R、宮崎は右ローを的確に当てるが、中盤から小巻が圧を強め、宮崎を下がらせパンチのヒットを増やし、やや優位に進める。
2R、宮崎はコーナーに詰められる時間が続くが、右ハイ、テンカオを当てつつ、ローも効かせ、終盤にはローでスリップさせて好印象を作る。
すると3R、中盤から宮﨑が右ローを効かせると、小巻がフラつき、右ローで2ダウンを重ねたところで少レフェリーがストップした。
宮﨑は29戦目で初のKO勝ちを喜びつつ、「フェザー級のタイトルマッチがあるんですけど、2人とも面識ないんですけど、勝ったほうとやらせていただければと思います」とアピールした。
第5試合 バンタム級 3分3R
×愛瑠斗[えると](健成会)
○井上海山(POWER OF DREAM)
3R 0’41” KO (左フック)
1R、サウスポーの愛瑠斗が左インローを当てていると、終盤に効き目を発揮し、井上はバランスを崩すように。2R、井上はローを嫌って前に詰めて、パンチを度々当てて挽回する。すると3R、序盤から井上が左フックでダウンを奪うと、愛瑠斗は立ち上がれず、井上のKO勝ちとなった。
第4試合 スーパーライト級 3分3R
△松本和樹(T-GYM)
△寛樹(谷山ジム)
判定1-0 (少30-29/椎名29-29/松田29-29)
第3試合 フライ級 3分3R
×小寺雄太(谷山ジム)
○上遠野寧吾[かとうの ねいご](POWER OF DREAM)
1R 2’16” KO (左ハイキック)
第2試合 57kg契約 3分3R
×修羅斗[しゅらと](谷山ジム)
○寛心[ひろと](士魂村上塾)
判定0-2 (29-29/28-30/28-30)
第1試合 57.5kg契約 3分3R
○高田 優(湘南格闘クラブ)
×荒井大輔(T-GYM)
1R 1’02” KO (右ストレート)
オープニングファイト 55kg契約 3分3R
×坂本侑生(ドラゴンテイル)
○小野田元樹(谷山ジム小田原道場)
判定0-3