GLADIATOR 2.16 東京(レポ):配信特化型新シリーズ開幕。河名マスト、パン・ジェヒョクにリベンジしフェザー級王座獲得「ROAD TO UFCで戦いたい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
GLADIATOR CHALLANGER SERIES 01「BANG vs KAWANA II」
2024年2月16日(金)東京都内ジム
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)GLADIATOR
GLADIATORは、無観客でインターネット配信に特化した新シリーズ「GLADIATOR CHALLENGER SERIES」の初の大会を2月16日に東京で開催した。試合の模様はYouTube THE1.TVチャンネルにて生配信された。
大会主催はTHE1.TV同様に長谷川賢が主導するグラップリング大会・PROGRESS実行委員会となり、普段の大阪でのGLADIATORを主催するGFスポーツインターナショナル(櫻井雄一郎代表)は「協力」という立場になるが、GLADIATORのストーリーラインに沿ったカードが並び、韓国等の海外勢も多数参戦した。
第5試合 メインイベント GLADIATORフェザー級チャンピオンシップ 5分3R
×パン・ジェヒョク(韓国/コリアントップチーム/王者)※初防衛戦
○河名マスト(ロータス世田谷/挑戦者)
判定0-3 (山﨑28-29/梅木28-29/出口28-29)
※河名が王者に
ジェヒョクはパンクラスで22年12月に当時フェザー級王者の透暉鷹、昨年4月に亀井晨佑と対戦し、いずれも接戦を繰り広げ、判定1-2で惜敗している選手。河名とは昨年6月のフェザー級王座決定トーナメント準決勝で戦い、ジェヒョクがスプリット判定勝ちした。9月の決勝は対戦相手のダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)の計量1.75kgオーバーで減点2となり、ジェヒョクが勝敗関係なく自動的にトーナメント優勝となっていたが、試合自体もジェヒョクが判定3-0で勝利している。
河名は9月大会でユン・ダウォン(韓国)に判定勝ちしし、12月大会で同トーナメント準決勝で敗退したチハヤフル・ズッキーニョスに1R TKO勝ちし、挑戦権を手にした。河名は主催者発表のコメントで「ユン・ダウォン戦、チハヤフル戦で試合の中で自分自身の中にある恐怖との向き合い方、乗り越えることができました」と語っていた。
ジェヒョクは9月の王座戦後「RIZINで朝倉未来と戦いたいです」とアピールしていた。河名は今回の試合にあたり「やりたいことをやって、フィニッシュして、ベルトを巻き、Road to UFCへ。No UFC、No MMA。僕のROAD to Road to UFCは、まだ終わっていないです」とのコメントを発表していた。両者とも、この無観客でのタイトルマッチは今後に向けて大事な試合となる。
試合場は東京都心の市街地にあるジムの常設ケージが採用された。試合直前にジムの外にキャンピングカーが到着し、選手が降りてジムに入る様子からムービーカメラに映し出されるという、異例の演出が施される。また、この度、GLADIATORと提携した、米国のLegacy Fighting Alliance(LFA)のエド・ソアレス代表も会場で試合を見守る。
1R、中盤に入り、河名がテイクダウンを繰り返すが、ジェヒョクはすぐ立ち続けて離れる。終盤、ジェヒョクは右ストレートの連打でダウンを奪うと、上になって鉄槌を当てる。河名はすぐ立ち、タックルから押し込み、ピンチを乗り越えると、反り投げで倒し上で押さえる。河名はハーフから肩固めを狙い、最後はパウンドを当てて終える。記者採点はジェヒョク。
2R、開始すぐから河名がパンチを当ててテイクダウンを奪う。ジェヒョクは1Rのダメージと消耗から回復しきっていない様子で、逆に河名はダウンのダメージを感じさせない。中盤、河名はバックを取り、コントロールを続ける。ジェヒョクは亀になって防御を続け、河名はなかなか崩せないが、コツコツとパウンドを当てたり膝を腰に当てたりして、攻勢を印象付ける。最後、猪木アリ状態となると、ジェヒョクは下から蹴り上げを当てるが、蹴った反動でジェヒョクは背中を向けてしまい、河名が背後からパウンドを当てて終える。
3R、ガス欠状態のジェヒョクに対し、またも河名がタックルを仕掛け、1分過ぎにはテイクダウンに成功する。河名はハーフ、サイドバックと動き、パウンドを当て、コントロールを続ける。終了間際には持ち上げて俵返しでマットに落として、パウンドラッシュで終了する。河名が点差を広げ判定勝ちした。
ベルトを巻いた河名は、英語で「I want to fight ROAD TO UFC. Please call me.(ROAD TO UFCで戦いたいです。どうか呼んでほしいです)」とマイクアピールした。
第4試合 コーメインイベント PROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王者決定戦 5分3R
○竹内 稔(CARPE DIEM)
×竹本啓哉(ALIVE/GLADIATORバンタム級王者)
1R 1’52” アナコンダチョーク
※竹内が王者に
第3試合 ミドル級 5分3R
○三上ヘンリー大智(EXFIGHT)
×アン・ジェヨン(韓国)
2R 2’48” TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)
※2R三上のローブローでイエローカード
第2試合 PROGRESSフォークスタイルグラップリング 88kg契約 5分2R
○グラント・ボクダノフ(ALMA FIGHT GYM LIFE)
×大嶋聡承(トイカツグラップリング東中野)
2R 3’16” アームロック
第1試合 GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準々決勝 5分3R
×和田教良(ガイオジム)
○チェ・ドンフン[Choi Dong Hoon](韓国/チームMADポハン)
2R 0’05” KO (左三日月蹴り)