ホーストカップ 12.10 名古屋国際会議場(レポ):松田龍聖、リティグライを1R KOしデビュー以来11連勝、佐藤嘉洋氏も「間違いなく日本でトップになれる」と絶賛。青木洋輔が井原浩之を、実方宏介が森謙太をKO
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2023年12月10日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール
レポート:井原芳徳(松田 vs. リティグライ)、アーネストホーストジムJAPAN(その他の試合) 写真提供:アーネストホーストジムJAPAN
第12試合 ダブルメインイベント スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
○松田龍聖[りゅうき](大原道場/HOOST CUP日本スーパフライ級王者)
×リティグライ・ゲーオサムリット(タイ/納屋橋キック/元WPMF世界フライ級&スーパーフライ級王者)
1R 1’07” KO
松田は3月の京都大会で滉大のHOOST CUP日本スーパーフライ級王座に挑戦し、4Rに左フックでダウンを奪って判定勝ちし初のタイトルを獲得した。7月大会ではタイ人選手のニーローに判定勝ちし、10月の京都大会では山田航暉に判定勝ちし、デビュー以来10連勝中で、勢いが止まらない。12月19日で18歳になる。今回の相手・リティグライはINNOVATIONで岩浪裕弥に勝利し、タイでクマンドーイにも勝ったことのある実力者だったが、松田が早い仕掛けで勝利をものにすることに。
1R、松田は中央で構え、慎重にタイミングをうかがいつつ、左のローを2発当てる。リティグライは左の前蹴りのフェイントから、左ミドルにつなげて当てたが、松田はリティグライの蹴り足を左手で払い、右ロー、右ストレート、左フックにつなげて当てて、リティグライから早くもダウンを奪う。リティグライはダウンが宣告されてからすぐに立ったが、ダメージを負っていた様子。すると松田はステップのフェイントから中に入ると、左ボディをリティグライのブロックの上に強打してから、がら空きになった脇腹に右ボディをヒットする。隙を突かれたリティグライはダウンするとうずくまって動けず、すぐさまレフェリーがストップした。
試合終了後のセレモニーでは、アーネスト・ホースト氏と愛知出身の佐藤嘉洋氏がプレゼンターを務めた。佐藤氏は「17歳で11戦11勝で、間違いなく日本でトップになれる選手です。今の内に写真を撮っておいて、有名になったときにみんなに自慢したほうがいいと思います」と松田を称えた。松田は「佐藤さんに言ってもらったとおり、僕は間違いなくトップレベルになってると思うんで、次は世界目指して、これからも頑張っていきます。強い選手を片っ端から倒していきたいです」とアピールした。
第11試合 ダブルメインイベント 67kg契約 3分3R(延長1R)
○青木洋輔(大和ジム/元WBCムエタイ日本統一&NJKFウェルター級王者)
×井原浩之(ハーデスワークアウトジム/IPCC日本ウェルター級王者、元MA日本ミドル級王者)
2R 2’57” TKO (3ダウン:右カーフキック)
WBCムエタイ日本統一ウェルター級タイトルを獲得し地元凱旋試合に臨む青木洋輔。対する井原浩之は近年、チューチャイ、タップロンがコーチ陣に構えるハーデスワークアウトジムに移籍し実力をつけ、今年8月BOM大会で、強豪・与儀竜也に勝利し、IPCC日本タイトルを獲得している実力者。
開始早々から、積極的に攻める青木だが、井原はムエタイガードから左ミドルで青木の前進を止める展開。五分の試合展開と思われたが、2Rに入り青木のカーフキックで井原がたまらずダウンする。立ち上がり凌ごうと踏ん張る井原だが、続け様の青木のローキックで再びダウン、立ち上がれず青木のTKO勝利となる。家族とリング上で笑顔を見せ、しばらくの緊張から青木が解き放たれた。
第10試合 トリプルセミファイナル ヘビー級 3分3R(延長1R)
○実方宏介(真樹ジムAICHI/元BIGBANGヘビー級王者)
×森 謙太(秀心塾)
1R 1’50” TKO (3ダウン:右フック)
連敗が続き引き際も考えたという実方だが、本場タイ国での修行を経て、9月のBigbangでKO勝利し復活をアピールし、今回もKO勝利を誓う。対する森謙太は、サッタリとWPMF世界王座を争った経験を持つ九州の実力者。一発のあるヘビー級だけに油断のできない両選手。
開始早々派手な打ち合いを見せるが、冷静さを取り戻した実方がセコンドの通りにローキックで注意を引かんとヒットさせると、たまらず森がダウン。立ち上がり挽回せんと強打を振う森だが、立て続けにまたもローキックでダウンを奪い、3回目のダウンでレフェリーがTKOを宣告。実方が復帰2戦を地元で勝利を飾った、
第9試合 トリプルセミファイナル 61kg契約 3分3R(延長1R)
○HIRO・YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者・元WBCムエタイ日本統一同級王者)
×RISING大輝(RISING己道会/INNOVATIONスーパーフェザー級4位)
判定2-0 (29-29/30-29/30-29)
WBCムエタイ、NJKF元王者のHIRO・YAMATOと、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONトップランカーのRISING大輝が対戦、両選手ともに近い将来のHOOST CUP日本ライト級タイトルを熱望しており、今後のタイトル前線を占う一戦。
開始早々、積極的に攻撃を仕掛けるRISING大輝を、HIROが足を使いながらかわして、リターンを返す展開。五分の展開が続くが、時折、強打のストレートをクリーンヒットさせたHIROが、印象点で僅差の判定勝利を手にし、タイトルマッチをアピールした。
第8試合 トリプルセミファイナル ヘビー級 3分3R(延長1R)
○入田和樹(TEAM日高/ICOインターコンチネンタルへビー級王者)
×笹田勝俊(笹田ジム)
判定3-0 (29-26/29-26/30-26)
ドージョーチャクリキジャパングループのインター王者、入田がHOOST CUP初登場。本来はHOOST CUPヘビー級王者のジャイロ楠との対戦カードであったが、ジャイロ楠の父親が試合日間近に危篤となり、母国ブラジルへの帰国を余儀なくされ、急遽、笹田がピンチヒッター出場。RISE王者の南原健太戦の1敗以外、連勝の入田だが、笹田は旧K-1にも参戦し、RIZIN出場経験も持つベテラン選手。
開始早々ヘビー級ならではの迫力の打ち合いから始まるが、入田が早々にダウンを奪う。このまま入田がたたみかけるかと思われたが、笹田が脅威の粘りを見せ、ローキック先方に切り替え、反撃を見せる。
しかし2Rに入り、テンポアップした入田がまたもパンチでダウンを奪う。しかし笹田も粘りを見せフルラウンド終了、判定で勝利した入田が、試合前に肋骨の骨折を打ち明け、次回本領発揮をアピールした。
第7試合 スーパーライト級(63kg) 3分3R
○奥山雅仁(OISHI GYM/S-BATTLEライト級王者・CKC 1Dayトーナメント63kg級王者)
×宮本雅大(ハーデスワークアウトジム/ジャパンカップキックボクシング64kg級王者)
判定3-0 (28-27/30-29/29-28)
第6試合 EXルール 73kg契約 3分3R(延長1R)
○康輝(キング・ムエ)
×クワン・サンライズジム(タイ/サンライズジム)
3R 負傷判定3-0 (30-29/30-28/30-28)
※3Rに康輝がスネのカットでドクターストップがかかり、その時点までの試合内容で判定
第5試合 51kg契約 3分3R
○西田光汰(西田ジム/NJKFフライ級7位)
×大久保峻(修徳会)
判定2-0 (29-28/29-29/29-28)
第4試合 56kg契約 3分3R
○大稚YAMATO(大和ジム)
×信井鷹志(大原道場)
判定2-0 (30-20/30-28/29-28)
第3試合 ライト級(60kg) 3分3R
×豪(GRATINESS)
○TAKU(TRY HARD GYM)
3R 2’05” TKO
第2試合 EX特別ルール 54kg契約 3分3R
○祖根亮麻(大和ジム)
×山本藍斗(GET OVER)
2R 2’28” TKO
第1試合 女子59kg契約 2分2R
○RINRIN(RISING己道会)
×RIO(OISHI GYM)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
オープニングファイト第2試合 85kg契約 3分3R
×オリベイラ・ギレルメ(ブラジリアンタイ)
○澁木勇紀(GRATINESS)
判定0-2 (20-29/29-29/28-30)
オープニングファイト第1試合 60kg契約 3分3R
×花見浩太(大和ジム)
○細濱 辰(國友道場)
判定0-2 (29-30/30-30/28-30)