ベラトール 11.17 シカゴ(レポ):元パンクラス王者ISAO、7年ぶりベラトール参戦も全Rポイント取られ判定負け
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の方がキック 柔術 MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
Bellator 301: Amosov vs. Jackson
2023年11月17日(金/現地時間)米国イリノイ州シカゴ:ウィントラストアリーナ
レポート&写真:井原芳徳
第1試合 フェザー級 5分3R
○イブ・ランドゥー[イーブス・ランドゥー/Yves Landu](フランス)
×ISAO(NEVER QUIT/元パンクラス・フェザー級王者)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
ISAOのベラトール出場は3度目。15年10月、ベラトールに初参戦し、ゴイチ・ヤマウチに3R裸絞めで一本負け。16年6月の2戦目もジャスティン・ローレンスに2R TKO負けし2戦2敗に終わっている。だがローレンス戦の3か月、VTJに乗り込み、後にRIZIN王者となる修斗世界フェザー級王者の斎藤裕に判定2-1で勝利。17年8月にカイル・アグオンに判定負けしたが、その後は6連勝中。パンクラスでフェザー級王者となり、19年10月にアグオンにリベンジし2度目の防衛に成功。20年7月にアキラに判定勝ち。21年5月の3度目の防衛戦では中島太一に判定勝ちしたが、去年5月に網膜剥離が発覚して手術し2年半ぶりの試合となる。今年2月にベラトールと契約を結んだことが発表され、9カ月待ってようやく試合が用意された。10月28日で35歳になったばかりだ。
ランドゥーはMMA 28戦19勝(5KO/5一本)9敗の37歳。2010年からフランスの大会を主戦場に試合を重ね、19年8月にRIZINで上迫博仁に2R TKO負け。その後はベラトール5戦4勝(2KO)1敗、3連勝中で、最近では5月のパリ大会で判定勝ちしている。
1R、両者サウスポーで構え、ランドゥーは1分ほどでオーソドックスに切り替える。お互い軽く蹴り合う状態が続き、中盤、ISAOがタックルから金網に押し込むが、ランドゥーは耐える。中盤過ぎからランドゥーが押し返し、終盤、ランドゥーは股の下から抱えて倒し、金網際で押さえる。ISAOは背中を向けつつ立つが、ランドゥーは背後からしがみつき、コントロールを続けて終える。記者採点は僅差だが長時間主導権を握ったランドゥー。
A dominant performance from @dadynnio earns him the Unanimous Decision win over @isao_1303!
#Bellator301 @MonsterEnergy Prelims LIVE NOW
Find out how to watch: https://t.co/CC2jIK5pfe pic.twitter.com/IaPmWvpPON— Bellator MMA (@BellatorMMA) November 17, 2023
2R、ランドゥーはサウスポーからスタートしてプレッシャーをかけ左ローをヒットする。ISAOも右インローを返したが、すぐにランドゥーは左ハイを当て返し、さらにワンツーでの左ストレートを当ててISAOをダウンさせる。ISAOはダメージは小さく、すぐタックルを仕掛けて倒し上になる。ISAOはグラウンドコントールを続け、中盤過ぎにはハーフガードとなるが、丁寧に攻め過ぎているせいもあってか、ランドゥーも防御しやすくなってしまい、ISAOはパウンド等の有効な攻撃がほとんど出せない。終盤、ISAOは下のランドゥーにしがみつかれたまま終わってしまう。記者採点は序盤にダメージを取ったランドゥー。ジャッジ3者も順当にランドゥーにつける。
How did @isao_1303 escape that!?
#Bellator301 @MonsterEnergy Prelims LIVE NOW
Find out how to watch: https://t.co/CC2jIK5pfe pic.twitter.com/Wripmfud2k— Bellator MMA (@BellatorMMA) November 17, 2023
3R、ランドゥーは今度はオーソドックスで前に出ると、パンチが交錯する場面でISAOの右フックをもらうと、腰が落ちてバランスを崩すが、すぐに立つ。ランドゥーは追撃を許さず距離を取り、サウスポーに切り替えるが、ISAOは片足タックルで捕まえて倒す。ランドゥーは倒れ際、とすぐ体をひねってタックルを仕掛け返し、スタンドに戻す。中盤、またもISAOが片足タックルを仕掛けてまたも倒すが、ランドゥーはまたも倒れ際、ISAOの左腕を捕まえてアームロックを仕掛ける。ランドゥーはアームロックを狙いつつリバースして上から押さえる。終盤、ランドゥーはアームロックを解除したが、金網際で上四方で押さえ、またもISAOの腕をつかんでアームロックを狙う。ISAOは防御し続けるが、残り30秒にはランドゥーのアームロックが極まり、ISAOは耐えて終わる。記者採点はランドゥー。30-27でランドゥー。ジャッジ3者も同じ採点で、ISAOの7年ぶりのベラトールは完敗に終わった。勝ったランドゥーは得意のブレイクダンスで喜んだ。