修斗 12.2 豊洲PIT：SASUKE、田中半蔵と世界フェザー級王座2度目の防衛戦。岡見勇信、42歳で修斗初参戦し韓国のベテラン・キム・ジェヨンと対戦「20代中盤の気持ちで戦う（岡見）」

プロ修斗2023 Vol.8“FIGHT&MOSH”（12月2日（土）東京・豊洲PIT）に2試合が追加された。主催のサステインは11月2日、Youtubeの修斗公式チャンネルに、記者会見スタイルのカード発表動画をアップした。

写真提供：サステイン

修斗2連勝の田中半蔵と世界フェザー級王座2度目の防衛戦。

メインイベント　修斗世界フェザー級チャンピオンシップ　5分5R
SASUKE（マスタージャパン東京／王者）※2度目の防衛戦
田中半蔵（FUN`S／世界5位、環太平洋6位）

　SASUKEは29歳。昨年6月のROAD TO UFC（RTU）初戦でイー・ジャーに敗れ、10月のRTUでのワンマッチで中国人選手に判定勝ち。3月の修斗では飯田健夫を2R右のバック肘でKOし修斗王座防衛に成功。5月にRTUに再挑戦したが、キム・サンウォンに2R KO負けした。
　田中はパンクラスの上位戦線でも活躍していた41歳のベテラン。昨年約5年ぶりに修斗に戻り、結城大樹に判定勝ちしランキング入りすると、今年5月の後楽園大会でもロイベ・デ・オリベイラ・ネイトに判定勝ちし2連勝中だ。

SASUKE「チャンピオンである以上、ベルトを懸けてやらないといけない」

◆SASUKE
　相手候補が何人かいたのですが、チャンピオンである以上、ベルトを懸けてやらないといけないと思い、相手は誰でもいいので防衛戦をさせてくださいと言いました。
（田中の印象）経験豊富なファイターなので勝負所はわかっていると思いますし、切れ味のあるストライカーだと思っていたんですけど、チームメイトの結城選手も、前回ブラジルから来たネイト選手も、組まれてやられている印象なので、スキルも高いし勝負所もわかっていて、侮れない相手だと思います。
（田中のコメントを聞いた感想）僕のチームにも強い40代がいっぱいいるので侮れないと思っています。チャンピオンらしくアグレッシブに戦って、5Rありますけどみんなが退屈しないような、最後は立ち上がって手を叩くような試合をしたいです。

◆田中半蔵（※福岡在住のため映像でコメント発表）
　SASUKEは柔道出身で足技が上手くて一発があるので警戒しています。はじめての5Rなので、しっかり5Rかけて戦いたいと思います。年齢的に衰えている部分もあると思うんですけど、技術的に今が一番ノっています。これが最後のチャンスだと思って、SASUKEに勝ってチャンピオンになります。

岡見勇信、キャリア20年越え修斗初参戦し韓国のベテラン・キム・ジェヨンと対戦

ミドル級　5分3R
岡見勇信（EXFIGHT）
キム・ジェヨン［Kim Jaeyoung］（韓国／NOVA MMA／元AFC＆TFCミドル級王者、元CMAヘビー級王者）

　岡見は42歳。UFCの王座戦線での活躍を経て、19年からONEに上がり、同年10月の両国国技館大会でアギラン・ターニに判定勝ち。昨年11月に3年ぶりの試合をONEシンガポール大会で行ったが、ONE2階級制覇王者のアウンランサンに1R TKO 負けし、それから1年ぶりの試合となる。02年にデビューして以来MMAを51戦戦い、プロ修斗には初参戦となる。
　ジェヨンは1983年9月19日の40歳で戦績43戦26勝（17KO/5一本）15敗2分。04年にプロデビューし、山宮恵一郎、村田龍一ら日本勢にも勝利。13年からは韓国のTFCを主戦場にし活躍。18年にはロシア等でのACBで3戦経験。19年からは韓国のAFCを主戦場にし3連勝したが、21年12月の試合で敗れAFCミドル級王座から陥落。今回2年ぶりの試合だ。プロ修斗を主催するサステインの坂本一弘代表は、この40代のベテラン対決を「日韓レジェンド対決」と表現している。

岡見勇信「この年齢だから終わりを考えるとか、もうそういうのは止めた」

岡見勇信（19年7月に撮影）

　修斗では宇野薫さんがチャンピオンでしたし、和術慧舟會の先輩方がたくさん出ていて、セコンドや応援でたくさん修斗の会場に足を運んでいました。自分は海外を中心に戦ってきて、なかなか縁もなかったのですが、日本で戦う時はいずれ修斗で戦ってみたい気持ちは常々持っていました。修斗で戦う意義があると思い（サステインの））坂本さんに『修斗の舞台で戦うことはできますか？』とご連絡をさせていただいた次第です。
（ジェヨンについて）歴戦の猛者で、韓国の選手らしく気持ちが強くて頑丈で、こういう選手と戦えるのはやりがいがあります。気持ちで引いてしまうと彼がどんどん前に出るので、自分も気持ちを持ってぶつかって、どちらが前に押せるかという勝負が今回一番大きいと思います。
（日本で戦う心境）緊張もワクワクもあります。日本に舞台に今戻ってくると、昔に戻ったというか、また新しい冒険するというか。42歳でこんなことやってていいのかなって（笑）
（今後について）今は20代中盤の気持ちを持って戦っていこうと思います。この年齢だから終わりを考えるとか、もうそういうのは止めたんです。今できる精一杯をやって、またその先が見えてくると。自分に今、凄く自分は期待しています。引退をするために試合するとか、感傷的なネガティブな、自分が弱いから最後に見てもらうとか、そういった気持ちは今一切無いです。自分を信じて、自分に期待して、自分の背中を見せる。そういった思いだけです。全力で潰し合いをします。

対戦カード

メインイベント　修斗世界フェザー級チャンピオンシップ　5分5R
SASUKE（マスタージャパン東京／王者）※2度目の防衛戦
田中半蔵（FUN`S／世界5位、環太平洋6位）

ミドル級　5分3R
岡見勇信（EXFIGHT）
キム・ジェヨン［キム・ゼヨンガ/Kim Jaeyoung］（韓国／NOVA MMA／元AFC＆TFCミドル級王者、元CMAヘビー級王者）

契約体重未定　5分3R
リオン武（RISING SUN／元フェザー級世界王者）
内藤太尊（roots）

フライ級　5分3R
猿丸ジュンジ（修斗ジム東京／ストロー級世界4位）
安芸柊斗（MMAZジム／ストロー級世界3位）

出場決定選手

内藤頌貴（パラエストラ松戸／フライ級6位）
マモル（シューティングジム横浜／元修斗世界フライ級＆バンタム級王者、元パンクラス・フライ級王者、元KOTC世界ジュニアフライ級王者）※エキシビションマッチ

概要

大会名　MOBSTYLES presents プロフェッショナル修斗2023 Vol.8“FIGHT&MOSH”
日時　2023年12月2日（土）開場・17:00　開始・17:30
会場　東京・豊洲PIT [HP]
チケット料金　VIP ￥50,000／RS ￥30,000／SS ¥20,000／S ¥10,000　※当日500円増し　※入場時ドリンク代600円別途　※小学生以上はチケットが必要　※チケット発売日11月7日（火）
チケット販売所　チケットぴあ　&MOSH（店頭販売）　修斗BASE オンラインショップ　出場選手・所属ジム　
お問い合わせ　サステイン　03-3788-3042　https://www.shooto-mma.com/