Krush 8.5 後楽園ホール:塚越仁志「どんなにカッコ悪くてもいいからベルトを守る」、木村“フィリップ”ミノル「宮田さんには僕がポーズを取っているところにベルトを巻きに来てほしい」
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Krush.91(8月5日(日) 後楽園ホール)のKrushウェルター級タイトルマッチを前に、塚越仁志(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)が7月27日、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)が28日、それぞれの所属先で公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真 (C)Good Loser)
王者・塚越仁志、挑戦者・木村“フィリップ”ミノルとの一戦に燃える!
「僕と木村選手が試合をすれば必ず面白い試合になる。
僕はどんなにカッコ悪くてもいいからベルトを守るだけです」>
木村との防衛戦まで2週間を切り、塚越は「今はかなり疲れているので、コンディション的にはこれからですが、前回は試合前に怪我したこともあって、怪我に気をつけながら、その中でもいいパフォーマンスができるために最高の準備をしてきました。これから疲労を抜いて準備を進めていきたいと思います」。
公開練習では疲れがありながらもキレのあるワンツーと左右のミドルを繰り出し「この疲労感でこの動きで、自分の中ではイマイチだなと思うんですけど…疲労がとれていいパフォーマンスができる姿も頭の中にイメージできているので安心しています」と仕上がりの良さをアピールした。
大きな注目を集めている木村戦に向けて「こういう気持ちは初めてかもしれないんですけど、試合がどうなるんだろう?と思ってワクワクしています」と胸を躍らせる塚越。「木村選手のことをイメージして準備しているんですけど、いざ試合にならないと分からない。どっちかが勝って負けるのは確実で、もちろん僕が勝つと決めているんですけど、どういう試合になるんだろうという感じです」と塚越自身も試合展開までは予想できないようだ。
また今回は王者として挑戦者・木村を迎え撃つ塚越だが「チャンピオンは自分ですけど、今回はチャンピオンにして最大の挑戦です。そのつもりで練習してきました」。数々のKOを生んできた木村の攻撃力を「今まで対戦してきた相手の中でもトップ」と警戒しつつ「そこにどう打ち勝つかを考えるのもワクワクする。この試合を通じて、自分がどれだけ成長できるかも楽しみです」と気持ちをたかぶらせた。
2016年10月にベルトを巻いた塚越はこれまで2度の防衛に成功した。「ずっとベルトと一緒に戦ってきて、ベルトへの想いはどんどん強くなっている。僕と木村選手が試合をすれば面白い試合になる。僕はどんなカッコ悪い試合でもいいからベルトを防衛するだけです」と王座防衛を誓う。
「Krushのベルトを獲ってチャンピオンとしての姿勢だったり、ベルトは僕の想いもすごく入っているけど、応援・サポートしてくれている人の想いも全部詰まっています。試合ではそれを持っているのがチャンピオンだぞというところを見せたいです。ベルトを獲ったことでプレッシャーもあるんですけど、ベルトに乗っかっている思いがあるので、その分、強い気持ちで戦えるのは間違いないです。
(どんな試合を見せたい?)そこはもう僕と木村選手が試合をすれば客観的に見ても面白い試合になります。お客さんには『期待してください』と言いますが、僕はどんなカッコ悪い試合でもいいからベルトを防衛することだけを考えています。(ベルトを獲って)もうすぐ2年になるんですけど、ずっとベルトと戦ってきたんで、ベルトへの想いはどんどん強くなっています。このベルトを持って、防衛記録も更新したいですし、戦いたい相手もいます。そういう意味でもここは絶対に落とせないです」
最後に塚越は「僕はとにかくベルトを守る。カッコ悪くてもいいからベルトを守るだけです。必ずいい試合になると思うので、ファンのみなさんは試合を楽しんでください」とファンにメッセージ。この夏注目の大一番、王者・塚越は挑戦者・木村からベルトを死守できるか?
挑戦者・木村“フィリップ”ミノル、“丁寧に思いっきり殴る”一撃で王者・塚越仁志を倒す!
「リングに上がったら他の人の人生は関係ない。
僕だけがおいしい・気持ちいいように試合をして、自分で自分に未来のバトンを渡す」
昨日の王者・塚越に続いて公開練習を行った挑戦者・木村。この日はドラム型のミットを使った2分1Rのミット打ちを公開し、強烈な右ストレート・左フック・右ボディストレートを次々と繰り出していった。普段からドラム型のミットを練習に取り入れているという木村は「このミットは一発一発フォーカスして、力強く打ち込むことが出来る。丁寧に思いっきり殴る感覚を覚えるために取り入れている練習ですね」と練習の意図を説明。「僕の攻撃力は間違いなく、分かりやすく上がっている。一つステージが上がった気がします」と攻撃力アップに手応えを感じ「それがホンモノだったら、結果を生むはず。この感覚がリングで通用するホンモノの感覚になることを祈るだけです」と続けた。
現在、木村は3連勝と勢いに乗っている。昨年11月の城戸康裕戦は合計3度のダウンを奪っての判定勝利で、今年3月の平山迅戦と6月の山際和希戦ではKO勝利。もともと定評のあった攻撃力に磨きがかかり「毎回毎回レベルを上げるために色んな人の力を借りてやっているので、それが実ってきた」。木村曰く「成長のスピードは上がっているけど、反復練習や自分を見つめ直す作業を繰り返してる」ことがファイトスタイルの底上げにつながっており、一撃で相手を仕留めるファイトスタイルに一歩ずつ近づている。
その一方で木村は「練習ではヒントやアドバイスがあれば進化できるわけだから、練習の進化は進化じゃない」とキッパリ。「試合でまた違った世界観を見せられることが出来たら、それがホンモノの進化だと思う」と試合ですべてを見せなければ意味がないと締めた。
王者・塚越について木村は「非常に強くて勝負ができる選手。他の選手にはないものがある。それを強さにしている選手は色気がある。アルツロ・ガッティみたいな感じで。塚越選手を見ていると昔の色気のあるボクサーを思い出します」。Krush王者としてこれまで2度の防衛に成功している塚越の実力を評価し「だからしっかりと対策もしている」と気持ちの隙はない。
今回は木村にとって約4年8カ月ぶりのKrush王座挑戦で「今はベルトを獲りたい気持ちが大きくなっている。だからこそ一瞬もペースを渡さず、自分の勝負をする。この試合の目標はベルトだし、勝たないといけない理由も増えたんで、今はもうリングに上がったら怖くない」とプロとして初のベルト奪取に向けて静かに闘志を燃やした。
「今はベルトを獲りたい気持ちが大きくなっていってますね。だからただの一試合だと(思うようにしている)。覚悟を決めてベルトを獲らないといけないというところでは、相手に一歩も一瞬もペースも渡さず、勝負を落とさない気持ちを作り上げてきました。だからいい勝負にするというよりは自分の勝負にしたい。リングに上がったら他の人の人生は関係ないんで、僕だけがおいしい・気持ちいいように試合をします。
(ベルトへの想いは少しずつ出てきた?)出てきますね。練習を積み重ねるごとにこの試合の目標は何だろう?って考えたら、やっぱりそこはベルトであって。今までベルトを獲れなかった超えられない壁というか呪いを超えたい。今回はいつも以上に自分と向き合う時間をとって、勝たないといけない理由も増えたんで、今はもうリングに上がったら何も怖くないです。めっちゃ強い相手に挑むけど、変な気負いはないです」
木村と言えばKO勝利後に後ろで腕を組んで無表情でカメラを見つめるポーズが代名詞となっているが、今回の試合前に「もし僕がKOでベルトを獲ったら、宮田プロデューサーには僕がポーズを取っているところにベルトを巻きに来てほしい」とリクエストを出した。改めてこの日も「宮田さんもそのぐらいの要望だったら受けてくれるという発言をしてくれていた」と話し「僕は初期のあとのKrushを支えてきたし、新しいK-1も支えてきた。宮田さんと僕で特別な感情がないわけがないので、僕がチャンピオンになってハッピーな締めくくりが出来ると思う。格闘技界の未来にバトンを渡すことが必要で、僕は自分で自分にバトンを渡します」
最後にファンへのメッセージを求めると「あとは見ていてください。応援よろしくお願いします」と短い言葉で終えた木村。すべての答えは8月5日の試合後のリングで分かる。
対戦カード
第8試合 Wメインイベント2 Krushウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
塚越仁志(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)※3度目の防衛戦
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)
第7試合 Wメインイベント1 Krushスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
中澤 純(TEAM Aimhigh/王者、元INNOVATION&MA日本ウェルター級王者)※2度目の防衛戦
篠原悠人(DURGA/挑戦者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
第6試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangスーパーライト級王者)
水町 浩(士魂村上塾/元RISEライト級(63kg)王者、元WMAF世界ウェルター級王者)
~休憩~
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
里見柚己(K-1 GYM 横浜 infinity)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
明戸仁志(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス/J-NETWORKスーパーフェザー級5位)
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
和夢(Gwinds)
鷹大 [たかひろ](ウィラサクレック・フェアテックス西川口/WPMF日本フェザー級王者、元WMC世界&WPMF日本スーパーバンタム級王者)
第2試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
愛鷹 亮(力道場静岡/Bigbang王者)
俊雄(PAL-GYM/J-NETWORK 6位)
第1試合 68.5kg契約 3分3R(延長1R)
迅也(北斗会館浅科道場/第6回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -70kg優勝)
瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園2017 -65kg準優勝)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
斉藤雄太(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
高下由暉(Fighting Kairos)
プレリミナリーファイト第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
鈴木孝司(K-1ジム蒲田チームキングス)
谷中蒼空(ドージョー☆シャカリキ)
概要
大会名 Krush.91
日時 2018年8月5日(日) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:10 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA(17:10~22:30 生放送)
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円 S席7,000円(前売分完売) A席5,000円(前売分完売) ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/