ONE 10.7 ルンピニー:青木真也、強豪マイキー・ムスメシと階級を越えたグラップリングマッチ「損得や筋や理屈などは度外視」「おじさんの本気を見せる」
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ONE Fight Night 15(10月7日(土)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)でONEサブミッショングラップリング・フライ級(61.2kg)王者のマイキー・ムスメシ(米国)とONE MMAライト級(77.1kg)5位で元同級王者の青木真也が、無差別級のサブミッショングラップリングで戦うことが決定した。ルンピニー大会のため試合場にはリングが使われる。
ONE Fight Nightは日本ではABEMA格闘チャンネルにて生中継されるが、世界の主要国に向けてはAmazonプライムを通じて配信されており、米国のプライムタイムに合わせた試合実施時間となっている。10月7日の同大会では、ONEムエタイフェザー級王者のタワンチャイ・PKセンチャイに、ムエタイ&キック同級1位で元キック同級王者のスーパーボン・シンハマウインが挑戦し、さらにキック・バンタム級王者のジョナサン・ハガティーに、MMA同級王者でONE 7戦無敗のファブリシオ・アンドラージが挑戦する。この2試合とムスメシ×青木は、主戦場とするルールや階級を越えるというテーマで共通し、その点が米国市場への売りとなりそうだ。
ムスメシは27歳。米国人ながらIBJJFブラジリアン柔術世界選手権(ムンジアル)の黒帯で5度優勝(道着あり4回、道着なし1回)。昨年4月からONEに参戦し、今成正和に裸絞めで一本勝ち。続く10月のクレベル・ソウザ戦で判定勝ちしONEグラップリング・フライ級王座を獲得。その後3度の防衛に成功している。8月5日のONE Fight NightではONE MMAストロー級王者のジャレッド・ブルックスを終始圧倒し一本勝ち。相手探しも難航している中、なんと3階級も上の青木との試合が用意された。
青木は40歳。昨年3月で秋山成勲に2R TKO負けし連勝が4でストップ。その2カ月後のONEにはグラップリングルールで参戦し、ムスメシ同様にグラップリング界のトップ選手であるケイド・ルオトロに終始攻め込まれ判定負けしている。11月にはハビブ・ヌルマゴメドフの練習仲間であるザイード・イザガクマエフとMMAルールで対戦し86秒でTKO負け。現在3連敗中、MMA 2連敗中で、MMAライト級ランキングでも圏内ギリギリの5位という厳しい状況に立たされている。
ムスメシ戦が17日に発表された直後、青木はnoteでのコラムをアップし「グラップリングのパウンドフォーパウンドとも称されるマイキームスメシと試合のオファーを頂けることは名誉なことなのは十分承知な上で、それも青木真也だからこそできることであるのは分かった上で、MMAファイター青木真也にとってMMAのオファーが届かず、グラップリングマッチとなるのは屈辱にほかなりません」等と葛藤を記しつつ、それでも試合を引き受けた理由を説明し、「損得や筋や理屈などは度外視、リング上で青木真也を表現したいから試合をしてきます」等と決意を述べている。
以下はONEから届いた青木とムスメシのコメント。
◆青木真也のコメント
「拝啓 マイキー・ムスメシ様
立秋の候、マイキー様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、この度発表させて頂きましたマイキー様との対戦カードにございましては、今をときめく新星の踏み台にされるロートルの構図ではありますが、おじさんの本気を見せるべき全力でぶつかって参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
まずは略儀ながら書中を持ちましてご挨拶させて頂きます。残暑厳しい折柄、体調を崩されませんようご留意ください。敬具」
◆マイキー・ムスメシのコメント
「“生ける伝説”と戦えるのであれば、階級は関係なく僕は飛び付きます!僕は青木さんのファンなので彼と対戦する機会をいただいたことだけでも光栄なんです。新旧世代の激突となり、誰もが注目する試合になるでしょう。日本のファンの皆さん、青木さんがあなたの国の出身であることは知っていますが、僕は日本の食べ物と文化が大好きだし、僕は日本を誇りに思う人間なので、皆さん、僕のことも応援してくださいね!イコー!」