KNOCK OUT 6.11 後楽園ホール:龍聖、タイで練習&トレーナー探し真っ最中「早く帰りたいですよ!でも日本に帰って動いた時が楽しみ」
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KNOCK OUT 2023 vol.2(6月11日(日) 後楽園ホール)で対戦する龍聖とチュームーシーフーのインタビューが主催者から届いた。龍聖は現在、タイの各ジムを訪れ、練習&トレーナー探し中で、その様子を話している。今回のテーマを「自分が強くなっていくための消化試合」と話し、今後に向けて試合の中で色々試す考えがあるようだ。
BLACK 59kg契約 3分3R(延長1R)
龍聖(WIVERN/KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者)
チュームーシーフー[Qumuxifu](中国/郭強ファイトクラブ/CFP/武林新一代フェザー級トーナメント2021優勝)
龍聖は昨年7月にRIZINに初参戦し魁志に3R TKO勝ちして以降、9月のKNOCK OUTで小笠原裕典を、11月のKNOCK OUTでグ・テウォンを、昨年末のINOKI BOM-BA-YE×巌流島でダウサコンをKO。3月の代々木第二体育館大会ではラジャダムナン認定スーパーバンタム級王者のペットセーンセーブに手を焼いたものの、延長Rに終了間際にパンチの連打でダウンを奪い判定勝ちした。現在14戦14勝(10KO)無敗だ。
チュームーシーフーは中国の武林風の推薦選手。四川省の少数民族「イ(彝)族」の21歳。29戦25勝(9KO)4敗と経験豊富で、昨年3月の武林風では、K-1で武尊や軍司泰斗とも戦ったワン・ジュングァンと対戦し判定負けしているが、KNOCK OUTによると「互角の打ち合いを演じたことで、中国・新世代ファイターとして期待を集めています」とのことだ。構えはサウスポー。
龍聖「今までの試合でやったことないことを見せようと思ってます!」
龍聖は現在、タイ修行の真っ最中で、練習の様子などをSNSにアップしている。タイ行きの目的、そこから次の試合でやろうとしていることなどを話してもらった。今回の試合での龍聖の目論見とは?
――タイでの練習のさなかに、ありがとうございます。いつからいつまでの滞在なんですか?
龍聖 5月半ばにこっちに来て、月末に帰るのでちょうど2週間ぐらいですね。今回、一番の目的はトレーナー探しなんです。イングラムの鈴木さんという方を紹介してもらって、鈴木さんにいろんなジムに連れていってもらっています。そこで練習もして、いいトレーナーさんがいたらジムの会長と交渉して、という感じです。
――SNSでもいくつかのジムで撮った写真を上げていましたね。いいトレーナーは見つかりましたか?
龍聖 まだです。なかなか条件の合う人はいなくて大変ですけど……これからの自分に関わってくることなので、頑張って探します。
――練習の方はどうですか?
龍聖 練習はいい感じですね。今回は蹴りをもう一度見直そうと思っていて。ジムが新体制になって、前回の試合を改めて見ても蹴りの回数が減ったなと思ったんです。パンチに偏ってしまったなと。日本のキックボクシングはパンチが多めですけど、僕は原点に戻るというか、やっぱりしっかり蹴らないとなと思ってます。
――なるほど。
龍聖 蹴りのことはタイに行く前からけっこう意識していて、いい感覚のままこっちに来られたので、いい感じで練習できてますね。こっちは気候とかも全然違うし、疲れ方も全然違うので、これで日本に帰って動いた時が楽しみです。すごくいい形になってるんじゃないかなと。
――タイには何度も行かれていますが、タイでの練習は好きですか?
龍聖 いや、嫌いですよ! メッチャ嫌いです。
――あ、そうなんですね(笑)。
龍聖 キツいというのもありますけど、特に今はすごく暑いし、ジム内の選手の数もすごく多いので、気持ち悪いんですよね。たくさんの男が裸で汗を流していて、ちょっと気持ち悪くなります(笑)。
今日はPK・センチャイムエタイジムで
がっつり練習してきました!選手多過ぎて酸素薄くてキツかった。。笑 pic.twitter.com/t3tIXqlBbp
— 龍聖 / Ryusei 🇯🇵 (@ryusei_411) May 19, 2023
――格闘技ジムって、そういうところなんじゃないですか(笑)。
龍聖 そうなんですけど……PKセンチャイムエタイジムに行った時は選手が40人ぐらいいたんですよ。それにトレーナーとか、他の人もいるじゃないですか。バカみたいに人がいて、気持ち悪くなりました(笑)。
――じゃあ、トレーナーも見つけて、早く帰りたいと。
龍聖 もちろん、早く帰りたいですよ! でもやるしかないんで。タイ自体は自由だし、堅苦しいところもないし、のほほんと暮らす分にはよさそうだなと思うので嫌いじゃないんですけど、今はちょっと暑いし、ジムの環境によってはって感じです。
――というところで、次のチュームーシーフー戦なんですが。相手の印象は?
龍聖 「中国人」! テクニックはそんなにないけどフィジカルでガンガン前に出てくる感じで。
――やりづらいというか、面倒くさそうな相手ですか?
龍聖 どうですかね? ハマればいいんですけど、ハマらなかったら面倒くさそうではありますね。向こうのやり方にハマったらイヤですね。だからこっちは先手を取って、優位に進めていきたいですね。
――今回の試合では、特に「こう戦いたい」というのはありますか?
龍聖 今回は、3Rちゃんと使いたいですね。向こうは体の強さがある選手なので、そんなにすぐは崩せないだろうなというのもあるし。ちゃんとしっかり試合を作れる選手が強いなと思っているので、今回はそれをやりたいなと思います。
――そう意識していると、見てしまう感じになったりはしないですか?
龍聖 まあ、多少はありますよ。僕の良さはガンガンいくところでもあるので、そこは難しいところですけど……。その良さはなくさないようにしながら相手をしっかり見て、というのは難しいと思いますけど、それができる選手が本当に強いと思うので、そういう風にやっていきたいです。次の試合で、というよりも、それが僕の理想ですね。
――今回は龍聖選手と小笠原瑛作選手が、それぞれに外国人選手を迎え撃つという大会になりました。
龍聖 そうですね。2人でしっかり勝って、KNOCK OUTの強さを見せたいという気持ちはあります。
――そういう点では、瑛作選手について思うところはかなり変わってきた感じですね。
龍聖 はい。ジムの体制が変わってからクロスポイント吉祥寺にも出稽古に行かせてもらっていて、すごくよくしてもらっているんですよね。本当に兄貴、先輩みたいな感じで。だから今はKNOCK OUTを一緒に盛り上げたいという気持ちが強いです。
――3月の代々木大会は瑛作選手も含めてみんなで盛り上げることができて、成功に終わりました。あれ以来の試合で、実質2023年のスタートという感じですが。
龍聖 でも代々木でやったペットセーンセーブ以上に気持ちの強い選手もなかなかいないだろうなと思うんですよね。今回のタイではロンナチャイともスパーしたし、ONEなど世界の舞台で戦っているチャンピオンとも練習してるんですけど、そこでもすごく手応えを感じているし、タイの関係者に聞いたらやっぱりペットセーンセーブは有名なんですよね。「俺はそんな相手に勝てたんだなあ」と改めて思って、自信になりました。それを経ての今大会なので、しっかり勝ちたいと思います。
ロンナチャイと pic.twitter.com/AkSFKGqfJM
— 龍聖 / Ryusei 🇯🇵 (@ryusei_411) May 16, 2023
――そういう部分も含めて、この試合で一番のテーマは?
龍聖 正直、自分が強くなっていくための消化試合としか思ってないんですよね。ただ自分の今の強さを試合で表現するだけという感じです。もちろん、こうしてタイにも来て備えてるし、やる気はメチャクチャありますよ。
――その成果も見せないとですからね。
龍聖 それと今回は相手がサウスポーなんですよね。最近はサウスポーの相手とやってなかったし、ちょっと苦手意識もあるので、そこについてはいい経験になるかなと思っています。これをやった先に何かがあるだろうなと。
――では最後に、今回の試合で特に注目してほしいポイントは?
龍聖 やっぱり蹴りですね。今回はたくさん蹴ろうと思っているので、そこを見てほしいです。あと、今まで『巌流島×INOKI BOM-BA-YE』も含めて15戦やってきましたけど、今度の試合では今までやってないことをやろうと思ってるんです。それも楽しみにしてほしいです。ずっと見てくれている人だったら、「あ、これもできるんだ!」と思ってもらえると思うので。
・協力/イングラムジム https://ingramgym.com/
チュームーシーフー「龍聖のような強い選手とずっと戦いたかった。彼を倒して自分が最強と証明する!」
中国最大の格闘技イベント「武林風」から推薦を受けて初参戦するチュームーシーフーは、戦闘民族として知られる中国の少数民族「イ族」の出身。21歳の若さですでに29戦を経験しており、今回の初来日、龍聖との対戦に燃えているという。その意気込みのほどはいかに?
――KNOCK OUTというイベントについて、今回のオファー以前から知っていましたか?
チュームーシーフー ごめんなさい。オファーを受けるまではKNOCK OUTのことは知りませんでした。
――ではチュームーシーフー選手ご自身はどんなファイターで、どういう技が得意ですか?
チュームーシーフー 自分ではテクニカルなファイターだと思っています。得意技は回し蹴りです!
――これまで29戦のキャリアでは、どういう勝ち方が多かったですか?
チュームーシーフー 戦績上では判定勝ちが多いですが、試合内容はいつも激しいですよ!
――龍聖選手の試合映像を見ての印象は? 一番警戒すべきはどこですか?
チュームーシーフー 龍聖選手はキックもかなり強いので、やはりこのキックをとても警戒しています。
――龍聖選手はこれまで14戦全勝10KOというチャンピオンで、今回あなたが勝てば大きなニュースになります。そこについてどう思いますか?
チュームーシーフー リング上ではいろいろなことが目まぐるしく変化するので、最後の一瞬まで誰しも勝敗は予測不能です。相手が誰であれ、話題性がどうであれ、自分にとってはこれが常に新しいスタートだと思って戦います!
――あなたは戦闘民族イ族の出身ということですが、イ族とはどういう民族でしょうか?
チュームーシーフー イ族の伝統的な祝祭日にはシュアイジャオ(中国式レスリング)・競馬・闘牛などの試合をやって楽しみます。我々は好戦的な民族だと言っていいと思います。
――イ族の人には格闘技をしている人も多いのでしょうか?
チュームーシーフー 現代においては少し変わってきていますが、やはりイ族のDNAが格闘技というスポーツを求めているのでないでしょうか。
――イ族の血が流れていることは、あなたのファイトスタイルにどう影響していますか?
チュームーシーフー そうですね……。例えば、私たちは海抜の高い山岳地帯に暮らしているので、日常そのものがトレーニングしている状態です。なので、私はスタミナや忍耐力が一般の方に比べてとても高いですよ。
――ご自身がキックボクシングを始めたのはどういう理由でしたか?
チュームーシーフー 答えになっていないかもしれませんが、ずっと以前はただ好きだからと理由で格闘技を習い始めました。しかし今は、私を支持し応援してくれる人たちの期待を裏切らない、そんな意識で格闘技をやっています。
――キックボクサーとしての目標は?
チュームーシーフー 一日でも早くタイトルを獲るのが今の目標です! ジムのチームと一歩一歩足並みを揃えて、さらに高いステージに上りたいです。また、会場に見に来てくれるお客さんのために、もっとエキサイティングなファイトを見せていきたいです!
――今回の試合で、一番注目してほしいポイントはどういうところですか?
チュームーシーフー 龍聖選手はプロ戦績全勝のファイターです。前にも答えましたが私は彼のような強い選手と試合をすることをずっと望んでいました。その強い相手を試合で倒して、私が最強ファイターと呼ばれるかどうか? この部分をぜひ見てほしいです!
――龍聖選手に対してメッセージがあればお願いします。
チュームーシーフー お互いに自分のパフォーマンスを充分に発揮して、ファンの皆さんが喜ぶようなエキサイティングかつ意義のある試合をしましょう! 龍聖選手、日本で会いましょう!
チュームーシーフーが出場している「武林風」からも推薦コメントが届いている。
「チュームーシーフーはイ族出身で、幼少から山岳地帯で育ち、強靭な精神と肉体を持ったとてもアグレッシブなファイターです。これまで所属のグゥオ・チャンファイトクラブで厳しいトレーニングを積み、たくさんのテクニックを習得していますが、彼が好むのはずばり『チャレンジ』と『ファイト』です!この優秀なファイター・チュームーシーフーを、武林風が自信を持って、宮田さんのKNOCK OUTに推薦いたします」
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し・組んでからの攻撃は1回のキックルール
BLACK 59kg契約 3分3R(延長1R)
龍聖(WIVERN/KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者)
チュームーシーフー[Qumuxifu](中国/郭強ファイトクラブ/CFP/武林新一代フェザー級トーナメント2021優勝)
REDフェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級(57.5kg)王者・元同スーパーバンタム級(55kg)王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
トンミーチャイ・FELLOW GYM[Tongmeechai Fellowgym](タイ/FELLOW GYM/元タイ国イサーン地区バンタム級王者)
KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
武蔵(WIVERN)
小倉尚也[たかや](スクランブル渋谷)
KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
響波[きょうは](Y’s glow/元KNOCK OUT-REDバンタム級(53.5kg)王者、MA日本スーパーバンタム級王者)
古村 光(FURUMURA-GYM)
REDバンタム級(53.5kg) 3分3R(延長1R)
乙津 陸[おつ りく](クロスポイント大泉)
MASA BRAVELY(BRAVELY GYM/M-1世界バンタム級王者、WPMFインターナショナル&スックワンキントーン・スーパーフライ級王者、元M-1日本バンタム級王者、元WMC日本スーパーフライ級王者)
REDフェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
鮫島大翔[さめしま ひろと](ウィラサクレック・フェアテックス荒川/WMC日本&M-1日本フェザー級王者)※大翔 改め
REDスーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/元WPMF日本ウェルター級王者、元M-1日本スーパーウェルター級王者)
BLACKスーパーフライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
井ノ本航希(LAILAPS東京北星ジム)
プレリミナリーファイト BLACKスーパーフライ級(52kg) 3分3R
柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)
剛大(Y’s glow)
プレリミナリーファイト REDスーパーフライ級(52kg) 3分3R
竹田哲紳(クレイン)
前田翔太(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
概要
大会名 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.2
日時 2023年6月11日(日) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席20,000円 RS席10,000円 S席8,000円 A席6,000円 ※当日券は500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/