INOKI BOM-BA-YE 巌流島 12.28 両国国技館:木村“フィリップ”ミノル参戦「RIZINの選手とやりたい」「萩原京平選手ですね。ルールはなんでもいい」
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10月1日に死去したアントニオ猪木氏を追悼する大会「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国」(12月28日(水) 両国国技館)の記者会見が11月25日、東京で行われ、5カードと木村“フィリップ”ミノルの参戦が発表された。
「INOKI BOM-BA-YE×巌流島」は谷川貞治氏プロデューサーを務め、猪木氏のマネジメント会社だった「猪木元気工場(IGF)」が協力する。谷川氏は元K-1プロデューサーで、近年は寝技制限あり・場外転落失格ありの変則MMAルール大会「巌流島」をプロデュースし、RIZINにシビサイ頌真(しょうま)、関根“シュレック”秀樹らを派遣している。猪木氏の葬儀に参列できなかったファン向けの「お別れの会」とは別のイベントで、お別れの会は来年3月7日に両国国技館で行われる。
11月1日の開催発表時、谷川氏は大会コンセプトについて「これから活躍しそうな若い選手を選んで、令和猪木軍を作りたい。格闘技で猪木さんの魂を見せられるような試合を実現したい」と発言。その2週間後、猪木氏の弟子・小川直也氏の「令和猪木軍」総監督就任、猪木氏を尊敬していたパンクラス無差別級王者・ジョシュ・バーネット、ブラジリアン柔術の強豪の22歳・イゴール・タナベの出場が発表された。さらに先週にはRIZIN参戦中の宇佐美正パトリックの弟で21歳の宇佐美秀(ひで)メイソン、かつて巌流島にも参戦していたカポエイラの名手・マーカス・レロ・アウレリオの出場も発表済だった。会見2日前には柔術世界選手権優勝者で元ベラトール・ミドル級王者・ラファエル・ロバト・ジュニアの出場も発表され、少しずつ陣容が明らかになっていた。
今回5カードが発表されたが、最大のサプライズとなったのが木村“フィリップ”ミノルの参戦発表だ。木村は猪木氏が少年時代を過ごしたブラジルと日本のハーフで現在29歳。昨年12月のK-1大阪大会での和島大海戦で元K-1スーパー・ウェルター級王座から陥落した試合を最後にK-1を離れ、今年2月にはボクシング転向を表明していた。今回は令和猪木軍の一員として出場する。相手とルールは未定。16年9月のRIZINでMMAに1度だけ挑戦し、チャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットにわずか7秒でKO負けした過去もある。
木村は「月曜にK-1との契約が円満に終了しフリーになりました。この場を借りてK-1の皆さん感謝を伝えたいです。ありがとうございました」「格闘技でやり残したこともたくさんあるので出場を決めました。ボクシングについては追々発表します。ルールはなんでもいいです。総合でも準備して戦いたいです」「(ボクシング転向前は)ファンが望むカードだったり、強さを知らしめる期間にしたいです」「猪木さんは異種格闘技戦で知られたので、異種格闘技戦がやりたいです。RIZINの選手とやりたいです」と発言。具体的に頭に浮かぶ選手を聞かれると「萩原京平選手ですね」と即答し「キャラクター的にやりたいと思いました。試合はずっと見ていて、戦績はアレですけど熱い試合をしていて、ファイターとして魅力があります」と説明し、対戦への強い意欲を示した。
今回は以下の5試合が発表された。谷川氏はRIZINの榊原信行CEOと選手派遣について交渉中だといい、その中に萩原も加わるか今後の動向が注目される。
RIZIN MMAルール 92kg契約 5分3R
イゴール・タナベ(ブラジル/令和猪木軍)
メルヴィン・マヌーフ(オランダ)
かつて日本のDREAM等でも活躍した46歳・マヌーフは、9月のベラトールで引退したが、谷川氏が声をかけたところ、日本でも引退試合がしたいという意向を示し、今回出場が決まったという。タナベは昨年10月のHEATで1試合だけMMAを経験し1R三角絞めで勝利している。ルールはRIZIN MMAルールとなる。タナベは「猪木さんが築いた大会で令和猪木軍の一員として出場できることに感謝しています。MMA 2戦目ですが、この相手と戦うことには特別な意味があると思います。メルヴィン選手に自分の得意な極め技で一本勝ちします」と意気込みを語った。
巌流島特別ルール 無差別級 5分3R
ジョシュ・バーネット(米国)
シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島/令和猪木軍)
45歳のバーネットは16年9月のUFCでアンドレイ・アルロフスキーに一本勝ちして以降、MMAの試合は行っておらず、QUINTET等のグラップリング大会に出場していた。ルールはバーネットも希望し巌流島ルールがベースとなる模様で、詳細は調整中。シビサイは「いつもは緊張しますが、こんなに試合が楽しみなのは初めてです。デビューする前から活躍していた選手と試合できるのが幸せです。巌流島ルールで戦えると思っていなかったです」と、巌流島ルールでバーネットと戦えることへの喜びを語った。
巌流島特別ルール 無差別級 5分3R
関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
ヤン・ソウクップ(チェコ)
ソウクップは07年の極真会館(松井章奎館長)全世界空手道選手権大会準優勝の43歳。09~11年には谷川氏プロデュース時代のK-1やRISEにも上がっていた。関根は「僕は49歳で、アントニオ猪木さんは物心ついた時からのスターです。今まで武道家として上がっていた巌流島にプロレスラーとして上がれることに震えています」等とコメントした。
キックボクシング 72.5kg契約 3分3R
宇佐美秀[ひで]メイソン(Battle Box/令和猪木軍)
アルバート・クラウス(オランダ)
谷川氏プロデュース時代のK-1で魔裟斗のライバルとして活躍したクラウスは現在42歳。2年前に引退したが谷川氏からのオファーを受け復帰する。メイソンは空手、ボクシングをベースとし、ジュニア時代にキックボクシングも経験しているがプロでは初。「試合当日はクラウス選手をしっかり倒します」と意気込みを語った。
巌流島特別ルール 77kg契約 5分3R
マーカス・レロ・アウレリオ(ブラジル/令和猪木軍)
ガロア・ボファンド(英国)
概要
大会名 INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国
日時 2022年12月28日(水) 開場・13:00 開始・15:00
会場 両国国技館
チケット料金 VVIP席 30万円 VIP席 10万円 SRS席 3万円 マス席(チケット4枚発券/4人まで観戦可能)3万円 2F-S席 1万円 2F-A席 7,000円 ※4歳よりチケットが必要。3歳以下の乳幼児はひざ上での観戦か、マス席観戦をお願いします。
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット ※一般発売11月26日(土)12:00~
お問い合わせ INOKI BOM-BA-YE 巌流島実行委員会・事務局 03-4266-8899(平日9:00-18:00) inoki@ganryujima.jp https://ganryujima.jp/