ONE 11.19 シンガポール:秋元皓貴防衛戦大会に日本勢多数参戦。青木真也×イザガクマエフ、岡見勇信×アウンラ・ンサン、若松佑弥×ウ・ソンフン、平田樹×ハム・ソヒ決定。ABEMAにてPPV生中継
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ONE Championship「ONE 163: AKIMOTO VS PETCHTANONG」(11月19日(土)シンガポール・インドアスタジアム)の記者会見が10月17日、東京で行われた。
ONEのチャトリ・シットヨートンCEOも出席し、既に発表のメインイベント・秋元皓貴のONEキック・バンタム級王座防衛戦のほか、日本人絡みの追加カード4試合を発表した。
普段の大会よりも格段に多い日本人5人の出場の決まった今大会の模様は、ABEMAにてPPV(有料)生中継される。また、チャトリ氏は来年2023年、約4年ぶり・3度目となる日本大会の開催に意欲を示したため、今大会はその試金石にもなる。
メインイベント ONEキックボクシング・バンタム級(65.6kg)チャンピオンシップ 3分5R
秋元皓貴(イヴォルブMMA/王者)※初防衛戦
ペッタノン・ペットファーガス(タイ/4位)
MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
青木真也(イヴォルブMMA/5位、元王者)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア/4位)
MMA ミドル級(93.0kg) 5分3R
岡見勇信(EXFIGHT)
アウンラ・ンサン(ミャンマー/ミドル級&ライトヘビー級王者)
MMA フライ級(61.2kg) 5分3R
若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA/3位)
ウ・ソンフン(韓国)
MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
平田 樹(KRAZY BEE)
ハム・ソヒ(韓国/2位)
青木真也「イザガクマエフはクリスチャン・リーを除けば一番危険な相手」
青木は19年3月のONE初の日本大会(両国国技館)のメインイベントでエドゥアルド・フォラヤンに勝利し、ライト級ベルトを奪還したが、1か月半後、クリスチャン・リーに敗れ王座から陥落。以降は4連勝したが、3月のONE Xで秋山成勲に2R TKO負けした。5月のONEにはグラップリングルールで参戦しケイド・ルオトロに判定負けしている。
イザガクマエフはロシア連邦のダゲスタン共和国出身で、同郷の元UFCライト級王者・ハビブ・ヌルマゴメドフと約15年間練習仲間だった。MMA戦績21勝2敗の28歳。今年1月からONEに参戦し、ジェームズ・ナカシマに一本勝ちし、9月にはジャン・リーポンに判定勝ち。ヌルマゴメドフ同様、テイダウン、グラウンドコントロールの技術が高く、これまで試合後に青木戦を熱望してきた。
◆青木真也(vs. ザイード・イザガクマエフ)
前回、前々回、負けて、さすがに勝たせてくれると思ったら、厳しい試合で、こういう厳しい試合は日本では少ないです。朝倉未来だったら受けていないと思います。ちゃんと見出しに使っていただけたら幸いです(笑)。
(イザガクマエフの印象)単純に強いと思います。(ライト級王者の)クリスチャン・リーを除けば一番危険な相手だと思います。ずっと僕が追求してきた強さと、戦うことを表現できると思います。日本の格闘技界、損得のそろばんをはじいて戦っている(選手が多い)状況ですけど、戦いを見せられると思います。(ビデオメッセージでイザガクマエフが)『引退させる』とか言っていますが、大きなお世話ですけどね。カウントダウンは見えていますが、決めるのは自分自信です。
(ONEに10年上がり続けた思い)ONEには本当なら土下座しないといけないような迷惑をかけたこともありましたけど、楽しい格闘技人生を送らせてもらえたと思います。
(ハム・ソヒと戦う平田樹について)アーセンに聞いてください。ラブイズオーバー(笑)。彼女にとって厳しい試合だし、問われる試合だし、だからこそファンは乗れると思います。僕はやってくれると思います。凄くポテンシャルがあっていい玉だと思いますよ。
岡見勇信、念願のアウンラ・ンサン戦は「集大成」
岡見は19年からONEに上がり、同年10月の両国国技館大会でアギラン・ターニに判定勝ちして以来3年ぶりの試合。今年1月にはミドル級に階級を上げてレアンドロ・アタイデスと対戦予定だったが、アタイデスの新型コロナウイルス感染により試合が中止となっていた。今回はアタイデス戦前から対戦を希望していたアウンラ・ンサンと対戦する。岡見は現在41歳。
◆岡見勇信(vs. アウンラ・ンサン)
自分の試合が3年ぶりで緊張しています。自分の仕事がやっとできる思いがあり、ずっと対戦したかったアウンラ・ンサンで、この戦いの舞台に戻れることをうれしく思います。ONEで僕はウェルター級でしたけど、ONEで同じアジア人として2階級王者として戦ってきた彼を尊敬していて、彼とやるためにミドル級に上げました。彼が受けてくれて、ONEには試合を組んでくれたことを光栄に思います。(試合のテーマ)集大成ですね。小手先の技術じゃ彼に通用しないです。総合格闘技人生で培ったもの、3年で考えが変わったものを全てぶつけたいです。
若松佑弥「相手をぶっ倒してKOします」
若松は5連勝の後、3月のONE Xでフライ級王者のアドリアーノ・モラエスに挑戦し、3Rギロチンチョークで一本負けして以来の試合となる。9月29日のONEで試合が決まっていたが、対戦相手のワン・シュオの体重オーバーで試合が中止となっていた。対するソンフンは日本のWARDOGにも上がっていた選手で、今年2月のヨッカイカー戦ではわずか18秒、右ストレートでKO勝ちし5万ドルのパフォーマンスボーナスを獲得したが、4月のウィンドソン・ラモス戦では判定負けしている。
◆若松佑弥(vs. ウ・ソンフン)
前回は相手の計量失敗で試合が無くなりましたが、すぐに試合を組んでもらい感謝しています。単純に相手をぶっ倒してKOします。(ソンフンの印象)一発のKOパワーがあって、それだけですかね。打ち合いで1分ぐらいで倒そうと思っているんですけど、MMAなので寝かせてボコボコに削ってもいいと思っています。僕は単純に強さを求め、ONEのベルトを夢見て日々頑張っているので、ベスト尽くして倒しますので楽しみにしてください。
平田樹「時代を変えたい」、ハム・ソヒ「平田選手の格闘家としての評価は答え辛い」
平田は8月に行われたONE初のAmazonプライム北米生中継大会のプレリミナリーファイトに出場し、アトム級リミットを4ポンド(1.81kg)オーバーしてしまう。試合はリン・ホーチンの打撃に苦しんだが、3R終盤に右フックでダウンを奪い逆転し判定勝ちした。
ソヒはRIZINの王座を返上し、昨年はONE女子アトム級王者・アンジェラ・リーへの挑戦者を決める女子アトム級GP(トーナメント)に参戦し、9月の一回戦でザンボアンガに判定2-1で辛勝。準決勝は怪我により欠場し、3月のONE Xでのザンボアンガとの再戦ではグラウンドコントロールで圧倒し判定3-0で完勝している。
◆平田樹(vs. ハム・ソヒ/米国で練習中のためビデオメッセージ)
ハム・ソヒが強いと言われている時にやりたい考えがありました。みんなはどうやって私が負けるだろうかと思っているでしょうけど、チャンスはあるんで。(米国で)滅茶苦茶しんどい練習をしているので勝ちたいです。ランキング外の相手とやってもメリットが無いので、強い選手とどんどんやりたいです。時代を変えたいです。
◆ハム・ソヒ(vs. 平田/韓国在住のためビデオメッセージ)
平田選手はエンターテイメント的な部分で有名ですが、格闘家としての評価は答え辛いです。若手選手との試合だからこそ今までよりも頑張らないといけなくて、油断しないよう練習しています。私が勝ちます。
チャトリCEO「来年日本に戻ってきます」「判定を狙う選手はONEには合わない」
◆ONEのチャトリ・シットヨートンCEO(談話抜粋)
今回の大会はABEMAでPPV中継します。6カ月前のONE XはPPVのテストをABEMAと行い、少し成功しました。秋元さんは日本人ナンバーワンキックファイターです。青木さんとイザガクマエフの試合は世界のベストグラップラー同士の戦いで楽しみです。平田さんが勝てばアンジェラ・リーとのタイトルマッチを組みます。
(日本大会の可能性について)来年日本に戻ってきます。ただ、日本の選手はまだ世界レベルに達していない選手が多いので、奮起を期待しています。
(判定で物議を醸すことが多いが、改善は考えているか?)ONEではニアKO、ニアフィニッシュ、ダメージに重点を置いています。ラウンド毎の10ポイントマストシステムを採用していません。ラウンドの最後にテイクダウンをしてポイントを取るような戦い方は評価しません。我々は真の格闘技を見せています。判定を狙う選手はONEには合わないでしょう。フィニッシュ率は世界の大会で一番高い70%です。他の大会は40~50%ほどです。(日本語で)本当の武士道、本当の格闘技。