RISE 6.17 幕張メッセ:HIROYA「1からのスタートのつもりでリングに上がります」、松倉信太郎「心の底から『格闘技をやりたい』という気持ちがわいてきた」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
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Cygames presents RISE 125(6月17日(日) 幕張メッセ・イベントホール)に出場するHIROYAと松倉信太郎のTRY HARD GYM勢の直前インタビューが主催のRISEクリエーションから届いた。
第8試合 ミドル級(-70kg) 3分3R(延長1R)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/元RISEライト級(-63kg)王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM)
第9試合 -67kg契約 3分3R
HIROYA(TRY HARD GYM/元Krushスーパー・ライト級(-65kg)王者)
高谷裕之(FIGHT FARM/パンクラス・フェザー級(-65.8kg)6位、元DREAMフェザー級(-65kg)王者)
HIROYA『自分の人生のために闘いたい』
代表代行としてTRY HARD GYMが直面する問題の矢面に立ってきたHIROYAが1年2カ月ぶりの復帰を果たす。
抱負を求めると、かつてK-1甲子園をわかせた時代の寵児は「昔のHIROYAというフィルターを通してではなく、いまのHIROYAを通して見てもらいたい」と語気を強めた。(文・布施鋼治)
──5月中旬は実弟・大雅選手のセコンドを務めるため、中国済南市で開催のクンルンファイトに行っていたと聞きました。残念ながら試合の方はリン・チィアン・バン(中国)に3-1の判定負け。ホームダウンデシジョンで負けたという意見も多いようですが。
HIROYA ハイ。みなさんそう言ってくれるけど、大雅は動けていなかった。
──ブランク? それとも気持ちの問題?
HIROYA う~ん、気持ちの問題ですかね。今回の騒動があったからというわけではなく、前回の試合から大雅らしさが出ていない。それは僕やまわりも思っていたことだけど、それが試合に出てしまった気がします。でも、そういうことを日本ではなく、海外で気づけたことは本人にとっていい経験になったと思いますね。
──わかりました。復帰2戦目に期待したいと思います。ところで、試合まであと13日(※取材日は6月4日)。調整の方は順調ですか?
HIROYA ハイ。減量期間中は週に一回解放日を設けて、好きなだけ食べるようにしています。昨日がそうでした。タイ料理やギョーザなど5食くらい食べましたね(笑)。
解放日を作ったら、精神的に全然違う。おかげで普段は頑張ることができる。
──昔から解放日を設けている?
HIROYA 昔からというか、自分には「これがいい」という知識をいろいろなところから取り入れて作ってきた感じですね。
──4月24日の復帰会見の時にはまだ結構大きかったけど、もうかなり体も絞れてきた感じですね。
HIROYA 練習をやっていなかった時期もあるので、体を戻すのは結構大変でした。でも、練習を再開して積み重ねてきているので、いまはいい状態です。
──HIROYA選手にとって、今回の高谷裕之戦は1年2カ月ぶりの一戦となります。ブランクの影響はあると思う?
HIROYA 練習していなかった時期にいろいろ感じることもあったので、試合に対する挑み方は変わったと思う。
──今回TRY HARD GYMがフリーになる時には会見も含め、HIROYA選手が矢面に立って活動していました。
HIROYA 最近何試合かジムメイトはいい結果を残していない。それでSNSで僕は「自分が絶対いい結果を出して流れを変えてやる」と書き込みました。
もちろんいまでもそういう気持ちを持っているけど、闘う舞台が変わって高谷裕之という偉大な選手とやる。
自分の中で闘うということに対する気持ちに変化はないので、本当に目の前の相手を倒す。それだけですね。
──会見で高谷選手は「真正面からぶっ倒すだけ」というシンプルなコメントを残しています。どう受け止める?
HIROYA 高谷選手らしくて気持ちがいい。僕もズルい手を使ってということは絶対したくない。だからといって髙谷選手が打ち合ってきても真っ向勝負するかと聞かれたらそうではないかもしれない。まあそういうところも含めて面白い展開になるんじゃないですか。
──試合の組み立てはシミュレーションしている?
HIROYA 具体的にこんなふうに闘うというのはそんなに細かく考えていない。でも、どのパターンでも倒せるような状況を作って、最後はKOで仕留めたい。
──髙谷選手のように40歳を過ぎても路上の現実を体現する闘い方を具現化しているファイターは珍しい。
HIROYA 本当にそうですね。僕は今まで喧嘩屋みたいなタイプと闘った経験はない。でも、そういう選手を気持ちの部分でどうにもさせなくしたい。ローキックを効かせることができたら、いくら気持ちが強くても立ち続けることができない。
──心を折るということ?
HIROYA ハイ。髙谷選手の心を折ることはかなり難しいと思うけど、そこを目指したい。
──気持ちの面での充実ぶりは?
HIROYA これまでとは違いますね。僕は自分のために勝つと思ってやってきたけど、今回はそれだけではなく、自分の人生のために闘いたい。おかげで試合に向けて計画的に時間を過ごすことができると思います。
──最後に大会当日は自分のどんなところをアピールしたい?
HIROYA 自分が15歳の時から出ていたK-1に出ていたHIROYAの存在を知っている人もいると思うけど、今回いろいろあってRISEという新しい舞台で闘わせていただくことになりました。なので昔のHIROYAというフィルターを通してではなく、いまのHIROYAを通して見てもらいたい。そのつもりで1からのスタートのつもりでリングに上がります。
松倉信太郎『大ケガをして初めてわかった「格闘技をやりたい」という気持ち』
松倉信太郎がRISE初参戦。前RISEライト級王者のイ・ソンヒョンと闘う。
久々に巡ってきたチャンスに26歳の帰国子女は「向こうのペースに巻き込まれないで、自分をちゃんと出していくことが大事」と語る。(文・布施鋼治)
──3月11日には中国・三亜(サンヤ)で開催されたクンルンファイトの70kg級トーナメントでフー・ヤーフェイ (中国) と対戦し、3-1の判定負けに終わりました。
松倉 これまでにも中国の試合には3~4回出ています。そのあとクンルンに出場した大雅の試合を見て、「これだったら、自分が負けにされても仕方ない」と思いました。
──やはりアウェイでは2ポイントくらい勝っていないと勝ちにはならない?
松倉 もっとガツガツいかないとダメですね。結構コカされたこともマイナスだったと思う。今までは掴みなしでやってきたので、そういうところにまだ慣れていない。雰囲気に押されている部分もあったので勉強になりました。
──日本での試合は2017年2月25日の日菜太戦以来?
松倉 そうなんですよ。1年以上ぶりなので久しぶりすぎて(苦笑)。
──当初の予定では“闘う漫画家”森田崇文と対戦する予定でしたが、森田は4月15日のクンルンファイトで右尺骨を骨折したため欠場することに。代役として前RISEライト級王者のイ・ソンヒョンと闘うことになりました。
松倉 最初に名前を聞いた時は「ア~ッ!」と思いました。いま世界の70kg級はあんまり派手じゃないけど、強い人が多い。ソンヒョンもそういうタイプだと思ったので。
──最近のソンヒョン情報は?
松倉 1年ちょっと前にクンルンファイトでジョムトーンに腕を折られたけど、復帰してから韓国で2~3試合やっているはずです。
──裕樹、鈴木博昭、麻原将平を撃破するなど日本でもソンヒョンの強さは証明済みです。
松倉 勝つしかないので、試合が楽しみで仕方ない。チャンスは結構もらっていたけど、だいたいこういうところでコケていた。今回もそのひとつだと思うので、勝たなければ。
──ソンヒョンの攻略法は?
松倉 相手は気持ちが強くてテクニックもあるので、厳しい試合にはなるでしょう。向こうのペースに巻き込まれないで、自分をちゃんと出していくことが大事だと思います。相手がガーッと出てきたところで崩れてしまったりするのが自分の弱点なので、そこを克服することも重要かな、と。
──今年になってからTRY HARD GYMはフリー宣言をするなど、結構周辺は慌ただしかったと思います。
松倉 実は昨年7月僕は練習中に拳を折ってしまい、今年2月まで試合はできないという感じだったんですよ。過去にも拳を骨折したことはあったけど、今回は骨がズレてしまたので手術しなければならなかった。
──大変でしたね。
松倉 完全に格闘技ができなくなるのは初めての経験でした。最近は試合をお金をもらう手段としてやっているような感じで楽しさを感じていなかった。でも、いざできなくなったら、心の底から「格闘技をやりたい」という気持ちがわいてきた。
──窮地に追い込まれた時に初めてピュアな感情が芽生えたわけですね。
松倉 なんか(プロとしては)何も達成していないし。以前はまわりの目を気にしたり、練習も言われてやるようなところがあったけど、いまは自分からやりたくてやっている。
──TRY HARD GYMは東京の郊外にあります。松倉選手は東京・恵比寿のバンゲリングベイからの移籍組ですが、こちらの生活にも慣れました?
松倉 はい。基本的にずっとこっちで生活しているけど、もう田舎の方がいいですね。東京と比べると、ゆったりしているというか空気の流れが違う。でも、最近強くなるかどうかは環境ではなく、自分の意志だと思うようになりました。
──大人になりましたね。試合になったら、自分のどんなところに注目してほしい?
松倉 まずソンヒョンの強さやプロフィールを知ってもらって、それを自分が乗り越えるすごさを知ってほしい。ソンヒョンは一見やさしそうで、体もちょっとなよってしているじゃないですか。
──確かに見た目とは大違い。
松倉 最近は自分の攻撃が消極的だったと思うので、思い切り攻撃することを意識しています。本当に基本的なことだと思うけど、そこが欠けていたと思うので。
対戦カード
第15試合 メインイベント 初代RISE世界フェザー級(-57.15kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE&ISKAオリエンタルルール世界バンタム級(-55kg)王者)
ロッタン・ジットムアンノン [Rodtang Jitmuangnon](タイ/ルンピニー認定スーパーフェザー級1位、ラジャダムナン同級1位)
第14試合 セミファイナル 第3代RISEフェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメント決勝 3分5R(無制限延長R)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/RISE 1位)
工藤政英(新宿レフティージム/RISE 2位)
第13試合 Road to RIZIN KICK Tournament 決勝 -58kg契約 3分3R(延長1R)
第12試合 -62kg契約 3分3R(延長1R)
イ・チャンヒョン [チャンヒョン・リー](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(-60kg)王者)
町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者、REBELS 60kg級王者)
第11試合 -90kg契約 3分3R(延長1R)
清水賢吾(極真会館/RISE&シュートボクシング日本ヘビー級王者)
バダ・フェルダオス [Bader Ferdaous](オランダ/ドージョー・ピーター・アーツ)
第10試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
野辺広大(RISE ON/INSPIRIT/RISE 1位、元王者)
裕樹(ANCHOR GYM/RISE 2位、元同級・ライト級・スーパーライト級王者)
第9試合 -67kg契約 3分3R
HIROYA(TRY HARD GYM/元Krushスーパー・ライト級(-65kg)王者)
高谷裕之(FIGHT FARM/パンクラス・フェザー級(-65.8kg)6位、元DREAMフェザー級(-65kg)王者)
~休憩(約10分予定)~
第8試合 ミドル級(-70kg) 3分3R(延長1R)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/元RISEライト級(-63kg)王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM)
第7試合 -68kg契約 3分3R(延長1R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級(-67.5kg)2位、J-NETWORKウェルター級王者、極真会館全日本ウェイト制軽量級2018優勝)
ヤン・ジンファン(韓国/Team Hon/韓国世界キックボクシング-65kg級王者)
第6試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
一馬(MONSTAR GYM/RISE 4位)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/元WPMF日本スーパーフェザー級王者)
第5試合 Road to RIZIN KICK Tournament 一回戦 -58kg契約 3分3R(延長1R)
MOMOTARO(OGUNI GYM/WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者、RISE DoA -57kg ’17準優勝)
原口健飛(Kick Lab/新空手JAPAN CUP 2017 -57kgトーナメント優勝)※聖武会館から所属変更
第4試合 Road to RIZIN KICK Tournament 一回戦 -58kg契約 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/RISEフェザー級(-57.5kg)5位)
藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We/アマボクシング全日本選手権’11バンタム級(-56kg)優勝)
第3試合 -58kg契約 3分3R(延長1R)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級(-57.5kg)6位)
半澤信也(トイカツ道場/J-NETWORKフェザー級10位)
第2試合 -53kg契約 3分3R
奥脇一哉(はまっこムエタイジム/元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者)
金子 梓(新宿レフティージム)
第1試合 女子-46kg契約 3分3R
佐藤レイナ(team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級2位)
那須川梨々(TEAM TEPPEN/2017年KAMINARIMON女子Bクラストーナメント-45kg級優勝)
オープニングファイト2 KAMINARIMON×新空手 アマチュア最強決定戦 -63kg契約 2分2R(延長1分1R)
清水佑太郎(Club TOSHI/2018年KAMINARIMONアマチュア最強決定トーナメント-63kg級優勝)
澤谷龍也(HAWK GYM/2018年新空手K-2選抜トーナメント-63kg級優勝)
オープニングファイト1 KAMINARIMON×新空手 アマチュア最強決定戦 -57.5kg契約 2分2R(延長1分1R)
須田翔貴(TEAM TEPPEN/2018年KAMINARIMONアマチュア最強決定トーナメント-57.5kg級優勝)
大野 力(己道会/2018年新空手K-2選抜トーナメント-57.5kg級優勝)
概要
大会名 Cygames presents RISE 125
日時 2018年6月17日(日) ロビー開場・13:00(物販・飲食の購入、応援グッズの引換が行えます) 客席開場・14:00 オープニングファイト開始・14:20 本戦開始・15:00
放送 GYAO!(15:00~無料生中継。翌日18:00よりアーカイブ配信)
チケット料金 VIP席 50,000円(完売) SRS席 30,000円 RS席 10,000円(完売) S席 8,000円(完売) 2Fスタンド席 6,000円(完売) 3Fスタンド席 5,000円 ※当日券は各500円アップ。12時より発売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス RISEクリエーション
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/ http://www.facebook.com/rise2003/