Kunlun Fight 3.11 中国:松倉信太郎、再始動初戦は判定負けも「試合ができて本当に良かった」。健太、判定勝ちも「安定のいつも通りの堅い試合となってしまいました」
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Kunlun Fight(KLF:クンルンファイト)70
2018年3月11日(日) 中国・海南島:マングローブ・ツリー・リゾート・ワールド
情報協力:山根千抄 photos by Kunlun Fight
第2試合 -70kgトーナメント・予選グループA・一回戦 3分3R
○ヒュー・ヤフェイ [胡亚非/Hu Yafei](中国)
×松倉信太郎(TRY HARD GYM)
判定3-1 (30-28/29-30/30-30/30-28/30-29)
松倉は昨年2月にK-1で日菜太に判定負けして以来約1年ぶりの試合。所属先のTRY HARD GYMとK-1 JAPAN GROUPと契約が今年2月3日に切れ、2月18日のビッグバンの森本一陽戦が中止となったが、中国の大手プロモーターからのオファーが舞い込んだ。
対するヤフェイは武林風2013年70kg級新人王、2015年大学生散打選手権75kg級優勝などの経歴を持つ24歳だ。
1R、両選手とも初参戦なせいもあってか、Kunlun Fightの試合にしては比較的スローなスタート。開始からサウスポーの松倉が強い左ミドルを放つ。ヤフェイも散打仕込みを思わせるカカト落とし等の変則的な蹴りも駆使し応戦する。松倉はインローを蹴るが、ヤフェイは前に前にとプレッシャーをかける。中盤より、ヤフェイは松倉の蹴りをキャッチし始める。
2Rになると、松倉のミドルをヤフェイがキャッチしコカし始める。フェイントからミドルを出す松倉に対し、ヤフェイは腕は痛くないとアピールする。残り10秒、ヤフェイがパンチで松倉をロープに詰め、さらに蹴りを出し若干好印象を残す。
3R、インローで攻める松倉に対し、ヤフェイはパンチで前に攻め、キャッチからこかす。
お互い決定打がないまま、結果は判定に。評価は割れたが3-1でヤフェイが勝利した。ヤフェイは決勝でVictor Nagbe (オーストラリア)と対戦。松倉から受けたローのダメージが酷く、1R、2Rともにローでダウンを取られ、3RにレフェリーがストップしTKO負けとなった。
◆松倉
まずは今回中国で一番のビッグイベントのKunlun Fightで試合ができ、選手として幸せでした。自分が望んでいた結果を出せませんでしたが、出てみないと分からない事が沢山あったので、今回試合ができて本当に良かったです。またすぐにでもKunlun Fightの舞台には戻りたいし、また呼んで頂けるのであれば、今回の反省点を活かして、次は必ず勝利と共にインパクトを残したいと思います。そして今回の相手とまたいつか組んで貰って、次は倒して、誰が見ても分かりやすく勝ちたいと思います。沢山の応援ありがとうございました。またこれからも応援よろしくお願いいたします」
第10試合 66kg契約 3分3R
×フェン・レイ [冯磊/Feng Lei](中国)
○健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
判定2-1 (30-29/30-29/29-30)
健太は2月12日のKNOCK OUTのスーパーライト級王座決定トーナメント一回戦で不可思に判定2-0で惜敗してから1か月足らずで次のリングへ。対するフェン・レイは24歳。こちらも松倉の相手同様に散打経験者で、2014年全国散打選手権70kg級優勝している。
1R序盤からフェンは声を上げながらパンチを強振し、かかと落としや回し蹴りを放つが、健太は落ち着いてかわしてガードしつつ、ローキックを返す。
2R、フェンのハイキック、後ろ回し蹴りを健太はスウェーで避け、終始プレッシャーをかけローキックを返す。フェンも後ずさりをしながら変則的な蹴りを出すため、健太もそこからなかなか次へと繋げられない。
3Rもプレッシャーをかけ、前に出るのは健太。序盤から強振してきたフェンはスタミナが厳しい様子。健太のローキックにも嫌な素振りを見せ始め、再三タックルに近いようなクリンチで健太を転かし、レフェリーから注意を受ける。
決定的な見せ場を作る事が出来なかったものの、終始プレッシャーをかけ的確に攻撃を当てていた健太が、2-1の判定で敵地での接戦を制した
◆健太
最近僅差の判定が続き、今回は中国のリングで地元中国の選手との試合なので、もうバッチバチやろうと意気込んで臨みましたが、相手の気迫に押され、安定のいつも通りの堅い試合となってしまいました。ですが、11月以来久しぶり?の勝利にホッとしています」
KLF 70の試合結果
1) -70Kg トーナメントリザーブファイト: SaeidChahardouli(イラン) vs. 祝宝通(Zhu Baotong) (中国)
Zhu Baotong 4-0 (29-29、29-28、30-29、30-29、29-28) 判定勝ち
2) -70kg トーナメントグループA – 1組Kickboxing:胡亚非Hu Yafei (中国) vs. 松倉信太朗(日本)
Hu Yafei 3-1 (30-28、29-30、30-30、30-28、30-29) 判定勝ち
3) -70kg トーナメントグループA – 2組Kickboxing:Victor Nagbe (オーストラリア) vs. “Black Panter”Elam Chavez (スペイン)
Victor Nagbe 5-0 (30-28、29-28、30-29、30-28、30-27) 判定勝ち
4) Super Fight-63.0kg Female Kickboxing :汪柯菡Wang Kehan(中国) vs. Laetitia Madjene (フランス)
Wang Kehan 3-0(30-27、30-27、30-28) 判定勝ち
5) -70kg トーナメントグループA組決勝:Victor Nagbe (オーストラリア) vs. 胡亚非Hu Yafei (中国)
Victor Nagbe 3R 3度のローキックによるダウンでレフェリーストップによりTKO勝ち
6) Super Fight-77.0kg Kickboxing :罗祖胜”四海” Law Chosing (中国) vs. Sammy (タイ)
Law Chosing 2R 2度のパンチによるダウンでレフェリーストップによりTKO勝ち
7) Feather weight MMA Super fight 3R 5M :益扎Yi Zha(中国) vs. “Tyson”Mark Abelardo (ニュージーランド)
Yi Zha 3-0(30-28、29-28、30-28)判定勝ち
8) -70kg トーナメントグループB – 1組Kickboxing:冯兴礼”狙击手”Feng Xingli (中国) vs. “Majsan”Michael Krcmar (チェコスロバキア)
Feng Xingli 3-0 (29-28、30-29、30-30、30-30、30-29) 判定勝ち
9) -70kg トーナメントグループB – 2組Kickboxing:Yohann Drai (フランス) vs. “Ronin Jr.”Nikola Cimesa (セルビア)
Yohann Drai 延長5-0 (All 10-9) 本戦は引き分け(30-30、30-29、30-30、30-30、30-29)
10) Super Fight-66kg Kickboxing :冯磊Feng Lei (中国) vs. 健太(日本)
健太 2-0(29-30、30-29、30-29) 判定勝ち
11) Light weight MMA Super fight 3R 5M :哈斯特尔Hasiter (中国) vs. BagautdinAbasov (ロシア)
BagautdinAbasov 1R 1’22’ パンチによりKO勝ち
12) Super Fight-61.5kg Kickboxing:王文峰”金属风暴”Wang Wenfeng (中国) vs. Giorgi Khupenia (ジョージア)
Wang Wenfeng 3-0(30-29、30-29、30-28) 判定勝ち
13) Super Fight-66kg Kickboxing:位宁辉Wei Ninghui (中国) vs. Jordan Kranio (ブラジル)
Wei Ninghui 本戦、延長ともには引き分け(29-29、29-29、28-29) (10-9,10-10,10-10)
14) -70kg トーナメントグループB組決勝:Yohann Drai (フランス)vs. 冯兴礼”狙击手”Feng Xingli (中国)
Yohann Drai 3-0(30-28、30-28、29-29、29-28、30-29) 判定勝ち