RISE 7.29 後楽園ホール:小林愛三が公開練習「天心選手と武尊選手の試合でドキドキして色んな感情になって、『生きてるな~っ』って思いました」
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RISE 160(7月29日(金)後楽園ホール)のセミファイナルでイ・ドギョン(韓国)と対戦する小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級王者)が公開練習を行った。その際のコメントがRISEから届いている。
小林は20年12月にRISE QUEENフライ級暫定王者となり、昨年4月に田渕涼香に判定勝ちし正規王者に。9月の寺山日葵との王者対決では判定2-0で惜敗。今年3月のGLORYベルギー大会ではGLORY女子スーパーバンタム級王者のティファニー・ヴァン・スーストに挑戦したが、計4度のダウンを奪われ5R KO負けした。
ドギョンは空手をベースとし、18年4月のKNOCK OUTで小林と対戦し、小林が判定勝ちしている。
――今日の公開練習はパンチングミットのみでしたけど、パンチだけにこだわった理由が何かあるんですか?
小林 普段は蹴りもやってますけど、代表のミットではパンチを強化してます。
――4年前のイ・ドギョン戦では蹴りまくっていた印象があるんですが、その蹴りを封印してパンチというのは今回の攻撃を何か暗示してる部分ってあるんですか?
小林 半分作戦になっちゃうんですけど、前回は蹴ってたし、蹴ってたから自分の距離で戦えて蹴りの数で勝ったって印象だったので、勝ってる部分は無くすっていう考えはないです。ただやっぱり近い距離も必ずあるのがキックボクシングなんで、近い距離もどんどん強化しています。
――試合するのは4ヶ月ぶりになりますけども、GLORYの試合で一番を狙った上で、日本に戻ってきてから初めての試合になりますが、その辺はどうですか?
小林 GLORYで思いっきりボコボコにされましたけど、世界で一番強い選手とやったっていうのが自分の中で大きくて、目指すべき道が見つかったっていう感じで、再スタートっていう気持ちです。
――目指すべき道が見つかったっていうのは、その道って簡単に言うとどういう道なんでしょうか?
小林 最終的にはリベンジしたいって気持ちがあって。日本で勝ち続けてRISEが一番強い団体だっていうのを証明し続けることによって、自ずとそういうカードが組まれるのかなと思っているので、まずはそうするための一戦だと思っています。
――GLORYでのティファニー戦はスーパーバンタム級でやりましたよね。リベンジするとしてもやっぱり体重は通常の小林選手の階級よりも重い、スーパーバンタムに合わせてやるっていう覚悟の上ですか?
小林 それはもちろん、その覚悟は必ずあります。
――そうするとこれからフィジカル面も強化して階級もアップしていくって気持ちもあるんですか?
小林 フィジカルも強くして行こうとは思っているんですけど、ティファニー選手はフィジカルだけじゃない強さがすごくあったので、戦い方も身につけないといけないと思っています。
――イ選手の4年前の印象っていかがですか?
小林 やはり対戦相手も韓国のチャンピオンなので、一番印象に残ってるのは気持ちの強さです。
――その気持ちの強さがさらに強くなって今回小林選手に襲いかかって来るって予想しますか?
小林 そうですね。4年前なので今回は違う相手と思って戦うつもりではいます。ただ私の方が気持ちも強いし、全ての局面で圧倒できると思っているので、そこをしっかり実現させて証明したいです。
――どんな形で圧倒するって感じなんでしょうか?
小林 蹴りの局面でもパンチの局面でも気持ちの面でも、このリングでは自分が一番強いんですよっていうのを見せたいと思ってます。
――今回パンチだけでもなく蹴りだけでもなく、気持ちも見せるということですか?
小林 そうですね。そこは一番見せたいと思っています。
――じゃあ今回の試合で新生・小林愛三が見られるって感じになりますかね。
小林 自分がRISEの女子を引っ張って行って盛り上げて、一番RISEが強いんだっていうのを証明していかないといけないと思ってるので、その第一歩をしっかり踏みたいと思います。
――コロナ禍のなかヨーロッパまで遠征してティファニーと戦ったということは本当に数多くの収穫があったって感じですかね。
小林 多分長い目で自分の人生を見たとしても、大きな出来事の一つだと自分では思ってます。
――会場自体がとんでもなく大きかったじゃないですか。あの中で戦うってどうでしたか?
小林 気持ちはやっぱりブチ上がりました。
――感覚的に違いますか?
小林 人種の違う世界の方達が見てるって言うのは、結構自分の中でとてもテンションが上がったし、アジアから来てるってのでナメられた部分もたくさんあったけど、全てひっくるめて「絶対見せてやる」っていう気持ちが、覚悟がすごい早く決まった気がします。
――愛三選手の試合後の話だと思いますけど、とんでもない乱闘が起こって興行自体が中止になったじゃないですか。あれはどこでご覧になってたんですか?
小林 試合終わった後にずっと号泣してて、その後に尿検査もあって結構3時間ぐらい正常に戻るまでに時間かかったんで、後々バスに乗って聞きました(笑)
――大きい会場といえばこないだ6月19日に日本の東京ドームでも「THE MACTH 2022」がありましたけど、あれは生でご覧になりましたよね?
小林 そうですね。チャンスいただいてリングの近くで見させていただきました。
――いかがでした?
小林 あんな経験2度とできないんだろうなっていう思いと、RISEファイターの強さを証明したっていう一人一人の姿がとにかくカッコよかったです。と同時に、やっぱ女子の試合がなかったので、とても悔しい気持ちでいっぱいでした。
――リング上で小林選手がマイクを握った時もそれは言ってましたよね。
小林 そうですね。
――たくさん試合がありましたけど特に印象に残ったのは誰と誰の試合だったんですか?
小林 やっぱりメインの那須川天心選手対武尊選手は、なんかもう言葉にできないです…。本当に自分も頑張らないとっていうのと、ドキドキさせてもらって色んな感情になって、すごい「生きてるな~っ」て思いましたね。
――じゃあ違う今度は後楽園ホールに集まってくれるファンに小林愛三を感じさせるような試合をしたいですか?
小林 それはめちゃめちゃしたいですね。やっぱり自分が求めてるところは自分の試合を見て「うわ~生きてるな~」とか「明日も頑張ろう」とか、私を見て人間に戻るじゃないですけど、そう思ってもらえるようなファイターを目指したいですね。
――ちなみに東京ドームでは控室の方で菅田将暉さんにもお会いになったんですよね。
小林 ちょっと追っかけて写真撮ってもらいました(笑)。
――前からファンだったんですか?
小林 KNOCK OUTの時から計量の前日は菅田将暉さんの音楽流して縄跳び飛んだりとかしてたんで、いつもパワー貰ってました。
――じゃあ実際に会って一緒に写真に収まったってだけでも物凄い一日ですね。
小林 そうですね、すごい1日でした(笑)。
――試合当日はイ選手相手にどんな試合を見せたいと思いますか?
小林 まず自分はもう結構後がない状況で2連敗をして、それの復帰戦っていう形にはなるので、負けたら終わりだと思っているし、必ず全局面で圧倒しなきゃいけないと思っているので、それをしっかり実現できるよう、あと少しですけど調節していきたいと思ってます。
――最後に愛三ファン、RISEファンの皆さんにこの試合に向けるメッセージをお願いします。
小林 こんにちは、いつもありがとうございます。後が無い状況ですがここでガツンとRISEの、RISE女子の強さをどんどん証明していきたいと思っているので、まずはその一戦をしっかり踏めるように頑張っていきます。是非会場の方で応援をお願いします。ABEMAからも是非応援お願いします。
対戦カード
第11試合 メインイベント RISEスーパーフェザー級(60kg)王座統一戦 3分5R(無制限延長R)
イ・チャンヒョン[チャンヒョン・リー](韓国/RAON GYM/王者)
一馬(MONSTAR GYM/暫定王者)
第10試合 セミファイナル 女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級王者)
イ・ドギョン[Lee Dokyeong](韓国/チーム・サイコ・ピットブルス/MKF Queens Cupトーナメント優勝、KTKフェザー級王者)
第9試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
安本晴翔(橋本道場/WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
メールダード・サヤディ(イラン/TEAM OTA/ICF)
第8試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
カリュ・ギブレイン[Callyu Gibrainn](ブラジル/ブラジリアン・タイ/GLADIATOR MMAヘビー級王者)※カルリ・ギブレインから表記変更
MAX吉田(BLUE DOG GYM)
第7試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEフェザー級(57.5kg)10位、BOMバンタム級王者、元J-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者)
Jyosei(誠至会/NJKFスーパーバンタム級2位)
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
KENTA(HAYATO GYM/RISE 8位、DEEP☆KICK -63kg王者)
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/RISE 11位、DEEP☆KICK -65kg王者)
第5試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
藤井重綺(Team +1/RISE 6位)
奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull/RISE 8位)
第4試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
翼(TARGET/RISE 11位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
溜田蒼馬(CRAZY WOLF)
第3試合 フライ級(51.5kg) 3分3R
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
松本天志(HAWK GYM)
第2試合 62.5kg契約 3分3R(延長1R)
森下祐樹(SUNNY GYM)
田中佑樹(HAWK GYM/King of Rookie 2021 -63kg級優勝)
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
星 拓海(IDEAL GYM)
小野祥平(TARGET SHIBUYA/JAPAN CUP 2022 -55kg優勝)
概要
大会名 RISE 160(ライズ ハンドレッドシックスティ)
日時 2022年7月29日(金) 開場・17:00 本戦開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 7,000円 A席 5,000円 ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/