RIZIN榊原氏、ONE青木真也に“ラブコール”「ピンポイント、サトシの相手として是非マッチアップしたい」
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RIZIN公式YouTubeに先週金曜1月28日に公開された「RIZIN CONFESSIONS #91」で、RIZINの榊原信行CEOはONE Championshipライト級3位・青木真也への出場オファーに意欲を示していたが、2月2日の東京での記者会見でその経緯や真意について説明した。
番組の終盤で榊原氏は2022年の展望を語る中で、コロナ禍の影響もあり対戦相手選びが難航するRIZINライト級王者・ホベルト・サトシ・ソウザの今後の起用について言及。「外国勢が呼べないんだったら、堀口恭司バージョンでベラトールのタイトルに挑ませるとか」と話した後、「青木だね。青木が出てくれたら面白いけどな。いろいろ契約上の問題とかクリアされることが大前提だけど」「オファーしますよ」と発言し、サトシの対戦相手として青木へのオファーに意欲を示した。
2月23日のRIZIN TRIGGER、3月6日のRIZIN LANDMARKのカード発表会見の終了後の囲み取材で、この件について聞かれた榊原氏は「年末に青木選手とABEMAの(格闘チャンネルのプロデューサーの)北野(雄司)さんに会ったんですよ。青木真也にラブコールを送りました。そろそろ出て欲しいって。契約上ONEを通じてってことになるのであればそれもOKです。RIZINと青木真也がもう一度ここで絡むことで、大きな化学反応が起きると思う。サトシを止められる唯一の日本人で、みんなが期待感が抱けるのは青木しかいない。褒めてるわけじゃないですよ。嫌だなあと思いながら青木さんにラブコールを送っているっていう。ピンポイント、サトシの相手として是非マッチアップしたいということで、公開ラブコールを送り続けようと思いました。ファンの方からも青木の背中を押して、出ざるをえなくするっていう」「可能性が0%じゃない限りは探りたいです。(ONEの本部のある)シンガポールに来いと言うなら行くし、色々話ができたらと思います」と説明した。
青木は榊原氏がプロデュースしていたPRIDEの末期に参戦し、その後は後継団体のDREAMでライト級王者になるなど主力として活躍した。DREAM休止後は当時旗揚げ間もないONEと契約し、ライト級王座を2度獲得した。青木は15年12月29日のRIZIN旗揚げ大会にONEからの派遣で上がり桜庭和志と戦ったが、以降は出場しておらず、両団体の関係は途絶えている。青木は19年5月のクリスチャン・リーとのONEライト級王座防衛戦で敗れて以降は4連勝中で、ライト級3位に位置するが、昨年4月以降、MMAの試合をしていない。ONEでは青木が既に戦った選手も多く、他に青木の実力に相応しい対戦相手が乏しい状態が続いていた。だが最近では修斗世界ライト級王者の西川大和、ハビブ・ヌルマゴメドフの後輩・ザイード・イザガクマエフといった若手有望株から対戦要求を受け、青木絡みのマッチメイクの活性化の兆しが見えていた。ONEも3月26日の旗揚げ10周年大会「ONE X」で青木にオファーする可能性が高い状況だ。