パンクラス 3.21 ベルサール高田馬場：RIZIN帰りの41歳・藤野恵実の女子ストロー級王座に4戦全勝の18歳・KARENが挑戦。遠藤来生×内村洋次郎も決定

　PANCRASE 326（3月21日(月/祝) 東京・ベルサール高田馬場）でパンクラス女子ストロー級王者の藤野恵実（トライフォース赤坂）が1位のKAREN（PRAVAJRA）を相手に初防衛戦を行うことになった。

浜崎朱加（右）とRIZINで熱戦を繰り広げた藤野恵実

　藤野は04年にプロデビューした41歳のベテラン。18年からパンクラスを主戦場にすると、19年12月の女子ストロー級暫定王者決定戦でチャン・ヒョンジに一本勝ちしキャリア初のベルトを獲得。正規王者・ヴィヴィアニ・アロージョがUFC継続参戦のためベルトを返上し、藤野が正規王者となった。20年からのコロナ禍の影響で海外勢が来日できず、パンクラスを主戦場とする日本の女子選手も少ないことから、なかなか試合が組まれない状態が続いたが、昨年9月、RIZINでRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加の相手に選ばれ、激しい打撃戦の末に判定負けしている。パンクラスでの試合はヒョンジ戦以来2年3ヶ月ぶりだ。

　対するKARENは現在18歳。藤野が暫定王者になった19年12月の大会でプロデビューし、DIANA、青木文菜、EDGE、新谷琴美相手に4連勝。昨年10月の新谷戦では、開始すぐから金網に押し込んでの右肘打ちの連打で新谷を血だるまにしてTKO勝ちし、印象を残した。とはいえ新谷もプロ2戦目。藤野は37戦24勝12敗1分。実力・実績・経験、全てにおいて大きく上の藤野をどう攻略するか見ものだ。

　ほかにもフェザー級・遠藤来生（Power of Dream Sapporo／10位）vs. 内村洋次郎（イングラム／元ZSTウェルター級王者) が決定している。遠藤は昨年6月のパンクラス初戦では中川皓貴に判定勝ちしたが、9月の2戦目では岩本達彦に一本負け。内村は10月大会で透暉鷹に判定勝ちしMMA 3連敗中。

対戦カード

パンクラス女子ストロー級チャンピンシップ　5分5R
藤野恵実（トライフォース赤坂／王者）※初防衛戦
KAREN（PRAVAJRA／1位）

フェザー級　5分3R
遠藤来生［らいき］（Power of Dream Sapporo／10位）
内村洋次郎（イングラム／元ZSTウェルター級王者)

※チケットなどの開催概要は後日発表